静岡市立日本平動物園の「アザラシ体験」がX上で紹介され、2万1000件を超えるいいねを集めるなど話題になった。

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アザラシと触れあったり、エサをあげたりできるような、かわいらしい体験ではない。

Xユーザーのれお(@oreo_415_)さんが撮影した現場の映像に捉えられているのは、まさしく恐怖。

氷の穴から頭を出したら、背後にはうなり声をあげるホッキョクグマーー日本平動物園の「アザラシ体験」とは、アザラシになりきって、ホッキョクグマに捕食されそうな一瞬を体感できるというものだったのだ。

どうして、こんな展示が......?

記者は2月6日、「アザラシ体験」コーナーについて、日本平動物園に詳しい話を聞いた。

アザラシの息継ぎ穴の上で、何時間も待つホッキョクグマ

取材に応じた日本平動物園のスタッフによると、「アザラシ体験」は2010年、ホッキョクグマやライオンなど主に肉球を持つ猛獣を展示している「猛獣館299」が建設された際に設置されたものだ。

「猛獣館299では、ゴマフアザラシの展示もしています。捕食者であるホッキョクグマと被食者であるゴマフアザラシの関係を、来園者の皆様にも感じていただくために、アザラシ体験のコーナーを設けています」(同スタッフ)

体験を通して、動物たちが本来持つ生態などを伝えていく中で避けては通れない「食物連鎖」についてを感じてほしい、と同スタッフは語った。

「ホッキョクグマは、アザラシが息継ぎする穴を見つけると、そこで何時間でも待ち続けると言われています。冬の北極海、水中で魚を捕まえた皆さん(ゴマフアザラシ)が、息継ぎをしようと氷の上に上がろうとすると、そこには......そんな気分を味わっていただけると幸いです」(同スタッフ)
悲鳴を上げずにはいられない...! 2.1万人騒然の〝恐ろしすぎる展示〟は何故うまれた?日本平動物園に聞く
迫力満点だ(写真提供:静岡市立日本平動物園)

その臨場感溢れる演出から、初体験の人は「皆さん驚かれます」とのこと。

一方、動物園のホッキョクグマを見た人からは「可愛い」「カッコいい」といった感想も寄せられるという。

「陸上の肉食獣の中で最大の大きさを誇るホッキョクグマの迫力も体験していただいていると感じています」(同スタッフ)

今回、この展示がX上で話題になって事について同スタッフは

「何度かメディアにも取り上げていただいていますが、根強い人気に驚いております。
2月27日はホッキョクグマの保全を目的とした『国際ホッキョクグマの日』として制定されています。この機会にご来園いただき、ぜひ体験してみてください」

とコメントしている。

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