さらに硬く絆を結びながら、成長してきた結晶がここに――DIA...の画像はこちら >>

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声優アーティストユニット・DIALOGUE+が、9月18日に3rdフルアルバム『DIALOGUE+3』をリリース。「一度DIALOGUE+の音楽を完成させる」という総合プロデューサー・田淵智也の宣言のもと制作された本作は、ログっ子(※DIALOGUE+ファンの総称)をはじめ、様々な大切な存在への愛を歌に込めたリード曲「FU-TSU-TSU-KA I love you」など多彩な新曲8曲を収録した、メンバー8人の進化と真価を味わえる1枚となった。


リスアニ!では本作のリリースを記念し、メンバーと田淵智也 の対談インタビューを4回にわたってお届け。初回である今回は内山悠里菜・鷹村彩花の2人との対談。苦手としてきたことにも取り組み、メンバー同士の関係性をさらに深くしてきたこの1年半を振り返りつつ、そのなかでの成長を詰め込んだアルバムについてもしっかり語ってもらった。

INTERVIEW & TEXT BY 須永兼次

この1年半で、今まで以上に心の内をさらけ出せる関係に

――まずは『DIALOGUE+2』からの1年半のご自身の変化や成長について、内山さんと鷹村さんにお聞きしたいのですが。

鷹村彩花 そっか……!

内山悠里菜 1年半か!

――そんな感覚ないですか?

内山鷹村 うん、ないですね。

一同 (笑)

――声が揃うぐらいに(笑)。

内山 はい。でも改めて振り返ってみると、私は自分の意志で「リズムを知りたい」という気持ちというか、欲が強くなったのはすごく感じました。

――「リズムを知りたい」ですか?

内山 そうなんです。私は音楽を楽しむことを軸に活動している部分が大きいんですけど、プラスしてこのアルバムを作っている最中には、課題として「リズムを知ること」を目的に、田淵さんにかなり協力していただいた部分が多くて。今までもなんとなくはやれていたかもしれないんですけど、「リズムを知ることで、きっと今の『楽しい』よりも爆発した『楽しい』が生まれるのでは?」みたいなことに気づきまして。それから、リズムを探してその楽しさを感じ始めるようになってきたところが、変化だと思います。

田淵智也 今年のアタマの面談の時に内山さんから「そもそもリズムというものがわかってないかもしれない」と言われて、初めて「“わかってない”ということがあるんだ」と気づいたんです。

まずそれで拍子に合わせて手を叩いたり実演をするようになりまして。レコーディングで時間を割いて、リズムの確認をするようにもなりました。正直、僕はずっと「苦手なことはやらなくていいから、得意なことだけ伸ばせばいいよ」と思っていたんですけど、そんななかで「ここ、やってみたいかも」と言ってもらえるのは嬉しいですよね。調子に乗っちゃいそう(笑)。

内山鷹村 (笑)

田淵 そうなるとレコーディング時の会話の仕方も変わって、より歌の精度や質も上げられるかもしれないし、それがプラスに働いてオーディションも取りやすくなるかもしれない。そのフェーズに入れたらすごく楽しそうですよね。ワクワクしちゃいます。

鷹村 私は……この1年半で、自分のわからないところとかできないところが自分でわかるようになりました。だからレコーディング前に家で練習するときからわからないところを把握できて「自分だけだとどう練習してもできないから、レコーディングが始まる前に聞いておかなきゃ」みたいな対策もできるようになったんです。

――『DIALOGUE+1』のとき(https://www.lisani.jp/0000182970/?show_more=1)には「『プロならできて当然!』みたいな意識を重りみたいに課していた」とおっしゃっていたので、そのお話はまさしく変化や成長にあたりますね。

