『負けヒロインが多すぎる!』『逃げ上手の若君』の話題の2作品...の画像はこちら >>

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ゆるキャラのような出で立ちから繰り出されるキャッチーなメロディと本格的な邦ロックサウンド。2022年以降のネットシーンで何度も大バズリを引き起こし、様々な年齢層にリーチするミュージシャン・ぼっちぼろまるは、2024年夏クールにて『負けヒロインが多すぎる!』と『逃げ上手の若君』の2作品の主題歌を担当している。

片や敗走系青春ラブコメ、片や壮大な歴史スペクタクルと、ジャンルも方向性もまったく異なる2作品だが、意外にもぼっちぼろまると重なる部分も多いのだとか。彼の音楽性、そしてタイアップ作品への想いをたっぷりと語ってもらった。

INTERVIEW BY 冨田明宏
TEXT BY 河瀬タツヤ

感覚としては“99敗1勝”

――今回リスアニ!に初登場ということで、まずはこれまでのぼっちぼろまるさんの活動についてお聞きしていきます。ぼっちさんといえば、メジャーデビュー前の2022年6月に発表され、TikTokを中心に大バズリした「おとせサンダー」で多くの人に知られましたが、当時はどのようなご心境でしたか?

ぼっちぼろまる 若い女の子が「おとせサンダー」を踊っているのを観て、正直他人事のような気分で(笑)、「なんじゃこりゃ!」って感じでした。

――当時の「おとせサンダー」の歌ってみた・踊ってみた動画は芸能人まで巻き込んだ広がり方でしたものね。そこから同年10月にメジャーデビュー、2023年にはTVアニメ『ポケットモンスター』OPテーマ「ハロ」をリリースされます。

ぼっち 自分の中で曲作りや歌うことに対してできることが徐々に広まってきた実感はあるんですが、色んな人のサポートやタイミングが重なって、結果的にものすごくたくさんの人に聴いてもらえるようになったと思っています。そういう意味でここ2、3年は本当に運が良いと思いますし、良すぎて来年以降怖いです(笑)。

――ぼっちさんはメジャーデビュー前も含めて常にバズっている印象があるので、それはもう運だけでは片付けられないと思いますよ。

ぼっち でも自分の中では“99敗1勝“みたいな感覚で、1年に1回くらい広まる曲を出せてはいるものの、自分的にはやっぱり負けまくっているんですよ。なので、全然“当てまくっている”という感覚はないですね。

――でもそれだけ打席に立ち続けているということですよね。

ぼっち たしかに打席に立つことはすごく意識していて、それこそ活動開始当初は毎月1~2曲作って全部公開していたりもしました。

今もそのくらい作っていますけど、世の中に出ていない楽曲も多いので、みんなの知らないところでずっと負けまくっています(笑)。なので、チャレンジ精神はずっと持ち続けていますし、まだまだ大きい目標もあるし、意外と書きたい曲も尽きていない。特にアニメ作品の主題歌をやらせてもらう場合は作品にのめり込んで作るので、自分にとってはかなり画期的な出来事でしたね。

――アニメ作品の主題歌だと「ハロ」は『ポケットモンスター』の曲ということもあって、これまでよりもファンの年齢層が広がったんじゃないでしょうか?

ぼっち 最近は地方のライブハウスの対バンライブでも親子連れで来る人が1組はいて、「子供がぼっちさん大好きです」「親子で好きです」と言ってもらえたりするので嬉しいです。こういう見た目なのでインディーズ時代に遊園地でライブをさせてもらうこともあったんですが、喜んでくれる子供たちがいる一方で、小さい子供だと怖くて泣かれることもあったんですよ。目が虚無だし、大きくて威圧感あるし(苦笑)。でも最近は街を歩くと「ぼっちぼろまるだー!」と言ってくれることもあるので、それは本当に嬉しいですね。

――やはり子供からの支持が厚いのですね。そういったご経験をされると、アニメの主題歌作りはそれ以外と比べてモチベーションが異なりそうですね。

ぼっち でも、今までやってきたことの延長線上にあるとは思っています。ありがたい話ですが、これまで自分が好きになれる作品の主題歌しか担当したことがないので、どこか自分の人生と重なる部分が絶対にあったんです。その共通点を自分の言いたいことと合わせて発信できるし、新たにチャレンジできる要素もある。

すごく刺激的で楽しいものづくりですね。今回の『負けヒロインが多すぎる!』と『逃げ上手の若君』の2曲に関しても、自分は負けまくって、逃げまくってきた人生なので(笑)、本当に素晴らしいタイアップをのチャンスを与えていただいたと思います。

注ぎ込まれた歴代アニソンへのリスペクト

――まずはTVアニメ『負けヒロインが多すぎる!』OPテーマ「つよがるガール feat. もっさ(ネクライトーキー)」について伺っていきます。楽曲を作るにあたり、はじめに作品に対してどういった印象を持たれましたか?

