良質なアニソンを作家目線でおすすめしていくために立ち上がったプロジェクト「アニソン派!」その第1回の模様を作家の発言を書き起こしてまとめてみました!金言満載の公式レポート、隅から隅までチェックしてみてください!出演者:渡辺 翔、eba、やしきん、草野華余子、Tom-H@ck司会:田淵智也、田代智一「今夜決定!アニソン派!的最新おすすめアニソンアワード2019.09.22」今回のイベントの目玉企画。2018年9月発売以降のアニソンでおすすめしたい曲を事前にゲスト作家の皆様からリサーチ。主催の独断で20曲に絞り込み今回のラインナップといたしました。各作家からのおすすめポイントも併せて是非楽曲聴いてみてください!「キヅアト」アーティスト:センチミリメンタル作詞・作編曲:温詞Vocal:温詞Drums: 空Bass:中島隆成Guitar: Ryo Yamamoto,温詞Programming & All Other Instruments: 温詞Mixing engineer:兼重哲哉TVアニメ『ギブン』OPテーマ草野華余子:この曲は冒頭のコード進行がすごく面白くて、頭がCdimから始まるんです。(コードが)ディミニッシュで始まる曲というのは普通ないんですよ。田淵智也:これはロックバンドではそうそうでてこない書き方なんですよね。草野華余子:そうそう、これは鍵盤ができる人の特徴なんです草野華余子:劇中曲のなかには、原作に出てくる文言をそのまま使った曲もあるんです。アーティスト側がアニメ側のお互いがアプロ―チし合っている、素晴らしい仕上がりだと思います。「GAME IS LIFE」アーティスト:井之原小星(CV:もものはるな)作詞・作編曲:ヒゲドライバーguitar, all other instruments & programming:ヒゲドライバーMixing engineer:田本雅浩 (TOKYO LOGIC)マキシ「ONGEKI Vocal Collection 04」M-3収録eba:こんなのみんな絶対好きじゃないですか。こういう曲こそサマソニとかでやるべき。めちゃめちゃ盛り上がりますよ(笑)。田淵智也:今はトラックメイカーがバキバキな曲を作ってる時代なので、電波ソングというのはチャンスだと思う。eba:ヒゲドライバーさんは曲もいいですけど、メロディに対する詞の乗せ方がめちゃくちゃいい。(作曲と作詞を一緒にやっているので)シンガーソングライター的とも言えるし、オノマトペも多かったりで、歌っても聴いても気持ちいい。「お願いマッスル」アーティスト:紗倉ひびき(CV:ファイルーズあい)、街雄鳴造(CV:石川界人)作詞:サイドチェスト烏屋作曲:サイドチェスト烏屋,シックスパック篠崎編曲:シックスパック篠崎trumpet:宇野嘉紘 saxophone:Yoshi Yamasaki trombone:中山雄貴chorus:ЯIRE,アサコ,芥子莉紗,相合谷由馬,ぽん,荻野雄輔all other instruments & programming:篠崎あやと (TOKYO LOGIC)Mixing Engineer:大串浩彰 (Brilliant Studio Inc.)TVアニメ『ダンベル何キロ持てる?』OPテーマTom-H@ck:この曲はメロディをひとつ繰り返して、ふたつまた同じメロディを繰り返すところがいっぱいある。この構造は海外的で、J-POPやアニソン的な感じはするけど、作り方としては海外フレーバーのある楽曲になっている。Tom-H@ck:この曲はたぶんヒットするだろうとは誰も思っていない中で作ってると思うんです(笑)、だからこそ思い切りの良さが生まれた。ギャグ的な要素とか「ふざけちゃっていいよね?」というのがあったからこそ出来た曲。Tom-H@ck:ムーブメントというのは、狙ってないところで起きることがすごくある。その代表曲だと思う。田淵智也:アニメ作品がユーザーにリーチすることがヒットの原因になることは多くて。「ハレ晴レユカイ」も「ようこそジャパリパークへ」もそうだったし。作品自体が遠心力となって、おまけに曲もいいことが全部相乗効果となって売れていく。Tom-H@ck:アニソンは(作り手の)エゴを出し過ぎてしまうと、アニソンではない枠まではみ出してしまう。そうするとセールス的にも落ちてしまうんです。エンタメやアニソンは何か?ということを考えつつ、プロフェッショナルとして音楽をどう当てていくかは、僕たち作曲家の腕の見せ所だと思います。