「いよいよ2年となるミョウバンの結晶です」――そんなポストがX上に投稿され、話題になっている。

理科の授業で作った、あの小さな結晶。

わずか数日でできあがった"アレ"を、もし2年間育て続けたらどうなるのだろう?

奈良・生駒を中心にサイエンスショーや科学実験教室を開催しているくもM(@science_kido)さんが2026年3月13日に披露したのは、半透明の巨大な正八面体。鋭くエッジが効いたその形は、まるでゲームの世界に出現するオブジェクトのよう。

しかしこれこそが、「ミョウバンの結晶」。2日後の15日に、育て始めてちょうど2年目となるものだという。

こんなにデカくなるんだ......。衝撃的な"成長"に、Xユーザーからは6万1000件を超えるいいねのほか、

「すごぉ」
「でっか!!!!」
「2年!?」
「そろそろセーブポイントとして使える大きさになってきましたね」
「プリミティブな形状の結晶ほんとかっこいい」
「のちの第5使徒である」

といった声が寄せられている。

この結晶を育て上げたくもMさんに詳しい話を聞いた。

一番綺麗なミョウバン結晶を

「すごぉ」「でっか!!!!」 2年間かけて育て上げられた〝ミ...の画像はこちら >>

くもMさんによると、2年間コツコツと育て続けた結晶の重さは、750グラムほどになっている。

結晶を育て始めたきっかけは、自身が運営する実験教室。生徒に渡すと大喜びだったため量産するようになり、余ったものをさらに大きくしてみたいと思ったのが始まりだった。

実は現在の結晶は「2代目」。5年前に2年かけて育てた先代は、引っ越しと結婚が重なってダメにしてしまったのだとか。

そんな2代目の誕生日・3月15日には、ミョウバン粉末2.5キロと新しい容器をプレゼントしてお祝い。ケーキ屋さんで「ミョウバンちゃんで」と告げ、ネームプレート付きのケーキも購入したそう。

かなり大々的なお祝いだが、ここまで大きくするのにかけた手間暇を考えると、不思議ではない。

ミョウバンの結晶を育てる時は、一般的にはエナメル線などで吊り下げて大きくすることが多いそうだが、くもMさんはあえて吊り下げていない。

かわりに、「底面の入れ替え」という独自の方法で育てている。

結晶の形を見ながら頻繁に向きを変え、ついてしまった小さな結晶をこまめに拭き取り、容器も綺麗に保つ。手間を惜しまないその積み重ねが、角まで美しく整った形を生み出しているのだ。

「ただ放って置くだけでは綺麗な形を維持しながら大きくはなってくれません」(くもMさん)

「もっと大きいミョウバンの結晶を作っている方は世の中にいるので、その中でも一番綺麗なものを作りたい」と語るくもMさん。その挑戦は、まだまだ続く。

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