【連載】May’n Road to 20th Anniver...の画像はこちら >>【その他の画像・動画等を元記事で観る】菅野・佐々木鼎談の際にも話題に上がり、May’nのボーカリスト人生において大きな転機となったボイストレーナーとの出会い。「歌の先生」がそこまで大きな存在感を示したのはなぜだろうか。第3回は、様々なアーティストに指導を施す、音楽業界で名を轟かせる佐藤涼子(通称、りょんりょん先生)を迎え、May’n自身から、時に母のように、時に姉のように、時に親友としてMay’nの心と身体と歌を支えてきたりょんりょん先生の魅力を解説してもらった。2人の対談によって、“太陽”のような現在のMay’nが誕生した裏側が見えてきた。PHOTOGRAPHY BY 堀内彩香TEXT BY 清水耕司(セブンデイズウォー)▼May’n「Crossroad」連載ページはこちら歌だけではなくファンとの接し方も学んだレッスン――最近はMay’nさんに取材すると「ボイトレの先生」が頻出単語になっていますが、そのりょんりょん先生こと佐藤先生との出会いについて、まずは教えてもらえますか?May’n すごく素敵なボイトレの先生がいるというお話はうちのスタッフさんからずっと伺っていたんですけど、10年前に両側声帯ポリープの手術をした時に、リハビリが必要なこと、復帰のライブがすでに決まっていたことから、いい機会なのでお世話になることにしたのが最初でした。――その時のことを佐藤先生は覚えていらっしゃいますか?佐藤涼子 覚えています!「かわいい子が来たな」という感じで。その、May’nちゃんのスタッフというのは私が昔に専門学校の講師をしていたときの生徒さんで「3ヵ月後にライブが決まっているので」ということで直接連絡が来ました。私のところには、手術したあとにどうやってライブに復帰していけばいいのかわからない方がたくさん来るので、ストレッチしたり運動したりする時期など、色々なノウハウがあります。喉って休ませすぎてはいけないんですよね。ただ、ライブに向けてのレッスンという時、いつも無理なスケジュールをセッティングされていて。本当はゆっくり(喉を)立ち起こしたいところですけど、May’nちゃんも少し早めに優しく歌い始めていきました。徐々に使い出さないとライブをするなんて無理なんですよね。May’n 3ヵ月って長いようで本当にギリギリというタイミングなので。ただ最初は、歌が戻るように、さらに良くなるように、というご指導をたくさんいただいていましたけど、徐々にテクニック以前の人間力や愛情、あとは普段の話し方といったことが大事だと教わりました。そのすべてが歌に通じているということを学んだんです。だから、リハビリきっかけで始まりましたけど気づけば10年、ずっとお世話になっています。――当時、アドバイスをしてくれる方は周囲にもいたと思いますが、佐藤先生に特別の信頼を寄せるようになったきっかけはあったんですか?May’n 何か言ってくれる方はいましたけど、先生ほど深くアドバイスされたことは正直なくて……。佐藤 なかなか言わないよね。May’n はい。スタッフさんにしてもマネージャーさんにしても、喉の調子が良くなかった時、「ライブの1、2曲目はあんまり声が出てなかったから気を付けなさい」と言ってくれることはあっても、「じゃあ、どうすればいいんだろう!」みたいな。「ちゃんとMCしなさい」と言われても「ちゃんとしたMCって?」と思って、何をすればいいのかわからずじまいでした。佐藤 私は具体的に、どうしたらいいかについて細かく喋るものね。May’n そうなんです。――当時、佐藤先生がリハビリと同時に治療すべき点として感じたところはありましたか?佐藤 彼女のライブを観ていたらいつでも大きな声で歌っていたので、そこは直さなければいけないというのはありましたね。May’n 先生に「いつも500%で(声を)出しているから大変だね」って言われたことがあります(笑)。伝えたいことを考えて、伝えたいことの前後は少し抜いてもいいんじゃないか、って。佐藤 「アクセントをつけると、その前後の力を抜くことができるよ」とかね。May’n はい。あと、開けた扉を閉めない歌い方をしているとも言われました。――「開けた扉を閉めない」?May’n 「開けっ放しにするんじゃない!」って。先生には、発声でも歌い出しに意識がいっていて、語尾を切るのが苦手だということをずっと言われています。佐藤 歌が雑になるという話なんですけどね。May’n でも、確かにそういう生活をしているんです。ドアも開けっぱなしだし、鞄も開けっぱなし(笑)。まるで心理テストだと思いました。自分の性格が全部歌に……。佐藤 そう、出ちゃうんですよ。