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AsiaNet 201111 (0230)

 

【日照(中国)2025年9月26日新華社=共同通信JBN】2025年の夏、日照市の主要観光スポット19カ所では約1830万人の観光客を迎え、3億900万元の収益を生み出しました。抖音(Douyin/TikTok)における日照関連のトピックの閲覧回数は20億回を超え、ホテルや旅行の予約は前月比123%増加しました。
しかし、日照は「訪問者数」といった表面的なデータにのみ焦点を当てたことはありません。むしろ、これらの数字を具体的な成果と測定可能な価値に変換することに重点を置いています。

 

▽「海を見る」から「海と遊ぶ」へ―文化と観光の融合「日照モデル」

 

日照市は今夏、「境界を打ち破る精神」で観光事業を再編し、海洋資源と音楽、イベント、無形文化遺産、そしてテクノロジーを深く融合させています。この取り組みは、「あらゆる年齢、あらゆる時代、あらゆるシナリオ」に対応する新たな観光エコシステムを構築し、1つの海域を無数の探索と楽しみ方に変えています。

 

日照市は、「Soda Music Chill Party(汽水音楽チルパーティー)」、「Sunrise Oriental」Wind Music Carnival(「日照東方」吹奏楽カーニバル)、第10回「Zhonghua Cup」National Woodwind Solo Exhibition(「中華杯」全国吹奏楽独奏公演)、2025年Rizhao City Basketball Super League(日照市バスケットボールスーパーリーグ)など一連のイベントを開催し、音楽とスポーツを利用して、関心を観光に変えています。日照は、映画ロケ地巡りや「Heritage Night Markets(無形文化遺産夜市)」などを通じて、無形文化遺産や映画・テレビ関連のIP(知的財産)を活用し、伝統と現代美学を融合させました。「Xingdao Blue Carbon Project(星島ブルーカーボンプロジェクト)」や「Coffee & The Sea(コーヒーと海)」などの新たな観光名所も、魅力をさらに高めました。「単発のバイラルヒット」から完全な「エコシステム・マトリックス」へと移行し、訪問者は一度きりの消費者から繰り返し体験する積極的な参加者へと変化しました。

 

▽「マネジメント」から「共感」へ―都市の「ゲスト優先」哲学

 

観光の本質は、人との出会いと、街が持つ温もりです。この夏、日照市は従来の「景勝地サービス」の枠組みを超え、市全体を「境界のないサービス区」に変えました。

 

Rizhao City Urban Administration(日照市都市管理局)は、沿岸の観光名所で「Rizhao Smart Parking(日照スマートパーキング)」を試験運用しており、観光客はミニプログラムを通じて駐車スペースを予約し、シームレスに決済し、インテリジェントに移動できるようになりました。Public Security Bureau(公安局)は「潮流型警備」モデルを導入し、ビデオ監視、街頭パトロール、そして「空からの監視役」としてのドローンを組み合わせることで、重要なエリアを動的に監視し、リスクに早期に対処する態勢を整えました。
一方、Sunshine Coast Station of the Fire and Rescue Brigade(消防救助分遣隊陽光海岸署)は「1分以内に対応、3分以内に到着、5分以内に救助」という体制を維持し、夏の間、観光関連の安全事故ゼロを達成しました。

 

▽「到着」から「体験」へ―多層的ネットワークが「迅速に移動、ゆっくり滞在」をサポート

 

文化観光産業の発展は、インフラ整備と切り離せません。今夏、日照市でセルフドライブツアーが人気を集めているのは、同市が近年「多層的交通+緑道ネットワーク」の構築に向けて継続的に取り組んできたことと密接な関係があります。

 

「高速鉄道3時間圏」の開設によって旅客基盤市場が近づき、週末の小旅行や短期の旅行が一般的になりました。Rizhao High-Speed Rail Station(日照高速鉄道駅)の開業は観光産業の成長をさらに加速しています。日照空港(Rizhao Airport)の夏季旅客数は20万60​​00人に達し、前年比7%増となり、「空の回廊」を通じて日照市のアクセス範囲を拡大しました。日照市はまた、Sunshine Coast Greenway(陽光海岸緑道)とMountain-Sea Romance Greenway(山海風情緑道)を連結し、山、海、都市を統合し、自然景観と都市の活力を融合させた全長61.8キロメートルの生態回廊を形成しました。

 

海風に涼しさを感じ、夏が終わりを迎える中、日照の文化観光の物語はなおも展開し続けています。

 

ソース:Rizhao Daily
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