2025年8月6日
独立行政法人国際協力機構(JICA)
第9回アフリカ開発会議(TICAD 9)開催にあわせ、 多角的なアプローチでテーマ別イベントを開催 ~200超のセミナー・シンポジウムのうち、JICAは約40件のテーマ別イベントを実施と約300の展示ブースが横浜に集結~
独立行政法人国際協力機構(以下、JICA)は、独立行政法人国際協力機構(JICA)は、2025年8月20日(水)から22日(金)にかけて開催される「第9回アフリカ開発会議(TICAD 9)」の開催期間中、同会議の主要会場であるパシフィコ横浜およびその周辺施設において、43件のテーマ別イベント(セミナー、シンポジウム、展示等)を主催いたします。
本取り組みは、アフリカにおける持続可能な開発課題に対する理解の深化と国際的な連携強化を目的とするものであり、保健、教育、産業振興、気候変動、平和とガバナンス、ユース(若者)など、多岐にわたる分野において、アフリカ諸国をはじめとする関係機関、国際機関、民間企業、市民社会等との協働のもと、JICAの知見と実績を広く発信してまいります。
また、本イベントでは、アフリカ諸国の大統領や閣僚級要人をはじめ、現地で活躍する起業家、国際協力の最前線で経験を積んだJICA海外協力隊のOB・OG等、各分野における多様な実務者・有識者が多数登壇を予定しております。
※各イベントの最新情報は下記URLよりご確認いただけます
URL:https://ticad9event.jica.go.jp/
イベント概要
□名称:第9回アフリカ開発会議TICAD 9 テーマ別イベント
□日時: 2025年8月19日(火)~22日(金)
□場所:パシフィコ横浜展示ホール、JICA横浜、横浜グランドインターコンチネンタルホテル、横浜ベイホテル東急 ほか
イベント一覧(一部抜粋)※8/6時点
■8月16日(土)/8月17日(日)
□タイトル:アート×アフリカ ~難民と共に描く未来~
□日時:8月16日(土)10:00~12:00/8月17日(日)10:00~17:00
□場所:8月16日(土):Artbar Yokohama Motomachi – Artbar Tokyo – Paint and Wine Art Studio: Let Your Creativity and the Wine Flow!/8月17日(日):QSYイベント | クイーンズスクエア横浜[Queen's Square YOKOHAMA]
□内容:
ウガンダの難民キャンプで制作された30枚のキャンバスと、Artbarで日本の一般参加者が難民をテーマに描く30枚のキャンバスをArtolutionがライブペイントで1枚の大きな作品に仕上げる。2日目には、ライブペイントと並行して子どもが自由に絵を描くアートワークショップを開催。
□登壇者:
Artolution(世界各地の難民キャンプでアート活動を行う米国NGO)のアーティスト(アメリカ人共同創設者、ウガンダ人アーティスト)UNHCR、JICA
■8月19日(火)
□タイトル:アフリカ単一市場への道を拓く ~アフリカ大陸自由貿易協定(AfCFTA)の6年間の歩みとこれから~
□日時:8月19日(火)13:00~14:30
□場所:ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテル 1F「シルク」
□内容:
アフリカ大陸自由貿易協定(AfCFTA)は世界最大の自由貿易圏の一つである。国際貿易環境が変化するいま、域内の貿易や経済統合はアフリカおよび世界の発展において重要な意味を持つ。AfCFTAのこれまでの歩み及び将来への期待について多様な視点から議論し、アフリカと国際社会との連携を模索する。
□登壇者:
・開会セッション:JICA 田中明彦 理事長、WCO Ian Saunders 事務総局長、 AfCFTA事務局 Wamkele Mene事務局長
・パネルディスカッション:JICA 安藤直樹 理事、WCO Ian Saunders 事務総局長、EAC Veronica M. Nduva 事務局長、AfCFTA関税局 Demitta Gyang 関税局長、ザンビア歳入庁 Dingani Banda 長官、豊田通商株式会社 小泉綾子 アフリカ本部COO、Financial Times David Pilling(モデレーター)
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□タイトル:Africa×Cultureシリーズ 「異彩がつなぐ、共創のこれから -アフリカと日本から考える障害と開発、DE&I-」
□日時:8月19日(火)13:30~15:00
