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声優とアイドルのハイブリッドユニット・i☆Risの勢いが止まらない。11月15日にぴあアリーナMMでの2年連続となるワンマンライブ“i☆Ris 13th Anniversary Live -TITLE MATCH-”(以下、“TITLE MATCH”)を成功させた彼女たちは、勢いそのままに11月19日に26thシングル「夢へのヒトカケラ」をリリース。
INTERVIEW & TEXT 須永兼次
久々のアニメタイアップ曲は、聴けば聴くほど心になじむ軽快なナンバーに
――まずは皆さんに、2025年がi☆Risにとってどんな1年だったと感じているかをお聞きしたいです。
山北早紀 なんだかすごく昔に似ているというか、ちょっと“コロナ禍前のi☆Ris”感があったように思います。去年は劇場版アニメ『i☆Ris the Movie – Full Energy!! -』や、ドキュメンタリー映画『Live & Documentary Movie ~i☆Ris on STAGE~』が公開されたり、ぴあアリーナMMでの初ワンマンライブ“i☆Ris 12th Anniversary Live ―初☆アリーナMM(マジみて)―”があったりとすごく勢いに乗っている感があって。そんななかで始まった今年のツアーもチケットのSOLD OUTが続き、「なんかこの流れ、2019年っぽいな」みたいに感じたんです。2019年はいい流れに乗ったあとにコロナ禍が来ちゃいましたけど、今年は無事ぴあアリーナMMでのライブも開催できそうですし(※注:インタビューは“TITLE MATCH”前に実施)。13年目にして「またひとつ波に乗ってるな」というワクワク感がありました。
茜屋日海夏 私もコロナ禍前の良い勢いの時期と重なるところがあったので、ここにきてあの時の悔しさを解消できたような感覚がありました。あと個人的には、ありがたいことにグループ活動を楽しんでやれている感覚があって、自分的にもすごく調子いいなと感じています(笑)。
久保田未夢 でも、去年の12周年ライブでチケット完売できずに悔しい思いをしたからこそ、今年も燃え尽きることなく“やるぞモード”を続けられたのかもしれないですね。「(着席率を)100%にしたい!」と目指したいものがあったからこそ、いきなりツアーのチケットが完売したんでしょうし。やっぱり一生懸命頑張っていれば、それなりの結果がついてくるんだなって思います。
山北 それにスタッフさんたちがSNS投稿をすごく頑張ってくれたのもあって、初めましての方と多く出会えたこともありがたかったよね。
茜屋 うん。おかげで私たちと一緒に年齢を重ねてくれている昔からのファンに、憧れのお姉さん的な感じで好きになってくれる若い子も加わりまして。現場でよく「ぴあアリやるんだよね!」と言っていただけたりと、関係者の方々からもとても注目していただけていると感じているんです。なのでこのチャンスをうまく活かせたらいいなと思った1年でした。
久保田 あとSNSについてはマネージャーやスタッフさんはもちろん、特に今年の春頃はツアーの撮影OKの曲とか、リリースイベントのTikTok撮影会の様子をファンの皆さんもすごく投稿してくださったんですね。それもあってまだ私たちのことを知らなかった方にもより知ってもらえた1年になったように思います。
――そして、13周年ライブの直後にリリースされるのが26thシングル「夢へのヒトカケラ」です。表題曲に最初どういった印象を持たれましたか?
山北 最初「この曲が26thシングルの表題曲です」と送られてきた時に、少し不安な気持ちがあって(笑)。
茜屋 私は正直この曲を聴いたとき「あー、こういうのこういうの!」って思いました。やっぱり自分たちの昔の曲も含めて、アニソンってキーが高かったり「元気!ポップ!」みたいな曲が多いイメージがあったんです。でもこの曲は音の上下が激しすぎないメロディラインが個人的にすごく好きで。歌詞も、例えばサビでは“僕を置いていった”とか“見捨て去った”みたいなネガティブな言葉を置いているのに、メロディはずっと明るく前向きなのがすごく素敵なんですよ。やっぱり松隈さんさすがだなぁと思いましたね。
久保田 私はレコーディングのタイミングで『嘆きの亡霊は引退したい』のタイアップだと聞いていましたけど、逆に「アニメタイアップって、こうこう!」みたいに思ったんですよ。歌詞にアニメで出てくる大事なワードとか、本作の主人公(=クライ・アンドリヒ)の心情を落とし込んでくださっていて。特にみんなが言っていたちょっとネガティブっぽい雰囲気はクライにすごく繋がる要素だと思うんです。彼はネガティブではないけど、基本的にやる気がない人というか……(笑)。
――やる気がなくて、自分の能力にちょっと諦めがあるような人ですよね。
久保田 はい。だから「それが文字になると、こんなにネガティブに感じるんだ!」とは思いました(笑)。それと『嘆きの亡霊は引退したい』って第1クールではエンディング主題歌に次回予告のラップが入っていたんですけど、それが好評だったので「きっと第2クールでもあるだろう」と予想していて。「この曲で私もいつかは、キャラクターとしてラップするのかな?」という思いもよぎりました(笑)。
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曲調にもアニメにもマッチした歌唱アプローチで、また見えた新境地
――そんなこの曲では、皆さんの歌唱アプローチに従来の曲との違いを感じました。レコーディングで注力したことにも違いがあったのでは?
