【成都(中国)2025年8月8日新華社=共同通信JBN】2025年ワールドゲームズ(TWG 2025)が8月7日、開会式の花火とともに中国の成都で公式に開幕しました。スポーツイベントで定評のあるこの都市は、正式に「ワールドゲームズ・タイム」に突入しました。
TWG 2025成都実行委員会(Executive Committee of TWG 2025 Chengdu)によると、34競技、60種目、256試合があり、大部分はオリンピックにはない競技です。TWG 2025成都実行委員会の広報担当者は「今年の競技は伝統と革新が融合しており、観客はスポーツ文化の伝統と進化を直接体験できます」と述べました。
TWG 2025成都では複数の競技が「初登場」となります。インラインフリースタイルは、技術、創造性、芸術的表現力を競うスラロームクラシック男子を含む4種目で初登場します。フリーダイビング、障害者フリーダイビング、ドラゴンボートレース、中国武術(武術太極拳)は初めて正式競技となりました。
TWG 2025成都では、100を超える国・地域から4000人以上の選手が成都に来ます。この国際スポーツイベントを通して、選手たちは「パンダの街」として知られるこの中国の都市への理解をさらに深めるでしょう。
会場では世界各国からの選手たちが最高レベルの競技を繰り広げます。会場外では、成都の特別公共慈善消費キャンペーンがすでに本格的に展開されています。(チケット半券提示による)成都ゲームズ割引マップが正式に始まり、消費者はスポーツイベント、公演、展覧会、景勝地、博物館などのチケットを持参すると、成都の多くの有名レストランや、博物館、ホテルで割引が受けられます。さらに、成都は出国時の税金還付サービスの改善と向上を推進し、TWG 2025成都を訪れるインバウンド観光客の利便性向上に努めています。
成都は過去6年間、国際大学スポーツ連盟(FISU)の「FISUワールドユニバーシティゲームズ」、世界卓球選手権、バドミントンのトマス杯とユーバー杯など、主要な国際スポーツイベントを成功裏に開催してきました。
統計によると、過去3年で成都は140件を超える国際・国内スポーツ行事を開催しており、スポーツが消費を牽引し発展を促進する効果が顕著に示されています。2021年成都FISUゲームズの総市場開発規模は26億7600万元に達し、関連する観光消費を126億元押し上げました。2024年バドミントン選手権のトマス杯とユーバー杯のチケット収入は5000万元を超え、スポーツイベントによる直接的な経済効果は5億4000万元でした。卓球の2024年混合団体ワールドカップの興行収入は4500万元に達し、消費を3億8000万元押し上げました。
成都市体育局は、2025年上半期に成都のスポーツ消費総額が410億元に達し、スポーツ産業の総規模は740億元に達すると予測していることを明らかにしました。
ソース: The Executive Committee of TWG 2025 Chengdu