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唯一無二の歌声でアニソンファンの心を撃ち抜くシユイのニューシングル「インフェリア」は、TVアニメ『最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか』のEDテーマ。ボカロP出身の人気クリエイター“すこっぷ”との初タッグから生まれたダークでエモーショナルな「インフェリア」は、作品の登場キャラクター・テレネッツァの内面を見事に表現しながら、シユイ自身の新たな音楽的挑戦をも感じさせる一曲となった。
INTERVIEW & TEXT BY 阿部美香
キャラの痛快さに共鳴!TVアニメ『最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか』
――新曲「インフェリア」がエンディングを彩るTVアニメ『最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか』が絶賛オンエア中ですね。作品にはどんな印象がありますか?
シユイ まずは原作を読ませていただいたんですけど、私、自分が好きで読んできたのは少年漫画ばかりだったんです。女性が主人公の漫画を読むのはほぼ初めてだし、タイトルを見ただけでは内容も想像つかなかったから、すごく新鮮で面白かったですね。何よりめちゃめちゃ痛快でした。主人公のスカーレット(・エル・ヴァンディミオン)が人を殴る、こらしめるお話は少年漫画っぽさもあって入りやすかったですし、読み進めていくと深みもあって。アニメになってからはますます、主人公のスカーレットが、原作以上にスパスパ悪人を殴ってくれて共感しますし、日頃の憂さ晴らしじゃないですけど、週末の夜に観るにはぴったりのスカッとするアニメですよね。
――そこに寄り添っている「インフェリア」は、シユイさんの公式コメントにもありましたが、主人公・スカーレットの宿敵、テレネッツァ(・ホプキンス)をモチーフにした楽曲ですね。シユイさん自身は、テレネッツァにどんな印象がありますか?
シユイ テレネッツァは、すごくかわいいけど、ライバルキャラだけあって、ウザくて腹黒い女の子なので、原作を読んでいても自分がこの子を殴りたい!って誰もが思うと思うんです(苦笑)。でも、彼女が置かれていた状況とか、どうしてそういうことをしているかがわかってくると、人間味があってすごく愛おしい。テレネッツァも愛を求めているから、どこか憎めないですよね。そしてとにかくかわいい。かわいい女の子は大好きです(笑)。
――そんなテレネッツァを歌った「インフィリア」は、作詞・作曲・編曲をすこっぷさんが手がけられました。これまでにコラボは?
シユイ すこっぷさんに曲を書いていただいたのは初めてです。お名前こそ存じ上げていましたが、今回のレコーディングで初めてお会いできて光栄でした。
――楽曲を受け取ったとき、どう感じました?
シユイ 作品に痛快な印象があったので、もっとパンチが炸裂するような楽曲が来るかと思っていたんですけど、結構ダークで。でもテレネッツァの曲だということで、すごく納得しました。漫画を読んだときのテレネッツァのイメージとぴったりでしたし、テレネッツァだったら絶対にこう言うだろう!という歌詞なので、受けたイメージをそのまま曲に込めて歌えました。今までもアニメの主題歌は何曲も歌わせていただいていましたが……。
――デビューシングルとなったTVアニメ『機動戦士ガンダム 水星の魔女』EDテーマの「君よ 気高くあれ」に始まり、今年もTVアニメ『青の祓魔師 終夜篇』EDテーマの「オーバーラップ」がありましたね。
シユイ はい。でもこれまでは作品の世界観やストーリーをテーマにした曲が多かったので、ここまでキャラクター本人に寄り添った曲も本当に初めてなんです。自分の中でも新しい試みだから「どうしよう?」と一瞬思いましたが、すこっぷさんがテレネッツァそのままの曲を書いてくださったので、私はもうテレネッツァになりきるだけ。すごく寄り添いやすかったです。
――曲調もいつものシユイナンバーとは違うテイストですよね。
シユイ そうなんです。すこっぷさんはボカロPとしても有名な方ですし、その頃からダークな曲がお得意。私が歌手を目指したきっかけはsupercellさんでしたけど、例えばカゲプロ(カゲロウプロジェクト)さんのようなダークなボカロ曲も大好きだったので、どこか懐かしい気持ちもありながら歌わせていただきました。すこっぷさんもキャリアが長い方だし、私がボカロ曲を大好きだった時期の楽曲たちの要素も「インフェリア」にはたくさんあって。私の中でも色んなことがタイミングよくマッチした曲になったと思います。彼女のダークな内面を、こんなに思い切って言える歌にしてもらえたら……私がテレネッツァだったら、すごく嬉しいでしょうね。
“愛愛愛”が刺さる――テレネッツァの心を歌う「インフェリア」
――シユイさんが公式コメントとして語っていらした、“まるでダークチェリーみたいな、酸味と甘さの混ざり合う一曲”という表現がぴったりの「インフェリア」。シユイさんの深くて、様々に表情を変えながらテレネッツァの心情を表現するエモーショナルな歌声と、心の闇を描き出すメロディー&サウンドが切なく響き、聴きどころも中毒性もたっぷりの楽曲ですが、特にお気に入りのパートはどこでしょう?
