2021年4月、愛美がついにソロでのアーティスト活動を再開した。キングレコードからの第1弾シングルとなる「ReSTARTING!!」は、カップリングを含む全曲の作詞を愛美が自ら担当。
リスタートにかける想いとそれを後押ししてくれたファンへの感謝の気持ち、今という時代をアクティブに生きる彼女のクリエイティビティが素晴らしいタイミングで合わさった、現在の愛美だからこそ歌える3曲になっている。彼女がアーティストとして表現していきたいこと、その活動の原動力について、話を聞いた。

アーティスト活動の再スタートを後押ししてくれた“声”
――愛美さんが個人名義でアーティスト活動を行うのは久々になりますが、再開したい気持ちは以前からあったのですか?

愛美 いつかまた歌えたらいいなとはずっと思っていました。ただ、歌に対して悩むことが結構多かったので、すぐに再開したいという感じでもなくて。歌の技術面での悩みもありましたし、ソロ活動は自分の表現したいことが大事になるので、「自分には本当にソロでやるだけの気持ちがあるのか?」とか「表現したいことはあるのか?」とか、この数年間は色んなことを考えていました。

――葛藤があったわけですね。そんななかで今回ソロ活動を再開したということは、何か前向きになれるタイミングがあったのでしょうか?

愛美 何か1つのことがきっかけで気持ちがガラッと変わったのではなく、徐々に気持ちに整理がついたと言いますか。そのなかでも1番大きかったのは、ファンの皆さんの声だと思います。ソロの愛美としての歌声をまた聴きたいと言ってくださる方が年々増えていって。特に去年、nano.RIPEさんとSILENT SIRENさんの10周年を記念した作品で、ゲストボーカルという形で愛美個人として歌わせていただいたときに、ファンの方たちがすごく喜んでくださったんです。私もそもそも歌うことは大好きなので、自分自身は歌で悩むことがあったとしても、その歌を好きだと言ってくれる人がいるのであれば、歌わない理由がないんじゃないかなと思うようになって。私も勇気を出して、一歩前に進んでみようと思いました。


――SILENT SIRENとのコラボ曲「Up To You」は、ある意味、すぅさんから愛美さんへのエールとも取れる内容でしたし、ファンや周囲の方たちの期待の声に後押しされた部分が大きかったわけですね。活動再開の準備はいつ頃から進めていたのですか?

愛美 去年の夏頃にお話をいただいたので、割と急ピッチでした(笑)。

――キングレコードと言えば、小倉 唯さんや上坂すみれさんなど、愛美さんとは昔から縁のある声優さんが所属していますね。

愛美 仲良しな友だちがたくさんいます(笑)。水瀬いのりちゃんとも現場で会ったときはよくお話しますし。なので個人的に連絡先を知っている小倉 唯ちゃん、上坂すみれちゃん、水瀬いのりちゃんには、事前にキングレコードでアーティスト活動をやらせていただくことを報告しました。みんな「よろしくね!」って返してくれて嬉しかったです

――アーティスト活動を再開するにあたって、ご自身としてはどんな表現をしていきたいと思いましたか?

愛美 歌に関してはもちろん、自分の中にあるものをすべて出していきたいと思っています。特に作詞に関しては、声優としてこの10年間、色んなキャラクターソングを歌わせていただいたり、お芝居で色んな言葉に触れていくうちに、言葉での表現にすごく興味が湧いて。現場でキャラクターと向き合って、監督さんやスタッフさんと言葉のニュアンスについてディスカッションする過程がすごく楽しいんですね。去年にショートフィルム(「かんぺきなおんな」)を監督したときは、脚本も自分で担当しました。そうやって言葉を生み出している瞬間の自分はすごく活き活きしているし、今なら言葉を通じて自分らしさを表現できると思うので、今回は全曲を作詞させていただきました。

――そういえば「かんぺきなおんな」の主題歌「いやよいやよもすきのうち」も、愛美さんが自分で作詞していましたね。


愛美 そうなんです。『らんま1/2』の主題歌とか相対性理論さんみたいな曲を一度歌ってみたいなあと思っていて、あの映画では何でも自分のやりたいことができたので、これを機に、やりたいことを試してみました(笑)。

