【成都(中国)2025年9月29日新華社=共同通信JBN】9月28日夜、2025年Chengdu International Digital Culture & Creativity SeasonおよびHonor of Kings 10th Anniversary City Carnivalが成都で正式に開幕します。成都は、国慶節と中秋節の休暇を、市内全域で一般に公開される没入型のデジタルカルチャーと創造性の饗宴で迎えます。
このDigital Culture & Creativity Seasonは、International Olympic Arts Committee、China Netcasting Services Association、China Cultural Industry Association、China Audio-Video and Digital Publishing Associationの指導のもと、Chengdu Digital Culture & Creativity Industry Associationが主催するものです。これからの1カ月間、成都は大ヒットIP「Honor of Kings」と連携し、「NE ZHA(ナタ)」を含む28の現地のデジタルIPと協力しながら、消費者体験から産業協力に至るまで、多岐にわたる魅力的なイベントを開催します。
「Honor of Kings 10th Anniversary Celebration(オナー・オブ・キングス10周年記念祝典)」はこのシーズンのハイライトであり、IP統合による文化観光の振興という成都の革新的なアプローチを表しています。数億人のユーザーを持つ、世界的人気を誇るHonor of Kingsが記念すべき節目の年に成都を選んだのは、同市が同ゲームの重要な研究開発拠点であることに加え、成都が若者と各自に合ったスタイルでつながり、デジタル文化を若い世代と真に共鳴させることに優れているからです。
1カ月にわたるイベント期間中、成都は「Honor of Kings Gathering(オナー・オブ・キングの集い)」の場へと姿を変えます。そのための企画としては、「Explore Chengdu with Honor of Kings(オナー・オブ・キングと成都を探究しよう)」があります。これは5つの市内散策ルートが設けられ、従来の観光をインタラクティブな都市探検に変えます。また、これまでで初となる全ヒーローが勢揃いしてのパレードを実施し、全ヒーローとスキンをフィーチャーした高さ10メートルのバースデーケーキ彫刻の世界初披露があります。これにより、成都はプレーヤーのためのグローバルステージになります。
2025年Chengdu International Digital Culture & Creativity Seasonはまた、産業リソースを集め、プロジェクトの成果を促進し、産業の高度化を推進する革新的なプラットフォームとしての役割も果たします。
10月23日には、2025年Chengdu Digital Culture & Creativity Ecosystem Partners Conferenceが開催され、「2025年China Digital Culture & Creativity City Index」とGlobal Cooperation Opportunities Listが発表されると同時に、International Digital Culture & Creativity Industry Allianceの設立も発表される予定です。これは、成都が消費シーンのみに焦点を当てることから包括的な産業エコシステムの構築へと戦略を転換したことを示します。
成都がそのアイデンティティーと非常に深く融合した、これほど大規模なDigital Culture & Creativity Seasonを開催できるのはなぜでしょうか。その答えは、同市の豊かな文化的遺産、確固たる産業基盤、強力な政策支援、そして豊富な高等教育資源にあります。これらが一体となり、デジタルカルチャー・創造産業が栄えるための肥沃な土壌になっているのです。
近年においては、IPコラボレーション、産業パートナーシップ、消費イノベーションを通じて、デジタルカルチャーと創造性は都市消費の主要な原動力となっただけでなく、成都のイメージをより若々しく活力ある大都市へと一新しました
成都は今年の初め、Ctripで「外国人観光客に最も検索された都市」に選ばれ、「2000年代以後の旅行者のトップデスティネーション」にもランクインされました。アニメ、eスポーツ、音楽フェスティバルといった新興セクターと文化観光が深く融合することで、若者に大人気の多様な新製品や体験が生まれています。成都は若者の好むやり方で文化観光の状況を積極的に再構築し、産業のデジタル化、シナリオ化、インタラクティブ化を推進しています。
一方、成都は産業協力のプラットフォーム構築、世界的に有名なIPの現地化促進、国際企業やハイエンド人材の誘致により、デジタルカルチャー・創造性産業において世界をリードする、第一級の国内拠点に発展すべく、その動きを加速しています。
現在、成都の中核デジタルカルチャー・創造産業は、総規模で3819億元に達しています。例えばChengdu High-tech Zone(成都ハイテク区)は、Honor of KingsやNE ZHAといったIPの育成に大きな役割を果たし、現在では6000社以上のデジタルカルチャー・創造企業が本拠を置き、12万人のクリエーティブ専門家を雇用、産業規模は1100億元を超えています。
成都は今後もデジタルカルチャーと創造の波に乗り、その固有の文化的魅力と革新的な活力を世界に生き生きと発信していきます。
ソース:Chengdu Digital Culture & Creativity Industry Association