□場所:横浜ベイホテル東急 B2F「クイーンズグランドボールルームB」
□内容:
全ての人がその人らしく生きられる包摂的な社会の実現に向け、ヘラルボニーとJICAは共創の取組を進めている。アートは、障害のある人や社会的マイノリティの社会参加をどこまで促進できるのか。JICA、ヘラルボニー、アフリカ障害フォーラム(ADF)が集い、アフリカと日本の“異彩”を放つアーティストに光を当てながら、「障害と開発/DEI」の主流化に向けた成功と課題、連携の可能性を共有し、特にアフリカでの可視化と参画機会の創出を発信する。
□登壇者:
株式会社ヘラルボニー 松田崇弥 代表取締役/Co-CEO、JICA 宮崎桂 副理事長兼最高サステナビリティ責任者、ADFプログラムディレクター Bethelehem、Zewde 氏、ヘラルボニーアートプライズ2024最終審査進出作家 Tesfaye Bekele 氏、やまなみ工房 山下完和 施設長、JICA人間開発部 社会保障チーム 高橋洋平 課長
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□タイトル:日本企業によるアフリカ課題解決ビジネスの最前線
□日時:8月19日(火)16:00~17:40
□場所:横浜ベイホテル東急 B2F「クイーンズグランドボールルームB」
□内容:
JICA制度(JICA Biz)を活用し、日本-アフリカ間の共創・架け橋を促す3社のビジネス交流事例の紹介やパネルディスカッション。
□登壇者:
アフリカへの事業展開に取り組む3社の発表代表者(株式会社HAKKI AFRICA 時田氏、ダイキン工業株式会社 岩澤氏、SORA Technology株式会社 梅田氏)JICA民間連携事業部 計画・連携企画課片井課長、 JICA民間連携事業部 計画・連携企画課上野
■8月20日(水)
□タイトル:アフリカにおける⼈間の安全保障と経済開発:多元的な課題への対応と2030年以降の未来
□日時:8月20日(水)10:30~12:10
□場所:横浜ベイホテル東急 B2F「クイーンズグランドボールルームB」
□内容:
UNDP(国連開発計画)において作成予定のアフリカ人間安全保障レポートの発行を題材として、アフリカにおける安全保障の重要性を改めて提唱する。
□登壇者:
国連事務総長特別顧問(人間の安全保障) 高須幸雄 大使、アフリカ各国 国家元首(2~3名)、JICA 理事長、国連開発計画(UNDP) アフリカ局長
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□タイトル:ABEイニシアティブ・TOMONI Africa関連イベント:ABEイニシアティブのこれまでとこれから~更なる架け橋⼈材の育成を⽬指して~
□日時:8月20日(水)11:00~13:00
□場所:JICA横浜センター 4F「かもめ・いちょう」
□内容:
ABEイニシアティブの歩み(2013年~、約1,900人育成)を総括し、TICAD7期のABE3.0成果を発表。
□登壇者:
JICA中村俊之理事長特別補佐、アフリカ首脳級(TBD)、JICA 三原朝彦 特別アドバイザー、JICA 松村元博 アフリカ部計画・TICAD推進課長、JICA 貝塚ジェームズ 緒方研究所 研究員、アセンティアホールディングス 松本信彦 取締役/ライフブリーズ 監査役、アクセルアフリカ 横山裕司 CEO、JICA 上野修平 アフリカ部 次長、戸田国際財団 山内太郎 理事長、神戸情報大学院大学 内藤智之 副学長、KIC(コートジボワール/トーゴ) Mr. Serge Dovi Ayi Gnona(ABE修了生)、IUJ(ケニア) Ms. Matogo, Mary Magdalene Kemuma(ABE修了生)、東京外国語大学 榑林輝奈乃 国際社会学部アフリカ専攻、日本電気 北濱満里子 国際協力事業統括本部 主任、ダイビック 野呂浩良 代表取締役、国際大学 加藤宏 副学長
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□タイトル:⾼専オープンイノベーションチャレンジ・未来を創る共創⼒~アフリカ×⽇本・10代からの開発課題解決~
□日時:8月20日(水)14:00~16:00
□場所:JICA横浜センター 4F「かもめ・いちょう」
□内容:
日本の高専生がアフリカの現地課題に挑む「高専オープンイノベーションチャレンジ(高専OI)」。受賞チームの現地実証や大学・行政との連携を通じ、共創とリバースイノベーションの実践を広げる。本イベントでは、実際に渡航した高専生が経験と学びを共有し、10代を中心とした若者の参加者がアフリカの社会課題を自分事化し行動につなげる契機を提供する。
