独立行政法人国立文化財機構文化財活用センター〈ぶんかつ〉では、東京国立博物館が所蔵する国宝「聖徳太子絵伝」を題材に、2018年よりインタラクティブコンテンツを制作・公開してきました。

このたび〈ぶんかつ〉は、2025年7月まで法隆寺宝物館中2階で公開してきた「8Kで文化財 国宝 聖徳太子絵伝」をウェブ版に改修し、新たに「デジタルアートビューア 国宝 聖徳太子絵伝~太子の生涯と超人伝説~」として、2026年1月よりオンライン公開を開始しました。


本コンテンツは、超高精細画像を用いて、展示室ではかなわなかった作品の細部まで鑑賞できるデジタル鑑賞ツールです。これまで来館しないと楽しめなかった本コンテンツが、ウェブ版の公開により、学校やご自宅などからもPCやスマートフォンを通じて、いつでもどこでも利用可能となりました。

さらに、従来の日本語、英語に中国語、韓国語を加えた4か国語対応とし、国内外の、より多くの皆さまにお楽しみいただけるコンテンツへと進化しています。(※1)

〈デジタルアートビューア 国宝 聖徳太子絵伝~太子の生涯と超人伝説~〉とは?
国宝「聖徳太子絵伝」のインタラクティブコンテンツがウェブ版として公開開始 ― いつでも・どこからでも・4か国語で鑑賞が可能に! ―
東京国立博物館所蔵の国宝「聖徳太子絵伝」は、かつて奈良・法隆寺の絵殿(えでん)を飾っていた大画面の障子絵です。平安時代・延久元年(1069)、絵師・秦致貞(はたのちてい)によって描かれました。

聖徳太子の生涯を絵画で表わした、いわゆる「聖徳太子絵伝」のなかでもっとも古く、初期やまと絵の代表作にあげられます。

しかし、長い年月を経て画面のいたみが進み、現在ではくわしく鑑賞することがかないません。

作品保護のため公開機会が限られていた同作品を、身近に鑑賞していただけるようにと2018年に開発した「8Kで文化財 国宝 聖徳太子絵伝」は、高精細画像を大型の8Kモニターに映し出し、鑑賞者自身の操作により、肉眼では見ることのできないレベルまで絵画を拡大して自由に鑑賞できるアプリケーションでした。

これまで法隆寺宝物館中2階にて7回にわたり公開され、多くの方々に楽しんでいただいてきましたが、2025年7月をもって館内での公開を終了しました。

このたび公開される「デジタルアートビューア 国宝 聖徳太子絵伝~太子の生涯と超人伝説~」は、会場で公開されてきた同コンテンツをウェブ用に改修し、中国語、韓国語を追加搭載したアプリケーションです。

◇見どころポイント

(1) 超高精細画像が手元で楽しめる!

本コンテンツでは会場公開時と同様に、1面あたり約縦1.9m×横1.5mの画面を28区画に分割して撮影した、1面約18億画素、2面で約36億画素という超高精細画像データを用いており、鮮明な画像で作品の細部まで鑑賞することが可能です。

(2) いつでも、どこからでもアクセスが可能!

来館がかなわなくとも、時間と場所を選ばずご自宅のPCやスマートフォンから自由に操作・鑑賞できる点が、新たな魅力として加わりました。


(3) 見やすく、ユーザーフレンドリーなUIデザイン!

画面のトップページは作品の画像をスライドショーで観たい場面を大きく表示し、聖徳太子の生涯に起こった60のエピソードの中から厳選した12の超人伝説は、魅力的なイラストとともに表示。

PCやスマホ画面からでも興味のあるエピソードが見つけやすいデザインです。

たとえば、トップ画面で太子33歳の「日本初の憲法制定」を選ぶと、有名な「十七条憲法をつくる」エピソードが描かれた場面にズームインし、即座に該当場面の閲覧ができ、日本語、英語、中国語、韓国語の4か国語で解説を読むことが可能です。

いくつかの場面にはクイズもあり、楽しみながら作品を鑑賞できます。

たとえば、超人的能力を発揮し「空中浮遊する太子」の場面では、クイズの答えの箇所を拡大すると、実作品が展示室に展示されても肉眼でははっきりと見ることは困難なほほえむ太子のかわいらしい姿が見えるはず。

ほかにも、作品の来歴や聖徳太子に関連する年表など、作品の理解につながる情報が満載です。

世界中のどこからでも、いつでも、さまざまな角度から国宝「聖徳太子絵伝」をお楽しみください。

◇コンテンツ概要

名称         : ウェブ版アプリケーション「デジタルアートビューア
             国宝 聖徳太子絵伝~太子の生涯と超人伝説~」
企画・監修      : 東京国立博物館、文化財活用センター
デジタルコンテンツ制作: 文化財活用センター、NHKエデュケーショナル
対応言語       : 日本語、英語、中国語、韓国語

(出典元の情報/画像より一部抜粋)
(最新情報や詳細は公式サイトをご確認ください)

出典:プレスリリース

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