水をはじくマニキュアは御法度だったが…
1月23日、ニューヨークマガジン(New York Magazine)には、ムスリムの女性にも使えるマニキュアの記事が掲載された。


マニキュアはイスラム法に背く行為か、そうではないか。
ムスリムの女性がしばしばぶつかる疑問である。

法では、1日5回の祈りの前には顔と手を水で清めなければならないとされており、水をはじくマニキュアで爪を覆うことは法に背くことになるとする見方が主流だ。

そのため、不浄の期間として礼拝をすることができない生理中や出産後だけ、マニキュアを楽しむ女性も多いということだ。

しかし、ポーランドのコスメティックブランド INGLOT が発売する O2M Nail Enamel は、この問題を解決する。このマニキュアにはコンタクトレンズ用のポリマーが使われており、酸素と水分を通すことができるのだ。

ハラル化粧品の展開 ムスリム女性のファッションに変化
これまでにも、ハラル(イスラム法で許可されている項目)をクリアし、ムスリム社会で成功を収めている化粧品は存在する。

例えば、アルコールと豚の脂を使用しないスキンケア・コスメティックブランド OnePure はハラルプロダクトとしてムスリム女性に愛用されている。

このような基礎化粧品ではなく、個性を主張するマニキュアが一般的になることで、ムスリム女性のファッションにも大きな変化が見られるのではないだろうか。

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