だから、「歌の立たせたいところのスケッチをしなさい」と言うんです。May’n 確かにスケッチもしないんです。みんなが鉛筆で書き始めるところをいきなり太い油性ペンでバーンッ!って書くとか(笑)。今でも丁寧さが足りないところはあるので、先生に「丁寧に歌う曲では旅館の女将みたいに」と言われます。佐藤 旅館の女将って「失礼いたします」ってゆっくりと襖を開けて、丁寧なんですけど少し前のめりで入ってきますよね。あの感じを掴んでほしくて、そう言うんです。ただ、直すべき点というよりもまずは、すべてがメンタルから来ているということをわかってほしいんです。ボーカリストというのはお腹を使う仕事なので腹圧の部分、それに腹を据える、腹を決めるといった心持ちがすごく大事ですけど、むしろそこをしっかりさせれば上半身は緩み、顔の筋肉がよく動き、声もよく出るモードに変わるんです。つまりそれって「心技体」なんですよね。実際には「心体技」が正しいですけど。May’n あー、なるほど。佐藤 そう思うでしょ?「声までの順番」というのがあって、心、体、顔、そして最後に声なんです。心と体が健康で歌う気満々ならば声なんてよく出るんですよ。なぜなら表情筋が動くから。皆さん、「発声練習を教えてください」「声帯を鍛えてください」「歌を上手くしてください」という感じで訪ねてきますけど、武器が揃わないと歌が上手くなる技なんて入りません。May’nちゃんはあの時、喜怒哀楽の「怒」が激しかったんですよね。May’n (笑)。佐藤 でもボーカリストってみんなそうだから。「怒」がなかったら戦場(=ステージ)に1人で戦いに行くなんてできません。「怖い」「ステージに上がりたくないです」という人はお客さんに向かって、練習したことも愛も配ることはできないですから。だからまず、腹が決まってくれないとダメなんです。それから「ハートの順番」も大事です。私はレッスンで、その子がどういう性格なのか、どういう体質なのか、他人に対してどういう振る舞いをするのか、そこをすごくよく見ます。だって、近くの人から愛されてもいないのに全国的に愛されるはずがないじゃないですか?だから、「マネージャーさんを大事にしなさい」とすごく教えるんですよ。May’nちゃんは優しくて気遣いのできる子でしたけどね。でも、そういう話をたくさんしていたら感動してくれたんです。May’n 元々、現場でも気遣いのできる子に見られてはいましたけど、悪い言葉で言うと「八方美人」みたいな感じで、10年間活動する中で変に大人になってしまったんですよね。平和に収めようとしていたというか……。佐藤 だからステージの上でもいい子だったしね。May’n そう。MCでも「いいこと」を言ったほうがいいと思っていました。でも、先生に「本当のMay’nがわからない」「信用している人には心を見せたほうがかわいいよ」と言われて……。佐藤 水臭いのが嫌なのよ。May’n そう、先生は「水臭い」という言葉をすごくおっしゃるんです。その時、「私は仲良くなりたい人に失礼なことをしていたかもしれない」と気づきました。佐藤 ライブには性格も生き様もすべて出ます。だけど、勝ち気なところや毒っ気もあるのが人間なので、出してしまえばいいんですよ。「もしも辛いことがあるならファンに愚痴れば?」って。落ち込んでいたとしてもみんながライブに集まってくれるから幸せ、という気持ちを伝えることは大切で、そこで泣いてしまってもかまいません。むしろ、本人がステージを楽しみ、自分をさらけ出すことでお客さんに喜んでもらえる。それによって結局は、「ありのままの自分でいいんだ」と自分も浄化されるんですよね。――逆を言えば、自分のための行為がお客さんをも幸せにする、と。佐藤 「ライブはデート」なんです。お客さんからお金と時間をいただいておいて、水臭く「私はいつでも明るいですよ」というライブをしたところで誰も感動しません。だからMay’nちゃんのライブを観に行ったとき、人間くささをたくさん出したほうがいいと思うということはかなり言いました。May’n 私はそれまでの10年間、歌手は普通の人間ではないと思いながら生きていて、ステージに立たせてもらっているからには、喉に不調があっても涼しい顔をするのがプロだと思っていたんです。もちろん、それはプロとして大事な部分ではありますけど、信頼している人には見せてもいいと先生が言ってくれたとき、無理している自分が育ってしまったことに気づいた。自分が今、本当は怒りたいのか、泣きたいのか、辛いのかわからない状態になっていました。その時、先生から「誰にも言わないから私に愚痴を言ってみて」と言われて、ムカついていたことをブワーッと口にしてみたんです。――菅野さんや佐々木さんとの鼎談でもお話ししていましたね。May’n はい。