久保田 そうですね。レコーディングでは、松隈さんやディレクションしてくださったスタッフ陣の方から「クライの心情描写を入れているので、本当に気楽に歌ってください」と言われまして。多分私が出演していることを皆さんご存知だったんでしょうね。
――サウンドとしてはロック寄りでテンポも速いですが、そこに馴染むようなバランスを探っていかれたりも?
久保田 そうですね。リズムを取らなきゃいけないところは取りましたけど、だからこそ「ずっと元気!」みたいな歌い方よりも、ちょっと落ち着いて「楽に」というイメージをしました。
――そういった部分は茜屋さんも同様でしたか?
茜屋 逆に私の場合は、そもそもそんなにアタックをつけて歌うのが得意ではないのもあって、むしろ今までどおり歌ったような感覚でした。ただ、一本調子になりすぎないように、音とかリズム的にキメるところはキメて。あとは本当に力を抜いて……歌詞どおり“身を任せ”たんです。歌詞もサウンドもすごく心地よかったのでそれに乗ってスラスラーッといつも通り歌っていきました。
――特に従来との違いを感じたのが山北さんの歌声でした。
山北 私、WACKの方々の歌をよく聴いていたので“WACK歌い”も結構好きなんです。なので自然と「こういう感じだろうなぁ」と歌っていったら、そのまま採用された……という感じに近いですね。
――元々馴染みもあったこともあり、「こういうふうに歌えばより曲が活きるだろう」というイメージをより明確に持てた。
山北 はい。「夢へのヒトカケラ」の歌詞じゃないですけど、レコーディングだからといってあまり思い詰めすぎず、ただ風に吹かれるようにありのままで。そうやって自分の思うがままに歌っていったことで、結果として良い具合に気の抜けた歌声になったような気がするんです。特に今回の自分のパートが“勘違いでもいいんじゃないただ風に吹かれ”とか“いつの間にか運の波にのって今を歩いている”みたいな部分なので、その気の抜け具合が歌詞とうまくリンクしてすごく良い感じになったんじゃないでしょうか?
――最初からビジョンが明確だったとすると、歌うなかで「こうやったら、もっとよくなるかな?」のように思ったこともあったのでは?
山北 やっぱり松隈さんの曲って、後ろのリズム感がすごくいい曲が多いので、そういうビートに応じたクセとかアクセントの付け方については歌っているうちにどんどんノッてきまして。特に落ちサビは結構クセ強めに歌うよう意識しました。
――たしかに落ちサビの歌声には少しトゲを感じました。
山北 アニメ系の曲って普段は滑舌をしっかりさせて歌うことが多いんですけど、今回は全体的に滑舌甘々、だけどリズムは強強で……みたいなニュアンスで歌わせてもらいました。同じく松隈さんから提供していただいた「希望の花を」の時も、“歌を歌い続けることはやめない”の“やめない”の部分を“やめねぇ”に近い感じで歌ったりもしていたので。
――「夢へのヒトカケラ」は発売前から既にリリースイベントで披露されていますが、ファンの皆さんからの反響はどのようなものでしたか?
