田淵智也(UNISON SQUARE GARDEN)が音楽プロデューサーを務める、新人女性声優8人によるグループ・DIALOGUE+が、2月3日にCDシングルを2枚同時にリリースした。いずれもTVアニメ『弱キャラ友崎くん』の主題歌に起用されている。
【動画】DIALOGUE+「人生イージー?」Music Video Full ver.
叱咤も優しさも込められた、とびきり元気なナンバー「人生イージー?」
――まずは、1月10日に開催された「DIALOGUE+PARTY 2021“ぼくたちの現在地”」を終えての感想をお教えください。
内山悠里菜 私は、感動しました。1曲目の「はじめてのかくめい!」が始まる前、暗転中にメンバーが板につくときに拍手が起こったのがとても印象的で。その瞬間「始まるんだなぁ」みたいな気持ちが起こりましたし、歌っている最中に「私たちは、この曲で始まっているんだなぁ」というのを改めて実感していたら、ちょっと涙が出そうになってしまったんですよ。
村上まなつ 早い早い(笑)。
内山 私もさすがに早いなぁと思って我慢はしたんですけど、やっぱりログっ子(※DIALOGUE+ファンの総称)の皆さんと顔を合わせられると「全然違うなぁ」と感じましたし、皆さんの気持ちが表情から全部伝わってきて、「私、幸せだわぁ」と思っていましたね。
稗田寧々 私も、同じ空間で直接私たちの伝えたい歌や気持ちが伝わっているのが強く感じられました。もちろん、配信を通じて観てくださる方にも感じていただけたものがあったとは思うんですけど、実際にお客さんがいると会場の空気感や熱量も全然違いますし、目の前の皆さんの反応でこちらの表情とかも変わるんですよ。そういった機会が実現したこと自体がとてもありがたかったですし、いつかみんなで会場を満員にして、声も出せる状態で思いっきりライブがしたい!と改めて強く思いました。
守屋亨香 私は2021年の始まりに皆さんの顔を見てライブできたことが純粋に嬉しかったです。私たちはライブの合間にトークを挟んでいないので、この1年ちょっとの間に増えてきた持ち曲を全部披露するというのは、体力面での不安もちょっとあったんですよ。でも、これまで発表してきた順に曲を披露させていただいたことで、ライブを通して私たちの歴史を感じているようで、すごく嬉しくって。私も曲ごとの思い出が頭をよぎって、感動で感極まってしまう部分もありました。
緒方佑奈 そもそも1つのライブで全曲を披露すること自体が初めてのことだったので、「できるかな?」という不安もありました。ただ、今までセンターボーカル制の曲など配信でしか届けられていない歌もたくさんあったので、それを直接お客さんに届けられる機会が来たという気持ちにもなりまして。なのでそういう曲は特に力を入れて、「どの曲も改めて好きになってほしいな」と思いながら、皆さんに届けることを意識しながら歌わせていただきました。
鷹村彩花 情勢的に有観客でできるのかという不安もあったんですけど、50%でもお客さんの顔を見られたことで、私たちも安心できたようなところがありました。なかでも私は「あたりまえだから」で、特に皆さんが涙を流されて歌詞や歌を噛み締めていたのを見て、自分もお客さんと一緒にライブができることって、当たり前じゃないけど当たり前にしていかないとなと改めて思えた、とてもいい機会にできたように感じています。
宮原颯希 私、去年の新曲発表公演で披露した曲みたいに、今まで配信ライブでしか披露できなかった曲を今回生で観ていただけたことがすごく嬉しかったんですよ!それは、前回の配信ライブのときに「歌っていないメンバーが全力でダンスをしている姿も観てほしいな」という気持ちになっていたからで。それを初めて観ていただけたことが嬉しかったので、今回配信で観てくださった方にも、いつかぜひ生で、全体のパフォーマンスを観ていただきたいです。
飯塚麻結 私も最初「はじめてのかくめい!」で感無量になったんですけど、その次に心が動いたのが「あたりまえだから」のときで。
内山 わかるー……。
飯塚 しかも向いた先に、カメラじゃなくてログっ子の皆さんの顔がたくさん見えたので、その瞬間「はーっ!」ってなりました。
村上 あと「ぼくらは素敵だ」という曲も、目の前でログっ子の皆さんが観てくださったことで歌い方が変わった曲だと思います。以前の配信ライブのときは、8人で向かい合ってお互いに視線を交わしながら歌っていたんですけど、今回は目の前にいる皆さんに向けて「この歌よ、届け!」って気持ちで歌いました。
――一体感の出し方や感じ方が、内向きから外向きに変わったというか。
村上 はい。皆さんが目の前にいてくれたことで、歌い方だけじゃなくて歌が持つ意味や伝えられることも変わっていくのを実感できて。なんだかあったかくて、いいなぁと思いました。
――そして今回、2nd・3rdシングルが同時発売になりました。まずは2ndシングルになる「人生イージー?」から、楽曲のお気に入りの部分や歌うときにポイントにされた部分などをお聞きしたいのですが。
村上 私のお気に入りは……2-Aメロの村上のソロです!
一同 (笑)。
村上 まず、歌詞に自分の名前が入ったこともびっくりだったんですけど、そのあとの「なんちゃって」のニュアンスを、田淵(智也)さんと一緒に試行錯誤したんですよ。あまりヘラヘラもブリブリもしなくて、思わずみんなが「もー!」とか「こらー!」って言いたくなっちゃうようなそんなニュアンスを突き詰められたのかな?って、すごく気に入っています。
稗田 私も2-Aの自分のソロが推しポイントといいますか、一番こだわって収録したところなんです。私のソロは村上のソロの前なんですけど、ここは最初から「絶対に思いっきり遊んでやろう」という気持ちで挑みまして(笑)。村上と違って弱気で不安で、「どうしよう?おろおろ」みたいにふにゃふにゃさせていて、音源にならなかったテイクではもっと崩していたものもあったんです。その度合いは、私も細かく田淵さんたちと相談しながら収録していきました。あと、みんながまなつと私に対して名前を呼んでくれるところがあるんですけど、そこはそれぞれの普段の呼び方を反映しているので、そういうところを聴き分けてみるのも楽しいと思います。
守屋 私たちそれぞれの個性が強めなので、DIALOGUE+の曲にはそれを生かした遊び心が入っていることが多いんですけど、今回はそういう要素が特に詰まっているように思うんです。カッコ書きの部分も多いですし、そういうところが本当にかわいくて、元気が出る曲なんですよね。
稗田 きょんちゃん(=守屋)の「再起動しまーす」は、オーディションだったよね?