ぼっち 最初に原作のライトノベルを読ませていただいたのですが、本当にめちゃくちゃ面白くて、とにかく負けヒロインたちが かわいいなと思いました。この作品は過去のラブコメの存在があるからこそ成り立つ作品で、今まで僕が読んできたほかのラブコメ作品の負けヒロインたちもかわいかったと振り返ってしまうくらい、数々の名作たちへのリスペクトが感じられたんです。その中で「過去から現在まで」という部分を曲で表現したいと思い、それを「昔のアニソンの流れでこの楽曲がある」という視点に置き換えて作っていきました。

――その視点で作られたということは、ぼっちさんもアニメやアニソンはお好きだったりするんですか?

ぼっち 僕は元々マンガが好きで、その流れでアニメも結構観ていました。特にアニソンはずっと好きで、なかでもヒャダインさんの影響がすごく大きいんですよ。ほかにもTom-H@ckさんやオーイシマサヨシさんなど、そういうアニソンの流れを鑑みて僕なりに今回表現してみようと意識しました。でも、デモのときにヒャダインさんっぽいことをたくさん取り入れたら、「さすがにそれはやりすぎ」と言われましたけど(笑)。

――これまでもポップでキャッチーな楽曲を作られていましたが、今回はそれに加えてアニソンらしさに溢れていたのは、そういった先人たちへのリスペクトがあったからなんですね。

ぼっち あとはアニソン特有の急展開みたいなところは意識しました。ほかには今回スカパンク的なこともやりたいと思っていて、僕の中にイメージとしてあったのが、TVアニメ『こちら葛飾区亀有公園前派出所』OPテーマ「葛飾ラプソディー ~ヤムヤムversion~」(歌:Yum!Yum!ORANGE)と、TVアニメ『スクールランブル』OPテーマ「スクランブル」(歌:堀江由衣 with UNSCANDAL)の2曲でした。

Bメロで(「スクランブル」のサビで多用される)“ぐるぐる”というフレーズが出てくるのも、そういうところに意識があったからです。

――なるほど! だからスカパンクだったんですね。リスペクトやオマージュも的確に盛り込みつつ、しっかりとぼっちさんらしい味付けがされていて素晴らしいと思います。今回ネクライトーキーのもっささん(Vo/Gt)と一緒に歌われているのも大きなポイントですが、なぜ今回一緒にやろうと思ったんですか?

ぼっち 今回女の子のボーカルで絶対やりたいと思っていて、「僕の知り合いの中で1番負けヒロイン声なのは誰だろう?」と考えて真っ先に出てきたのがもっささんでした(笑)。彼女は一見ほわほわして見えるんですけど、今まで負け続けてきたことも結構あったりする、意外と熱い女性なんですよ。そういう精神性も含めてぴったりだなと思って今回お願いさせていただきました。ネクライトーキーも結構負けをテーマにしていて、僕自身そこからの影響も強いので、今回一緒にやらせてもらえて光栄でしたね。

――この曲は耳にしっかり残るキャッチーさがある一方で、負けを受け入れて肯定するところから始まる王道なポジティブさも歌詞からは感じられます。

ぼっち 歌詞で最初に浮かんだのが、(サビの)“つよがるガールは最強!”という言葉で。強がるシーンも本当にかわいいなと思って書き始めたんですけど、やっぱり“負け”をテーマに置くと、これまで自分が負けてきた経験とか、その制作期間中に悔しいと感じる出来事とか、常に悔しい思いを抱えて生活しているのが出てきてしまう。なので「それでもきっと良くなるさ」と、ある意味自分を励ますかのように作ってみました。同じように悔しい思いをしている人たちには届いてくれるんじゃないかなと思います。

――もっささんとの掛け合いや歌割りはどういったことを考えましたか?

ぼっち 頻繁に入れ替わる感じにしたい、疾走感があってわちゃわちゃした曲にしたいと思っていました。それこそ「スクランブル」が頭の中にあって、もっささんを立てつつ自分が周りで盛り上げて楽しい感じになってもらえたらいいなというイメージでした。もっささんは歌に対して真摯な方なので、どういう形がいいのかは話し合いつつ、レコーディングは「もっとアニメっぽく!」「もっとかわいく!」という感じでディレクションをして、もっささんの中の平沢 唯(※『けいおん!』のキャラクター)を出してもらいました(笑)。どうも高校生のときにカラオケでよく歌っていたらしくて。

――自分の中で思い描くアニメのかわいい女性像を降ろしたということですね。ぼっちさんご自身のレコーディングはいかがでしたか?