鷹村 そうですね。たぶん昔はそういうところを自分でわかっていなかったから、納得できずに目をそらしたかったんでしょうね。

でもこの1年半は、自分の弱いところを知ったうえで前向きに行動できるようになったので、それはすごく大きいように思います。あと、1回全部録ってまとめたのを聴いたときに、自分から意欲的に「ここはもうちょっとこういうふうに録りたい」みたいな意見を言えるようになったことも特に多かったので、そこでも成長を感じています。

田淵 これも内山さんのリズムの話と共通しているところかもしれないんですけど、「できないことがわかって初めて、どうすればいいかがわかってくるんだな」というのは痛感しますね。あと鷹村さんはレコーディングのとき、マイク越しに会話をするよりも直接近い距離で僕が歌ったのを聴いてもらったほうがわかるように思ったので、「一緒に歌う」時間を長くするようにしたよね?

鷹村 はい、そうでした。

田淵 鷹村さんは、レコーディングでつまずいたところも歌割りが決まってライブをやるとできるようになる。だからレコーディングでその距離を短縮できないのは僕の責任なので、それを短縮する方法を考えるようになったんです。そのなかで、僕のディレクションって文字や言葉としてはかなり拙いんですけど、めっちゃ口を動かしながら歌ってることに自分で気づいて。それを実際に見ながらやってもらうことで、目で見て近くで温度感を感じて歌う……といった試行錯誤をしています。

――続いては内山さんと鷹村さんに、この約1年半でのユニット自体の変化などを感じられていたらお話しいただきたいのですが。

鷹村 今まで以上に深い話をするようになったかもしれないです。これまでも表面上の付き合いだったわけではないんですけど、みんなで話す時間が長くなった?

内山 うん。たしかに。

鷹村 それこそ、今年に入って初めて8人でごはんに行って。

内山 行った。あれって今年だっけ!?

鷹村 そう。今までも別に8人でごはんを食べる機会がなかったわけではないんですけど、あくまで「仕事の時間の休憩時間」とかで。そんななか、年頭ぐらいに「……そういえば行ってないじゃん!」みたいになって、行ったんですよ。そこでも、ほんっとにどうでもいい話から仕事についての結構深い話までいろんなことを話せたし、そういうふうにより親密になったのが、大きな変化だったように思います。

内山 たしかに。なんて言うんだろう?……まぁ、「お仕事上の付き合い」と言ってしまえばそうなってしまう関係だと思うんですけど、でも「それだけじゃない」というのが、年々強くなっているのは感じていて。

鷹村 うん。

内山 私、人に対して全てをさらけ出そうと思えるのって5年経ってからなんですよ。で、DIALOGUE+ももう5周年を迎えて……私たちもLINEとかで、自主的にくだらない話をポンって置いたりしますし、急に「ありがとう」みたいに……。

鷹村 それ私でしょ?(笑)

内山 そう。

やかん(=鷹村)(笑)。

鷹村 恥ずかしいからやめてよ(笑)。

内山 やかんが急にメンバーに対して「ありがとう」みたいなことを、LINEで急にポンッって送ってくれたりとか。そういうことも、絶対初期の頃にはしなかったことで。そういうのを見て、「感謝を伝えたいと思える関係性に、私たちはちゃんとなったんだ」と思えることがすごく嬉しいし、そういう人がいると私も伝えたくなります。

――その「言ってしまえば仕事上のお付き合いかもしれない」という前置き自体、そもそもそれ以上の深い関係が結べていないと話すことすらできないもののように思います。

鷹村 いぇーい(拍手)。

内山 いぇーい。あはははっ(笑)。

――……ちなみになんで「ありがとう」って言ったんですか?

