"いい感じの棒"を見つけたら、とりあえず拾いたくなる。拾って振り回したくなる。

これは、子供と、犬と、童心を忘れない大人、それから〝彼〟の共通点である。

2026年1月20日、Xユーザーのmaru(@maru2022)さんが投稿したのは、なが~い木の棒をくわえたハイエナの写真だ。

木の棒はキレイにまっすぐで、片方の先端はすこし尖っている。なんだか槍や杭みたいで、かなり"いい感じ"レベルが高い。だからか、表情も心なしか自慢げ。

いや、でも......それ、本当にただの木の棒? 拾ったんじゃなくて、どこからか引っこ抜いてきたりしたわけじゃ、ないよね?

maruさんが「いい感じの棒????? どっから抜いてきたw」と呟きつつ投稿したポストには、X上で1万6000件以上のいいね(30日夜時点)のほか、こんな声が寄せられている。

「いい感じの棒見つけて楽しそう。かわいい」
「取り敢えずかなり頑張った風なので褒めてあげください...(よく見るとドヤ顔)」
「イヌじゃないのに、と思ったがウマもたまに『いい感じの棒』くわえて振り回してるから、哺乳類に共通のやつなのかも」

Jタウンネット記者は23日、当時の状況について投稿者のmaruさんに話を聞いた。

いつもはぐうたら寝てるのに...

「どっから抜いてきたw」「よく見るとドヤ顔」 あまりにも〝ワ...の画像はこちら >>

maruさんが話題の写真を撮影したのは、24年12月。天王寺動物園(大阪府大阪市)のブチハイエナ舎で、たまたま見かけた。

「普段は寝室前でぐうたら横になってることが多いので、このような場面に遭遇することは稀なのですが、たまたまハイエナ舎の前に行ったら、巨大な杭を咥えていました」(maruさん)

その後、ハイエナは棒をくわえて歩いていたものの、やがてこれ以上運べないと思ったのか、その場に置いて移動していったそうだ。

「ハイエナの顎の力は個体によってはライオンの倍近くの強さがあると聞いていたので、やっぱりアゴが強力なんだなって驚きました。
同時に、さすがにこの巨大な杭はバランスに苦戦したようで、グラグラと左右に揺れて赤べこのようになっていたので、申し訳ないけど声出して笑ってしまいました」(maruさん)

本来は玩具じゃなかった

記者は27日、天王寺動物園にも話を聞いた。

取材に応じた同園の飼育担当者によると、〝いい感じの棒〟をくわえていたのは、ブチハイエナの「レイ」。18歳の男の子だ。

彼がくわえていた棒は、本来は園内の樹木を支える為に使用している端材等の木材。

「ただ、レイがよく木材で遊ぶことが多いので、おもちゃとして放飼場に入れています」(飼育担当者)

よかった。勝手に引っこ抜いてきたわけじゃなくて、ちゃんと遊ぶ用の棒だったようだ。

なお、その後レイが遊んでいた棒はボロボロになったため、スタッフが回収して新しいものを与えたとのこと。よかったね、レイ!

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