【連載】ReoNa 3rdアルバム『HEART』リリース記念...の画像はこちら >>【その他の画像・動画等を元記事で観る】ReoNaの約2年ぶり通算3枚目のニューアルバム『HEART』のリリースを記念し、集中連載企画「リスアニ!’s Heart」がスタート!今回は「ReoNaとリスアニ!の歩み」というテーマのもと、連載のイントロダクションとなるテキストを掲載。来たる『HEART』に向けて、リスアニ!の目線からReoNaの歩みを振り返る。■【連載】ReoNa 3rdアルバム『HEART』リリース記念「リスアニ!’s Heart」TEXT BY 北野 創「リスアニ!’s Heart」第1回:ReoNaとリスアニ!の歩み誰かの絶望に寄り添う歌を届ける“絶望系アニソンシンガー”として、2018年のデビュー以来、数々のアニメ/ゲーム作品の楽曲を担当してきたReoNa。今やアニメ音楽のシーンに欠かせない存在となっている彼女の動向を、リスアニ!では、デビュー前からいち早く追いかけてきた。初めてインタビューを行ったのは、2018年5月刊行の雑誌「リスアニ!Vol.33」のTVアニメ『ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン(以下、GGO)』表紙・巻頭特集にて。同アニメに登場する歌姫・神崎エルザ(CV:日笠陽子)の歌唱担当アーティスト“神崎エルザ starring ReoNa”として取材したのが最初だった。取材当日は、まだアニメのオンエアが始まる前で、ほとんどの人が彼女の存在や“お歌”のことを知らなかった時期。ReoNa本人も自分自身がアーティストとして扱われることに慣れない様子で、言葉を選ばずに言うならば、まだ“何者でもない(=unknown)”存在、歌とアニメが大好きな1人の女の子、という印象が強かった。だが、ReoNaの“お歌”の力は本物だった。TVアニメ『GGO』の放送が始まり、第2話で神崎エルザ starring ReoNaの劇中歌「ピルグリム」が初オンエアされるや、瞬く間に話題となり、各配信サイトで好セールスを記録。以降も、原作の設定に準拠した“クラシックの名曲”をモチーフにした劇中歌を次々と発表し、アニメの放送終了から間もない7月4日には、それらをまとめたミニアルバム『ELZA』をリリース。アニメとの相乗効果もあってオリコンウィークリーアルバムランキング初登場8位のヒット作となった。アンノウンな存在だった彼女が、“ここに生きるreason”(「Rea(s)oN」)を見つけた瞬間だ。そして同年7月クール放送のTVアニメ『ハッピーシュガーライフ』のEDテーマ「SWEET HURT」でソロデビュー。リスアニ!では、以降のすべてのシングルおよびアルバム作品でインタビューを敢行し、それ以外にも折に触れて話を聞いてきた。そのなかで感じる、ReoNaとLIVE LAB.のクリエイター陣を含むReoNaチームが一貫して大切にしてきたことは、“絶望系アニソンシンガー”という彼女の表現の芯に対するブレることのない想いだ。ReoNa自身のこれまでの経験や想いを反映して制作された楽曲は、生きることから目を背けたくなるような絶望から、日常で感じる些細な不運や不幸に起因する絶望まで、あらゆる形の“絶望”に寄り添うお歌になっている。その「背中を押す」ではない距離感、ただ横にいてくれるような歌としての在り方は、ReoNaがデビューした2018年当時のアニメ音楽シーンでは間違いなくオルタナティブだったし、2020年のコロナ禍以降においては、むしろスタンダードなものとして受容されている。その意味でも、ReoNaの“絶望ソング”は時代に求められていたのだろう。そして、多種多様な“絶望”に寄り添える感応力がベースにあるからこそ、「ANIMA」や「ないない」といった各タイアップ作品と強固にシンクロした“絶望系アニメソング”を紡ぐことができるのだ。なかでもReoNaが亡き祖父への想いを重ねて歌詞を綴った「ガジュマル ~Heaven in the Rain~」は、TVアニメ『シャングリラ・フロンティア』の物語との親和性も高く、彼女が積み上げてきたものの集大成と言っていいかもしれない。