鷹村 うん。
守屋 私たち“オーディション”っていう、録ってみて、良かった子が選ばれるシステムがほとんどの曲にあるんですよ。それで私が選ばれたのが、「再起動しまーす」の部分なんです。
――サウンドも、非常に華やかでポップな曲ですよね。
稗田 それにゲームっぽい音もいっぱいあって、オープニングになっている『弱キャラ友崎くん』の世界観にすごく合っているんですよ。だから聴いていて楽しいですし、インストを聴くと音数の尋常じゃなさもよくわかります(笑)。
内山 私、2サビの“ポジティブ対話”と書いて「ポジティブダイアローグ」と読む部分が好きで。ここから、「ログっ子の皆さんも人生にちょっと疲れちゃったときでも、私たちと話をしたり私たちの何かを聴いたりして1回休息して、ちょっとセーブ。これから頑張ってみよう!」みたいなメッセージ性が感じられるんですよね。
稗田 歌詞は、すごく背中を押してくれると思います。ただ「頑張れ!」と甘やかすだけじゃなくて、2サビで“がんばってないのは君の甘えだ!”って叱咤もしてくれて。
飯塚 すごい言葉だよねぇ……ハッ!となっちゃうよね。
宮原 逆に私は人生に対してだいぶネガティブなので(笑)、私みたいなタイプの人にとってはキツいところもあると思うんですよ。でも、たとえばDメロでは“コツだけもらって 理想にアレンジして作り替えちゃおう?”って逃げの部分も用意してくれているし、そもそもゲームってどうしても無理なときには前のセーブポイントに戻ってやり直せるじゃないですか?なので、そこの部分も人生に絡めて救いも入れられるように、私はレコーディングでは優しさも込めて歌うよう意識しました。
飯塚 落ちサビで一旦落ち着いたあとの、ラスサビ最初の“もういっちょ!”っていうフレーズからの勢いもすごいんですよ。
――しかも、映像も歌詞にリンクしていますし。
飯塚 めちゃめちゃかわいいですよね!なので、その“もういっちょ!”からのラスサビも詰め込めたところが、TVサイズで好きなところです。
――MVは白バックのシーンが多くて。色合いも非常にポップですよね。
村上 DIALOGUE+にとって初の室内撮影でのMVだったので、また新しい気持ちになりました。あと、さっき言った2-Aのねねさんと私のパートにはぜひ注目していただきたくて。ねねさんは本当に壊れちゃってるっていう設定なので、「おっか」のリピートは歌もMVも1回歌ったりやったものを繰り返し使っているんですけど、私は冗談で“壊れたフリ”をしているので歌も映像も全部違うものになっているんです。そういう遊び心も、面白いところなんですよ。
緒方 スクロールしていくところとか、白バックのカットは結構自由だったよね?
守屋 「遊んでいいよ」みたいな感じでした。それで私たち、ダンスのシーンよりも疲れちゃったんだよね(笑)。
内山 しかも個々の動きが強すぎて、だんだん「これを超すものをやらなきゃいけない」みたいになっていったんです(笑)。
――そんな遊び心がふんだんに散りばめられたMVですが、YouTubeにUPされているものって実は完全版じゃないですよね?
村上 そうなんです!
鷹村 実はもうちょっとだけ続きがあって、「(楽曲は)Full Size」なんです(笑)。
――ラストシーン、皆さんの間と鷹村さんの表情が絶妙すぎだと思います(笑)。
鷹村 あれ、8人でタイミング合わせるのを頑張ったんですよ。みんなが私を見るタイミングとコンセントを見るタイミングをパッ!パッ!って揃えなきゃいけなかったので、そこを監督さんが「やかん!(=鷹村)コンセント!やかん!」って合図を出して……(笑)。
宮原 途中からやかんなしでそのシーンを撮ったりするときもあって、「向こうの壁のあの一点をやかんだと思ってください」って、壁を活用して撮ったりもしました(笑)。
鷹村 私はそれを、外から見てました(笑)。
――そしてこちらのカップリング曲としては、稗田さんと鷹村さんのセンターボーカル曲「走れ!」が収録されています。
稗田 先ほどお話にも出た新曲発表会で披露した、2人センターボーカル制の曲のうちの1つなんですけど、なぜかこの曲だけがピックアップされて。
鷹村 「えっ?『走れ!』だけ?」みたいにびっくりしちゃいました(笑)。
稗田 私も最初驚いたんですけど、「あれ?もしかして……」って気づいたことがあって……。
飯塚 気づいたこと?
稗田 「走れ!」はZAQさんが作ってくださった曲なんですけど、この曲がカップリングになると、「はじめてのかくめい!」と作家さんの顔ぶれが同じになるんですよ!本当にこれが狙いなのかはわかんないんですけど……。
内山 でもたしかに!
村上 名探偵だー!
緒方 私、音源聴いてふたりの歌声が「かっけー!」って思った。本当に力強い歌声で引っ張ってくれているから、「DIALOGUE+って、こんなに強い2人がいたんだ!」って改めて気づいてもらえるでしょうし、8人全員で歌っているサビではその2人の強さに負けずに頑張ろうと素直に思えるぐらい、力強く引っ張ってくれているんですよ。
内山 たしかに。やかんのかっこいい面って、私はあまり知らなかったんですよ。いつも無邪気でかわいくて、「えへへへぇー♪」みたいなイメージなんですけど……。
鷹村 バカにしてますか?(笑)。
内山 してないしてない!(笑)。でもこの曲では、初めてイケメンなやかんの歌声を聴けたことが嬉しかったというか。ねーね(=稗田)がかっこよくできるというのは知ってた部分もあったんですけど、それと並べるなんてすごいな!って尊敬しました。
稗田 「走れ!」のやかんは、歌い方もですけどライブでの表情がすごくよくって。スッと大人っぽいクールな表情とか真剣な顔を見せるのが、すごく新鮮なんですよ。
鷹村 ありがとうございます……えへへ(照)。
飯塚 素直に照れてる(笑)。
鷹村 私自身、今までの人生の中でここまでかっこよさに振ったことがなかったのもあって、レコーディングでは田淵さんから「普段の鷹村さんが出ないように、とにかくかっこよくてちょっとにらみを効かせるような」みたいなディレクションをいただいていたんですよ。そうやって頑張って歌ったのがうまくいっていたみたいで、嬉しいです……。
“あやふわ”だけど芯も一体感もある、新境地をみせた3rdシングル
――一方3rdシングル「あやふわアスタリスク」は、色合いのガラッと変わったサウンドになりました。
稗田 『弱キャラ友崎くん』という作品は友崎の変化や成長がメインになってはくるんですけど、私が『友崎くん』で演じている泉 優鈴ちゃんを含めたほかのキャラクターも、それぞれ何か悩みや「変わりたい」という想いを持っていて、葛藤しながら進んでいく物語なんです。この曲は、そこにすごく合っていて。エンディングになるとレコーディング後に知ってから、歌詞と優鈴を重ねることが多くなりました。あと、曲調としてはアニソンとしても普通のポップスとしてもすごく不思議な、なかなか出会うことのない曲構成ですよね。フュージョン系とかジャズっぽさもあって。1サビ後の間奏部分でガラリと曲調が変わるときのバックのサウンドをはじめ、とても心地いい楽曲なんですよ。
鷹村 それにこの曲、音だけじゃなくて歌詞もいい意味で掴み所のない“あやふわ”なもので。こういうシックでふわふわした曲はDIALOGUE+としては初めての挑戦ですし、自分自身も普段こういう曲はあまり聴かないので、「どんな感じで歌えばいいんだろう?」という悩みや不安もあったんですよ。でも8人で歌った音源を聴いたときに、1人ずつだとあやふわだった歌声が、全部揃った瞬間に歯車が噛み合ったような感じがして。だからふわふわした曲ではあるんですけど、しっかり芯のある曲のようにも思います。
緒方 私も最初、リズムとか雰囲気が一気に変わる部分が何ヵ所もある、印象のコロコロ変わる曲だなぁと感じて。まさに私のソロの、1-Bメロの“夢見ることも簡単じゃない”とDメロの“笑った 迷った 泣いた わかった”は雰囲気がガラッと変わる部分なので相談しながら歌っていったんですけど、田淵さんからは「曲の雰囲気に合わせながら、『緒方きたー!』ってみんなに思わせる感じで歌って」とも言われまして(笑)。雰囲気の中に私を溶け込ませることを意識しながら、歌わせてもらいました。
宮原 私、この曲は「人生イージー?」よりも自分の雰囲気にすごく合わせやすくて、歌っていて気持ちよかった印象が強いです。ただ、ラスサビのラップには苦戦しまして……。
飯塚 魂のラップね。
宮原 今はみんなからこういうふうに言ってもらえるんですけど、レコーディングのときはそこで、本当に苦戦して。一瞬、担当変更の話も出たぐらいだったんですよ。一回自分でも厳しいかもしれないと思いかけたんですけど、この曲で私が一番存在感を出せる場所はここだと感じたので、「どうしてもやりたい!」と何度もテイクを重ねてどうにか完成したパートなんです。それがあったからこそ、自分の中でイメージが明確にできて、今ではライブですごく自信をもってできるパートになりました。
緒方 そんなことがあったなんて、全然知らなかった……。
――ライブを拝見していても、そういう経緯は全然感じませんでした。
宮原 ほんとですか!?じゃあ、成長できたのかな?
