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日本を代表するミクスチャーロックバンド・FLOW。2年連続で日本で開催し大盛況となっているFLOWによる主催アニソンロックフェス「FLOW THE FESTIVAL」がついに国境を越えて、海外初上陸!9月26日(金)、27日(土)の2日間、中国・上海にて「FLOW THE FESTIVAL in SHANGHAI 2025」が開催された。
海外初開催となった「FLOW THE FESTIVAL in SHANGHAI 2025」、FLOW・DOES・BLUE ENCOUNTの3組のロックバンドが集合!ロック・音楽・アニメへの想いを満員の会場に向けて放った、2日間のオフィシャルライブレポートが到着した。
Text By えびさわなち
Photo by cheng_comb
FLOW THE FESTIVAL in SHANGHAI 2025 DAY1
ロックバンドが作るアニソンロックフェス・FLOW THE FESTIVAL。2024年に日本国内で初開催し、ロックファンとアニソンファンが共に楽しむフェスとして2025年も大盛況だったこのフェスが世界へ!「FLOW THE FESTIVAL2025」に出演したBLUE ENCOUNT、DOESの出演で「FLOW THE FESTIVAL in SHANGHAI 2025」が2日間に渡って開催された。
初の海外開催となった「FLOW THE FESTIVAL in SHANGHAI 2025」に最初に登場したのはBLUE ENCOUNT。青い光に包まれた会場に沸くクラップの中、ライブはアニメ『15周年 コードギアス 反逆のルルーシュR2』のED「Z.E.R.O.」からスタート。エモーショナルなギターリフと力強いビートが広がるよう響き、観客は青いペンライトを揺らす。ラウドなロックンロール「HEART」の後に田邊駿一が中国語で挨拶をすると歓声が沸いた。続けてうなりをあげるギターリフにベースが重厚にビートを刻むアニメ『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』OP「Survivor」でフロアの熱気が一層高まると、2本のギターで掻き鳴らす軽快なリフからダンサブルな「VS」、クラップに迎えられた疾風怒濤のロックチューン「DAY×DAY」とアニメ『銀魂.』OPが続き、観客は共に歌声を響かせた。アニメ『僕のヒーローアカデミア』OPの、切なさと力強さとを内包した「ポラリス」では高くあげられた腕がステージへと向けられ、人気の高さを感じさせた後には日本語に英語、中国語を交えたMCで会場を和ませた彼ら。そんなMCの後には青いペンライトの海に向けてアニメ『真・侍伝YAIBA』OPである轟くロックンロール「BLADE」を情感豊かに響かせて、また絶対、会うぞ」と約束。ラストはアニメ『ライジングインパクト』主題歌「gifted」。ダイナミックなビートで力強く掻き鳴らされる会場を歌声と共に一つにし、続くバンドへとバトンを渡した。
いきなりカウンターパンチを繰り出すようにアニメ『銀魂』の「曇天」のイントロを響かせたDOES。
DJシーザーのアニクラDJで熱くなったフロアにFLOWの登場がアナウンスされ大歓声が起きる。
「FLOW THE FESTIVAL in SHANGHAI 2025」DAY1の最後はアニメ『ドラゴンボールZ』の主題歌にして世界中で愛される「CHA-LA HEAD-CHA-LA」を出演者全員で歌唱。
「FLOW THE FESTIVAL in SHANGHAI 2025」DAY2
日本のロックバンドが作るアニロックフェスが海外開催へ!日本のアニメと音楽を愛する人々の想いが結集した「FLOW THE FESTIVAL in SHANGHAI 2025」が2日目を迎えた。主催者のFLOWをはじめ、BLUE ENCOUNTとDOESが熱いロックンロールを掻き鳴らし、アニメへの、音楽への愛を放った。
DAY1に続きトップバッターはBLUE ENCOUNT。青いペンライトの光が揺れるフロアからの大歓声に迎えられると、伸びやかなメロディが琴線に触れるアニメ『BANANA FISH』のOP「FREEDOM」の大合唱で幕を開けると、「DAY×DAY」ではクラップが響いた。1年前の中国でのライブで約束した再会をこのフェスで果たせたと話す田邊駿一に、上海の観客も歓声で応え、その歓声に続けて謳うようなベースが印象的な「Survivor」、さらに2本のギターが絡み合い疾走する「VS」とBLUE ENCOUNTらしさを詰め込んだナンバーで畳みかける。フロアとステージの熱気の応酬のようなライブは、軽快なギターリフとリズミックなビートとでグルーヴ感たっぷりに鳴らされた「バッドパラドックス」から、そのまま「ポラリス」へと突入。想いを込めた歌を、高く挙げられた手によるクラップが迎える。アニメが、音楽が好きな人が集う会場に向け「俺たちはアニメのOPやEDを歌って、みんなの好きなものの一部になれていることを誇りに思う」と言う田邊の言葉に温かな拍手が沸いた。「また絶対に帰ってくる」と約束をすると鋭い刃のようなギターのイントロが印象的な「BLADE」、そしてアニメ『あひるの空』のOP「ハミングバード」のハートフルで力強さあるロックンロールが響き、BLUE ENCOUNTの音楽は最後の瞬間まで会場を熱くしたのだった。
BLUE ENCOUNTのバトンを受け取ったDOESがステージへ。轟くロックンロールで圧倒する「道楽心情」から2日目の幕を開けたDOESのライブをペンライトの光が迎える。サムライ魂を感じさせる映画『銀魂 THE FINAL』の一曲から「こんな暑い熱い上海の季節は僕たちの季節です」という氏原ワタルの言葉に導かれる「僕たちの季節」に「オイ!オイ!」と声をあげる上海のオーディエンス。
大トリ・FLOWがステージへ。大歓声が会場を包む。KOHSHIの歌い出しから軽快なビートと躍動するコーラスで始まるアニメ『NARUTO-ナルト-』のOP「Re:member」でライブはスタート。眩いペンライトが揺れるフロアに続けて鳴り出したのはアタックの強いイントロが印象的なアニメ『デュラララ!!×2結』のOP「Steppin’out」だ。シンセの音が飛び交うダンサブルな一曲に「オイ!オイ!」とチャントをあげる観客が熱気を上昇させていくと、響きだしたパーカッションのリズムからアニメ『交響詩篇エウレカセブン』のOP「DAYS」へ。オープニングから名場面へと繋げられたアニメ映像がスクリーンに映し出される中、ペンライトはエウレカの髪色を思わせる緑に変わりフロアを染めた。KEIGOの流暢な中国語のMCからステージに神秘的なSEが流れてライブは「Alright!!!」へ。
KEIGOとKOHSHIに呼びこまれ、フェスの出演者が全員ステージへ。このメンバーだから「FLOW THE FESTIVAL in SHANGHAI 2025」は叶えられたと言うと、会場から大きな拍手が送られた。前日に引き続きBLUE ENCOUNTの辻村勇太をサポートベースに迎えたスペシャル編成のFLOWと出演者たちで最後に歌うのはORANGE RANGEの「ビバ★ロック」。カバーアルバム『FLOW THE COVER~NARUTO縛り~』にも収録されたアニメ『NARUTO~ナルト~』のEDテーマをフロアのオーディエンスも共に歌い、大きなパワーを宿した歌声は上海の夜を熱くした。2日間に渡ってアニクラDJでフェスを盛り上げたDJシーザーも含め、会場のファンと記念撮影をした出演者たちの笑顔に「FLOW THE FESTIVAL」の初海外公演の達成感が浮かぶ。
関連リンク
FLOWオフィシャルサイト
https://www.flow-official.jp/