歩行者の“足元”から安全を守る、新しい交通インフラ

6月28日

 
【動画:https://www.youtube.com/watch?v=27XFSwq-ZZ8
2025年6月23日、歩行者の安全対策として、日本初となる「埋込型信号」が大阪府守口市の大枝公園に設置されました。 
この信号は従来の「縦型」「吊り下げ型」とは異なり、地面に埋め込まれたLEDラインが黄色で点灯し、歩行者に注意を促す、全く新しいスタイルです。
交通信号機の補助的な役割を担い、子供や高齢者など目線が下向きな交通弱者に対して有効な次世代型ソリューションです。

今回設置されたエリアは、高齢者や子どもの通行が多く、また休日は交通量の多い横断歩道として知られています。歩行者にとっての視認性を高め、ドライバーにも注意を促すことで、より多くの人が安心して通行できる環境づくりを目指しています。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202506271309-O1-dN7EW2K5
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海外では今後のスタンダードに? 韓国では普及が加速

このタイプの信号は、高齢者、子どもなどの“交通弱者”の安全性を高める対策として、海外での導入が進んでいます。特に韓国では、都市部を中心にこうした交通弱者への配慮から導入が加速しており、設置数は年々増加しています。

韓国警察庁のデータによると、床型歩行信号表示装置の設置数は、2022年の3,078台から2025年には1万3,718台(累積)へと増加し、同時に赤信号残り時間表示装置も1,500台超に到達するなど、交通安全補助装置全体の普及が進んでいます【出典:韓国警察庁】。

さらに仁川市で実施された調査によると、床型歩行信号機の設置により、自動車と歩行者の事故頻度が全体13.2%、スクールゾーンでは24.4%低減したとの報告もあり、実証結果に基づいた安全対策として注目されています。

 
実際に市民の声は…

「公園と公園の間だから、よく子どもが飛び出したり、車もスピードが早くていつもドキドキしていました。すごく明るくて良いと思います。この信号で、横断歩道の存在にハッと気付くことができたら良いですね。」(守口市民)

 「これだけ明るいので、ドライバーも横断歩道があるなとわかりやすくなったと思います。」(守口市民)

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202506271309-O4-VuWluKQC
歩行者にもドライバーにも直感的に伝わる光の信号

仕掛け人は「アトラス埋込型信号機株式会社」

この日本初の信号を開発・提供したのは、アトラス埋込型信号機株式会社。 
交通インフラの未来を見据え、「安全性」「視認性」「景観性」を兼ね備えた新しい交通サインの形として、国内導入第一号を実現しました。

“交通弱者と言われる方々の事故を少しでも減らし、命を守れる社会へ” 
—— アトラス埋込型信号機株式会社 代表・岩谷 昌洋

また、本製品は日本国内で特許を取得している独自技術に基づいており、都市環境における新しい交通安全ソリューションとして、今後さらなる導入が期待されています。


会社概要
アトラス埋込型信号機株式会社 
代表取締役:岩谷 昌洋 
設立:2023年5月 
所在地:大阪府大阪市北区堂島浜1-1-8 角屋堂島パークビル5階 
ホームページ:https://www.atlas-signal.jp/

画像・映像制作協力:株式会社CapWorks(https://capworks.jp
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