守屋 それに、今回はみんながたくさんハモリもメインもやっているので、「みんなで歌ってる」という感覚が強いんですよね。
内山 うん。Dメロではさっぴ(=宮原)が私ときょんちゃんのソロにハモってくれているんですけど、実は私ファルセットが苦手なので、最初はそこを地声で出そうと練習していたんです。でも地声だとみんなと雰囲気が合わなさそうに感じたので、自分で「ファルセットでいこう」と決めて練習を重ねて、レコーディング前に田淵さんに聴いていただいたら、「それでいきましょう!」って即答していただけたんです!
飯塚 そうだったんだ……。
内山 実際、歌う前にDメロでのみんなの歌声を聴いたら、自分でも「こっちでよかった!」って感じられて……私はなかなか自分から「これだ!」と一歩を踏み出せないタイプなんですけど、この曲は初めて「これでいこう!」と思ったものが通ったので、それも嬉しかったですね。
――この曲でもMVを制作されましたが、こちらは美しさ際立つもので。
内山 ……これ、めちゃめちゃいいMVじゃないですか!?
村上 ちょうど今、私も同じ事を思ってた(笑)。
内山 最初はみんな笑顔じゃなくて、心の迷路のような場所に迷い込んでしまったかのような雰囲気なんです。円になっているときも、一緒にいるのにみんな真っ直ぐ前を見て誰とも目を合わせないんですよ。でもラスサビではみんなパッと目を開いて……。
守屋 わかる!
内山 視線は交わさないんですけど、笑顔になった瞬間にこの8人でいることの存在感の強さを感じて、「めちゃめちゃいい!」と思って……MVの監督をしてくださった安井塑宇さんを褒め称えたいぐらい、好きなんです(笑)。
守屋 あと、シルエットになっている部分もあったり、魅せ方とかダンスの形にもすごくこだわりまして。
飯塚 プロジェクションマッピングのシーンも、背景だけじゃなくてメンバーにも投射してたから、近未来感もあったしあの世界の中にいるみたいに見えるんだよね。
守屋 うん。撮影中はどういうふうにMVにするのかの想像は全然つかなかったんですけど、完成したものがすごくて。安井さんありがとう……。
――ダンス自体も、非常に繊細なもので。
稗田 しかもMVだとカメラの画角との兼ね合いで、普段のライブと微妙にバミリも違っていたので、その調整も難しかったんですよね。あと私、バックが自分のイメージカラーになっているイメージショットの部分がすごく好きなんですけど、そこをみんながそれぞれ撮っているときに、待機しながら「この子だったらこういう手振りとかしそう」みたいなのを予想して……。
村上 「メンバー次何やるか選手権」ね(笑)。
飯塚 すごい楽しかった(笑)。当たるとすごく盛り上がるんですよ。
鷹村 やってる本人は「何騒いでんの!?」みたいな気持ちになるのにね(笑)。
宮原 もう、笑いそうになっちゃう(笑)。
――そしてカップリング曲「花咲く僕らのアンサーを」は、先日披露されていなかった新曲です。
飯塚 この曲、1-Bメロの“完璧じゃないからこそ、伸びしろがあるッ!(名言)”のうち「(名言)」は、歌詞には書いてあっても実際には歌っていないんです。それがすごくかわいいし、歌詞のメッセージ自体も「たしかに!」って思うんですよ。
鷹村 大サビの“僕らなりの選び続けてきたアンサー”っていうフレーズの“選び続けてきた”の部分も、歌詞通りじゃなくてそれぞれが今年の目標を叫んでいて。
内山 しかも私たち自身も、それぞれが何を言ってるのか知らないんです。音源を聴いても、8人も重なってるのでわからなくて(笑)。
鷹村 なので音源で聴いてくださる皆さんは、誰が何を言っているかぜひ解析をしていただいて……(笑)。
緒方 私、「“目標”だ!善は急げ」のまなつの歌い方からすごく元気をもらえる。ここはオーディションだったんですけど、いちばん元気に歌ったまなつが選ばれたんですよね。
村上 あはは、ありがとう(笑)。そう言ってもらえて、よかったです実はこの曲、レコーディング順が最後だったので、歌う前にみんなの歌声の入ったラフミックス音源を聴いたんです。そしたら2-Aで佑奈さんが“あざといは武器? それだけじゃ無理。。”っていう部分を、すごいあざとく歌っていて!
緒方 そうだね(笑)。
村上 それを聴いて一瞬「その次のソロ、私どう歌えばいいんだろう!?」ってなったんですけど(笑)、田淵さんが「直前の2人が割と遊んでいるので、それをスパッと制して『いや、行くぜ我ら!』みたいな感じで」とおっしゃったので、それを目指していきました。
緒方 「前に録った人のニュアンスを引き継いで歌ってください」っていうこと、結構あるよね。「大冒険をよろしく」だと、逆に私がやったよ。まなつの次に私録ったから(笑)。
村上 8人だから、それぞれが違う方向を向いちゃいけないというのもあるんですよね。
守屋 うん。8人でいい歌を作るっていうのが、DIALOGUE+が一番頑張ってやっているところなんですよ。私も、レコーディング順がまなつの前と終盤だったので、歌声のバランスに自分の声のパターンを合わせながら録っていったんですけど、私は低い音が歌えなくて高い音が歌えたりと、声質的に若干みんなと違う部分があるんです。でも今回、「逆にそういうところを生かしてみんなに合わせて歌をきれいに締められるからいいよね」と褒めていただけて……それがすごく、嬉しかったです。
――最後に、今年DIALOGUE+として挑戦したいことをそれぞれお教えいただけますか?パフォーマンスでもそれ以外でも構わないのですが……。
飯塚 私、昔からアイドルが好きでよくライブを見るので、色々実現できたら楽しそうだなと憧れていることがあるんですけど……1つだけ挙げるなら、ゆっくりな曲から始まって、だんだん曲の速度が速くなるライブ?