愛美が歌うからこそ意味があるエールソング「ReSTARTING!!」
――ここからはニューシングルの詳しいお話をお聞かせください。表題曲の「ReSTARTING!!」は、ずばり“リスタート(再出発)”をテーマにした快活なロックチューン。活動再開の一発目に相応しい楽曲ですね。

愛美 “リスタート”をテーマにした曲にすることは最初から考えていて。歌詞は、自分の今の気持ちとこれからの未来を期待するようなものにしたいなと思いながら書きました。楽曲に関しては、ギターを持ちたかったので、ギターが映えるようなバンドサウンドを自分から提案させていただいて。この曲はクラップからコール&レスポンスまで入っていて、ライブで絶対に盛り上がれるポイントが散りばめられていたのが決め手で選びました。

――ライブを意識して制作されたと。

愛美 自分もライブを観たり、ライブをすることが好きだし、ライブはアーティストのことをもっと好きになれる場だと思うので。デモの中から選ぶときも、自分で曲にノリながらお客さんの気持ちになって選びましたし、カップリングの2曲に関しても、ライブを視野に入れて選んでいます。


――歌詞には、先ほどお話いただいたアーティスト活動に対する葛藤の部分も感じさせつつ、再スタートにかける想いと力強いメッセージが込められています。

愛美 ただポジティブに「頑張るよ!」っていう歌にはしたくなくて。私はこの数年間、活動のなかで悩んでいる姿も出してきたんですけど、その姿を見ても愛美のことを応援してくれる人がたくさんいて、すごく幸せなことだと思うんです。そういうネガティブな自分もいることを隠すのではなくて、認めて、受け入れて、前を向く歌にしたくて。なので歌詞の前半には、ネガティブなワードをあえて入れ込みました。

――たしかに。歌い出しから“「ダメだきっと」はじめからもう 見ないフリしていた”ですからね。

愛美 パッと聴いたときに「ん?なんだろう、この歌は?」って思ってもらえるような歌にもしたかったので、あえて一番最初に、一番ネガティブな感情を持ってきました。昔は完璧な人間になりたい気持ちもあったので、表に立つ人間として、ネガティブな部分は見せてはいけないと思うことがあって、余計に苦しくなったりしていたんですけど、今はYouTube活動でちょっとダメなところをさらけ出しても、それを面白いと言ってくれたり、逆に親近感が湧いたと言ってくださる方が多くて。自然体の自分を受け入れてくれるファンの皆さんがいたからこそ、安心してここまで素直な歌詞が書けたんだと思います。

――歌詞の中に“愛”という言葉がたくさん出てくるのも印象的です。

愛美 私の名前が“愛美”だからというのもありますけど、私のモットーは世界平和で、心にラブ&ピースを常に持ちながら生きていたくて。
ネガティブ人間ではあるけど、やっぱり楽しいことが好きだし、みんなに幸せになってほしいというポジティブな感情はあって。“人間愛”や“人類愛”といった“愛”の感情はとても素敵だと思うので、歌詞を書いていてもついつい“愛”がたくさん入っちゃいます(笑)。でも、「ReSTARTING!!」では“自分”を意味するローマ字の“I(アイ)”だとか、伝えたい言葉のニュアンスによって別の“アイ”も使っています。やっぱり“愛美”だけの歌にはしたくなかったので。

――そのなかでも、Dメロの“臆病な自分と愛鳴らして これまでの自分も愛し合って”は、自分自身を肯定するようなフレーズになっていますね。

愛美 私自身が自分のことを結構否定しがちで、自分に自信を持つとか、自分のことを認めて愛することが苦手なので。「ReSTARTING!!」の歌詞には、自分に対する希望みたいなもの、「こうなりたい」とか「こうだったら素敵だよね」という部分も詰まっているんです。自分を奮い立たせる歌詞にもしたかったし、それを歌にすることによって、今やっと自分のことも愛せそうな気がしていて。結果、皆さんにとってもそういう歌になればと思いますし、自分自身が前を向くきっかけになる曲になったと思います。

――自信のない自分を勇気づける歌でもあると。

愛美 はい。でも、面白いなと思いました。
歌にすれば何でもアートになるし、どんな感情でも音楽になるんだなって。

――たしかに。例えば普段の会話の中で「自分を愛して」と言われても、なかなか説得力は生まれないですけど、こうやって自分の弱さもさらけだした愛美さんが、歌に乗せて“これまでの自分も愛し合って”と伝えることで、たくさんの人が勇気をもらえると思うんですよね。

愛美 「ReSTARTING!!」の感想を見ると、「愛美が歌うからこそ勇気づけられる」と言ってくれる人が多くて。以前に一度ソロデビューしている愛美が、そこから紆余曲折を経て、アーティスト活動を再開して、今はやりたいことをやっていて。なおかつこの歌詞だから、より響くと言ってくれているのを見たときに、自分にしかうたえない歌がうたえたのかなと思いました。

――歌のレコーディングはいかがでしたか?

