【その他の画像・動画等を元記事で観る】
男性声優によるエンターテインメントレーベル・Kiramuneが2012年より開催している朗読劇「READING LIVE」。その新作公演『Kiramune Presents READING LIVE 2025 「アラタマフェンス」』が大阪・東京の2会場で計8公演上演。
そして、千秋楽公演のカーテンコールでは、メインキャストの岡本信彦より本公演のBlu-ray発売を発表。公演で驚きを誘った演出のトリックやWキャストならではの異なるアドリブなどを何度でも楽しんでほしい。
さらには、2016年に初演を上演した『READING LIVE 2026「パンプキンファームの宇宙人。」』再演公演の開催が決定!引き続き、進化を続けるKiramune Presents READING LIVEに乞うご期待。
『Kiramune Presents READING LIVE 2025 「アラタマフェンス」』
【大阪公演】
2025年10月18日(土)
[昼公演・Aチーム]12:00開場/13:00開演
[夜公演・Aチーム]16:30開場/17:30開演
2025年10月19日(日)
[昼公演・Bチーム]12:00開場/13:00開演
[夜公演・Bチーム]16:30開場/17:30開演
会場:オリックス劇場
【東京公演】
2025年11月1日(土)
[昼公演・Aチーム]13:00開場/14:00開演
[夜公演・Aチーム]17:30開場/18:30開演
2025年11月2日(日)
[昼公演・Bチーム]12:00開場/13:00開演
[夜公演・Bチーム]16:30開場/17:30開演
会場:TACHIKAWA STAGE GARDEN(立川ステージガーデン)
[Aチーム]出演
上村祐翔/江口拓也/木村良平/新祐樹/浪川大輔/緑川光/吉永拓斗/吉野裕行 ※五十音順
[Bチーム]出演
市川太一/岡本信彦/置鮎龍太郎/神谷浩史/竹内良太/保住有哉/堀江瞬/代永翼 ※五十音順
【スタッフ】
シナリオ:麻草 郁
演出:伊藤マサミ
音楽:佐々木 裕
アソシエイトプロデューサー:水島精二(一二三)
制作:バンダイナムコミュージックライブ
<あらすじ>
親の形見の万年筆が、明日を夢見ることもある。
古道具屋に居候する青年アシオは、相棒のライタと共に【害をなす付喪神=アラタマ】の声を聴き、祓うことを生業としていた。 だが、それだけでは食えない!
増加するアラタマに対応する機関のスカウト。さまざまなモノとヒトとの出会い。
そして【フェンス】がアシオの人生を変える。
「わかったよ、オレが話を聞いてやる」
これは、過去と向き合い、今日を生き、明日への希望を語る物語。
イベントレポート
『Kiramune Presents READING LIVE 2025 「アラタマフェンス」』が大阪オリックス劇場と東京TACHIKAWA STAGE GARDENで行われた。
キャストが[Aチーム]と[Bチーム]に分かれて、同じ台本を演じていくKiramuneのリーディングライブ。同じキャラクターでも、演じているキャストの解釈や演じ方によって印象がだいぶ変わるのだが、さらにチームで稽古をし、ブラッシュアップしていくので、台本の解釈自体も変わってくる。今作はその違いが顕著で[Aチーム]と[Bチーム]で、まったく別のお芝居を観ている気持ちになった。演出は、マイク前で演じる朗読劇ではなく、ヘッドセットを付けた役者が台本を片手に動き回る、演劇に近いスタイルで、役者の声以外のお芝居も見どころになっていた。
「アラタマフェンス」は、麻草 郁が書き下ろした新規シナリオ。物語は、道具に魂が宿った“付喪神”なるものが存在する世界が舞台となっている。その付喪神を前駆体とする“アラタマ(荒魂)”は、人に害をなす病んだ付喪神として、祓師によって祓われていた。
古道具屋に居候している青年・オワルアシオ(木村良平/岡本信彦)は祓師で、相棒である万年筆の付喪神・ライタ(吉野裕行/神谷浩史)と共に、アラタマを調伏している。
その後、アシオたちは、国家認定祓師の新人・セイジュ(上村祐翔/市川太一)と出会い、その先輩・クロマキ(吉永拓斗/保住有哉)と協力してアラタマを祓っていくようになる。アシオと対象的なキャラクターで、新人の初々しさと重いバックボーンを持つセイジュを演じた2人は、自身の付喪神を手に入れ、祓師として成長していく姿を丁寧に演じていた。そしてイタコの家系で、アラタマの話を聞きたいアシオとの相性もバツグンだったクロマキは、口寄せをするときの呪文を唱えるカッコ良さと普段の不器用さ、さらにアラタマに乗り移られたときにはガラッと表情を変えるので、いろんな声を使い分けながら芝居をしている2人が印象的だった。