緒方 大変大変(笑)。
飯塚 後半「20xxMUEの光」とか「大冒険をよろしく」みたいなすごく速い曲が来たら、どうなっちゃうんだろう?……っていつも想像しながら寝ているので(笑)、そういう面白いライブをやってみたいです。
緒方 たしかに、イベント系のライブは楽しそうだね。私、地元が広島なので、いつになるのかはわからないんですけど地元でのライブがやりたいです。今は東京に近い方が来やすい場所でしかライブをやれていないので、もちろん広島だけじゃなくて、日本全国をDIALOGUE+で回りたいです!
村上 私はですね、アコースティック系のライブもしてみたいです。以前稗田さんと飯塚さんはアコースティックで歌ってたことがあったんですけど、その映像を観て「この雰囲気も、素敵だわぁ」と思って。曲の印象も変わるでしょうし、やってみたいです。
内山 私、“DIALOGUE+ PARTY”の第2部で“全力新年会”というバラエティイベントみたいなものをしていたなかで、DIALOGUE+もバラエティとかミニゲームだけのイベントを定着させるのも楽しそうだなと思ったんですよ。だから、時期が来たらいつかお客さんも交えて……例えば、「黄色いハンカチ、貸してください!」とか。
村上 借り物競争だ!
内山 そう!そうやってお客さんも巻き込めたら、もっと面白いんじゃないかなって。
鷹村 それ、私も思った!私、今「バラエティ番組やりたいな」って言おうとしてたんですけど、番組じゃなくても大運動会みたいに。たとえば、東京ドームを貸し切って……。
飯塚 東京ドームを!?
鷹村 ジャニーズさんとかがよくやってらっしゃるみたいなの、やりたいなぁ……って(笑)。でも運動会じゃないとしても、そういうイベントを季節定番のものにしたいですね。あとパフォーマンス面だと、DIALOGUE+でもいつかオリジナルのソロとかデュエット曲を歌いたいです。自分自身もやってみたいというのもあるんですけど、どちらかというとほかのメンバーのソロやデュエットを、聴いてみたいし観てみたいほうが強いですね。
守屋 パフォーマンスでいうと、もっと磨きをかけていくという意味でもみんなで合宿をずっとやりたくて。
一同 あー!やりたーい!
守屋 成長もできるし、あと単純に楽しくお泊りもしたいから(笑)。いつ実現できるかはわからないですけど、本当の「パジャマdeパーティー」を実現させたいなぁって……一石二鳥じゃないですか?成長もできるし、仲も深まるし。ずっと「やりたいな」と思ってるんですよね。
宮原 私もずっとやりたいと思っていることがありまして……イベントDVDを出してみたいんです。
稗田 すごい好きだよね(笑)。
宮原 イベントDVDめちゃくちゃ好きなんですけど……よくないですか?
――例えば?
宮原 私がずっと言ってるのは、謎解きおつかいレース……。
守屋 出た(笑)。
稗田 1回、YouTube企画をみんなで出し合ったときにも言ってたんですよ(笑)。
宮原 いくつかのチームに分かれて、チームごとに行く場所が決められていて。そこにチームで協力して色んなところをたくさん経由して、ゴール地点に一番早く着けたペアはどれかな?……みたいなおっきなゲームを円盤化して、DIALOGUE+の思い出を1つずつ形にしてドン!ドン!ドン!って並べたいな……っていうのが、個人的な理想です(笑)。
稗田 私は、DIALOGUE+を知ってもらう機会をもっと増やしたいですね。去年は色々なフェスにも出させていただきましたけど、フェスって自分が今まで知らなかったバンドやアーティストを初めて聴いて好きになったり、「ワンマンに行くほどではないけど、ちょっと観てみたいな」という方に観ていただける機会になると思うんです。なので、例えばアニメ系なら“アニサマ”に出たいですし、アニメ系以外なら“SUMMER SONIC”とか“ROCK IN JAPAN”みたいなフェスに出て、楽曲を通じてDIALOGUE+を好きになってもらいたいんです。自分たちもほかのアーティストさんからいい刺激を受けられるはずなので、私はDIALOGUE+でフェスに、マジで、出たいです!
INTERVIEW & TEXT BY 須永兼次
●リリース情報
DIALOGUE+2ndシングル
「人生イージー?」
2月3日発売
【初回限定盤(CD+DVD)】
品番:PCCG.01969
価格:¥1,800+税
封入特典:フルカラーブックレット
【通常盤(CD only)】
品番:PCCG.01970
価格:¥1,273+税
特典:描きおろしアニメイラスト
<CD>
1.人生イージー?
作詞・作曲:田淵智也(UNISON SQUARE GARDEN)
編曲:田中秀和(MONACA)
2.走れ
作詞:佐々木亮介 作曲:ZAQ 編曲:eba(F.M.F)
音楽プロデュース:田淵智也(UNISON SQUARE GARDEN)
3.人生イージー?(TVサイズ)
4.人生イージー?(Instrumental)
5.走れ(Instrumental)
<DVD>
「人生イージー?」ミュージックビデオ・メイキング映像
DIALOGUE+3rdシングル
「あやふわアスタリスク」
2月3日発売
【初回限定盤(CD+DVD)】
品番:PCCG.01971
価格:¥1,800+税
封入特典:フルカラーブックレット
【通常盤(CD only)】
品番:PCCG.01972
価格:¥1,273+税
特典:描きおろしアニメイラスト
<CD>
1.あやふわアスタリスク
作詞・作曲:田淵智也(UNISON SQUARE GARDEN)
編曲:広川恵一(MONACA)
2.花咲く僕らのアンサーを
作詞・作曲:瀬名航 編曲:中山真斗(F.M.F)
音楽プロデュース:田淵智也(UNISON SQUARE GARDEN)
3.あやふわアスタリスク(TVサイズ)
4.あやふわアスタリスク(Instrumental)
5.花咲く僕らのアンサーを(Instrumental)
<DVD>
「あやふわアスタリスク」ミュージックビデオ・メイキング映像
●作品情報
TVアニメ『弱キャラ友崎くん』
2021年1月より放送中!
TOKYO MX 毎週金曜日 22:00~
※再放送 毎週火曜日 19:30~
AT-X 毎週金曜日 21:00~
※リピート放送 毎週火曜日9:00~/毎週木曜日15:00~
BS11 毎週土曜日 22:00~
※放送日時は都合により変更になる可能性がございます。
(C)屋久ユウキ・小学館/「弱キャラ友崎くん」製作委員会
関連リンク
DIALOGUE+公式サイトTVアニメ『弱キャラ友崎くん』公式サイト
2ndシングルにあたるOPテーマ「人生イージー?」は1stシングルに引き続き編曲に田中秀和(MONACA)を迎えたアッパーチューンであるのに対し、3rdシングルとなる同作のEDテーマ「あやふわアスタリスク」は、編曲に広川恵一(MONACA)を起用。浮遊感のある広川節炸裂のデジタルチューンを生み出した。今回はそれらのシングルの話題に加え、1月10日に有観客で開催したばかりの全曲披露ライブ“ぼくたちの現在地”の感想など、活動全般についてメンバー全員から存分に語ってもらった。
【動画】DIALOGUE+「人生イージー?」Music Video Full ver.