山北 i☆Risによくあるコールを入れるような感じの曲ではないので、やっぱり最初はみんな様子を伺っている感じはありましたね。でも初披露後の特典会やXでの感想では「心地よくて好きな感じ」という意見が多くて。歌詞が世に出たあとはやっぱり我々に近い世代の方に刺さっていたのも感じました。でも逆に受験期とかの頑張っている若者にも刺さるみたいで。
茜屋 私も「思わず口ずさんじゃう」と言っていた方がいたのは覚えていますし、「なんか好き!」みたいな意見もいっぱい聞きました。たしかに誰の頭にも残るメロディですし、聴けば聴くほど記憶に残って誰でも口ずさめちゃうっていうのはすごく素敵なことですよね。あと振付についても、イントロとかでの肩を入れて踊る……私たちが「クセダンス」と呼んでいる小島よしおさんの動きみたいな部分があるんですけど(笑)。あれをTikTokでよくやっていまして、今後みんながマネして投稿してくれたりするのかな? っていうのも、ちょっと楽しみにしています(笑)。
久保田 私も2人が言うように「聴き心地が良い」みたいな声ももらっているんですけど、その他にファンに言われて「そうなんだ!」と思ったことがありまして。今ひみちゃん(=茜屋)が言ってくれた「クセダンス」を曲の最後のほうにメンバー全員が円を描いて顔を見合わせてやるタイミングがあるんですけど、そこを「めっちゃいい」って言ってもらえたんです。
――MVでも観られる部分ですね。
久保田 そうです!「楽曲中に自分たちのほうを観てくれるのも嬉しいけど、i☆Risがi☆Ris内でキャッキャしてるのを見るの良いんだよね」って。多分私たちがメンバー同士のキャッキャをあまり皆さんに提供しないからそういう場面をすごく大事に味わってくれているんだと思うんですけど(笑)。
――振付自体はもちろん、その最中の表情なども含めての感想なのかもしれませんね。
久保田 私もそう思います。MVの終盤に映るところも、「あそこの未夢ちゃんの笑みがいいんだよ」と言われまして。あの日はMVを朝一から一日中撮影していて、ライブシーンを撮ったのが夜だったから全員もう変なテンションになっていたんです。そのなかで出たカメラ用に笑った表情じゃなく、誰かとキャッキャしている時の笑いが刺さったみたいです(笑)。
――MVは今回久々にドラマ仕立てのものとなっています。
久保田 今回はみんなそれぞれに役みたいなものがあるんですけど、私はライブの企画を提出するけど却下されて、でも頑張って……みたいな役どころなんですね。で、上司役の山北さんがずっと難しい顔していて(笑)。
山北 いやぁ、演技ですから。
久保田 いや、お芝居としては大正解だったと思うんですよ?(笑)。でも普段の雰囲気を知ってるから、メガネを掛けてすごく難しい顔をしてツンって書類を返してくるのが普段と全然違って「面白いなぁ」と思っちゃったんです(笑)。
山北 お芝居のシーン以外だと今回のMVにはライブシーンもありまして。そこにはエキストラの方が参加されているんですけど、それを私たちが知ったのは撮影当日だったんです。しかも今回は時間的な事情の関係で曲全体じゃなく要所要所だけを振入れして臨んだのもあって急に緊張してきちゃって。それにエキストラの方ってたぶんi☆Risのファンじゃないだろうから「冷静な目で見ている人も絶対いるだろうな」と思ったし、やっぱり視線も集中するわけじゃないですか?だから、いつも以上に神経を使いながら頑張りました。
――「愛 for you!」のMV撮影にファンの方が集まってくれた時とはまたちょっと違いますもんね。
山北 そうなんです。でも「こういうところでエキストラの方と仲良くしておくと良い人だったって外で噂されるのかな?」みたいな余計なことも考えたり……(笑)。でも最後には皆さんと仲良くなれた気がします。「あわよくばここにいる人全員ぴあアリーナに来てくれないかな」とか思ったし……。というか何人か「たまたま応募したらi☆Risの現場だった」みたいなファンと思しき方もいたんですよ。だから「いつどこで誰が見てるかわからないからちゃんとしてよう」って背筋が伸びました(笑)。
茜屋 私は結構この曲の歌詞みたいな「親しみやすい先輩」という役柄だったので本当にずっとニコニコしていて。なので前日から肩肘張ったりは全然しませんでしたね。そんなMVの中で好きな演出が、ゆうちゃん(=芹澤優)とゆうきちゃん(=若井友希)と箱を台車に乗せてガーッと押しているところのカメラワークで。「スチャダラパーさんのMVっぽい撮り方!」みたいな話になって勝手にテンションが上がっていました(笑)。
――台車からの視点で、魚眼レンズで撮っているようなところですね。
茜屋 そうそう!“平成のカメラワーク”みたいな撮り方で嬉しかったです。個人的に今平成ブームが来ているので。
――あのシーンも3人がわちゃわちゃしながら運んでいる姿を見られるので、「いいな」と思う方の多いポイントかもしれませんね。
茜屋 そうですね。MVでは声は入っていないんですけど、あそこは本当にいつもどおりの会話をしているんですよ。「ゆうちゃん1人で押させて……」みたいに言ってゆうきちゃんが帰ろうとして、私が一緒に「え、行っちゃう行っちゃう?」って同調するというちょっとしたイタズラをしていました(笑)。
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カップリング曲も衝撃作! 新しさを感じるシンフォニックメタル
――続いてカップリング曲「Romantic Showdown」ですが、こちらも今までのi☆Risになかったシンフォニックメタル調の楽曲になっていますね。
山北 はい。私、最初この曲が送られてきたとき、ちょっと笑っちゃって(笑)。
――それはなぜ?
