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*イベントで地元の芸術、音楽、自然の美しさ、テクノロジーを紹介

 

【大阪2025年9月3日ANSA=共同通信JBN】ウンブリア(Umbria)州を特集するウイーク(1週間)が、芸術へのオマージュであるペルジーノ(Perugino)作の絵画「正義のゴンファローネ(Gonfalone della Giustizia)」の到着とともに2025年大阪・関西万博のイタリアパビリオンで始まりました。

 

ルネサンス期のウンブリア州の巨匠によるこの絵画は、ペルージャを拠点とする「ピエトロ・ヴァンヌッチ(Pietro Vannucci)」美術アカデミーとウンブリア国立美術館が収集・所蔵している「Umbria negli occhi del Perugino: lo spirito di una terra attraverso gli occhi dell’arte(ペルジーノの目に映ったウンブリア:芸術の目を通した地域の精神)」展の一部となっています。


 

展示では、何世紀にもわたって芸術によって表現されてきたウンブリア州地域のビジュアルストーリーが紹介されています。これはイタリアパビリオンのテーマである「芸術が生命を再生する」によって触発されたものです。

 

しかし、ウンブリア州は「あらゆる意味でのウンブリア州」という旗じるしのもとで自らを紹介し、これから1週間にわたって議論される地元の資産が芸術にとどまらないことを強調しています。

 

ウンブリア州観光局局長のシモーナ・メローニ(Simona Meloni)氏は「私たちはあらゆる意味でウンブリア州のプロモーションを行っています。私たちは、ウンブリア州と日本の間の架け橋をますます強力な方法で歓迎し、構築する大きな力を推進したいと思っています」と述べました。

 

同氏は「私たちが今まさにここにいるのは、私たちの真正性、私たちの誠実さ、私たちの美しい風景、私たちの食べ物とワイン製品、私たちの巡礼の旅、それに経験に基づいた観光である新しいタイプの観光について話し合うためなのです」と強調しました。

 

メローニ氏は「来場者のみなさまは、イタリアパビリオンのイータリー(Eataly)レストランでトリュフのタリアテッレやウンブリア州のレンズ豆スープなどの郷土料理を味わいながら、同州の料理を通じてウンブリア州を十分に堪能していただくことができるでしょう」と追加しました。

 

今回のイベントでは、ウンブリア・ジャズのプロモーションも行われます。これは1973年以来、主だった国際的なミュージシャンを魅了しているフェスティバルであり、今回の万博では14人のメンバーで構成され、27年間にわたる活動と1000回以上のコンサートを誇るフェスティバルの公式マーチングバンドであるファンクオフ(Funk Off)が代表しています。

 

同バンドはウイークの開幕式で演奏し、この後も1週間にわたって1日に2度の公演を続ける予定です。

 

メローニ氏は「この演奏は既に列に並んでいるすべての人から注目を集めていました」と強調しました。

 

ただし、同氏は「これが、たとえ非常に重要で国際的であるにしても、単なる窓口を意味することは望んでいません」と付け加えました。


 

同氏は続けて「私たちはこれが、各地域や国家の間の競争の場にとどまらず、真に協力の場となることを望んでいます。そして私たちは、この素晴らしいつながりをこれまで以上に力強いものにし、さらにウンブリア州には日本のみなさまをはじめとする、全世界を歓迎する準備ができていることを望みます」と話しました。

 

イタリアパビリオンは、その役割がアジアとつなぐプラットフォームであることを確認しました。

 

2025年大阪・関西万博のイタリア政府代表(Commissioner General)であるマリオ・バッターニ(Mario Vattani)氏が強調したように「ここでの私たちの役割は、実のところ起業家精神にあふれたウンブリア州、革新的であるウンブリア州のプロモーションを行うことでもあるのです」。

 

同氏は「早朝からウンブリア州特設展示エリアに詰めかけた多くの来場者のみなさまは、ハイテクから観光、音楽、料理にわたるこれら全てのイベントに参加し、今週の私たちのパビリオンのストーリーを大いに豊かにしてくれるでしょう」と締めくくりました。

 

ソース:General Commissioner’s Office of Italy for Expo 2025 Osaka

 

 
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