2025年8月6日
滋賀県
― 8月27日は世界湖沼の日―
オーストラリア開催の第20回世界湖沼会議に高校生を初派遣
滋賀県、琵琶湖保全の取組を国際発信
2025年7月21日~25日、オーストラリア・ブリスベンで開催された「第20回世界湖沼会議」に、滋賀県の行政関係者と高校生が参加し、琵琶湖の保全や環境教育の取り組みを世界に発信しました。
会議では、国連総会で2024年12月に採択され、初の当日を迎える「世界湖沼の日(8月27日)」を記念し、滋賀県主催のスペシャルセッションが行われ、議論の場づくりに主導的な役割を果たしました。
第20回世界湖沼会議 開催概要
■会期:2025(令和7)年7月21日(月)~25日(金)
■場所:オーストラリア・ブリスベン
■会場:ブリスベン コンベンション & エキシビション センター
■テーマ:湖沼の声:統合的流域管理をめざして
■主催:グリフィス大学、公益財団法人国際湖沼環境委員会(ILEC)
ユースセッションでの高校生発信(7月21日)
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発表後、モデレーターに活動を説明する淺野はなさん
守山市のNPO法人「びわこ豊穣の郷」に所属する小中学生10名が、ホタル保全や河川清掃活動をプレゼンテーション。さらに、彦根東高校の淺野はなさんが「彦根城のお堀の景観改善に向けたアオコの抑制」について英語で発表。現地参加の若者たちと意見交換を行いました。水口東高校からも「琵琶湖をきれいに、未来の水のために学びと行動を」と題してオンライン発表を実施しました。
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ポスターセッションでの高校生発表と自治体連携(7月21日)
立命館守山高校の中川瑛太さんは「ヨシ~人々と琵琶湖にとって欠かせない植物~」を、膳所高校の牧蒼太朗さんは「滋賀県の中学校で行われている環境学習の紹介」をそれぞれ英語で発表。多くの海外参加者に対し、自ら作成したポスターを使って丁寧に説明しました。
また、滋賀県を含む6県(秋田・茨城・長野・鳥取・島根)による連携発表も行われ、各県の湖沼保全活動を紹介。滋賀県からは『第1回世界湖沼会議から「世界湖沼の日」まで~市民とともに取り組む琵琶湖の保全再生』と題し、MLGs(マザーレイクゴールズ)に関する取組を発信しました。
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立命館守山高等学校 中川瑛太さんによるポスター発表
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膳所高等学校 牧蒼太朗さんによる発表
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開会式&滋賀県主催「世界湖沼の日」スペシャルセッションでの発信(7月22日)
開会式では、岸本副知事が登壇し、2024年12月に国連総会で採択され、2025年8月27日に初めて迎える「世界湖沼の日」の意義や、琵琶湖の重要性について訴えました。目片県議会議長も登壇し、第1回世界湖沼会議が滋賀県で開催された経緯とその意義を語りました。
午後には、滋賀県主催の「世界湖沼の日」スペシャルセッションが開催され、ミシガン州、湖南省、リオグランデ・ド・スール州、ニカラグアマナグア市などの自治体とともに、地域レベルでの湖沼保全の取組を紹介。
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ハイレベル・パネルディスカッションにおける
岸本副知事のプレゼンテーション
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「世界湖沼の日」スペシャルセッションの様子
分科会での専門的知見の発信(7月23日・24日)
7月23日の分科会では、琵琶湖保全再生課の曽我部主査が登壇し、MLGs(マザーレイクゴールズ)を通じた地域協働の取組や環境教育の取組を発表しました。
また翌24日には、農政課の岡村主幹が、世界農業遺産に登録された「琵琶湖システム」の環境こだわり農業について報告し、農業由来の負荷軽減策を説明しました。
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分科会でのプレゼンテーションの様子
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閉会式と次回開催地の発表(7月24日)
閉会式では、会議の成果を取りまとめた「ブリスベン宣言案」が発表され、8月27日の「世界湖沼の日」までに正式採択される予定であることが明らかになりました。また、第21回世界湖沼会議は2027年、タンザニアのダルエスサラームにて開催されることが発表されました。
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(参考)滋賀県での世界湖沼の日制定記念イベント(8月27日)
2024年12月の制定後、初めて迎える「世界湖沼の日(8月27日)」には、『MLGs×世界湖沼の日 みんなの BIWAKO 会議 / COP4』を、大津市の滋賀県立芸術劇場びわ湖ホールにて開催。水や湖沼の価値、それらがもたらす恵沢について皆が対話し、共感を広げる場を開催します。
■日時 2025(令和7)年8月27日(水)10時~17時
■場所 びわ湖ホール 中ホール(滋賀県大津市打出浜15-1)
■内容
・MLGs評価報告書2025、MLGs活動報告
・「世界湖沼の日」制定記念フォーラム
・スペシャルパフォーマンス MLGs体操「世界湖沼の日特別バージョン」
・つながるブースセッション
■URL https://mlgs.shiga.jp/archives/15049