そうしたら、自己肯定感がすごく上がった感覚があったことをすっごくよく覚えています。隠しておいたほうがいいと思っていた気持ちを出しても愛してもらえると思えたんです。そのあとにファンの人ともっと仲良くなれた感覚はあるし、アーティストのお友達も増えたと思う。以前はやっぱり、ファン以外の人にも嫌われたくない気持ちがあったし、そこにも想いを届けようと思って、すごく遠くばかりを見つめていた気がします。でも、それではMay’nのことを大好きなファンに対して水臭いし、私が大切にしたい人は近くにいてくれるファンのはずなんです。一番言葉を届けたい人に声をかけていないことに気づいたというか、伝えたい言葉をまず伝えるということを大切に今は活動ができています。佐藤 だってファンなんだから、何を言ってもいいじゃない。May’n はい(笑)。佐藤 大親友とお茶をしながら「ねぇ、聞いてよ」っていうアレ。アレをファンの人にも味わっていただこう、という話ですね。だからそれは売れる法則でもあるんです、お客さんに嘘をつかないということは。かっこつけてばかりで「演じている」と思われている人は、たとえ人気が一瞬上がっても続かないです。それに、そうやって心の解放ができると実は、ライブでもすごく声が出やすくなるんですよね。心の解放=喉の開放なので。風邪をひいて声が出なくなると落ち込むし、1日がすごくブルーになるじゃないですか?May’n 元気な人ってやっぱり声が大きいですもんね。佐藤 そうなの。運動不足過ぎる、ご飯を食べない、睡眠をとれていない、という状態は確実に体を悪くする道に通じます。でも、アーティストってそうなりやすいのよ。忙しすぎるし、緊張の連続の中にいるから。ずっと興奮していなさいというのがステージなのでね。ステージから下りても寝るモードになるまでに時間がかかるから睡眠不足に陥る、そうなると食欲も湧かないから鬱に繋がるんです。私も昔、働きすぎて働きすぎて働きすぎて、パニック障害になったことがありますけど、寝ようとしても、お風呂に入っても寝られないんですね。でも、ずっと健康な先生にはそこをわかってあげられないのよね。May’n 確かに。私は今、ちょっとわからないモードに入っているかもしれないです(笑)。――心身ともに快調すぎて(笑)。May’n 「手術後、こんなにも再発しないのはすごい」と病院の先生にも褒められました(笑)。May’n・佐藤 (2人でハイタッチして)いぇーいっ!(笑)。May’n でもそれも先生の知識のおかげで。不調の時にどうすればいいかという対応を何十パターンも教えてくれるんです。例えば、ツアーに出ると休みがないので病院行けないとか、地方ではかかりつけの病院に行けないとか、市販の薬が売っていないとか、そういうケースに遭いますけど、「喉の調子が悪いときはこれ」「鼻の通りがちょっと良くないならこれ」のように、しっかりと準備をした上でツアーに出ているので、この10年本当に心強いです。佐藤 (拍手しながら)ブーラーボーーー!!引き出しを持つ大切さを知って歌がより楽しく――お二人を見ていると、親子のような、姉妹のような仲の良さを感じますが、それは佐藤先生が先に心を開いた状態で接したことでMay’nさんも心を開くことができたように思えます。「水臭い」ことはせずに。佐藤 私は最初から100%心を開いて、喋って、良い見本になっていますから。May’n 私は小学生くらいからずっと、人と出会うとまずシャッターを閉じるタイプだったんです。ご挨拶したり少し話したりして、大丈夫だと思えたらシャッターを少しずつ開けていくんです。でも、小学生や中学生なら毎日会うからそれでもすぐに打ち解けて友達ができますけど……。佐藤 うんうんうん。May’n ファンの方やスタッフさんの場合、次に会うのが何ヵ月後かもしれないし、何年後かもしれないし、それでは仲良くなれないですよね。私もシャッターを開くタイミングがわからないし。やっぱり最初から開けた状態でご挨拶できることが重要なんです。その大事さに気づかされましたし、それができるようになったら人と会うことがすごく楽しくもなったんです。それに、10年前よりもファンとすごく仲良くなれている感覚は確実にあります。佐藤 でもそれは自信をつけたからなのよ。May’n そうですね。多分、シャッターを閉じるのは「私のことを見ないで」という意味だったんです。私はポジティブシンキングで、自己肯定感も高いつもりでしたけど、自分でありのままの自分を認められたから開けられたんだと思います。今はステージ上でも自然体の自分でいられるので、MCで思っていることがなんでも言えるようになりました。最近では「物言いが激しい」ってファンに言われるくらいに(笑)。佐藤 そうなると楽しいじゃない?