ぼっち 実は僕が先に歌を入れて、そのあとにもっささんが入れたんですが、掛け合いの返しは主に僕なので結構難しかったです(笑)。でも最終的に合わせたら良い感じになったので良かったですね。録っているときはほぼ「わからん!」という感じでしたが(笑)。

――作品のパワーも相まって多くの人を勇気づける曲になっているので、カラオケでも歌ってほしいですね。

ぼっち そうですね、好きな子と歌ってほしいですよね。

――それ、勝っていませんか?(笑)。

ぼっち すでに勝ちそうな感じはありますけど、「この曲一緒に歌いたいから練習しようよ!」とカラオケに誘ってみてもいいんじゃないですかね?

スタッフ (アニメの第1話のように)横で八奈見杏菜が死んだ目でマラカスを振ってしまいますよ。

一同 あはははは(爆笑)。

どんな時代でも“楽しさ”は変わらない

――ここからはTVアニメ『逃げ上手の若君』EDテーマ「鎌倉STYLE」についても伺っていきます。作品の印象はいかがですか?

ぼっち 週刊少年ジャンプで連載が始まったときから読んでいたずっと好きな作品だったので、アニメもどんな形になるのか楽しみだったんですけど、 実際に動き回るとめちゃくちゃかっこ良くて。マンガを読んでいたときに自分の頭の中で想像していた動きがさらに鮮明に映し出されて、ただただ圧倒されました。本当にこの作品に携わらせていただいて大感謝です!

――「鎌倉STYLE」は作品の世界観からインスパイアされて誕生した和風ミクスチャーロックですが、具体的にどういうイメージを受け取って作られたのでしょうか?

ぼっち 明るい曲にしたい、お勉強ができる曲にしたい、でもメッセージも伝えたい、と自分の中で色々アイデアがあったので、「もう音も全部詰め込んじゃえ!」となり、歌詞まで含めてミクスチャーな感じになりました。『逃げ上手の若君』には、主人公の北条時行が「私はこの鎌倉が好きだ」と言うシーンがあって、僕はそこがすごく好きなんですよ。時行の人生って想像を絶するくらいつらくて重いけど、作中では時行と仲間たちが楽しそうにすごろくをしているシーンもあったりして、鎌倉時代のような大変な時代でも、みんなにとって幸せなことや楽しいことはあったんだろうなと思って。現代の僕たちもライブハウスに音楽を聴きに行ったり、クラブに行ったり色々楽しんでいるので、そこから一歩踏み込んで「鎌倉時代の人たちがクラブで踊っているときに流れていた曲はこういう曲だったんじゃないか?」とイメージして作っていきました。だからDJ尊氏(※ED映像に登場する足利尊氏のDJ姿)は想像していなかったんですけど(笑)、まさに僕が考えていたことと同じでしたね。

――どんなに文明が進化して科学が進歩しても、人間らしさは鎌倉時代から現代まで何も変わらないというエッセンスをズバッとポップに言い当てていて、シンプルにすごい曲だなと思いました。

ぼっち ありがとうございます。まさにおっしゃるとおりで、鎌倉時代でもどんな時代でも本質は変わらないよねという歌なんです。(冒頭の)“縄文弥生~”とかを考えているときはあまり深く考えずに楽しさ先行で書いていたんですが、Bメロやサビの歌詞を考えていくうちに「こういうメッセージを伝えたいな」と思うところも出てきたんですよね。

あまり説教臭くならないように一部に留めてはいますが。

――これまでのぼっちぼろまる楽曲すべてに言えることですが、 基本はポップでわかりやすいけど、ふと「いや待てよ」と思わせてくれる要素が残っていますよね。聴く人に何か少しでも伝えたいという思いは強いですか?

ぼっち たしかに伝えたいことはすべての曲で明確にありますね。でもメッセージだけの曲にはしたくなくて、音楽としての楽しさの中に「ちょっと僕はこう思うんです」というような共感してもらえることを入れて、みんなも共感してくれたら人生が楽しいなという気持ちがあります。そうやってリスナーと繋がれたらいいなと。ありがちな話ですけど、自分が音楽で救われてきたので、メッセージを受け取って救われたと思ってくれる人が1人でもいるのなら本当に価値のある活動だと思うので、そういうところは大切にやっていますね。

――「自分の音楽を聴いてくれる人には幸せになってほしい」という思いが、ぼっちさんの曲からはすごく伝わるんですよね。

ぼっち そうですね、もっとメッセージを伝えたいと強く思っています。ぼっちぼろまるの目的は「地球人をみんな洗脳して、ハッピーになってもらう」なので、「鎌倉STYLE」や「つよがるガール」がじわじわと頭に残ってくれたらいいなと思います。

いつかは日本武道館で多くの人と繋がりたい

――音楽的な部分でより高めていきたいことなど、アーティストとしての目標はありますか?