□登壇者:
JICA 中村俊之 理事長特別補佐、高専OI事務局 中山忠親 事務局長/長岡技術科学大学 特命副学長・教授、2024年度マダガスカル派遣 宇部高専生、アンタナナリボ高等技術学院 ティノ・アンビニンツォア・ランディンビアリソン 学生、2024年度ケニア派遣 長岡・北九州高専生、ジョモケニアッタ農工大学 ロバート・ネスタ 教授、2025年ガーナ派遣予定 長岡高専チーム、2025年セネガル派遣予定 長岡高専チーム、過去の高専OI参加者(長岡技大在籍)、JICAマダガスカル事務所 小田原 所長、長岡技術科学大学 山下 治副学長(高専連携・SDGs・教育研究環境担当)
■8月21日(木)
□タイトル:Start UP with Africa!~日本とアフリカと変わる力~powered by JICA BLUE
□日時:8月21日(木)9:30~11:30
□場所:ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテル 1F「シルク」
□内容:
JICA 海外協力隊起業支援プロジェクト(BLUE)事業概要、ABEイニシアティブ事業概要。ABEイニシアティブ修了生やOV起業家からの事業紹介のほか、BLUE一期参加者トークセッションを実施。
□登壇者:
JICA 小林広幸 理事、JICA 青年海外協力隊事務局 内山貴之 次長、Lelapa AI ペロノミ モイロア CEO(ABEイニ修了生)、Sunda Technology Global 坪井彩 代表取締役CEO、NeBonga 川崎芳勲 代表、体験学習農園キウイフルーツカントリーJapan 平野耕志 代表、JICA青年海外協力隊事務局 大塚卓哉 局長。J-WAVEナビゲーター/元JICA海外協力隊員(マラウイ) 長井優希乃 氏(モデレーター)
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□タイトル:WPS+イノベーション:⼥性や少⼥とともに切り拓く、新たな平和と安全保障の時代へ
□日時:8月21日(木)15:20~16:50
□場所:パシフィコ横浜展示ホールD
□内容:
紛争や災害の被災地で女性と少女が直面する課題に取り組む女性リーダー、起業家、市民活動家、政府関係者、国際機関の代表者が一堂に会し、その地域に根ざした事例を共有することで、登壇者間で「女性・平和・安全保障(WPS)」アジェンダの実現に向けた取り組みを強化・加速させるための方策について議論する。
□登壇者:
・開会挨拶:宮崎桂氏、独立行政法人国際協力機構(JICA) 副理事長兼最高サステナビリティ責任者
・基調講演:Amina Farah Maalim氏 、Inter Governmental Authority on Development (IGAD)事務局、ジェンダー政策部マネージャー
・パネリスト:Yvonne Mose氏 、MOMA Renewable Energy 、創業者、CEO
NORRIS LINDA NAKIMBUGWE氏 、Uganda Women's Network (UWONET) 、パートナーシップ・アドボカシーオフィサー Leila Osman Khamis氏、南スーダン公共放送 、ニュース・番組プロデューサー 宗片恵美子氏 、特定非営利活動法人イコールネット仙台 、常務理事、
久保田真紀子氏 (JICA 国際協力専門員)(モデレーター)
・閉会挨拶:Trina Haque氏 世界銀行 西部・中部アフリカ地域総局 人間開発リージョナルディレクター Doris Mpoumou氏 UN Women アフリカ連合(AU)および国連アフリカ経済委員会(UNECA)特別代表 等
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□タイトル:アフリカの学習貧困(Learning Poverty)の解消にむけて~私たちにできることは?~
□日時:8月21日(木)16:00~18:00
□場所:ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテル 1F「パール」
□内容:
人間の安全保障の観点を含む教育協力の成果の発表。各国での取り組み紹介、本アプローチの可能性を議論。
□登壇者:
・開会の挨拶:西村幹子氏 国際基督教大学(教育社会学・国際教育開発)
・基調講演:西尾 昭彦氏(世界銀行 開発金融担当副総裁)、水野谷 優氏(UNESCO IIEP 技術協力部部長)