叱咤も優しさも込められた、とびきり元気なナンバー「人生イージー?」
――まずは、1月10日に開催された「DIALOGUE+PARTY 2021“ぼくたちの現在地”」を終えての感想をお教えください。
内山悠里菜 私は、感動しました。1曲目の「はじめてのかくめい!」が始まる前、暗転中にメンバーが板につくときに拍手が起こったのがとても印象的で。その瞬間「始まるんだなぁ」みたいな気持ちが起こりましたし、歌っている最中に「私たちは、この曲で始まっているんだなぁ」というのを改めて実感していたら、ちょっと涙が出そうになってしまったんですよ。
村上まなつ 早い早い(笑)。
内山 私もさすがに早いなぁと思って我慢はしたんですけど、やっぱりログっ子(※DIALOGUE+ファンの総称)の皆さんと顔を合わせられると「全然違うなぁ」と感じましたし、皆さんの気持ちが表情から全部伝わってきて、「私、幸せだわぁ」と思っていましたね。
稗田寧々 私も、同じ空間で直接私たちの伝えたい歌や気持ちが伝わっているのが強く感じられました。もちろん、配信を通じて観てくださる方にも感じていただけたものがあったとは思うんですけど、実際にお客さんがいると会場の空気感や熱量も全然違いますし、目の前の皆さんの反応でこちらの表情とかも変わるんですよ。そういった機会が実現したこと自体がとてもありがたかったですし、いつかみんなで会場を満員にして、声も出せる状態で思いっきりライブがしたい!と改めて強く思いました。
守屋亨香 私は2021年の始まりに皆さんの顔を見てライブできたことが純粋に嬉しかったです。私たちはライブの合間にトークを挟んでいないので、この1年ちょっとの間に増えてきた持ち曲を全部披露するというのは、体力面での不安もちょっとあったんですよ。でも、これまで発表してきた順に曲を披露させていただいたことで、ライブを通して私たちの歴史を感じているようで、すごく嬉しくって。私も曲ごとの思い出が頭をよぎって、感動で感極まってしまう部分もありました。
緒方佑奈 そもそも1つのライブで全曲を披露すること自体が初めてのことだったので、「できるかな?」という不安もありました。ただ、今までセンターボーカル制の曲など配信でしか届けられていない歌もたくさんあったので、それを直接お客さんに届けられる機会が来たという気持ちにもなりまして。なのでそういう曲は特に力を入れて、「どの曲も改めて好きになってほしいな」と思いながら、皆さんに届けることを意識しながら歌わせていただきました。
鷹村彩花 情勢的に有観客でできるのかという不安もあったんですけど、50%でもお客さんの顔を見られたことで、私たちも安心できたようなところがありました。なかでも私は「あたりまえだから」で、特に皆さんが涙を流されて歌詞や歌を噛み締めていたのを見て、自分もお客さんと一緒にライブができることって、当たり前じゃないけど当たり前にしていかないとなと改めて思えた、とてもいい機会にできたように感じています。
宮原颯希 私、去年の新曲発表公演で披露した曲みたいに、今まで配信ライブでしか披露できなかった曲を今回生で観ていただけたことがすごく嬉しかったんですよ!それは、前回の配信ライブのときに「歌っていないメンバーが全力でダンスをしている姿も観てほしいな」という気持ちになっていたからで。それを初めて観ていただけたことが嬉しかったので、今回配信で観てくださった方にも、いつかぜひ生で、全体のパフォーマンスを観ていただきたいです。
飯塚麻結 私も最初「はじめてのかくめい!」で感無量になったんですけど、その次に心が動いたのが「あたりまえだから」のときで。
この曲は去年の緊急事態宣言のときに、みんなでリモートで歌を録ったりダンス映像を撮った曲だったのもあってか、落ちサビの最後に「話聞かせてほしいな」の内山のソロで7人が内山を見て、そのあと全員が前を向いて“もちろん君の声で”と歌った瞬間、「止まっていた時が、動き出した……!」みたいな気持ちになって。
内山 わかるー……。
飯塚 しかも向いた先に、カメラじゃなくてログっ子の皆さんの顔がたくさん見えたので、その瞬間「はーっ!」ってなりました。
村上 あと「ぼくらは素敵だ」という曲も、目の前でログっ子の皆さんが観てくださったことで歌い方が変わった曲だと思います。以前の配信ライブのときは、8人で向かい合ってお互いに視線を交わしながら歌っていたんですけど、今回は目の前にいる皆さんに向けて「この歌よ、届け!」って気持ちで歌いました。
――一体感の出し方や感じ方が、内向きから外向きに変わったというか。
村上 はい。皆さんが目の前にいてくれたことで、歌い方だけじゃなくて歌が持つ意味や伝えられることも変わっていくのを実感できて。なんだかあったかくて、いいなぁと思いました。
――そして今回、2nd・3rdシングルが同時発売になりました。まずは2ndシングルになる「人生イージー?」から、楽曲のお気に入りの部分や歌うときにポイントにされた部分などをお聞きしたいのですが。
村上 私のお気に入りは……2-Aメロの村上のソロです!
一同 (笑)。
村上 まず、歌詞に自分の名前が入ったこともびっくりだったんですけど、そのあとの「なんちゃって」のニュアンスを、田淵(智也)さんと一緒に試行錯誤したんですよ。あまりヘラヘラもブリブリもしなくて、思わずみんなが「もー!」とか「こらー!」って言いたくなっちゃうようなそんなニュアンスを突き詰められたのかな?って、すごく気に入っています。
稗田 私も2-Aの自分のソロが推しポイントといいますか、一番こだわって収録したところなんです。私のソロは村上のソロの前なんですけど、ここは最初から「絶対に思いっきり遊んでやろう」という気持ちで挑みまして(笑)。村上と違って弱気で不安で、「どうしよう?おろおろ」みたいにふにゃふにゃさせていて、音源にならなかったテイクではもっと崩していたものもあったんです。その度合いは、私も細かく田淵さんたちと相談しながら収録していきました。あと、みんながまなつと私に対して名前を呼んでくれるところがあるんですけど、そこはそれぞれの普段の呼び方を反映しているので、そういうところを聴き分けてみるのも楽しいと思います。
守屋 私たちそれぞれの個性が強めなので、DIALOGUE+の曲にはそれを生かした遊び心が入っていることが多いんですけど、今回はそういう要素が特に詰まっているように思うんです。カッコ書きの部分も多いですし、そういうところが本当にかわいくて、元気が出る曲なんですよね。
稗田 きょんちゃん(=守屋)の「再起動しまーす」は、オーディションだったよね?