シユイ どこも好きなんですけど、イントロからすごく気に入ってます。お伽噺が始まるような幕開け感がすごくあるのが好きですね。
――トイピアノのような音が、お伽噺的な世界を広げていますよね。
シユイ そうですね。サウンドとしてそこも好きですし、歌詞で言うとやっぱり、繰り返される“愛愛愛愛愛を”です。
――イントロにお伽噺が始まるような幕開けを感じたとおっしゃいましたが、10月から公開されているMVもまさにお伽噺のような映像になっていますよね。
シユイ そうなんです。まさに幕が開いて、人形劇が始まる感じ。私がこの曲から受けたイメージ通りの映像になっていて、すごく素敵なMVを作っていただきました。
――先ほど、テレネッツァになりきって歌ったという話がありましたが、レコーディングでこだわったところは?
シユイ 最初のほうはキーが低めで暗い感じなので、必然的にちょっとぼそぼそと毒を吐くように、喋るような感じで始まり、感情が高まるにつれて、ヒステリックに叫ぶ……こう、黒板を引っ掻くような声を出す、そういう表現をちょっと入れたかったんですね。叫ぶところはちゃんと叫びながら、一番印象に残る“愛愛愛愛愛を”の繰り返しなどは、色々な歌い方を試しました。同じ“愛”の言葉の連なりでも、だんだん勢いを上げるのか、途中で一度落としてからまた上げるのか、とか。声の質をちょっとずつ変えながら、研究しながら歌っていきました。
――すこっぷさんとは、どんなやりとりがありました?
シユイ すこっぷさんがほぼお任せしてくださったので、要所要所でアドバイスをいただきながら、歌わせていただきました。すこっぷさんはとても穏やかでお優しそうな方で。なんかもう、お互いちょっと口下手っていうか……。
――人見知りが発動しちゃった(笑)。
シユイ あ……はい。私からもっと喋りかけたらよかったな、というのが反省点です(苦笑)。
――そういえばリリースより一足先に、「インフェリア」は7月に開催されたワンマンライブ“LAWSON presents シユイ 4th Live 「シユイさんといっしょ #04」”で初お披露目されました。リスアニ!でもレポート(https://www.lisani.jp/0000288194/)させていただきましたが、いかがでした?生バンドで歌ってみて。
シユイ 歌う前はちょっと不安だったんです。セットリストも爽やかな曲が多かったから、こういうダークなテイストの曲を、みんながどう聴いてくれるかな?と思って。でもバンドアレンジをしてもらったおかげで、音源とはまた違う、めちゃめちゃベースが効いたかっこよさが表現できて、これは結構、みんなドキッとしちゃうんじゃないのかな!と思いながら歌ってました。
――セットリストの中でもそれまでとはガラッと違う雰囲気があり。激しい曲でありながら、振り絞るようなシユイさんの歌声に、皆さんが聴き入っている様子がすごく感じられました。今までなかった新しいシユイさんの魅力が、しっかり伝わっていた気がします。
シユイ はい。本当にそう思います。
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リミックスで新境地!原口沙輔との“チルエモ”コラボ
――そしてカップリング曲は「ハピネス オブ ザ デッド(原口沙輔Remix)」。こちらは2023年にリリースされたTVアニメ『ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~』EDテーマだった「ハピネス オブ ザ デッド」を、「ボカコレ2024冬」TOP100ランキングで優勝し、今年の“世界を変える30歳未満”のクリエイターを30人選出する「Forbes JAPAN 30 UNDER30」に名を連ねた気鋭の音楽家・原口沙輔さんがリミックスを手がけたナンバー。原曲からガラリとイメージが変わり、“チルエモ”なクラブサウンドへと大変身しました。
シユイ はい。原口沙輔さんは、ボカロ界隈でもすごく話題の方でしたし、SNSにもたくさん曲が流れてくる、本当に最先端の音楽をやっていることは存じ上げていました。私の中では、音楽というより、もはやアートを作られるイメージが強かったので、「ハピネス オブ ザ デッド」をリミックスしてくださると聞いたときは、正直、想像がつかなさすぎて、ものすごく楽しみでした。今回、タイトルには原口さんのご希望もあって「(原口沙輔Remix)」とついていますが、実は私のボーカルも新たなトラックに合わせてリ・レコーディングさせてもらっています。
――原曲と歌い方がかなり違って聞こえたのは、そのせいですね!