「Neo Sanctuary」アーティスト:fine[天祥院英智(CV:緑川光)、日々樹渉(CV:江口拓也)、姫宮桃李(CV:村瀬歩)、伏見弓弦(CV:橋本晃太朗)]作詞:こだまさおり作曲:山田高弘編曲:松田彬人 (APDREAM)Guitar:佐々木正明Bass:小林修己Drums:裕木レオンStrings:吉田翔平ストリングスChorus:草川瞬All Other Instruments & Programming:松田彬人 (APDREAM)Mixing Engineer:Neeraj Khajanchi※アルバム『あんさんぶるスターズ!アルバムシリーズ fine』M-3収録草野華余子:(『あんさんぶるスターズ!』は)ゲーム、アニメ、ライブのすべてを同じ会社が制作しているので、作品として軸が一本通っているし、グループによって楽曲の色が違うんです。ソウル・ファンクっぽいもの、V系、歌謡曲に近いグループもいて。(作詞の)こだまさおりさんも作品のコンセプトに沿った歌詞を書かれるんです。「all yours」アーティスト:伊藤美来作詞:伊藤美来作曲・編曲:睦月周平Strings:今野均ストリングスTrumpet:吉澤達彦Trombone:石川智久Tenor & Alto Saxophone:石井裕太Other All Instruments & Programming:睦月周平Mixing engineer:新津智之 (POPHOLIC)アルバム『PopSkip』M-11収録田淵智也:このイントロを聴いて嫌な気持ちになる人はいないでしょ!?田淵智也:「本日来れなかった作家の方からもコメントいただいてます。”この企画がなければ出会えませんでした。ありがとうございます。20曲のなかでこの曲がいちばん好きです” by PENGUIN RESEARCH 堀江晶太。」「おセンチなメンタル」アーティスト:鈴木みのり作詞・作曲・編曲:渡邊忍ホーン編曲:NARIsynthesizer:中村圭作tenor sax:NARI (SCAFULL KING)trumpet:Seasirall other instruments:渡邊忍 (ASPARAGUS)mixing engineer:高須寛光 (VICTOR STUDIO)アルバム『見る前に飛べ!』M-4収録田淵智也:鈴木みのりさんに関しては、音楽チーム的に坂本真綾さんの遺伝子を引き継いでると思っていて。この曲を作ったのはASPARAGUSの渡邊 忍さんという方なんですけど、非常にお洒落なコードを使われています。それは元々坂本真綾さんのチームにROUND TABLEの北川勝利さんが入ったあたりから作られたものの空気に近い気が勝手にしている。田淵智也:ライブでもNONA REEVESの小松シゲルさんがドラム、奥田健介さんがギターを弾かれていて。田淵智也:ポップをちゃんと作ろうという気概をすごく感じる。おまけに鈴木みのりさん自身のキャラクターがすごく良くて、アニソンに対して非常に純粋な気持ちで取り組んでらっしゃるし、歌もとても上手いので、僕はすごく期待してます。「Galactic mermaid」アーティスト:マーメイド・シスターズ(Vo.クリヤマユウリ)作詞:クリヤマユウリ作曲:柿本論理編曲:クリヤマユウリEngineer:Akitomo Takakuwa (VICTOR STUDIO)アルバム『キャロル&チューズデイ VOCAL COLLECTION Vol.1』M-10収録eba:まず歌詞が素晴らしいです(笑)。こういう音楽アニメは今までなくて。監督は渡辺信一郎さんで、SFの世界観をふんだんに採り入れてて、曲も海外のアーティストが書いてるものが多いんですよ。eba:洋画の『ONCE ダブリンの街角で』みたいな要素をアニメの世界観に落とし込んで、アニメでしか描けない世界観を出していて。主題歌や挿入歌など、全般的にわかりやすく連想する「アニソン」というような曲調ではないですが、しっかりアニソンとして成立させているのがすごいなと思います。「火炎」アーティスト:女王蜂詞・曲:薔薇園アヴ編曲:女王蜂,塚田耕司Vocal:アヴちゃんBass:やしちゃんDrums:ルリちゃんGuitar:ひばりくんProgramming & Mixing engineer:塚田耕司 (PERMANENT AUDIO SERVICE)TVアニメ『どろろ』OPテーマ田淵智也:アニソン作家の方たちにアンケートを募ったらこの曲が1位でした。アニソンに関わる人たちが舌を巻くような出来。