Timor-Lesteの金融システムは近年一定の進展を見せているものの、銀行口座の普及率の低さ、地方インフラの未整備、現金取引への高い依存といった課題が依然として存在しています。
この取り組みの一環として、Montran のインスタント決済ソリューション(IPS)が全国で導入され、安全かつリアルタイムな決済を可能にし、金融機関、企業、個人間の相互運用性を実現します。このIPSには堅牢なデジタルウォレットソリューションが補完的に導入され、市民や中小企業が効率的な金融サービスにアクセスできる環境が拡大されます。
このパートナーシップにおける重要な側面のひとつは、将来的な国際送金の統合を可能にするという共通の取り組みです。これは BCTL にとっての重要な戦略的優先事項であり、IPS導入における重要なステップでもあります。
Montran は BCTL と連携し、 eCentavosとして知られる中央銀行デジタル通貨(CBDC)の導入に向けた国家戦略の策定にも取り組んでいます。このCBDCは、取引の透明性と追跡可能性を高め、十分な金融サービスを受けられていない層への支援ツールを提供し、国内のデジタル経済の発展を後押しします。
この新たな段階は、BCTL と Montran の既存のパートナーシップを基盤としており、両者はすでに銀行の決済・清算プラットフォームであるR-Timor 自動送金システム(R-Timor Automated Transfer System)を共同で運用しています。Montran の高度な専門知識と、安全かつミッションクリティカルなインフラを提供する能力により、この連携は実効性のある成果を生み出す体制をさらに強化しています。
「スピード、安全性、そして利便性が金融サービスを左右する時代において、BCTL の変革を支援できることを光栄に思います」と、Montran のグローバルセールスディレクターであるMatt Walsh氏は述べています。「私たちは共に、Timor-Lesteにおける現代的で包摂的な金融エコシステムの基盤を築いています。」
将来を見据え、BCTL と Montran は、中央証券預託機関(CSD)および取引システムの導入を含む、さらなる近代化の可能性を模索しています。
Montranについて
Montran は、決済および資本市場インフラソリューションのリーディングプロバイダーであり、90カ国以上でミッションクリティカルな導入・運用実績を有し、世界有数の金融機関にサービスを提供しています。
Banco Central de Timor-Lesteについて
2011年に設立されたBanco Central de Timor-Leste(BCTL)は、金融政策の策定、金融セクターの発展、決済システムの監督、および金融包摂の促進を通じて国家の経済成長を支える、自律的な機関です。
(日本語リリース:クライアント提供)
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