鷹村 正確には「ありがとう」じゃなくて、その日楽しかったことがあって……。

内山 みんなで人狼をして楽しかった日があって、そのあと「人狼楽しかったです、おやすみなさい」みたいなLINEをしてきてくれたんだよね。

鷹村 そう(笑)。

たぶん寝る前に「今日すごく楽しかったなぁ……」という気持ちになって、それをみんなと共有したかったんだと思うんです。本当にその純粋な気持ちなんですけど、みんなはそれをすごく「泣いた」とか言ってくれたんですよね。

アルバム対談恒例!2人がおすすめしたい新曲を語る

――さて、続いては『DIALOGUE+3』についてお聞きしていきます。まずはリード曲「FU-TSU-TSU-KA I love you」について、内山さんと鷹村さんが曲を受け取ったときの印象であったり、歌うときに大事にされたことをお聞きしたいのですが。

鷹村 「FU-TSU-TSU-KA I love you」は私、最初は普通に「めっちゃいいラブソング」ととらえていたんですよ。だからまさかリード曲になっているとは思わなかったし、「DIALOGUE+からログっ子みんなへの気持ち」というのを知らずに「うわー、すごくいい愛。BIGLOVE!」みたいに思っていたんです。だから正直、レコーディングのときに「よし、ログっ子への感謝の気持ちを込めて歌おう」という意識を持っていたわけではないので、ログっ子のみんなには「ごめん!」という気持ちもちょっとあるんですけど……(笑)。でも「I love you」とか「これからもよろしくね」という気持ちを、曲に込めなかったわけでもなくて。

――その気持ちは、誰をイメージして込められたんですか?

鷹村 私はメンバー7人をイメージしました。私は右も左もわからないままDIALOGUE+に入って、みんなに迷惑かけたことも多かっただろうし、今でも迷惑をかけることもあると思うんです。それでもみんなが大好きだしずっと一緒にいたいから、「ありがとう、これからもよろしく」という想いを込めて、メンバーみんなの顔を一人ひとり思い浮かべながら歌いました。

内山 私、最初はほんとに「いい曲」っていう印象で、「なんだか好きだな」ぐらいの感覚で……。

鷹村 いい曲だねぇ(笑)。

内山 だから私も「ログっ子に向けて」みたいなことは考えていなかったんですね。でも「ラララ」みたいな部分ってみんなで歌えるし口ずさめる曲だなぁとも思うし、カギカッコでセリフになっている部分には「私たちって声優じゃん?」みたいな感じが全部集約されていて素敵だし……でもこの曲、歌っていくうちに「最終回かな?」みたいな気持ちになってきちゃうんです。曲調もそうですし、本当に全ての愛が幸せになってハッピーエンド……みたいな(笑)。そんな気持ちにもなってきちゃったところに「これからもよろしくね」という言葉がくるところも含めて、とても素敵な曲ですよね。

――そう感じるぐらいの温かさみたいなものを感じた。

内山 はい。めちゃめちゃ感じました。

田淵 この2人は、最終的にそのセリフの部分を取っているのがまず記憶に残っていて。
ここはたしか全員にセリフをやってもらって、一番ハッとした人や「ファンが聴いたらグッとくるだろうな」というものだったりと、いろんな視点を持ちながら選ぶのがすごく楽しかったですね。それとこの曲は、今までのDIALOGUE+の曲の中では比較的歌いやすい部類のキーではないかというところもあるので……メロは結構細かいので難しいには難しいんですけど、感情は込めやすいと思うんです。そんななかで、この2人は余裕を持って表現できるキーのときにいい歌が出てくることがすごく多いので、まさにその良さが出ていたのもすごく印象的でした。

――続いては、毎回アルバムインタビューでお聞きしていますが……今回収録のリード曲以外の新曲7曲の中で、内山さん・鷹村さんのお気に入りやここで語っておきたい曲を1曲ずつお教えください。

鷹村 私は「ラプソディ・イン・ブルー」がドンッ!と引用されている、「わたしたちのラプソディー」ですね。これはもうクラシックをやっていた人間としては「この曲を言わずに何を言う」という感じで。初めてレコーディングの練習のために聴いたときには「あれ?私音源間違えた?」みたいな気持ちになったぐらい驚きました。しかも「ラプソディ・イン・ブルー」は自分がやってる楽器から始まるのもあって、個人的にクラシックの中でも結構好きな曲なので、「……ええええっ!?」みたいにオタク心がくすぐられましたし(笑)。元々の曲以上に華やかな曲になっていて、それこそ「DIALOGUE+の新しい道が開けたな」みたいな気持ちになりましたね。それに、終盤の音がちょっと静かめになるところの掛け合いも、すごく素敵で。

田淵 クロスボーカルのところ?