セイジュとクロマキの上司に当たるトヨハラ(浪川大輔/竹内良太)は、“フェンス”というアラタマを閉じ込める金網を使い「付喪神の存在しない世界」を目指している男。6年前のとある事件が彼をそうさせたのだが、影のあるキャラクターをそれぞれのアプローチで演じていた。刀の付喪神を用いて、独自にアラタマ狩りをしているハザカイ(江口拓也/置鮎龍太郎)は、かなり個性的なキャラクターだ。何を考えているかわからない怖さを出しつつ、その中にユーモアを挟んで笑わせていた江口と、いきなり「おひさしブリーフ!」とギャグを言いながら登場しながらも、シリアスさはしっかりと出す置鮎で、アプローチは全然違っていたが、どちらのハザカイも目が離せない存在になっていた。
そして物語のキーとなる2人。アシオが居候している古道具屋の店主フルベ(緑川 光/代永 翼)は、アシオが「付喪神の存在しない世界」を拒絶する要因のひとつになった人物。
個性的なキャラクターたちが登場し、トヨハラのフェンス計画に抗っていくアシオたち。バディものであり、異能力バトルものでもある今作だったが、根底にあったのは戦争なども含めた社会問題で、対話をすることが大切なんだというメッセージもはらんでいた。[Aチーム]と[Bチーム]が、それを違うアプローチで表現していたのが、とても面白かった。
なお、この『READING LIVE 2025 「アラタマフェンス」』は、2026年4月3日にBlu-rayで発売される。チームごとの東京・千秋楽公演と、東京・全公演のカーテンコールを収録。初回限定版には、公演台本とオリジナル・サウンドトラックCDが同梱されているので、ぜひ両チームの「アラタマフェンス」を見比べてほしい。
さらに新作公演『Kiramune Presents READING LIVE 2026「パンプキンファームの宇宙人。」』が、2026年4月4日(土)・4月5日(日)TACHIKAWA STAGE GARDENで開催されることも決定。こちらの続報もお楽しみに。
ライター:塚越 淳一
カメラマン:中島たくみ
アーカイブ配信
11月3日(月・祝)18:00~11月9日(日)23:59
https://kiramune.jp/live/reading2025/ticket06.html
Blu-ray
Kiramune Presents READING LIVE 2025 「アラタマフェンス」
2026年4月3日発売
【初回限定版】
価格:¥14,300(税込)
仕様:BD2枚+台本+オリジナルサウンドトラックCD
【通常版】
価格:¥8,800(税込)
仕様:BD2枚
※初回限定版・通常版共通仕様
スリーブケース、ポストカード2枚セット
<Blu-ray>
・公演本編(2025年11月1日(月)、2日(日)2025年11月1日(土)、2日(日)の各チーム千秋楽公演を収録予定)
・カーテンコール(2025年11月1日(土)、2日(日)計4公演分を収録)
商品情報はこちら
https://kiramune.jp/news/8862
予約購入リンク
https://lnk.to/LABZ-30050
●イベント情報
Kiramune Presents READING LIVE 2026「パンプキンファームの宇宙人。」
2026年4月4日(土)・4月5日(日)
会場:TACHIKAWA STAGE GARDEN(立川ステージガーデン)
企画・主催:Kiramune Project
制作:バンダイナムコミュージックライブ
関連リンク
READING LIVE 2025 「アラタマフェンス」公演特設サイト
https://kiramune.jp/live/reading2025/
Kiramune公式サイト
https://kiramune.jp/
![【Amazon.co.jp限定】ワンピース・オン・アイス ~エピソード・オブ・アラバスタ~ *Blu-ray(特典:主要キャストL判ブロマイド10枚セット *Amazon限定絵柄) [Blu-ray]](https://m.media-amazon.com/images/I/51Nen9ZSvML._SL500_.jpg)
![【Amazon.co.jp限定】鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 豪華版Blu-ray(描き下ろしアクリルジオラマスタンド&描き下ろしマイクロファイバーミニハンカチ&メーカー特典:谷田部透湖描き下ろしビジュアルカード(A6サイズ)付) [Blu-ray]](https://m.media-amazon.com/images/I/51Y3-bul73L._SL500_.jpg)