それができないからスターたちは心を病んでいくんですよ。やっぱり、「自分も同じ人間だ」というところに身を置けることが大切なんですね。――今のMay’nさんは心身ともに健康な状態にある=高いパフォーマンスを発揮できる、ということですが現在のレッスンはその状態を維持することが主な目的なのでしょうか?佐藤 喉の奥がまだ開いてない人ならば、レッスンでは開かせる発声を重要視しなければいけません。そこをバーンと解放することで声が大きくなり、歌にバリエーションを出せるようになるので。でもMay’nちゃんはそこをすべて通過していて、発声練習もストレッチもしっかりやっています。なので、「そこは喉が痛くなるからこうやって歌って」といったお医者さん的なアドバイスをしながら発声練習を歌に繋げていく、というのが私の役目ではありますね。10年もの付き合いなので、彼女に何が必要なのかはもうわかっています。不得意なところを導いたり、1回歌ってもらってからチェックしたりしますけど、でも、弱点があったとしてもそれが個性になればいいんですよ。どこを直して、どういったバリエーションを足してあげるか、その工事をレッスンで行っています。個性も大事にしながら歌を変えてくれる先生は少ないと思いますよ。その自負はありますね。May’n だから、新曲が歌いづらいときは相談するときもありますし、ライブ前にその工事をお願いするときもありますけど、最近ではたくさん歌ってきた曲ほどわからなくなることがあるので、そういう曲をレッスンしてもらっていて。「ライオン」とか、あとは「ダイアモンド クレバス」とか。歌えば歌うほど、歌いたい形が見えてくる気がするので。佐藤 「前の歌い方を変えたい」と思うんだよね。May’n そうですね。そういうブラッシュアップが最近は多かったです。それから、「graphite/diamond」が生で歌えるようになったのは先生のおかげです。レコーディングしたときは生で歌えると思わなかったです、歌が忙しすぎて。――歌唱力の進化と楽曲をアジャストさせている感じですね。May’n でも、それだけではなくて。そもそもで言えば、「引き出しを多く作っておけば使いたいと思ったときにすぐ引き出せるよ」というお話をしてくださったことがすごく印象に残ったんです。私は小さい頃から歌ってきて、コンテストに出たら「上手い」と言われて、デビューしたあとのレッスンでも褒められてきたので、極端に言えば自分がレッスンする必要性に疑いを持っていたんです。でも、バラード中のバラードだからいつものMay’nとは違う歌い方をしたいと思ったとして、「そんな時にクラシックな美しい発声という引き出しがあれば楽しいよね」というお話を先生がしてくださったんです。それがボイトレに通いたいと強く思ったきっかけでした。佐藤 いぇーい♪(笑)。May’n (笑)。そのことは舞台をやらせていただいたときにすごく実感できました。舞台で受ける指導ってやっぱりいつもとは違うんですけど、でも、舞台での歌い方と頭を切り替えておいて、もしもJ-POPで必要なければしまっておけばいいし、もしも使ってみたいと思う瞬間があれば引き出してみればいいんです。今は引き出しを持つ大切さをすごく感じますし、引き出しを多く持つことで歌がもっと楽しくなったとすごく思います。――10年間付き合ってきた佐藤先生の目には、今のMay’nというシンガーがどのように映っていますか?佐藤 幼さ、かわいさ、明るさ、まるで太陽なところはずっとこのままでしょうね。変わらないし、それが良さなので変えたくないし。勿論、10代と30代では体が違うのでそこのケアは必要ですけど。でも、こうやって「うちの娘」が年齢を重ねるほどに話しがいのあるかわいい娘に成長していくのは楽しいですよ。私の身からすると、話をしたあとに「先生の悩みもスッキリした!」と言える相手になってきたということなんですね。いい具合に年を重ねて、「え?先生、それはこうじゃないですか?」とちゃんと言える存在になってきたので私の良い相談相手になってもらえています。そういう子って売れていく人たちですね。特に女子は。――May’nさんはその実感はありますか?May’n わからないですけど、確実に「プチりょんりょん」になっている感覚はあります(笑)。若い子にめっちゃアドバイスするようになってきたし、最近も(May’nがプロデュースしている)Abyssmareのメンバーを勝手に先生のところへ連れてきました、私がお金払って。はい(笑)。――May’nさんがお金を払って!?今、後ろのスタッフさんからも「初耳」という声がありましたが……。May’n 昔は、自分はこの業界に友達を作りに来たわけではない、という気持ちがあって、自分が愛情深いなんて思ったこともなかったですけど、先生から愛情深く接してもらえたことで変わってきた気がします。