全国各地で桜が咲きはじめている、今日この頃。今年のお花見はどこへ行くか、皆さんはもう決めただろうか。

2026年3月25日には福岡から、すてきな情報が発信された。

「こちらは昨日の夕方に撮影した、秋月城跡・杉の馬場
ソメイヨシノは、現在五分咲きほど。
満開の桜のトンネルへと移り変わっていく、この時季ならではの秋月の景色」

青い空が見えないほどに咲く、桜の花。これで五分咲きというのだから、満開になったらさぞ素晴らしい光景に違いない。

Xには、「見事ですね」「本当に良く咲いておりますね?」「花のトンネルをゆっくり歩いて春を全身で浴びたくなる」などといった声が寄せられている。

この桜のトンネルを紹介したのは、福岡県朝倉市秋月にある古民家茶屋「黒門茶屋」のXアカウント(@kuromonchaya)。

秋月は日本に4箇所しかない伝建地区指定の城下町で、花見の名所としても知られている。

これほど見事な桜並木がある朝倉市の秋月城跡・杉の馬場とは、いったいどんなところか? 現在の様子はいかが? 黒門茶屋の店主に聞いてみた。

花見客はまだまばら...

朝倉市といっても、福岡県のどのへんにあるのだろう? と、不安に感じた読者もいると思う(恥ずかしながら筆者も同様)。福岡県の中南部に位置し、福岡市の中心部からは車で約1時間の距離にある。

秋月城跡は、福岡藩の藩祖・黒田長政の三男、黒田長興によって江戸時代初期に築かれた城の跡地。現在も当時の城下町の区割りや武家屋敷の風情が色濃く残っており、秋月地区は国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている。

黒門茶屋のアカウントが紹介した「杉の馬場」は、その秋月城に続いていたかつての登城道。約500メートルにわたって桜並木が続く、県内屈指の桜の名所として人気が高い。

城下町の空を埋め尽くす「桜のトンネル」もうすぐ満開 福岡・秋...の画像はこちら >>

投稿者「黒門茶屋」店主・原口仁志さんは、Jタウンネットの電話取材に応じて、次のように答えた。

「桜の開花が例年に比べて、少し早かったのか、まだ花見客の数はまばらです。ガソリン価格の値上がりの影響もあるのかもしれませんね」(「黒門茶屋」店主・原口仁志さん)

秋月城下の桜並木は、福岡県内でもトップクラスの人気で、例年ならば、県内はもちろん、佐賀、熊本、大分など近県からの花見客で混雑するのだが、今年はちょっと出足が鈍いようだ。マイカーによる観光客にとって、ホルムズ海峡方面の状況が気になるのかも......。

とはいえ、おそらく満開を迎えるであろう週末(28~29日)には、例年以上の観光客が......と、「黒門茶屋」店主の原口さんは期待している。

秋月は江戸時代から葛が名産とのことで、その葛を使った餅料理や、桜の彩り、抹茶の香りを楽しめる季節限定の和スイーツのアフタヌーンティー「箱庭スイーツ」を用意してお客さんたちを待っておられるとのこと。

花もいいけど、こちらも大事、という方、秋月城跡「杉の馬場」でのお花見はいかが?

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