鷹村 うん。
守屋 私たち“オーディション”っていう、録ってみて、良かった子が選ばれるシステムがほとんどの曲にあるんですよ。それで私が選ばれたのが、「再起動しまーす」の部分なんです。
――サウンドも、非常に華やかでポップな曲ですよね。
稗田 それにゲームっぽい音もいっぱいあって、オープニングになっている『弱キャラ友崎くん』の世界観にすごく合っているんですよ。だから聴いていて楽しいですし、インストを聴くと音数の尋常じゃなさもよくわかります(笑)。
内山 私、2サビの“ポジティブ対話”と書いて「ポジティブダイアローグ」と読む部分が好きで。ここから、「ログっ子の皆さんも人生にちょっと疲れちゃったときでも、私たちと話をしたり私たちの何かを聴いたりして1回休息して、ちょっとセーブ。これから頑張ってみよう!」みたいなメッセージ性が感じられるんですよね。
稗田 歌詞は、すごく背中を押してくれると思います。ただ「頑張れ!」と甘やかすだけじゃなくて、2サビで“がんばってないのは君の甘えだ!”って叱咤もしてくれて。
飯塚 すごい言葉だよねぇ……ハッ!となっちゃうよね。
宮原 逆に私は人生に対してだいぶネガティブなので(笑)、私みたいなタイプの人にとってはキツいところもあると思うんですよ。でも、たとえばDメロでは“コツだけもらって 理想にアレンジして作り替えちゃおう?”って逃げの部分も用意してくれているし、そもそもゲームってどうしても無理なときには前のセーブポイントに戻ってやり直せるじゃないですか?なので、そこの部分も人生に絡めて救いも入れられるように、私はレコーディングでは優しさも込めて歌うよう意識しました。
飯塚 落ちサビで一旦落ち着いたあとの、ラスサビ最初の“もういっちょ!”っていうフレーズからの勢いもすごいんですよ。
でもここ、ラスサビなのにTVサイズに入ってるんです。これはきっと、DIALOGUE+の曲のBPMが速いからできたことだと思うんですよね。
――しかも、映像も歌詞にリンクしていますし。
飯塚 めちゃめちゃかわいいですよね!なので、その“もういっちょ!”からのラスサビも詰め込めたところが、TVサイズで好きなところです。
――MVは白バックのシーンが多くて。色合いも非常にポップですよね。
村上 DIALOGUE+にとって初の室内撮影でのMVだったので、また新しい気持ちになりました。あと、さっき言った2-Aのねねさんと私のパートにはぜひ注目していただきたくて。ねねさんは本当に壊れちゃってるっていう設定なので、「おっか」のリピートは歌もMVも1回歌ったりやったものを繰り返し使っているんですけど、私は冗談で“壊れたフリ”をしているので歌も映像も全部違うものになっているんです。そういう遊び心も、面白いところなんですよ。
緒方 スクロールしていくところとか、白バックのカットは結構自由だったよね?
守屋 「遊んでいいよ」みたいな感じでした。それで私たち、ダンスのシーンよりも疲れちゃったんだよね(笑)。
内山 しかも個々の動きが強すぎて、だんだん「これを超すものをやらなきゃいけない」みたいになっていったんです(笑)。
――そんな遊び心がふんだんに散りばめられたMVですが、YouTubeにUPされているものって実は完全版じゃないですよね?
村上 そうなんです!
鷹村 実はもうちょっとだけ続きがあって、「(楽曲は)Full Size」なんです(笑)。
――ラストシーン、皆さんの間と鷹村さんの表情が絶妙すぎだと思います(笑)。
鷹村 あれ、8人でタイミング合わせるのを頑張ったんですよ。みんなが私を見るタイミングとコンセントを見るタイミングをパッ!パッ!って揃えなきゃいけなかったので、そこを監督さんが「やかん!(=鷹村)コンセント!やかん!」って合図を出して……(笑)。
宮原 途中からやかんなしでそのシーンを撮ったりするときもあって、「向こうの壁のあの一点をやかんだと思ってください」って、壁を活用して撮ったりもしました(笑)。
鷹村 私はそれを、外から見てました(笑)。
――そしてこちらのカップリング曲としては、稗田さんと鷹村さんのセンターボーカル曲「走れ!」が収録されています。
稗田 先ほどお話にも出た新曲発表会で披露した、2人センターボーカル制の曲のうちの1つなんですけど、なぜかこの曲だけがピックアップされて。
鷹村 「えっ?『走れ!』だけ?」みたいにびっくりしちゃいました(笑)。
稗田 私も最初驚いたんですけど、「あれ?もしかして……」って気づいたことがあって……。
飯塚 気づいたこと?
稗田 「走れ!」はZAQさんが作ってくださった曲なんですけど、この曲がカップリングになると、「はじめてのかくめい!」と作家さんの顔ぶれが同じになるんですよ!本当にこれが狙いなのかはわかんないんですけど……。
内山 でもたしかに!
村上 名探偵だー!
緒方 私、音源聴いてふたりの歌声が「かっけー!」って思った。本当に力強い歌声で引っ張ってくれているから、「DIALOGUE+って、こんなに強い2人がいたんだ!」って改めて気づいてもらえるでしょうし、8人全員で歌っているサビではその2人の強さに負けずに頑張ろうと素直に思えるぐらい、力強く引っ張ってくれているんですよ。
内山 たしかに。やかんのかっこいい面って、私はあまり知らなかったんですよ。いつも無邪気でかわいくて、「えへへへぇー♪」みたいなイメージなんですけど……。
鷹村 バカにしてますか?(笑)。
内山 してないしてない!(笑)。でもこの曲では、初めてイケメンなやかんの歌声を聴けたことが嬉しかったというか。ねーね(=稗田)がかっこよくできるというのは知ってた部分もあったんですけど、それと並べるなんてすごいな!って尊敬しました。
稗田 「走れ!」のやかんは、歌い方もですけどライブでの表情がすごくよくって。スッと大人っぽいクールな表情とか真剣な顔を見せるのが、すごく新鮮なんですよ。
鷹村 ありがとうございます……えへへ(照)。
飯塚 素直に照れてる(笑)。
鷹村 私自身、今までの人生の中でここまでかっこよさに振ったことがなかったのもあって、レコーディングでは田淵さんから「普段の鷹村さんが出ないように、とにかくかっこよくてちょっとにらみを効かせるような」みたいなディレクションをいただいていたんですよ。そうやって頑張って歌ったのがうまくいっていたみたいで、嬉しいです……。
“あやふわ”だけど芯も一体感もある、新境地をみせた3rdシングル
――一方3rdシングル「あやふわアスタリスク」は、色合いのガラッと変わったサウンドになりました。
稗田 『弱キャラ友崎くん』という作品は友崎の変化や成長がメインになってはくるんですけど、私が『友崎くん』で演じている泉 優鈴ちゃんを含めたほかのキャラクターも、それぞれ何か悩みや「変わりたい」という想いを持っていて、葛藤しながら進んでいく物語なんです。この曲は、そこにすごく合っていて。エンディングになるとレコーディング後に知ってから、歌詞と優鈴を重ねることが多くなりました。あと、曲調としてはアニソンとしても普通のポップスとしてもすごく不思議な、なかなか出会うことのない曲構成ですよね。フュージョン系とかジャズっぽさもあって。1サビ後の間奏部分でガラリと曲調が変わるときのバックのサウンドをはじめ、とても心地いい楽曲なんですよ。
鷹村 それにこの曲、音だけじゃなくて歌詞もいい意味で掴み所のない“あやふわ”なもので。こういうシックでふわふわした曲はDIALOGUE+としては初めての挑戦ですし、自分自身も普段こういう曲はあまり聴かないので、「どんな感じで歌えばいいんだろう?」という悩みや不安もあったんですよ。でも8人で歌った音源を聴いたときに、1人ずつだとあやふわだった歌声が、全部揃った瞬間に歯車が噛み合ったような感じがして。だからふわふわした曲ではあるんですけど、しっかり芯のある曲のようにも思います。
緒方 私も最初、リズムとか雰囲気が一気に変わる部分が何ヵ所もある、印象のコロコロ変わる曲だなぁと感じて。まさに私のソロの、1-Bメロの“夢見ることも簡単じゃない”とDメロの“笑った 迷った 泣いた わかった”は雰囲気がガラッと変わる部分なので相談しながら歌っていったんですけど、田淵さんからは「曲の雰囲気に合わせながら、『緒方きたー!』ってみんなに思わせる感じで歌って」とも言われまして(笑)。雰囲気の中に私を溶け込ませることを意識しながら、歌わせてもらいました。
宮原 私、この曲は「人生イージー?」よりも自分の雰囲気にすごく合わせやすくて、歌っていて気持ちよかった印象が強いです。ただ、ラスサビのラップには苦戦しまして……。
飯塚 魂のラップね。
宮原 今はみんなからこういうふうに言ってもらえるんですけど、レコーディングのときはそこで、本当に苦戦して。一瞬、担当変更の話も出たぐらいだったんですよ。一回自分でも厳しいかもしれないと思いかけたんですけど、この曲で私が一番存在感を出せる場所はここだと感じたので、「どうしてもやりたい!」と何度もテイクを重ねてどうにか完成したパートなんです。それがあったからこそ、自分の中でイメージが明確にできて、今ではライブですごく自信をもってできるパートになりました。
緒方 そんなことがあったなんて、全然知らなかった……。
――ライブを拝見していても、そういう経緯は全然感じませんでした。
宮原 ほんとですか!?じゃあ、成長できたのかな?
