混雑する新幹線で席に座れず、やむなくデッキに。
そこで出会った人と過ごした2時間が、一生の思い出になりました。
宮城県在住の50代男性・でぐまさんからのおたよりを紹介する。
<でぐまさんからのおたより>
時代は昭和から平成に変わろうという頃、私は仕事で、たびたび東海道新幹線を利用していました。
その日は仙台から岡山までの移動。東京駅の新幹線ホームは自由席を求める人で長い列ができていて、私が乗り込んだ列車もすぐに座席が埋まり、デッキに乗り込むのがやっとでした。
写真を撮る仕事をしている私は大型のアルミケースを持ち歩いており、こういう時にはケースに座ることができたのです。
デッキに立っていたおばあさんに...
デッキには立っている人が数人いて、その中にお婆さんを見つけたので、
「よかったらどうぞ」
と、アルミケースに座ってもらいました。
お婆さんは疲れていたようで、恐縮しながらも礼を言って座ってくれたのですが、ケースの半分のスペースに私にも座るように勧めてきます。
私が立ったままなのは逆に気を使わせてしまうので、お婆さんと背中合わせに座りますが、お尻とお尻がフィットしてしまいます。
それも笑いにしながら、旅の用件やお孫さんのこと、旦那さんの仕事のことなど、おしゃべりできました。
その場が笑いに包まれ
少しすると、お婆さんは大福もちの包みを出して、私とその場にいた人たちに振る舞ってくれたのです。
ところが、大福をつかむと粉が落ち、食べると「プッ」と粉が舞い、その場が笑いに包まれました。
いちど出張に出ると、10日間ほどは業務でしか人と接しない私には、ゆったりとしたお婆さんのお喋りと、大福の「粉騒動」が心地良かったものです。
お婆さんは名古屋で下車したので、たった2時間ほどの"お尻合い"でしたが、帰省ラッシュなどのニュースで混雑した新幹線ホームを見ると、今でも思い出します。
あなたの「やさしい思い出」、聞かせて!
名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな誰かに伝えたい「ありがとう」や「ごめんなさい」、あるいは「どんなもんだい!」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
Jタウンネットでは読者の皆さんの「『ありがとう』と伝えたいエピソード」「『ごめんなさい』を伝えたいエピソード」「親切自慢エピソード」「親切目撃談」などを募集している。
読者投稿フォームもしくは公式X(@jtown_net)のダイレクトメッセージ、メール(toko@j-town.net)から、具体的な内容(どんな風に親切にしてもらったのか、どんなことで助かったのか、どんなことをしてしまい謝りたいのかなど、500文字程度~)、体験の時期・場所、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。
(※本コラムでは読者の皆さんに投稿していただいた体験談を紹介しています。プライバシー配慮などのために体験談中の場所や固有名詞等の情報を変更している場合がありますので、あらかじめご了承ください)
![LDK (エル・ディー・ケー) 2024年10月号 [雑誌]](https://m.media-amazon.com/images/I/61-wQA+eveL._SL500_.jpg)
![Casa BRUTUS(カーサ ブルータス) 2024年 10月号[日本のBESTデザインホテル100]](https://m.media-amazon.com/images/I/31FtYkIUPEL._SL500_.jpg)
![LDK (エル・ディー・ケー) 2024年9月号 [雑誌]](https://m.media-amazon.com/images/I/51W6QgeZ2hL._SL500_.jpg)




![シービージャパン(CB JAPAN) ステンレスマグ [真空断熱 2層構造 460ml] + インナーカップ [食洗機対応 380ml] セット モカ ゴーマグカップセットM コンビニ コーヒーカップ CAFE GOMUG](https://m.media-amazon.com/images/I/31sVcj+-HCL._SL500_.jpg)