鷹村 そうです。ここは練習の時点から難しさを感じたところではあったんですけど、完成形を聴いたときにすごくしっくりきましたし、今までになかったはずなのにすごく「DIALOGUE+らしいな」とも思いました。

――なるほど。続いて内山さんはいかがですか?

内山 私は「流星群の向こうで」が好きです。DIALOGUE+っぽさみたいなものがすごく前面に出ているように感じて。「ぼくらは素敵だ」を連想しますし、「僕ら 信じて走ってきた!」とか最後の「もう泣いてなんかない!またね!」という歌詞も、よりいっそう強くなった私たちだからこそ歌えるものだと思うんです。私自身いろんなことでよく泣くので、つらかったことや今まで精神的にもたくさん乗り越えてきた部分があるから、最後は「笑顔でまたねしたい」みたいなこの曲の明るさみたいなものに私自身も救われた部分もあって。それに、DIALOGUE+を見てくれているログっ子の方々も人生いろいろあるだろうから、こういう前向きな気持ちになれる曲調と歌詞とか……あと「自分らしく」っていうのも歌詞にあるんですけど、こういうのも私はDIALOGUE+で結構大事にしてきたものだなと思っていて。他と比べるんじゃなくて「私たちは私たちだから、私たちの音楽を聴いてくれ!」じゃないですけど(笑)。

鷹村 あはは(笑)。

内山 なんだかそんな想いを感じます。私たちもそういう気持ちでみんなに届けたいですし、「ぼくらは素敵だ」と同じように田淵さんからのメッセージのような気もして、好きですね。

――しかもそんな曲が、アルバムの最後に置かれているというのが。

内山 はい、そうなんです……!これ最後に聴くの、ちょっとエモいですよね(笑)。

田淵 2人が挙げてくれたのはアルバムのラスト2曲なんですけど、そのうちオーラスを想定して先に作り始めたのは「わたしたちのラプソディー」のほうなんです。だからこそまさにこれまでに聴いたことのない組曲みたいな曲として出来上がったんですけど、先行シングルが増えてきたことで「アルバムの楽しさとして1曲足らないな」と思って……5年分の集大成みたいな感じで始まるアルバムを締める役割として“DIALOGUE+流のそのストレートソング”というか、気持ちや覚悟を言葉にしてちゃんと伝えて終えられるよう「流星群の向こうで」を作ることにしたんです。だから“オーラスのあとの本当のオーラス”として、ちょっと筆圧強めに。なるべく言葉はシンプルに、でもDIALOGUE+だけがやってきたことをしっかり伝えられるといいなという気持ちはこもっていましたね。

「DIALOGUE+の音楽を完成」させた今、DIALOGUE+を表す曲とは?

――ちなみに、新曲の中での田淵さんから見たお2人のベストテイクみたいなものをお聞きしたいのですが。

田淵 まず鷹村さんは、その「流星群の向こうで」のサビのソロですね。今までそんなに「サビで彼女に任せる」ということをやっていなかったんですけど、ここは任せたくなるだけの仕上がりでした。鷹村さんはレコーディングでもできた曲をライブで歌うときにも、本当に毎回頑張っているのでいいテイクが録れるんですけど、他のメンバーと並べて聴くと何かが1個足りない……ということが多かったんです。だから「こういうところでソロ取るタイミングが来たらすげぇ嬉しいな」とずっと思っていたなかで、そのパートの歌声を聴いたときに「来たんじゃない!?」と感じて。実際並べていっても一番良かった……という経緯があったので、ここは僕的にも嬉しいソロでした。

鷹村 こここそ、全部歌った後に私が録り直しをお願いして、「こういうふうにしたい」って伝えたところですよね?