eba:この曲は『どろろ』のOPテーマなんですけど、バンドの曲としてもしっかり成立しつつも、詞曲共にすべてがアニメに沿ってて。タイアップ曲は作品のためでもありますがバンドのための曲でもあってうまく成立させるのが意外と難しくて。しかもこの曲はタイアップが決まる前からあったらしいんですよ。本当に運命的なタイアップ。eba:洋楽的な構成でサビに歌がないんですよ。田淵智也:(日本の)ロックバンドで洋楽的なものをここまで血肉にしているという意味で、女王蜂は完全にトップランナーだと思います。草野華余子:塚田(耕司)さんがプログラミングと編曲とミキシングに関わってからの女王蜂がすごいんですよ。洋楽ではチェインスモーカーズみたいにサビがなくてDJが作るような音楽がすごく流行ってて。そういうものをアニソンに消化するという点で女王蜂は一歩リードしてると思います。田代智一:女王蜂の「火炎」は一聴して撃ち抜かれる曲ですよね。全体の完成度も高いですが2番のラップのパートなんて特に、ありがちな洋楽のパクリみたいなラップではなく日本語ならではの特徴を素晴らしいレベルでまとめていて、信じられないぐらいのハイクオリティだと思いました。「ふりそでんぐりがえし」アーティスト:あざ丸(CV:木野双葉)、謙信兼光(CV:朝井彩加)、児手柏包永withぽこ太・ぽこ助・ぽこ美(CV:田中あいみ)作詞:やしきん作曲・編曲:広川恵一 (MONACA)Drums:金川卓矢Guitar, Bass & Programming:広川恵ー (MONACA)Mixing Engineer:前田和哉『天華百剣 -斬-』キャラクターソングアルバム『百華繚乱』M-8収録田淵智也:「GAME IS LIFE」でも思いましたけど、やっぱり電波(ソング)は必要なんですよ。こういう曲、もっとほしい! アプリゲームの曲でも広川(恵一)くんややしきんがこういう風に頑張ってるから、TVで流れるアニソンももっと頑張れるのにと思うぐらい悔しい一作でした。「Tone」アーティスト:蒼井翔太作詞・作曲:園田健太郎編曲:日比野裕史All Instrumental:日比野裕史Mixing Engineer:森元浩二.(prime sound studio form)TVアニメ『この音とまれ!』OPテーマ草野華余子:声優としてもアーティストとしても同じレベルで成功してる方、水樹奈々さんみたいにドームクラスまでいく方はすごく限られてますけど、蒼井翔太さんにはそのパワーがあるんじゃないかと思います。草野華余子:この曲は『この音とまれ!』のOPテーマなんですけど、作品は箏曲部のお話なのに、あえて琴推しじゃない曲というところがすごくよくて。「徒花ネクロマンシー」アーティスト:フランシュシュ[源さくら(CV:本渡楓)、二階堂サキ(CV:田野アサミ)、水野愛(CV:種田梨沙)、紺野純子(CV:河瀬茉希)、ゆうぎり(CV:衣川里佳)、星川リリィ(CV:田中美海)]作詞:古屋真作曲・編曲:加藤裕介Bar:倉内健人 Ten:草間勇貴 Gt:増崎孝司 St:今野均ストリングスtp:鈴木正則,小澤篤士,川上鉄平 A.sax:竹上良成 T.sax:鍬田修一B.sax:宮崎達也 tb:高井天音,須賀裕之 b.tb:藤井良太All Other instruments & Programming:加藤裕介Mixing engineer:田中雄司 (prime sound studio form)TVアニメ『ゾンビランドサガ』OPテーマ渡辺 翔:この曲を書いてる加藤裕介さんは、ワルキューレの楽曲とか嵐の「One Love」も書いてて、めちゃくちゃいいんですよね。渡辺 翔:あと個人的に、OPアニメーションに効果音がたくさん入ってくるのが好きで、僕は効果音が性癖なんですよ(笑)。遡ると『新機動戦記ガンダムW』のOP(TWO-MIX「RHYTHM EMOTION」)で入る爆発音とかがめちゃくちゃ好きで。そういう効果音が入ることで曲がよりパワーアップしていてハマりました。「スパッと!スパイ&スパイス」アーティスト:ツキカゲ[源モモ(CV:安齋由香里)、半蔵門雪(CV:沼倉愛美)、相模楓(CV:藤田茜)、八千代命(CV:洲崎綾)、石川五恵(CV:のぐちゆり)、青葉初芽(CV:内田彩)]作詞・作曲・編曲:ヒゲドライバーBass:中村泰造Drums:笹渕啓史Trumpet:宇野嘉鉱Trombone:秋好耕生Sax:Yoshi YamasakiMixing Engineer:田本雅浩 (TOKYO LOGiC Ltd.)TVアニメ『RELEASE THE SPYCE』OPテーマ田淵智也:今回唯一2曲ランクインしたクリエイターがヒゲドライバーさんということで、僕は面識ないんですけど、この人本当にいい曲書きますよね。