[韓国エンタメニュース]
キム・ナムギルが韓国初プロファイラーとしての第一歩を踏み出す。
SBS金土ドラマ『悪の心を読む者たち』は韓国プロファイリングの始まりを描いた犯罪心理捜査劇だ。同名のノンフィクションルポを基盤とした緻密なストーリー、果敢でディテールな演出、俳優たちの熱演で好評を得ている。
今作の第1~2話のストーリーの中心には、人の心を察する警察ソン・ハヨン(キム・ナムギル)がいた。幼い頃、水に溺れた死体を目撃したソン・ハヨンは、恐怖の代わりに悲しみを感じた。これを通じて、自分が他の人とは違うということにも気づいた。そして歳月が流れソン・ハヨンは一見感情がなさそうに見えるが、実は誰よりも他人の内面を深く見つめる警察になった。
事件が発生すると一番先に被害者の家族を訪ねるソン・ハヨン。上司の強圧的な捜査方法に不満を持ち、容疑者が犯人である可能性と犯人ではない可能性を同等に探るソン・ハヨン。 彼のこのような姿は犯罪行動分析、すなわちプロファイラーに最も必要な能力だった。結局ソン・ハヨンは自分も知らないうちに、犯罪行動分析の方法を活用して連続殺人事件の真犯人を検挙した。
しかし1990年代後半は、プロファイリングの概念が定着していなかった時期だった。犯罪者と対面し、犯人の心理を推理したソン・ハヨンに対し、“無能な警察”という世論が形成された。この時、真っ先に犯罪行動分析の必要性を、プロファイラーとしてソン・ハヨンの潜在力に気づいた鑑識係長クク・ヨンス(チン・ソンギュ)が乗り出した。彼は犯罪行動分析チームを作り、悪化した世論を打開しようとした。