彫刻家の手によって劇的なビフォー→アフターを遂げた石が、X上で注目されている。

2026年3月11日、猫と人が快適に暮らせる家づくりをコンセプトに建築・リフォーム事業などを手掛ける「ねこ家」(本社:大阪市)の公式Xアカウント(@neko_fudosan)が披露したのは、道端に置かれた大きな石の写真だ。

この巨石について、同社にある依頼が入った。それは――。

「要望『デカい石をデカい猫にしたい』」

この石を、「デカい猫」に!?

一体、どうなるのだろうか。

なんということでしょう

でっっっかいニャン...! 石の〝なりたい形〟掘り出す彫刻家...の画像はこちら >>

「ねこ屋」公式Xは同じ投稿で、大きな石の〝アフター〟の姿も投稿している。

なんということでしょう! あの無機質な大石が、縁側で日向ぼっこしているかのような、ホッコリ温かみのある猫ちゃんに大変身!

思わず頭をなでなでしたくなる仕上がりです。

近付いてみれば、しっかり表現されたその毛並みも。う~ん、これは、「匠」の技!

Jタウンネット記者は13日、ねこ屋を通して製作者である彫刻家の白井翔平さんに話を聞いた。

その石の「なりたい形」に

白井さんによると、注目を集めた「猫」は25年7月~11月に、兵庫県高砂市の石材店「松下石材」の工場で制作したもの。

作品名は、「ねこになる」だ。

「お世話になっている猫友達からご紹介いただき、改築現場に元々あった景石を再利用して猫の彫刻を作ったら面白いのではとご依頼頂き、共感したので制作に取りかかりました」(白井さん)

彫刻作品を制作する際は、「その石のなりたい形にしてあげるというつもりで彫っています」と白石さんは語る。

「例えば、石のひび割れたところから鑿を入れて大きな形を削ぎ落としていき、出てきた形から次にどの様な形にするか、石と相談して決めていきます」(白井さん)

石との「対話」を重ねながら、およそ5か月にわたって取り組んだという「ねこになる」。

その仕上がりについて、白井さんはこう振り返った。

「今まで小さい猫は幾つか作ってきましたが、これほど大きい猫を作ったのは今回が初めてでした。
我ながら良い顔の猫になったのではと思います」(白井さん)

今にも「くぁあ~」とあくびをしだしそうなその姿。猫になりたいという夢を叶えたその石に、X上では1万1000件以上のいいね(16日夕時点)のほか、こんな声が寄せられている。

「毛並みの表現しゅごい...」
「デカい守り神になりそうだな」
「地域の人に撫でられて毛並みが良い愛されネコチヤンになるといいなぁと」

こうした反響について、白井さんは

「普段あまりSNSを利用しないので、実感が湧きませんが、多くの方に注目頂いているという事は光栄な事でもありますし、作品も喜んでいると思います」

とコメントしている。

なお、「ねこになる」はその後、「ねこ家」の自社ビル前に設置されたとのことだ。

これからきっと、末永く「ねこ屋」の看板猫として、会社を見守ってくれることだろう。

編集部おすすめ