この人の書く曲、全部好きですもん。俺、ヒゲドライバーさんのサブスクがあれば2,000円ぐらいは払う(笑)。やしきん:エンジニアというのは一般的な認知度はあまり高くないと思いますけど、曲を一聴したときの印象を左右するという意味では、正直アレンジャーと並ぶぐらい重要なポジションだと思っていて。みなさんの聴いている好きな曲を紐解いていくと、たぶんアレンジャーと同じくらいエンジニアも統一感が出てくると思います。「輪!Moon!dass!cry!」アーティスト:田中望(CV:赤崎千夏)、菊池茜(CV:戸松遥)、鷺宮しおり(CV:豊崎愛生)作詞・作編曲:山崎真吾all instruments & programming:山崎真吾Mixing engineer:福原賢一 (VERYGOO) & 中村悠ニ (VERYGOO)TVアニメ『女子高生の無駄づかい』OPテーマやしきん:この曲、細かいことを抜きにしてヤバくないですか?(笑)。クレジットをチェックしたら山崎真吾さんが作詞・作曲・編曲をされてて。この方は『くまみこ』の「KUMAMIKO DANCING」の人なんですよ。俺、まんまとやられたなと思いました。やしきん:この曲は捉えようによっては電波ソングっぽくもあると思うけど、トラックには高級感があるんですよ。その高級感と電波っぽさ、キャラソンとしての歌唱、いろんな要素を成立させていることに素晴らしさを感じる曲です。「あかいろリトルリーダー」アーティスト:種村小依(CV:大和田仁美)作詞・作曲・編曲:高木龍一Guitar & All other instruments:高木龍一 (Dream Monster)Mixing engineer:高須寛光 (VICTOR STUDIO)TVアニメ『私に天使が舞い降りた!』キャラクターソングアルバム『天使のうたごえ』M-4収録やしきん:この曲は作家目線で見たときのキャラソンの基準値だと思うんです。今現在のキャラソンのスタンダードなアプローチが良質な形で全部詰まっていて、たぶんほとんどの人はここから寄せるか離すかでキャラソンを作るんじゃないかと思えるような曲だったので、すごく意味があると思って候補に入れました。やしきん:(サビの4536進行について)必然的にキャッチーさが生まれるコード進行なので好まれるんですけど、逆に言うとすごく被るので避けがちでもあるんですよ。でも、この曲はそこを避けずにやったうえで、サウンドもメロディもしっかりしたものになっているのが評価ポイント。やしきん:この曲はクレジットを見たらわかる通り、参加している人が少ない。これはキャラソン一曲に対する予算の使い方という意味でも現実味があるんです。「Relive」アーティスト:dubstar [藤原あかね(CV:田口華有)、野田ここみ(CV:秋場悠里)]作詞・作曲:岸田編曲:岸田教団&THE明星ロケッツDrums:みっちゃんBass:岸田Guitar:hayapi,岸田Chorus Arrangement:カヨコMixing engineer:白井康裕『ライブレボルト』コラボレーションミニアルバム『BUDDIES』M-2収録渡辺 翔:これは何回聴いてもヤバい。聴いた瞬間、岸田さん印がすごくて(笑)。まずキーがめちゃくちゃ高いんですよ。普通キャラソンというのは、キャラの声が出せなくなるのでキー設定を低めにするようお願いされるんですけど、これはもう関係ない(笑)。だからキャラソンなのかな?と思ったんですけど、この勢いはヤバくて。草野華余子:この曲は仮歌を頼まれて歌ったけど、今まで歌った仮歌の中でいちばん(キーが)高かった(笑)。「クレイジークレイジー(M@STER VERSION)」アーティスト:一ノ瀬志希(CV:藍原ことみ)、宮本フレデリカ(CV:高野麻美)作詞:BNSI (MCTC)作曲・編曲:BNSI (Taku Inoue)Chorus:SaChiViolin:CHICAViola:細川亜維子Mixing engineer:Taku Inoue (BNSI)THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS STARLIGHT MASTER 29 「クレイジークレイジー」M-1収録渡辺 翔:ドロップも楽器のメロディもすごくキレイだし、キャラソンとしてこれが成立するのが不思議なぐらいのクオリティで。