シユイ 原口さんからリミックスのデモをいただいたときに思ったんです。この曲をレコーディングしたのはもう2~3年前なので、私もまだまだ未熟でしたから、ぜひ成長した歌声を乗せたかったんです。そうしたら、ほんとに別の曲を歌っているくらいのイメージに。私としても今まで歌ったことのない感じの曲なので、リミックスではあるんですけど、新曲のように聴いてもらえると思います。
――「ハピネス オブ ザ デッド」を聴き馴染んだ方ほど、驚きも大きいですよね。
シユイ そう思います(笑)。音楽って2面性があるんだなというか……曲ってアレンジでこんな変わるんだっていうのをすごく感じます。この「ハピネス オブ ザ デッド」もピアノバージョンにしたりというのはあったんですけど、リミックスはほんとに初めて。歌い馴染みのある曲を、原口さんアレンジになってどういう感じで歌うのが正解なのかな?というのは、ちょっと悩みました。すごくオシャレになっているし、リズムの取り方も全然違うので、歌もめちゃめちゃ難しい。とにかくかっこよく、大人っぽい感じにしたかったので、ちょっと捨て置くような歌い方をしてみたり。声にも深みを出せたんじゃないかなと。元々の走り抜ける感じは引き継ぎつつ、ライブで歌い続けているうちに変容してきたものも入れたので、ラップパートは特に、原曲とは質感も違っていると思います。緊張しながらのリ・レコーディングでしたけど、わくわくしながら歌えて、すごく楽しかったですね。
――原口さんが手がけたサウンドで、お気に入りはどこですか?
シユイ 音もアレンジもすべてがかっこいいんですけど、間奏めっちゃいいですよね。ちょっと長めですけど、原口さんらしさをすごく感じられるので!
棗いつき、三月のパンタシアとの共演を楽しみたい!
――シユイさんにとっての今年は「オーバーラップ」「インフェリア」とアニメとのコラボもあり、ワンマンライブもありと、充実した1年になったかと思います。そして12月21日には神奈川・横浜ベイホールにてリアルとバーチャルを行き来するシンガー・棗いつきさんとの初のツーマンライブ「CrossSing -棗いつき×シユイ-」が待っていますね。昼夜2公演で、夜の部にはゲストに三月のパンタシアもいらっしゃる、とても贅沢な1日になりそうです。
シユイ はい!棗さんとは何度かステージでも一緒に歌わせていただいたことがあるんですが、ツーマンライブは本当に初めてなので、すごく楽しみです。棗さんも、ゲストの三月のパンタシアさんも大先輩ですし、そういう方とご一緒できるのは貴重な経験。後にも先にもないかもしれないから、失礼のないよう全力で歌いたいです。セットリストもかなり悩んだんですが、昼と夜でも、また違うシユイを見ていただけると思います。あっと驚くことが起きるかも?(笑)。棗さんと私、そして三月のパンタシアさんも、それぞれの個性も音楽やパフォーマンスの方向性も違うので、お互いが持てる良さや強みをマリアージュして、『最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか』のスカーレットとテレネッツァじゃないですけど、いいバトルがしたいですね。
――やっぱりライブは楽しいですか?
シユイ めちゃめちゃ楽しいですね。今年のライブは‟CrossSing -棗いつき×シユイ-”で締めくくることになりますけど、またワンマンはやりたいですし、全国ツアーにも行きたいです。ワンマンライブはずっと東京でしかできてないんですけど、東京以外から配信を観てくれたり、SNSで応援してくれている方もたくさんいらっしゃるので、次は私のほうから会いに行けるよう、これからも頑張ります!
●リリース情報
TVアニメ『最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか』EDテーマ
「インフェリア」
2025年11月19日発売
【初仕様付期間生産限定盤/CD+Blu-ray】※1形態のみ
品番:AICL-4816~4817
価格:¥3,000 (税込)
〈CD〉
01. インフェリア
作詞・作曲・編曲:すこっぷ
02. ハピネス オブ ザ デッド(原口沙輔 Remix)
作詞・作曲:jon-YAKITORY 編曲:原口沙輔
03. インフェリア (Instrumental)
04. インフェリア (TV Size)
〈Blu-ray〉
アニメノンクレジットED映像
●ライブ情報
CrossSing -棗いつき × シユイ-
日時:2025年12月21日(日)
会場:横浜ベイホール(https://bayhall.jp/)
〈昼公演〉開場14:00/開演 14:30
〈夜公演〉開場18:00/開演 18:30
Guest:三月のパンタシア ※夜公演のみ
チケット:
・プレミアムチケット ¥13,000(税込)
特典:優先入場/ダミーチケット/特典QRコード付きポストカード
・通常チケット ¥8,800(税込)
※ともにドリンク代600円を会場にて別途頂戴しております。
※どちらのチケットをご購入いただきましても、本公演は【スタンディング】となります。
チケット購入はこちら
https://eplus.jp/itsukinatsume-shiyui/
関連リンク
シユイオフィシャルサイト
https://www.shiyui.jp
TVアニメ『最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか』公式サイト
https://saihito-anime.com/
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