守屋 それに、今回はみんながたくさんハモリもメインもやっているので、「みんなで歌ってる」という感覚が強いんですよね。
内山 うん。Dメロではさっぴ(=宮原)が私ときょんちゃんのソロにハモってくれているんですけど、実は私ファルセットが苦手なので、最初はそこを地声で出そうと練習していたんです。でも地声だとみんなと雰囲気が合わなさそうに感じたので、自分で「ファルセットでいこう」と決めて練習を重ねて、レコーディング前に田淵さんに聴いていただいたら、「それでいきましょう!」って即答していただけたんです!
飯塚 そうだったんだ……。
内山 実際、歌う前にDメロでのみんなの歌声を聴いたら、自分でも「こっちでよかった!」って感じられて……私はなかなか自分から「これだ!」と一歩を踏み出せないタイプなんですけど、この曲は初めて「これでいこう!」と思ったものが通ったので、それも嬉しかったですね。
――この曲でもMVを制作されましたが、こちらは美しさ際立つもので。
内山 ……これ、めちゃめちゃいいMVじゃないですか!?
村上 ちょうど今、私も同じ事を思ってた(笑)。
内山 最初はみんな笑顔じゃなくて、心の迷路のような場所に迷い込んでしまったかのような雰囲気なんです。円になっているときも、一緒にいるのにみんな真っ直ぐ前を見て誰とも目を合わせないんですよ。でもラスサビではみんなパッと目を開いて……。
守屋 わかる!
内山 視線は交わさないんですけど、笑顔になった瞬間にこの8人でいることの存在感の強さを感じて、「めちゃめちゃいい!」と思って……MVの監督をしてくださった安井塑宇さんを褒め称えたいぐらい、好きなんです(笑)。
守屋 あと、シルエットになっている部分もあったり、魅せ方とかダンスの形にもすごくこだわりまして。
飯塚 プロジェクションマッピングのシーンも、背景だけじゃなくてメンバーにも投射してたから、近未来感もあったしあの世界の中にいるみたいに見えるんだよね。
守屋 うん。撮影中はどういうふうにMVにするのかの想像は全然つかなかったんですけど、完成したものがすごくて。安井さんありがとう……。
――ダンス自体も、非常に繊細なもので。
稗田 しかもMVだとカメラの画角との兼ね合いで、普段のライブと微妙にバミリも違っていたので、その調整も難しかったんですよね。あと私、バックが自分のイメージカラーになっているイメージショットの部分がすごく好きなんですけど、そこをみんながそれぞれ撮っているときに、待機しながら「この子だったらこういう手振りとかしそう」みたいなのを予想して……。
村上 「メンバー次何やるか選手権」ね(笑)。
飯塚 すごい楽しかった(笑)。当たるとすごく盛り上がるんですよ。
鷹村 やってる本人は「何騒いでんの!?」みたいな気持ちになるのにね(笑)。
宮原 もう、笑いそうになっちゃう(笑)。
――そしてカップリング曲「花咲く僕らのアンサーを」は、先日披露されていなかった新曲です。
飯塚 この曲、1-Bメロの“完璧じゃないからこそ、伸びしろがあるッ!(名言)”のうち「(名言)」は、歌詞には書いてあっても実際には歌っていないんです。それがすごくかわいいし、歌詞のメッセージ自体も「たしかに!」って思うんですよ。
鷹村 大サビの“僕らなりの選び続けてきたアンサー”っていうフレーズの“選び続けてきた”の部分も、歌詞通りじゃなくてそれぞれが今年の目標を叫んでいて。
内山 しかも私たち自身も、それぞれが何を言ってるのか知らないんです。音源を聴いても、8人も重なってるのでわからなくて(笑)。
鷹村 なので音源で聴いてくださる皆さんは、誰が何を言っているかぜひ解析をしていただいて……(笑)。
緒方 私、「“目標”だ!善は急げ」のまなつの歌い方からすごく元気をもらえる。ここはオーディションだったんですけど、いちばん元気に歌ったまなつが選ばれたんですよね。
村上 あはは、ありがとう(笑)。そう言ってもらえて、よかったです実はこの曲、レコーディング順が最後だったので、歌う前にみんなの歌声の入ったラフミックス音源を聴いたんです。そしたら2-Aで佑奈さんが“あざといは武器? それだけじゃ無理。。”っていう部分を、すごいあざとく歌っていて!
緒方 そうだね(笑)。
村上 それを聴いて一瞬「その次のソロ、私どう歌えばいいんだろう!?」ってなったんですけど(笑)、田淵さんが「直前の2人が割と遊んでいるので、それをスパッと制して『いや、行くぜ我ら!』みたいな感じで」とおっしゃったので、それを目指していきました。
緒方 「前に録った人のニュアンスを引き継いで歌ってください」っていうこと、結構あるよね。「大冒険をよろしく」だと、逆に私がやったよ。まなつの次に私録ったから(笑)。
村上 8人だから、それぞれが違う方向を向いちゃいけないというのもあるんですよね。
守屋 うん。8人でいい歌を作るっていうのが、DIALOGUE+が一番頑張ってやっているところなんですよ。私も、レコーディング順がまなつの前と終盤だったので、歌声のバランスに自分の声のパターンを合わせながら録っていったんですけど、私は低い音が歌えなくて高い音が歌えたりと、声質的に若干みんなと違う部分があるんです。でも今回、「逆にそういうところを生かしてみんなに合わせて歌をきれいに締められるからいいよね」と褒めていただけて……それがすごく、嬉しかったです。
――最後に、今年DIALOGUE+として挑戦したいことをそれぞれお教えいただけますか?パフォーマンスでもそれ以外でも構わないのですが……。
飯塚 私、昔からアイドルが好きでよくライブを見るので、色々実現できたら楽しそうだなと憧れていることがあるんですけど……1つだけ挙げるなら、ゆっくりな曲から始まって、だんだん曲の速度が速くなるライブ?