愛美 まず「愛美のそもそもの歌声ってどんなのだっけ?」というところから始まりました(笑)。特に最近はほぼキャラソンしか歌っていなかったので、表現の幅は確実に広がったんですけど、キャラとしてではなく、愛美として歌うとなったときに、「どういうふうに歌えばいいんだろう?」って一瞬なってしまって。でも、要は深く考えずに歌えばそれが愛美になることが、今回のレコーディングを通してわかりました(笑)。

――曲に向き合って自然に出てきたものが愛美さんの歌ということですね。その意味で「ReSTARTING!!」は、ロックな曲調にマッチした爽快で熱さのある歌声に感じました。

愛美 嬉しいです! 私自身もかっこいいシンガーに憧れがあるので。
ただ、昔ほどそこに無理に近づけようとしなくなって。「かっこいい」には色んな種類があると思うんです。もしかわいい歌声でも、生き様や音楽に対する姿勢がかっこいい場合もあると思いますし、前提として、「愛美の今の歌声が好き」と言ってくださる方がいることにすごく救われていて。今のありのままの愛美でも受け入れてもらえるという安心感があるからこそ、無理に飾らなくなったし、今のそのままの歌声を届けてもいいんだ、っていう気持ちになれました。

――「ReSTARTING!!」のMVは、愛美さんがスタジオのような場所で、バンドと一緒に演奏しながら歌う映像になっています。撮影はいかがでしたか?

愛美 実はソロでMVを撮るのが初めてだったので、すごく戸惑いました(笑)。ギターを持っているシーンでは、今までギターを持ってライブをやってきたこともあって、意外と動けていたと思うんですけど、手ぶらで歌うシーンのときは「うわーっ! どうやって動けばいいんだ……」ってなってしまって(苦笑)。そこは今後の課題だなと感じつつ、素敵なシーンを切り取っていただいたので、私も大好きなMVになりました。



――愛美さんが終始笑顔で楽しそうに歌っているところがすごく良かったです。

愛美 歌詞には暗いところもあるので、暗い歌詞を暗い顔で歌ったら暗い曲になってしまうと思って(笑)。あくまでもこの曲で伝えたいのは、前を向くということなので、それを表現したくて終始笑顔で撮りました。

――あと、今回持っているギターは白のレスポールですよね。愛美さんと言えば黄色のレスポールを愛用している印象が強いのですが。

愛美 あのギターは、私物で所有している黄色のレスポールとは違って、ギブソンさんに貸していただいたものなんです。私の場合、ギターの色が赤だと「BanG Dream!」、黄色だと「アイドルマスター ミリオンライブ!」というふうに、それぞれのコンテンツのイメージがすでについているので、まずその2色とは違う色のギターにしようと思って。

――なるほど。

愛美 それと、これからアーティスト活動を通して色んな色を表現していきたいので、最初からギターやアイテムでカラーを印象づけたくなかったというのがあって、白にしました。でも、白ってすごく映えるし、どんな衣装にも合うなあと思って。ジャケット写真の真っ白な衣装にも合うし、ギターも白にして良かったです。

愛美のダークサイドがここに!? 己の闇を解放した「MAYDAY」
――続いてカップリング曲のお話を。まず「MAYDAY」は、リスタートへの決意と希望ある未来を描いた表題曲から一転、かなり闇の部分が出た楽曲ですね。

愛美 この曲は、人に言えない悩みや心の叫びを解放する歌になればいいなと思いながら書きました。この3年ぐらいやってきた「愛美のPerfectWoman」という配信番組に「闇ポエム」というコーナーがあったんですけど、この曲はその集大成みたいな歌詞になっています(笑)。これも私が闇の感情をポエムにする「闇ポエム」を面白いと言ってくれたファンの方がいたからこそできたことで、私も一世一代の「これだ!」っていう闇ポエムを書きました(笑)。

――ハハハ(笑)。普段の愛美さんの活動からは、あまり闇を感じることはないですけど、結構自分の中に闇を抱えているものなんですか?

