グローバル不動産総合サービス会社のクッシュマン・アンド・ウェイクフィールド(グローバル本社:米国イリノイ州シカゴ、日本本社:千代田区永田町、C&W)は、リテール市況に関する最新のレポートを発表致しました。
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中国の訪日自粛の影響も、訪日外客者数は過去最高を更新
2025年のインバウンド市場は、年間を通じて拡大基調で推移し、訪日外客数と消費総額は過去最高値を更新した。
他方、通年では円安傾向等を背景に、欧米豪や台湾等からの客数および1人当たり消費額が増加した。これにより、一部地域からの客数減少による消費額への影響は限定的なものとなり、市場全体としては補完される結果となった。
最終的に、2025年の年間訪日外客数は約4,268万人、訪日旅行消費額は前年比16.4%増を記録した。客数の増加に加え、国・地域別構成の多角化と客単価の上昇が、市場規模の拡大に寄与したことが確認された。
新旗艦店は「ブランドの伝達力」を強化
今期、東京では世界的ブランドによる新・旗艦店の開業が相次いだ。11月にはブルガリが表参道にローマの建築美を体現した新拠点を構え、続く12月にはロエベが銀座中央通りの一等地に、世界初となるギフトカウンターを併設した日本最大の「カサロエベ銀座」をグランドオープン。
さらに同月、100%アラビカ種のスペシャルティコーヒーを専門とするバチャコーヒーが銀座に日本初上陸を果たし、『食と体験』の融合から連日行列を作った。
サンローランも表参道エリアで大型旗艦店を展開。パリやロサンゼルスに続くクリエイティブ・ライン「サンローラン リヴ・ドロワ(Saint Laurent Rive Droite)」を導入し、アートや音楽などの文化が共存する場を創出した。
これら新規開業店舗は、いずれも単なる販売拠点ではなく、顧客の滞在時間を最大化する「サロン機能」を強化している点で共通している。都心一等地の路面店は、単に商品を陳列して売る場所から、ブランドの世界観を通じて顧客とコミュニケーションを行う拠点へと、その機能を強化してきている。
アウトルック
リテーラー各社は、物理的な販売拠点としての軸を残しつつ、VIP専用サロンやカフェ(F&B)機能を併設した滞在型の店舗設計を継続する見通し。
ラグジュアリーブランドの進出が加速した銀座では、今期こそ上限賃料を塗り替える取引は限定的であったものの、年間では上限値が10%上昇し過去最高を更新した。ティア1エリアへの旗艦店需要は一巡した感があるが、新規開発案件の存在により、さらなる賃料上昇の余地を内包している。
全体的な市場の熱量は高く、ティア2エリアを中心にハイブランドやアスレジャー、韓国リテーラー等の出店意欲は継続している。優良物件の空室が極めて限定的ななか、需給の逼迫を背景として、平均賃料は引き続き上昇トレンドを辿る見込み。
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クッシュマン・アンド・ウェイクフィールドについて
クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド(NYSE: CWK)は、クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド(C&W)はニューヨーク取引証券所に上場している世界有数の事業用不動産サービス会社です。世界約60カ国、400拠点に約52,000人の従業員を擁しています。施設管理、売買仲介、鑑定評価、テナントレップ、リーシング、プロジェクト・マネジメントなどのコア・サービス全体で、2024年の売上高は94億ドルを記録しました。