2025年8月4日
株式会社北海道銀行

 ほくほくフィナンシャルグループの北海道銀行(頭取 兼間 祐二)は、北海道在住の20代・30代の男女を対象に「お金に関する意識と支出傾向」に関するインターネット調査を実施いたしましたのでお知らせいたします。

 本調査では、北海道在住者の回答結果を、同世代の首都圏在住者のデータと比較することで、地域間における意識や行動の違いを明らかにしました。
また、調査結果を受けて当行では、ふだん人には言いづらいお金についてもモヤモヤを発散・シェアするためのキャンペーンを本日より開始します(お金のあるある探検隊キャンペーンウェブサイトdogin-okanenoaruaru.com)。

 当行は今後も、地域に根ざした金融サービスの提供と、生活者の視点に立った情報発信を通じて、皆さまの豊かな暮らしの実現を支援してまいります。

 



1.調査概要

(1)調査期間  2025年3月19日(水)~3月24日(月)

(2)調査方法  インターネット調査

(3)調査対象  北海道および首都圏(一都六県)に居住する20~30代男女

(4)サンプル数 北海道400サンプル/首都圏400サンプル

2.調査サマリー

「北海道内の20・30代は堅実に家計のやりくりをしつつ、自分の“やりたい”には少しだけ慎重な傾向」

 

 回答結果から北海道の20-30代は「お金を増やす方法を工夫している」傾向が強く、未来を見据えて自分ができるやりくりに積極的に取り組む姿が浮き彫りになりました。

 首都圏と比較すると、「やりたいことにお金を使えている」と感じている割合が、特に北海道の20代女性で低く、北海道と首都圏の20代、30代の意識の違いが浮き彫りになりました。

 

3.該当するSDGsの目標

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202507292899-O2-o3625cDm】【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202507292899-O3-wV38qDGy

 

SDGsは Sustainable Development Goalsの略称で、2015年に国連で採択された2030年までに達成すべき17の目標と169の具体的なターゲットを定めた「持続可能な開発目標」です。

ほくほくフィナンシャルグループは、2019年4月に「SDGs宣言」を表明しました。

 

北海道20代・30代男女が自由に使える金額(お小遣いなど、一ヵ月あたり)

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202507292899-O4-450jNu4X

 

 一カ月あたりに自由に使える金額は、どの性別・年代においても「1万円以上3万円未満」が最も多く(全体の約3割)、次いで「1万円未満」で2割以上を占める結果となりました。

 また、20代と30代を比較すると、男性は20代よりも30代で自由に使える金額が増加しており、昇給やスキルアップによって増えていることが推測されます。

 首都圏の同世代と比較しますと(参考1)、20代男女の回答割合で、「なし~3万円未満」において北海道の方が高く、「3万円以上」において首都圏の方が高いという結果でした。

 北海道の20代・30代は首都圏と比べて一ヵ月あたりで自由に使える金額水準が小さいという傾向が確認されます。

 

<参考1> 北海道と首都圏20代男女の自由に使える金額(お小遣いなど) 

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202507292899-O5-7UM73Yjn】 【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202507292899-O6-9yLZn72O

 

 

 

北海道20代・30代男女が、やりたいことにお金を使えている意識

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202507292899-O7-V8w1wQ9u】 

 北海道の20代男女では、「やりたいことにお金を使えている」と感じている人よりも「使えていない」と感じている人の方が多く、約6割がやりたいことにお金を使えていないという意識の実態が明らかになりました。また、北海道の30代女性においても、「使えていない」との回答が過半数を超えました。


 これは、消費意欲はあるものの、自由に使える金額が限られているために、自分の望むような消費が難しい状況にあることを示しているものと推測されます。

 首都圏の同世代と比較すると(参考2)、北海道の20代男女においては、「使えている」と「使えていない」のギャップが特に大きく、思うようにお金を使えないという意識が強く表れる結果となりました。

 

<参考2> 北海道と首都圏20代男女が、やりたいことにお金を使えている意識比較(抜粋)

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202507292899-O8-27W6UlRR】 【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202507292899-O9-4w2ioJqr

 

北海道20代・30代男女のお金があったらやりたいこと(複数回答可)

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202507292899-O10-9OSfc0TN

 「お金があったらやりたいこと」において、20代男性では「観光・旅行」「外食・食事」「趣味の道具」の回答割合がいずれも34%で並び、消費意欲の高い分野でした。20代女性では、「外食・食事」が38%と最も高く、30代男性では同じく「外食・食事」が50%と半数に達しました。30代女性においては「ファッション・美容」が55.2%で最も回答が多い項目でした。以上から、各年代・性別において積極的に消費したい分野が浮かび上がりました。

 首都圏の同世代と比較すると(参考3)、いくつかの顕著な違いも確認されました。

20代女性においては、「観光・旅行」と回答した割合は首都圏が51.6%であるのに対し、北海道では27.2%と大きな差が確認されました。一方で「推し活」と回答した割合では、首都圏が20.0%、北海道が31.5%となり、北海道の20代女性における自分の情熱・愛着の対象に向けた消費意向の強さが確認される結果となりました。

 また、北海道の30代女性では「スキルアップ」への回答割合が、首都圏よりも高く、収入や社会的地位の向上に対する意欲が強い傾向も見受けられました。

 

<参考3> 北海道と首都圏の20代・30代女性のお金があったらやりたいこと(抜粋)

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202507292899-O11-P293h8Vg】  【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202507292899-O13-49XliSto】【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202507292899-O12-2n22Xe6w

 

北海道20代・30代男女におけるお金の工夫(複数回答可)

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202507292899-O14-2IN2qu4c

 「やりたいことのための支出の工夫」という回答結果からは、どの性別・年代においても、「食費・生活費などを節約している」という回答が多い傾向です。そして、男女ともに「クーポンやポイントサービスを利用」が高く、とりわけ男性よりも女性の方がその傾向が強いことも明確となりました。


 首都圏より北海道の方が工夫に対する意識が高い項目も浮き彫りとなりました(参考4)。

20代男性では「食費・生活費の節約」、30代男性では「フリマアプリなどの利用」、20代・30代女性では「クーポン・ポイントサービスの利用」がそれぞれ北海道で首都圏よりも約15ポイント回答割合が高い状況でした。

 これらの結果から、北海道の20~30代は、限られた「自由に使えるお金」の中で、自分の楽しみや成長のために支出を工夫し、費用を捻出しようとする高い問題意識を持っているという実情が浮かび上がりました。

 

<参考4>北海道と首都圏の20代・30代男女におけるお金の工夫比較(抜粋)

 【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202507292899-O16-04G6u662】【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202507292899-O17-k4X0f935】【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202507292899-O15-QfJOJlRe

 
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