佐藤 人間が深くなっているよね。こういうことがすごく大事なの、歌には。だって、取材していても昔の(シャッターを)閉じたMay’nのままだと、終わったあとの喜びが違うはずですよ。――それは確かにそうですね。佐藤 ボーカリストであっても人間であってほしいんです。そうならないとお仕事が繋がっていかないので。売れるために必要なことでもあるんですけど、それ以前に病まないための秘訣でもあるんですね。――売れたけど幸せではない、というのは悲しい状況ですね。佐藤 そうなんです。お金はあるけど幸せではないという人も結構いるので。May’n そうですね。昔から人に嫌われないで生きていける自信はありましたけど、最近はみんなから愛されていると思えます。それって大きな違いですよね。先生が自信をたくさんくれたからだと思います。――最後に、10年の付き合いを経て今思うことを教えてもらえますか?May’n 20年も歌い続けてこられたのはすごいことだと思えるし、ありがたいし、達成感もありますけど、でも先生とお話しているとまだまだ課題がたくさんあると思えるんです。やりたいことがたくさん出てきて、本当に終わりがないです。今は、もっともっと歌いたいし、歌えるようになりたいという気持ちです。佐藤 同じことを言われた(笑)。私はたくさんの仕事をしてきましたけど、もういいと満足したり、歌のことがわかったと感じたりしたことはないんです。「もっと勉強しなくちゃ」とも思うし、「こんな楽しいことがまだあるんだ」とも思えるので、いつまでも新鮮な気持ちで学びながら、進化しながら……、というのが永遠に続くんだと思います。辛い想いをしなくなることもまずないでしょうけど、だからこそ、(May’nの方を見て)一緒に楽しんで勉強していきませんか? いつまでもそばにいてね、という感じです。May’n 大丈夫です!私、115(歳)まで生きるつもりなので(笑)。●リリース情報『ストロボ・ファンタジー』発売中 発売元:Digital Double/販売元:avex pictures【CD+Blu-ray】品番:XNDD-00022/B価格:2,640円(税込)【通常盤(CD)】品番:XNDD-00023価格:¥1,540(税込)<CD>01. ストロボ・ファンタジーTVアニメ『モブから始まる探索英雄譚』エンディング主題歌作詞:May’n・草野華余子 作曲:草野華余子編曲:eba・岸田(岸田教団&THE明星ロケッツ)・草野華余子02. ウイニングショット!! feat.AYAME(from AliA)愛知県ケーブルテレビ高校野球テーマソング作詞:May’n・EO 作曲・編曲:EO03. Pray作詞:U-ka 作曲:KENT/TOMOYA(SALTY DOG) 編曲:高橋浩一郎-Bonus Track-戦乙女の歌TVアニメ『モブから始まる探索英雄譚』劇中歌作詞:つむぎしゃち 作曲・編曲:井内啓二<Blu-ray>M1.ストロボ・ファンタジー Music VideoM2.ストロボ・ファンタジー Music Video メイキング●ライブ情報May’n Special Concert 2024『May’n Xmas』 2024年12月21日(土)会場:ヒューリックホール東京開場:16:30/開演 17:00音楽監督:桑山哲也(アコーディオニスト)各プレイガイド先行抽選受付開始!https://mayn.jp/リスアニ!LIVE 2025 2024年1月24日(金)・ 25日(土)・26日(日)会場:日本武道館May’nは2日目の1/25に出演決定!“リスアニ!LIVE 2025”公式サイトはこちらhttps://www.lisani.jp/live/May’n Acoustic Tour 2025 『Hang jam vol.5』 2025年2月4日(火)/ビルボードライブ大阪2025年2月22日(土)/名古屋ボトムライン2025年3月7日(金)/ビルボードライブ横浜詳細は後日発表となります。関連リンクMay’n オフィシャルサイトhttp://mayn.jp/May’n レーベルサイトhttps://www.digitaldouble.co.jp/artists/maynMay’n Xhttps://twitter.com/mayn_twMay’n STAFF Xhttps://twitter.com/MaynStaffMay’n 公式YouTubehttps://www.youtube.com/user/MaynOfficialMay’n OPENRECチャンネル「今夜はフルコースで!」https://www.openrec.tv/user/maynfullcourse