田淵 あー、そうだ!

鷹村 それで何度か録り直しさせてもらったぐらい、こだわらせてもらいました。

田淵 内山さんはどっちにしようかなぁ……よく話に出すのは、「everything!」の落ちサビの「どんな問題?運勢超最悪だけども君に出会えた」で、奇跡のテイクが録れたことで。独特の揺れと、歌詞の世界感にぴったりな“切なさ感”みたいなものを兼ね備えたテイクが、2テイク目に出てきたんですよ。そういう「これ言ってくれたらめちゃくちゃ刺さる」というニュアンスが出たときの内山さんは説得力がすごくて、ピッチとかも直さず純度の高いままお客さんに届けたくなるんですけど、その感覚が特に強かったソロなんです。

――ちなみに、迷われていたもうひとつとは?

田淵 「これは訓練ではない」の1番Aメロの「最新型のイヤホン 逆相で張り付く静寂」ですね。クールめな曲だと内山さんの登場回数ってあまりないんですけど、これはレコーディングのときからすごいハマっていたです。内山さんって、意識して「かっこつける」といい方向に働かないこともあるから、だいたいはあまり作らずに歌ってもらうんですね。でもその中で、ここは曲との温度感に合っているうえに寄り添い過ぎてもいなくて、ちゃんと内山感 が残っている……というすごくバランスのいいソロで。「かっこいいのもいけるじゃん!」と思わせてくれた、いいテイクでした。

――さて、この『DIALOGUE+3』は、田淵さんの「一度DIALOGUE+の音楽を完成させる」という宣言のもと作られたアルバムです。それが完成した今、もし今のDIALOGUE+を表す曲を作るとなったら、内山さんと鷹村さんはどんな曲がふさわしいと思いますか?

内山 なんだろう……?もうほんっとになんとなくニュアンスですけど、「強い」感じ。

鷹村 漠然としてるねぇ(笑)。

内山 ほんとにニュアンス(笑)。物理的な「強い」でもいいですけど、意志の強さみたいな意味合いでもいいし……強くなったよね?私たち。

鷹村 うん。私たち強くなった。

内山 なんだか私、だんだん装備品を手に入れたような気持ちがしているんですよ。DIALOGUE+の活動をしていて。「あ、やっと装備揃ってきた」みたいな気持ちがあって(笑)、全ての装備をちょっといいもので一式揃えられたみたいな感じがあるんです。

田淵 その「強い」を言葉どおりにとらえるなら、まさにそれにぴったりな、今DIALOGUE+に書いている曲の歌詞で「他の声優はこういうこと言わないよな」みたいなものがあって……別に炎上するような内容ではないんですけど(笑)。例えばすごく自信満々なことであったり、「私たちは私たちだ」という“DIALOGUE+にしか言えない言葉”は存在する。それが内山さんの言っていることのように思いますね。

鷹村 私……今回だと例えば「everything!」とかがそうだったんですけど、レコーディングのときには「今のDIALOGUE+にぴったりな曲だ!」と感じても、世に出てログっ子のみんなが聴くときにはもうそこから少し成長しちゃっているから、「ちょっと前の私たちだな」と思うことが多いんですよ。私たちたぶん、新幹線だから(笑)。

田淵 新幹線は速いなぁ(笑)。

鷹村 だから未来を予測して、録るときには「ちょっと無理かな?」みたいな曲だったら、出るときにはリアルタイムで“今の私たち”を届けられるのかな?なんて思うんですけど……あと、これもほんとにほんとに例えばなんですけど!他のアーティストさんだと、「メンバーの誰かが作詞やラップで一部分だけ参加」みたいなことがあるじゃないですか?でも今までDIALOGUE+のメンバーがそういうふうに曲に干渉したことってないので、もしそういうことができたら、そこでも今のDIALOGUE+を表せるように思います。