緒方 大変大変(笑)。
飯塚 後半「20xxMUEの光」とか「大冒険をよろしく」みたいなすごく速い曲が来たら、どうなっちゃうんだろう?……っていつも想像しながら寝ているので(笑)、そういう面白いライブをやってみたいです。
緒方 たしかに、イベント系のライブは楽しそうだね。私、地元が広島なので、いつになるのかはわからないんですけど地元でのライブがやりたいです。今は東京に近い方が来やすい場所でしかライブをやれていないので、もちろん広島だけじゃなくて、日本全国をDIALOGUE+で回りたいです!
村上 私はですね、アコースティック系のライブもしてみたいです。以前稗田さんと飯塚さんはアコースティックで歌ってたことがあったんですけど、その映像を観て「この雰囲気も、素敵だわぁ」と思って。曲の印象も変わるでしょうし、やってみたいです。
内山 私、“DIALOGUE+ PARTY”の第2部で“全力新年会”というバラエティイベントみたいなものをしていたなかで、DIALOGUE+もバラエティとかミニゲームだけのイベントを定着させるのも楽しそうだなと思ったんですよ。だから、時期が来たらいつかお客さんも交えて……例えば、「黄色いハンカチ、貸してください!」とか。
村上 借り物競争だ!
内山 そう!そうやってお客さんも巻き込めたら、もっと面白いんじゃないかなって。
鷹村 それ、私も思った!私、今「バラエティ番組やりたいな」って言おうとしてたんですけど、番組じゃなくても大運動会みたいに。たとえば、東京ドームを貸し切って……。
飯塚 東京ドームを!?
鷹村 ジャニーズさんとかがよくやってらっしゃるみたいなの、やりたいなぁ……って(笑)。でも運動会じゃないとしても、そういうイベントを季節定番のものにしたいですね。あとパフォーマンス面だと、DIALOGUE+でもいつかオリジナルのソロとかデュエット曲を歌いたいです。自分自身もやってみたいというのもあるんですけど、どちらかというとほかのメンバーのソロやデュエットを、聴いてみたいし観てみたいほうが強いですね。
守屋 パフォーマンスでいうと、もっと磨きをかけていくという意味でもみんなで合宿をずっとやりたくて。
一同 あー!やりたーい!
守屋 成長もできるし、あと単純に楽しくお泊りもしたいから(笑)。いつ実現できるかはわからないですけど、本当の「パジャマdeパーティー」を実現させたいなぁって……一石二鳥じゃないですか?成長もできるし、仲も深まるし。ずっと「やりたいな」と思ってるんですよね。
宮原 私もずっとやりたいと思っていることがありまして……イベントDVDを出してみたいんです。
稗田 すごい好きだよね(笑)。
宮原 イベントDVDめちゃくちゃ好きなんですけど……よくないですか?
――例えば?
宮原 私がずっと言ってるのは、謎解きおつかいレース……。
守屋 出た(笑)。
稗田 1回、YouTube企画をみんなで出し合ったときにも言ってたんですよ(笑)。
宮原 いくつかのチームに分かれて、チームごとに行く場所が決められていて。そこにチームで協力して色んなところをたくさん経由して、ゴール地点に一番早く着けたペアはどれかな?……みたいなおっきなゲームを円盤化して、DIALOGUE+の思い出を1つずつ形にしてドン!ドン!ドン!って並べたいな……っていうのが、個人的な理想です(笑)。
稗田 私は、DIALOGUE+を知ってもらう機会をもっと増やしたいですね。去年は色々なフェスにも出させていただきましたけど、フェスって自分が今まで知らなかったバンドやアーティストを初めて聴いて好きになったり、「ワンマンに行くほどではないけど、ちょっと観てみたいな」という方に観ていただける機会になると思うんです。なので、例えばアニメ系なら“アニサマ”に出たいですし、アニメ系以外なら“SUMMER SONIC”とか“ROCK IN JAPAN”みたいなフェスに出て、楽曲を通じてDIALOGUE+を好きになってもらいたいんです。自分たちもほかのアーティストさんからいい刺激を受けられるはずなので、私はDIALOGUE+でフェスに、マジで、出たいです!
INTERVIEW & TEXT BY 須永兼次
●リリース情報
DIALOGUE+2ndシングル
「人生イージー?」
2月3日発売
【初回限定盤(CD+DVD)】
品番:PCCG.01969
価格:¥1,800+税
封入特典:フルカラーブックレット
【通常盤(CD only)】
品番:PCCG.01970
価格:¥1,273+税
特典:描きおろしアニメイラスト
<CD>
1.人生イージー?
作詞・作曲:田淵智也(UNISON SQUARE GARDEN)
編曲:田中秀和(MONACA)
2.走れ
作詞:佐々木亮介 作曲:ZAQ 編曲:eba(F.M.F)
音楽プロデュース:田淵智也(UNISON SQUARE GARDEN)
3.人生イージー?(TVサイズ)
4.人生イージー?(Instrumental)
5.走れ(Instrumental)
<DVD>
「人生イージー?」ミュージックビデオ・メイキング映像
DIALOGUE+3rdシングル
「あやふわアスタリスク」
2月3日発売
【初回限定盤(CD+DVD)】
品番:PCCG.01971
価格:¥1,800+税
封入特典:フルカラーブックレット
【通常盤(CD only)】
品番:PCCG.01972
価格:¥1,273+税
特典:描きおろしアニメイラスト
<CD>
1.あやふわアスタリスク
作詞・作曲:田淵智也(UNISON SQUARE GARDEN)
編曲:広川恵一(MONACA)
2.花咲く僕らのアンサーを
作詞・作曲:瀬名航 編曲:中山真斗(F.M.F)
音楽プロデュース:田淵智也(UNISON SQUARE GARDEN)
3.あやふわアスタリスク(TVサイズ)
4.あやふわアスタリスク(Instrumental)
5.花咲く僕らのアンサーを(Instrumental)
<DVD>
「あやふわアスタリスク」ミュージックビデオ・メイキング映像
●作品情報
TVアニメ『弱キャラ友崎くん』
2021年1月より放送中!
TOKYO MX 毎週金曜日 22:00~
※再放送 毎週火曜日 19:30~
AT-X 毎週金曜日 21:00~
※リピート放送 毎週火曜日9:00~/毎週木曜日15:00~
BS11 毎週土曜日 22:00~
※放送日時は都合により変更になる可能性がございます。
(C)屋久ユウキ・小学館/「弱キャラ友崎くん」製作委員会
関連リンク
DIALOGUE+公式サイトTVアニメ『弱キャラ友崎くん』公式サイト
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