愛美 いや~、多分、皆さんが思っているよりもかなりネガティブ人間なので(笑)。デビューしてからは社交性を身に付けたり、人前でお話をする技術とかも考えるようになって、かなり明るくなったと思うんですけど、根底にあるものはだいぶ暗いので、この曲はそこをチラ見せしてみた感じですかね(笑)。

――この曲の歌詞では、人間関係のすれ違いや誰とも分かち合えない孤独な気持ちが描かれていて、「MAYDAY」というタイトルどおり、救いを求めるような切迫感があります。特に“死にたくなるんだよ”というショッキングなワードには驚きました。

愛美 私はキングレコードの方々がこれをOKしてくださったことが嬉しかったです。 “死にたくなるんだよ”は言葉が強いので、私も保険をかけて「もしダメだったら変更します」とひと言添えて歌詞を送ったんです(笑)。でも「これでいきましょう!」と言ってくださったので、これからも色んなことが表現できるなと思って、すごく楽しみになりました。

――アレンジ的にはどこか陰のあるピアノロックで、次々と展開していくメロディやテンポの速さなどを含め、今っぽさを感じさせる曲調ですね。

愛美 これはシンプルに楽曲がいいなと思って選びました。聴いたときに、難しくて歌えるかわからないけど、すごく歌ってみたい気持ちになったんです。それとカップリングには「ReSTARTING!!」と違った系統の曲を入れたかったので、「ReSTARTING!!」は明るいからこそ、ダークな曲を入れたかったですね。

――ちなみに、愛美さんがファンを公言しているBUMP OF CHICKENにも「メーデー」という楽曲がありますけど、もしかして「MAYDAY」はそれを意識した部分もある?

愛美 このタイトルは歌詞を書いたあとに決めたんですけど、この曲の歌詞を書いているときに、サビの最後に“メーデー”というワードを入れたらすごく合うなあと思ったんですね。意味的にも“救難信号”なので、助けを求める意味だしいいなあと思ったんですけど、「あれ? メーデーってめっちゃ聞いたことあるけど……BUMPだ!」ってなって(笑)。でも、BUMPと出会ってなかったら、自分の中から“メーデー”という言葉は生まれてなかったと思うし、BUMPから影響を受けた部分が無意識に出たのかなと思います。

すべては恩返しのために――尽きせぬアイデアと武道館という夢
――もう1曲の「ラブレター」についても伺わせてください。この曲、ファンの方の反応を見ていると、愛美さんからのラブレターを期待している人が多かったですけど……。

愛美 全然違いましたね(笑)。 この曲はラブソングの歌詞を書きたいと思って出来た曲で。デモを聴いた瞬間に、これは絶対に失恋ソングが合うだろうなと思ったので、そういう歌詞を書いてみました。

――ゆったりしたテンポの切ないロックバラードになっていますね。

愛美 失恋ソングって、別に自分が失恋したわけじゃないのに、感情移入してしまってめちゃめちゃ泣いたりしちゃうじゃないですか。そういう楽曲を作りたい憧れがあったので、今回チャレンジしてみました。

――内容的には、1つの恋愛が終わったあとの未練と言いますか、忘れられない想いのようなものが描かれています。このシチュエーションはどのように生まれたのでしょうか?

愛美 これは完全に妄想の世界で、私の頭の中で繰り広げられた架空のドラマの主人公たちを動かしながら書きました誰にでも当てはまるように、あまり性別を感じさせないようにしたんですけど、一本筋はあったほうがいいかなと思って、歌詞を書くときも歌うときも男性目線をイメージしました。

――歌声にも哀切感がこもっていて、エモーショナルな楽曲になっていますが、それにしても意外なラブレターが届いたなと思いました。

愛美 たしかに「ラブレター」というタイトルだけ聞くと、ハッピーなラブソングだと思いますよね(笑)。直接だと言えない想いとか、素直になれない気持ちとかも、手紙や文章だったら伝えられることがあると思うので、今回は「ラブレター」を題材にしてみました。

――その意味では、愛美さんが過去に自分で作詞した「LOVE」(2013年)にも通じるところがあるように感じました。あの曲も“「大好きだ」”という素直な気持ちをなかなか言い出せないという内容だったので。

愛美 たしかに。あの楽曲に関しては、当時のファンの皆さんから見た愛美の姿だったり、ファンの方の気持ちを代弁したような歌詞にしてみたんです。なので逆にあっちのほうがラブレターっぽかったかもしれないです。

――さて、今回の3曲はいずれも愛美さんのやりたいことを形にしたものになりましたが、改めてどんなシングルになったと感じていますか?