・パネルディスカッション:Ashleigh Morrell氏(TaRLアフリカ Deputy Executive Director)、Ali N Diaye Ibrahim氏(ニジェール首相教育 技術顧問)、Aminata Diena氏(セネガル国民教育省 技術顧問)、Ranosy Eliane氏(マダガスカル国民教育省 学校総局局長)、國枝 信宏氏(モデレーター:JICA国際協力専門員)
・全体へのコメント:Charles North(GPE Deputy CEO)
・閉会の挨拶:井本 佐智子氏(JICA理事)
■8月22日(金)
□タイトル:SDGs達成に向けたアフリカにおけるインパクト投資促進
□日時:8月22日(金)9:00~11:00
□場所:横浜ベイホテル東急 B2F「クイーンズグランドボールルームB」
□内容:
TICAD 9においてJICAは海外投融資を通じたアフリカへのインパクト投資促進を目指す新たなイニチアチブを発表予定。本サイドイベントでは同イニチアチブの立上げにあたっての基調講演、及び理念を共有する共創パートナー(開発金融機関・民間金融機関等)とのパネルディスカッションを通じたアフリカにおけるインパクト投資×共創に関する多面的な議論を行う。
□登壇者:
・基調講演:廿枝幹雄/JICA理事
・パネルディスカッション:モデレーター:Atieno Otonglo /Manager, GSG Impact/パネリスト:安井 毅裕(JICA民間連携事業部長)、Aida Ngir Ngom(Director, Private Sector Development Department, AfDB)、Chirantan Patnail(Director, Venture Capital, BII)、調整中
・クロージング・リマークス:Solomon Quaynor(Vice-President Private Sector, Infrastructure & Industrialization, AfDB)
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□タイトル:アフリカにおける都市の未来について若者の視点から考える
□日時:8月22日(金)12:30~14:30
□場所:横浜ベイホテル東急 B2F「クイーンズグランドボールルームB」
□内容:
急速に都市化が進むアフリカの都市課題とその解決策を若者の視点から議論し、アフリカ人行政官×日本人大学院生から成る各グループが提案し順位を競います。UN-Habitat横田正幸氏・東洋大志摩憲寿准教授など第一線で活躍する専門家が審査を担当。アフリカの都市の今を知るための基調講演も予定。
□登壇者:
・総合司会:京都精華大学 ウスビ・サコ 教授
・基調講演:UN-Habitat アフリカ地域本部 横田雅幸 氏/東洋大学 志摩憲寿 准教授
・コメンテーター:東京科学大学 花岡伸也 教授/日本女子大学 井本佐保里 准教授
・発表:熊本県立大学、東京科学大学、東洋大学、豊橋技術科学大学、広島大学、横浜国立大学、早稲田大学の大学院で都市計画等を学ぶアフリカからの技行政官(留学生)・日本人学生
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□タイトル:Project NINJAの現在と未来:官⺠によるアフリカ諸国のスタートアップエコシステム強化への取り組み・今後の展望
□日時:8月22日(金)16:00~18:00
□場所:ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテル 1F「シルク」
□内容:
アフリカの急速な都市化と成長を背景に、ナイジェリアを事例にスタートアップエコシステム強化と官民連携の具体策を探る。JICAのProject NINJAの成果を発信し、今後の取り組みと日本企業・投資家との協力・投資機会の創出を議論する。
□登壇者:
JICA経済開発部長、ナイジェリアスタートアップエコシステム専門家、ナイジェリアのスタートアップ創業者、日系ベンチャーキャピタリスト、英国開発金融機関、日系企業代表者ほか
TICAD9について
TICAD(アフリカ開発会議)は、1993年に日本政府の主導で始まり、今年で30周年を迎える国際会議です。第9回目となるTICAD9は2025年に日本で開催予定であり、アフリカ諸国や国際機関と共に、持続可能な開発や経済協力の深化に向けた議論が行われます。
JICAについて
JICA(国際協力機構)は、日本政府の開発協力機関として、開発途上国への技術協力、資金協力、人材育成などを通じ、国際社会の課題解決と持続可能な発展に取り組んでいます。