田淵 いま鷹村さんが言ってくれたようなことこそ、「1回音楽を完成させる」ということの意味だと思うんですよね。これまでは自分たちのストーリーと「DIALOGUE+ってこういうライブをやるよね」というブランディングみたいなものを第一にしてきたんですけど、一度完成させ終わった後って割といろいろなことを自由にできるフェーズに突入するので、「面白そうだからやってみていいんじゃない?」ということを企画モノみたいな形でできるようになってくる気がするんです。ただ、ここから先は「新曲を闇雲に出していく」という必要はないとも思っていて。自分の中でも割と納得のいく形で3部作もできましたし、時代的にもフルアルバムってみんなのユーザー体験にあまり合っていないから、逆にこれからは1曲単位で曲を出していくなかで面白いことができるかもしれないですね。

●リリース情報
3rdアルバム
『DIALOGUE+3』
9月18日発売

【きゃにめ限定盤(CD+2BD+Instrumental CD)】

品番:SCCG-00163
価格:¥8,800(税込)
※フルカラーブックレット(32P)

【初回限定盤(CD+Blu-ray)】

品番:PCCG-02384
価格:¥6,600(税込)
※フルカラーブックレット(32P)

【通常盤(CD only)】

品番:PCCG-02385
価格:¥3,500(税込)

<CD>※全形態共通
1.FU-TSU-TSU-KA I love you
作詞・作曲:田淵智也 編曲:Akki
2.everything!
作詞:竹内サティフォ 作曲・編曲:ONIGAWARA
3.ユートピア学概論
作詞・作曲:田淵智也 編曲:瀬尾祥太郎(MONACA)
4.たびのとちゅ
作詞:古屋真 作曲・編曲:星銀乃丈
5.誰かじゃないから
作詞:大胡田なつき 作曲・編曲:成田ハネダ
6.にゃんぼりーdeモッフィー!!
作詞:田淵智也 作曲:瀬名航(SOVA) 編曲:瀬名航(SOVA)、Neko Hacker
7.凍てついて秒速
作詞:田淵智也 作曲・編曲:照井順政
8.これは訓練ではない
作詞・作曲:林直大(SOVA) 編曲:林直大(SOVA)、Nor、堀江晶太
9.イージー?ハード?しかして進めっ!
作詞・作曲:田淵智也 編曲:伊藤翼
10.かすかでたしか
作詞・作曲:田淵智也 編曲:広川恵一(MONACA)
オーケストラアレンジ:滝澤俊輔(TRYTONELABO)
11.dialogue+kawaii
作詞・作曲・編曲:Neko Hacker
12.わたしたちのラプソディー
作詞:大胡田なつき 作曲:瀬名航(SOVA) 編曲:中山真斗
13.流星群の向こうで
作詞・作曲:田淵智也 編曲:広川恵一(MONACA)

All songs produced by 田淵智也

<Blu-ray DISC1>※初回限定盤・きゃにめ限定盤 共通
「FU-TSU-TSU-KA I love you」MV
「FU-TSU-TSU-KA I love you」メイキング
「everything!」MV
「流星群の向こうで」REC MV
LIVE 映像
「ログ×ギグ」セレクション(2024年3月30日開催)

<Blu-ray DISC2>※きゃにめ盤のみ
「DIALOGUE+BOX THE LIVE!!!! vol.2」セレクション(2024年3月30日開催)
「流星群の向こうで」楽曲制作ドキュメント(ボーカルREC/楽器REC/振り入れ/トラックダウン)

<Instrumental CD>※きゃにめ盤のみ
アルバム楽曲のインストゥルメンタル13曲

関連リンク

DIALOGUE+オフィシャルサイト
https://dialogue-music.jp/

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