愛美 胸を張ってお届けできる、最高の1枚になりました! 色んな楽曲を詰め込んだからこそ、この3曲を無限にリピートしても飽きないようなシングルになったと思いますし、明るいのに泣ける、感情を開放して泣ける、想像して泣ける、色んな種類の泣ける要素が入った曲になったと思います。

――個人的に思ったのは、全曲の作詞やMVでギターを弾いていることはもちろん、VLOGを自分で編集してYouTubeにアップしていたり、声優やYouTube活動といった今までの経験がちゃんと還元されていますよね。

愛美 それもこれも私を受け入れてくれた愛美スタッフの皆さんのおかげです。VLOGに関しても、自分で編集することを含めて私から提案したら「ぜひやりましょう」と言ってくださって。自分のやりたいことを受け入れてくれるのがすごく嬉しいし、ありがたいです。それと私は限りある時間を愛美に費やしてくれるファンの皆さんに、もっともっと恩返しをしたいと思っているので、今自分が出来ることは余すことなくやっていきたくて。





――きっと今は、以前のアーティスト活動では考えつかなかったようなアイデアや、やりたいことがたくさん生まれているのではないでしょうか。

愛美 たしかに色々経験させてもらったからこそ、できることも確実に増えていると思いました。色んな活動で、色んな現場を見て、色んなライブ作りを見てきたからこそ、出てくる発想があると思っていて。なので今までの全部の活動に意味があったと思います。あと、このコロナ禍の期間は人生最大にアンテナを張って、時代に取り残されないように何をすべきかをすごく考えて。今、目の前で、1つの時代が終わって、新たな時代が始まるのを目の当たりにしていると思うんですけど、そこで立ち止まってしまう人と、新しいことを始めて前に進む人がいると思うんです。時代が変わる節目だからこそ、ここで立ち止まると置いて行かれると思うので、やれることは何でもやったほうがいいなと強く思って。何かを変えたいと思ったら、まず自分が行動しなくてはいけないということを、すごく感じた期間でした。

――そんな愛美さんが、今後のアーティスト活動でチャレンジしたいことは?

愛美 今回、作詞がすごく楽しかったので、今後もどんどん書いていきたいですし、ゆくゆくは誰かに詞を提供してみたいです。まだ自分のアーティスト活動を再開したばかりなので、遠い未来かなとは思いますけど(笑)。あと、私の夢の1つに、ソロでギターを持って日本武道館のステージに立ちたいというのがあって。過去にも「バンドリ!」や「アイマス」でギターを持って武道館に立ったことがあって。それこそリスアニ!さんのライブでも、ミリオンスターズ!として出演したときにギターを持たせていただいたことがあるので、あの景色をソロとしてまた見たいなと思っています!

INTERVIEW & TEXT BY 北野 創(リスアニ!)

●リリース情報
「ReSTARTING!!」
4月7日発売

【初回限定盤(CD+M-CARD)】

品番:KICM-92083
定価:¥1,980(税抜価格:¥1,800)

【通常盤(CD)】

品番:KICM-2083
定価:¥1,430(税抜価格:¥1,300)

<CD>
01. ReSTARTING!!
作詞:愛美 作曲・編曲:山崎佳祐
02. MAYDAY
作詞:愛美  作曲:佐藤 樹, Kon-K 編曲:Kon-K
03. ラブレター
作詞:愛美 作曲・編曲 秋浦智裕
04. ReSTARTING!!(Instrumental)
05. MAYDAY(Instrumental)
06. ラブレター(Instrumental)

<M-CARD>
「ReSTARTING!!」 Music Video
「ReSTARTING!!」 Making of Music Video

※M-CARDとは
動画コンテンツをスマホ/タブレット/パソコンなどでダウンロードしてお楽しみ頂けるカードです。写真絵柄全5種のうち1種をランダムで封入します。

※山崎佳祐の「崎」は「たつさき」が正式表記

関連リンク
編集部おすすめ