また、ReoNaとリスアニ!の結び付きを語るうえで欠かせないのが、ライブだ。日本武道館で行われる毎年恒例のライブイベント“リスアニ!LIVE”に、ReoNaが初めて出演したのは、彼女のデビュー翌年にあたる2019年の1月26日に行われた“リスアニ!LIVE 2019”の2日目“SATURDAY STAGE”。期待の新人枠“UPCOMING ARTISTS”の1組としてステージに立った彼女は、当時の最新シングル「forget-me-not」(TVアニメ『ソードアート・オンライン アリシゼーション編』EDテーマ)を含む3曲を歌唱。初めて武道館のステージに立ったとは思えぬほどの堂々とした歌いぶりで観客の心を掴んだ。その中でも会場の空調の音が聴こえるほどの静謐の中で歌われた「カナリア」のネイキッドなパフォーマンスは今でも語り草になっているほどだ。その後もReoNaは“リスアニ!LIVE”で特別な瞬間を何度も作り出してくれた。3度目の出演となった“リスアニ!LIVE 2021”では2日間の大トリを務め、バンド、ストリングス隊、クワイアを従えた大編成で「Till the End」をオーラスに歌い、圧巻のステージで締め括りを演出。2日目のトップバッターとして出演し、開幕から「Disorder」「Independence」を畳みかけて会場のボルテージを一気に最高潮まで引き上げた“リスアニ!LIVE 2023”も鮮烈極まりなかった。直近の“リスアニ!LIVE 2025”では、10分超の大曲「私たちの讃歌」をフルで披露。過去6回の出演のすべてにおいて、我々の期待を大きく上回る挑戦と進化をステージで見せつけてきたのが、ReoNaというアーティストなのだ。こうしてReoNaの足跡を改めて振り返ってみると、デビューから現在に至るまでの彼女の7年間の歩みは、ReoNaという器にハートを満たすための旅路だったのかもしれない。楽曲を手がけるクリエイターやライブを支えるバンドメンバー、活動を幅広くサポートするReoNaチーム、タイアップ作品に関わるスタッフ、そして彼女のお歌を求めるたくさんのファン。そのひとりひとりの想いが、ReoNaという器から溢れ出て生まれたのが、10月8日にリリースされる通算3作目のニューアルバム『HEART』なのだろう。今回の連載企画「リスアニ!’s Heart」では、ReoNaのニューアルバム『HEART』を、本人のインタビューや、アルバムの楽曲制作に関わったクリエイター陣への取材を通して多角的に紹介していく。ReoNaという現象を最初期から観測し続けてきたリスアニ!だからこその特集をぜひ期待していてほしい。●リリース情報『HEART』10月8日リリース【完全数量生産限定盤(CD+BD)】品番:VVCL-2756~2757価格:¥8,800(税込)【初回生産限定盤(CD+BD)】品番:VVCL-2756~2757価格:¥4,400(税込)【通常盤(CD)】品番:VVCL-2760価格:¥3,300(税込)<CD>1. HEART作詞・作曲:ハヤシケイ(LIVE LAB.) 編曲:Ryo’LEFTY’Miyata2. 命という病作詞・作曲・編曲:堀江晶太 Backing Vocal: 堀江晶太3. オルタナティブ作詞:Ryo’LEFTY’Miyata 作曲・編曲:Ryo’LEFTY’Miyata、TETSUYUKI、Haruka Kikuchi4. 芥作詞・作曲:傘村トータ(LIVE LAB.) 編曲:島田昌典5. GG (アニメ『ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンラインII』オープニングテーマ)作詞:rui(fade)、ハヤシケイ(LIVE LAB.)、ReoNa 作曲:rui(fade) 編曲:rui(fade)、⽑蟹(LIVE LAB.)、Sugi from coldrain6. Debris (ゲーム『SYNDUALITY Echo of Ada』テーマソング)作詞:ハヤシケイ(LIVE LAB.) 作曲:毛蟹(LIVE LAB.) 