ぼっち 音楽性としてはその時々によってテーマがありまして、「おとせサンダー」を出した時はバンドサウンドをもっと極めていく気持ちがあったんですが、最近はミクスチャーロックやスカパンクなど、懐かしさもありつつ今の時代にしかできないようなことをしたいという思いが強いです。「鎌倉STYLE」でそれができたという達成感があるんですよ。アニソンやボカロ、邦ロックに洋楽ロックなど自分は雑多に色んな音楽を聴いてきたので、それを上手く混ぜて自分にしか出せない新しい音楽を発明したいなと、今すごく燃えています。

――2000年前後のインディーズシーンはスカパンクやミクスチャーロックが中心だったので、ぼっちさんはあの時代のサウンドを今っぽくやられている印象があります。作詞作曲のシンガーソングライターとしての腕ももちろんですが、ここまで作家性を感じるぼっちさんの編曲力も凄まじいですね。

ぼっち やっぱり昔の音楽は掘れば掘るだけ面白いものがいっぱいあるので、積極的に取り入れていきたいですね。そのままやっても個人的にはあまり意味がないような気もしているので、オマージュ的な要素も入れつつ、現代を生きている人たちが良いなと思ってもらえるようにチューニングして新しいものを作っていきたいです。

――ぼっちぼろまるの中身が“真のアーティスト”すぎて驚いています。ただただ真面目な音楽家というか……大丈夫ですか?このインタビュー、ポップなキャラクター性に対して営業妨害になっていません?(笑)。

ぼっち 全然大丈夫です(笑)。でも、僕が曲を書いていると思われていなかったり、アレンジもしていることも意外と伝わっていなかったりするので、そこはちょっと払拭していきたいですね。あと、目標としてはずっと日本武道館でライブをしたいと言い続けているんです。武道館でたくさんの人と楽しいことができたらすごくハッピーなんだろうなとは思っていますが、そこに関してはまだまだ道のりは長いかな。

――すでにぼっちさんは大勢のファンと繋がっている印象があるのですが、やはり武道館のような場所で皆さんと向かい合ってコミュニケーションを取りたいという思いは強いのでしょうか?

ぼっち ライブは自分の中で結構大切なことで、直接皆さんの顔を見ながら歌うと幸せ度の高まり方が全然違うんですよ。多分お客さんの多くもそう感じてくれていると思います。洗脳のされ具合が違うというか(笑)。なので、自分にとっての幸せなことをもっと長くたくさん続けていくためにも、やっぱり武道館を目指して頑張りたいですね。

――武道館ももちろん、動画には色んな言語でコメントがついているので、海外のファンともライブで繋がれそうですね。

ぼっち そうですね、海外のお客さんたちにもすごく会ってみたいのですけど、あまり海外に行ったことがないので……、怖い(笑)。

――侵略しに来たのに(笑)。

ぼっち まだ日本を全然侵略できてないからちょっと怖いというのもありつつ。でも、海外から熱狂的に見てくださっている方もたくさんいらっしゃるので、そういう方にも是非会いに行きたいと思います。ちょっとビビっていますけど(笑)。

●リリース情報
ぼっちぼろまる
TVアニメ「負けヒロインが多すぎる!」オープニングテーマ
「つよがるガール feat. もっさ(ネクライトーキー)」
 
8月14日発売

購入はこちら
https://botchiboromaru.lnk.to/jr6hg9

ストリーミング&ダウンロードはこちら
https://botchiboromaru.lnk.to/jHOMWd

価格:¥1,800(税込)
品番:AICL-4600
仕様:
期間生産限定盤
7inchレコードサイズアニメ絵柄描きおろし紙ジャケット仕様
初回仕様限定CDサイズジャケットカード封入
※初回仕様の在庫がなくなり次第、通常仕様に切り替わります。

<CD>
01. つよがるガール feat. もっさ(ネクライトーキー)
02. ダメニンゲンぱれーど(再)
03. つよがるガール feat. もっさ(ネクライトーキー) (Anime Edit)
04. つよがるガール feat. もっさ(ネクライトーキー) (Instrumental)

©雨森たきび/小学館/マケイン応援委員会

ぼっちぼろまる
TVアニメ「逃げ上手の若君」エンディングテーマ
「鎌倉STYLE」
 

8月14日発売

購入はこちら
https://botchiboromaru.lnk.to/NVjIOM

ストリーミング&ダウンロードはこちら
https://botchiboromaru.lnk.to/4V6pfN

価格:¥1,800(税込)
品番:AICL-4607
仕様:
期間生産限定盤
7inchレコードサイズアニメ絵柄描きおろし紙ジャケット仕様
初回仕様限定CDサイズジャケットカード封入
※初回仕様の在庫がなくなり次第、通常仕様に切り替わります。

<CD>
01. 鎌倉STYLE
02. 風車
03. 鎌倉STYLE (Anime Edit)
04. 鎌倉STYLE (Instrumental)

©松井優征/集英社・逃げ上手の若君製作委員会

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