EDMというのは感情を入れにくいものなんですけど、それもちゃんと入ってるというのが推せるところですね。田淵智也:僕は、声がいい声優さんというのはプロシンガーに出来ないことが出来ると思っているので、そういう意味でこの曲は(声優の)声がいいから成り立っている素晴らしいトラックだと思います。「HEAVEN’S RAVE」アーティスト:AXiS[天神ネロ(CV:水瀬いのり)、比嘉アグリ(CV:渕上舞)、蓬莱タキ(CV:川崎芽衣子)、志摩サビナ(CV:前田玲奈)、鹿込オト(CV:黒瀬ゆうこ)、帝塚セネカ(CV:辻あゆみ)]作詞・作曲・編曲:kz (livetune)Mixing engineer:kz (livetune),Keisuke Fujimaki (Studio MSR)Tokyo 7th シスターズ「EPISODE 4.0 AXiS」テーマソング田淵智也:僕も大変推しているTokyo 7th シスターズの名曲ですね。kzさんはトラックメイカーとしてまだ進化するんだなという気持ちがあるんですけど。やしきん:トラックメイカーの人はサビに歌のないドロップを入れることが多いんですけど、kzさんはドロップをやらないんですよ。田淵智也:俺、サビにメロのあるダンスミュージックって最強なんじゃないかなと思って。やしきん:kzさんはサウンド的には本格派のトラックメイクと変わらないものを出しつつ、ポップスやロックの素養を持っている人なので、みんなが楽しめる曲を作ることができる。尊敬できる作曲家だと思います。「星をつなげて」アーティスト:Gothic×Luck (八木ましろ、菅まどか)作詞・作曲・編曲:じんAll sounds & tracks:スタヂオ・エドMixing engineer:中谷浩平TVアニメ『けものフレンズ2』EDテーマ田淵智也:じんくんがサントリーのVtuberに書いた曲(燦鳥ノム「Life is tasty!」)、すごいよね! じんくんにはもっと曲を書いてほしいと思う。俺、じんくんの曲を聴けるのなら金を出すよ(笑)。田淵智也:『けものフレンズ2』は音楽プロデューサーがいい音楽を作るためにfhanaの佐藤(純一)さんやじんくんに白羽の矢を立てたりしてて、音楽がめちゃくちゃいい。やしきん:本当にじんくんには曲を作ってほしい。じんくんが11人いてくれればいいのに(笑)。「Glow at the Velocity of Light」アーティスト:安月名莉子作詞:タナカ零作曲:ナスカ編曲:the Thirdguitar:junchi.other instruments & programming:the Thirdmixing engineer:手塚貴博 (Joint1)TVアニメ『彼方のアストラ』EDテーマ田淵智也:こんなにシンプルなメロを書こうとは思わないじゃないですか。「いい曲をください」と言われてもなかなか書けないものなんですよ。だけどこの曲はメロも編曲も最高で本当にプロの成せる業だなと思っていて。田淵智也:作詞のタナカ零さんは謎の作家なんですけど、去年に『あそびあそばせ』のOPテーマ「スリピス」を作詞作曲していたり、わけのわからない曲を書く方なんですよ。(「Glow at the Velocity of Light」の)カップリングの「たたくおと」もタナカさんが書いてるんですけど、今までのアニソン作家の書くいい曲の概念を覆すような曲で。田淵智也:堀江晶太くんも「もし僕がノミネート作品選ぶならこの曲挙げてました。それは安月名さんの声に合っているところに、メロも編曲もすべてがほどほど感に集約されているところです」と言っていて。すべてがプロの技なんですよ。めちゃくちゃ名曲だと思います。「ファーストプロット」アーティスト:夏川椎菜作詞:夏川椎菜作曲:田中秀典編曲:川口圭太Guitars, Programming & All other instruments:川口圭太Mixing engineer:大里正毅アルバム『ログライン』M-13収録田淵智也:声優音楽のネクストブレイクアーティストだと思う。このアルバムはマジで名盤! 13曲全部が本当に素晴らしい! しかもこの曲、夏川さんが自分で作詞してるのが信じられない。この人はマジで天才だと思う。渡辺 翔:トレンドもしっかりおさえてる。これ系の曲でこのテンポ感は、名曲にしようとしてもなんとなくいい曲になりがちなんですよ。でもここまでいい曲に仕上げてるのはやっぱりプロの成せる業。やしきん:夏川さんは良質のポップスが似合いますよね。Part.2へ続く!