編曲:堀江晶太 弦編曲:宮野幸子(SHANGRI-LA INC.)7. ガジュマル ~Heaven in the Rain~ (TVアニメ『シャングリラ・フロンティア』エンディングテーマ)作詞:ReoNa、ハヤシケイ(LIVE LAB.) 作曲:毛蟹(LIVE LAB.) 編曲:Pan(LIVE LAB.)、 宮野幸子(SHANGRI-LA INC.) 弦編曲:宮野幸子(SHANGRI-LA INC.)8. R.I.P. (TVアニメ『アークナイツ【冬隠帰路/PERISH IN FROST】』エンディングテーマ)作詞:ハヤシケイ(LIVE LAB.) 作曲・編曲:毛蟹(LIVE LAB.) ブラスアレンジ:宮野幸子(SHANGRI-LA INC.)9. かたっぽの靴下作詞・作曲:映秀。 編曲:kajiya10. オムライス作詞・作曲:傘村トータ(LIVE LAB.) 編曲:荒幡亮平11. End of Days (TVアニメ『アークナイツ【焔燼曙明/RISE FROM EMBER】』オープニングテーマ)作詞:ハヤシケイ(LIVE LAB.) 作曲:rui(fade)編曲:堀江晶太 弦編曲:宮野幸子(SHANGRI-LA INC.)12. 生命換装 (TVアニメ『アークナイツ【焔燼曙明/RISE FROM EMBER】』最終話エンディングテーマ)作詞・作曲:傘村トータ(LIVE LAB.) 編曲:宮野幸子(SHANGRI-LA INC.)13. コ・コ・ロ作詞:宮嶋淳子 作曲・編曲:荒幡亮平Bonus Track. SWEET HURT -Naked-作詞・作曲:ハヤシケイ(LIVE LAB.) 編曲:山口隆志<Blu-ray>『ReoNa ONE-MAN Live Tour 2025 “SQUAD JAM”』-Live at KT Zepp Yokohama 2025.3.29- ※完全数量生産限定盤に収録1. GG2. JAMMER3. ANIMA4. VITA5. R.I.P.6. 生命線7. Runaway8. By myself9. Game of Love10. Girls Don’t Cry11. Oh UnHappy Day12. Toxic13. Disorder14. Independence15. 革命16. Dancer in the Discord17. ハレルヤ18. YOU19. Debris『Music Video』 ※完全数量生産限定盤、初回生産限定盤に収録1. HEART -Music Video-2. R.I.P. -Music Video-3. ガジュマル ~Heaven in the Rain~ -Music Video-4. オムライス -Music Video-5. GG -Music Video-6. Debris -Music Video-7. End of Days -Music Video-8. HEART -Lyric Video(London’s Heart)-●ライブ情報ReoNa ONE-MAN Concert Tour 2025 “HEART(ハート)”11/21(金) 戸田市文化会館(埼玉) OPEN 17:30 / START 18:3011/24(月・祝) フェニーチェ堺 大ホール(大阪) OPEN 17:00 / START 18:0012/5(金) 福岡国際会議場(福岡) OPEN 18:00 / START 19:0012/20(土) サッポロファクトリーホール(北海道) OPEN 17:00 / START 18:0012/22(月) 昭和女子大学人見記念講堂(東京) OPEN 17:30 / START 18:3012/27(土) 愛知県芸術劇場 大ホール(愛知) OPEN 17:00 / START 18:00関連リンクReoNa オフィシャルサイトhttps://www.reona-reona.com/ReoNaオフィシャルXhttps://x.com/xoxleoxoxReoNaオフィシャルX(スタッフ)https://x.com/ReoNaStaffReoNaオフィシャルYouTubehttps://www.youtube.com/channel/UCyUhtF50BuUjr2jOhxF3IjQ