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AsiaNet 201094 (0217)

 

【南京(中国)2025年9月24日新華社=共同通信JBN】第12回「Belt and Road China-Germany Economic Cooperation Dialogue(一帯一路中国・ドイツ経済協力対話)」がこのほど、太倉で開催されました。中国とドイツの政財界の代表が集まり、蘇州とドイツの30年を超える交流と協力の成果を議論し、将来の発展に向けた構想を話し合いました。


 

ドイツ系企業は1993年に初めて蘇州に進出以来、今では731社に達しています。「地上の楽園」として知られ、製造業の一大拠点である蘇州は、ドイツと30年以上にわたって協力関係を築いてきました。圧倒的な統計が蘇州とドイツの経済・貿易関係の大きな勢いを際立たせています:相互の貿易額は昨年、137億7400万ドルに達し、今年は最初の7カ月間で81億6400万ドルを超えました。

 

蘇州の対ドイツ協力の戦略的「橋頭保」である太倉には560社以上のドイツ企業が進出しており、中国に進出したドイツ製造業全体の10%を占めています。上海ドイツセンターのChristian Sommer最高経営責任者(CEO)によると、「太倉はドイツで高い評価を得ており、多くの企業経営者が信頼し、選択する」ことが、蘇州とドイツの協力の中心的な要因となっています。

 

蘇州は中国のドイツ企業投資先として人気が高まっています。ドイツの実際の累積投資額は今年7月までで36億2200万ドルでした。ボッシュ、シーメンス、フォイトなど著名なドイツ企業が蘇州に国際的な研究開発・生産拠点を設置、蘇州工場が年間売上高で数百億人民元を超えてアジア太平洋地域の中核拠点に変容した企業もあります。

 

双方向の投資の波も同様に活発です。蘇州の企業は近年、事業機会を求めて積極的に「グローバル化」を進め、ドイツで133件の投資プロジェクトを開始、中国側の投資契約総額は17億6000万ドルに上ります。化学原料・商品から発電・電力供給まで、様々な分野でドイツ企業と緊密に提携しています。さらに、新素材、新エネルギー、人工知能、ロボット工学の応用といったハイテク分野にも協力が広がっています。


 

経済関係だけでなく、蘇州とドイツの文化交流も深化しています。German Federal Association of Small and Medium-sized Businesses(ドイツ中小企業連盟)のChristoph Ahlhaus会長は初訪問時、海運堤(Haiyundi)沿いのローテンブルク風ドイツ街に深い感銘を受け「ビアカーニバルの陽気な歌声と合唱団の演奏のメロディーは、太倉をドイツ企業には第2の故郷のように感じさせてくれます」と述べました。バイエルン様式の建築と江南の水郷の風情が融合したこの街は、蘇州とドイツの人的交流の縮図です。ドイツブランドのレストランから漂うソーセージの香りや、FCバイエルン・ミュンヘンとのパートナーシッププロジェクトのポスターは、ドイツ人駐在員に故郷のような気楽さを与えます。ドイツと蘇州の協力は、長年にわたり経済協力の枠を超え、産業の相乗効果、人材育成、文化融合といった実りある成果をもたらしてきました。

 

「一帯一路中国・ドイツ経済協力対話」は、両国の政財界が双方の交流ルートを通じて築き上げた意思疎通と実務協力のプラットフォームであると理解されています。2014年以来、中国、ドイツ両国で12回続けて開催されてきました。この「対話」は10年以上を経て、両国で大きな影響力を持つ折り紙付きのフォーラムへと成長し、経済貿易対話の深化、相互理解と信頼の増進、互恵協力の促進、地域の質の高い発展と高水準の対外開放の支援で積極的な役割を果たしてきました。

 

ソース: The 12th Belt and Road China-Germany Economic Cooperation Dialogue
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