山北 パチンコ遊技機『カケグルイ』の曲だとは聞いていたんですけど、想像を遥かに上回るレベルの壮大さで「なんだこれ!?」みたいになっちゃって。多分この曲を知らない人に「i☆Risの曲です」と言ってイントロだけ聴かせても「まさかぁ(笑)」ってなりそうなくらい我々に馴染みがなさすぎた曲調なんですよ。
茜屋 私が初めて聴いたのは何かのレコーディングの休憩中だったんですけど……笑いましたね(笑)。今までグループとしてやっていないジャンルすぎて「決定じゃないよね?候補か何かだよね?」って最初思ったぐらいだったんです。でもパチンコ遊技機『カケグルイ』の曲だと聞いて、すごくぶっ飛んだ曲なことにちょっと納得したというか……確変が見えました。パチンコのことはよくわからないですけど、「『たまらない!』って言って確変がくるんだろうなぁ」みたいなイメージで(笑)。
山北 それと私、真面目に演技したりすると恥ずかしくてちょっと笑みを浮かべちゃうタイプなので、「この曲を真剣に歌えるかな?」というのもすごく心配だったんです。そう思うぐらい世界観が作り込まれているということでもあるんですけど……。
久保田 ただこの曲のレコーディングってもう覚えていないぐらい前のことなんです。だから記憶がおぼろげなんですけど、多分もらった時に「なんだこれ!」と思った気がするし……。で、今年のツアーだったかな?みんなでごはんを食べている時に「これがカップリングに入る」と言われたんですけど、曲名を言われてもなんにも思い出せなくて。それで完成版を聴かせてもらった時には改めて「なんだこれ!」と思いました(笑)。あとi☆Risって最近はツアーや周年ライブみたいなワンマンのセトリを基本的に自分たちで話し合って決めているので、「また入れどころに悩む曲が増えた!」という感想もありましたね(笑)。この曲が単体で完成されすぎちゃっているのでどうしたら他の曲たちと仲良くしていくのかが想像できなくて。
――それぐらいの狂気にあふれている曲だと思うのですが、レコーディングの記憶もあまりないのでしょうか?
久保田 そうなんです。あんまり……セリフだけは、不安な気持ちいっぱいでレコーディングに行って、不安な気持ちでやって、不安なまま帰ってきたことはよく覚えているんですけど……。でも「声優やってて良かった!」と思ったのは覚えています。多分アイドルだけをやっていたら抱えきれなかった曲だろうなって。
――セリフは曲中でもポイントの1つでもあります。
久保田 そうですね。しかもその他の普通に歌っている平メロも含めて、本当に他の楽曲と雰囲気が全然違う、世界観に入り込まなきゃいけないような曲なんですよ。その中で私はセリフを言わせていただきましたけど、「ずっと役を演じている」みたいな感じで乗り越えました。
――役を演じている感覚とは?
久保田 私は声優としては『カケグルイ』という世界に携わっていませんけど、「私が『カケグルイ』という世界で役をやったら、こんな感じなのでは?」という感覚で。実際やったことがないので迷いもありましたけど、でも「そうしないと乗り越えられない!」と思いました。
山北 私も似たような感覚で歌ったんですけど、セリフとか高音ではなく低音の担当が多かったので、ふつふつと燃える炎のようなイメージもあったといいますか……。あんまり語らないけど強いセクシーな人みたいな感覚で歌っていました(笑)。ただ、例えば芹澤さんは曲の最後に思い切り笑い狂ったりしていますけど、逆に私は意外とすんなり歌い終わったような感じでしたね。
茜屋 私もちょっとそれに近いかな?歌う時は「ミュージカルやってます」みたいな気分でしたね。セリフとか笑い声のパートはなく、歌もサビ後半とかではファルセット多めではあったんですけど。でもそれぐらいの心持ちじゃないとたぶん成り立たない曲だろうなと考えて、そこは割り切って歌っていきました。それとこの曲は振付もあって本当に5人で戦い競い合っている感覚があるんです。なのでパフォーマンス中も良い意味でバチバチしながらのステージングになっていると思います。
――パフォーマンスの面ではそういう部分がポイントになってくる。
茜屋 そうですね。ダンスではない動きで見せる振付もあったりするので、そういうところを通じてこの曲の世界観を表現できたら決まるんじゃないかなと思っています。ちょうど“TITLE MATCH”のアーカイブ放送期間中なので、視覚も含めて曲全体を楽しんでもらえたら嬉しいですね。
山北 ただダンスについては個人的には最後にすごくムカつくところがありまして。ある意味初披露になった“TITLE MATCH”にふさわしい振付ではあるんですけど……私は不服です(笑)。
――どんなものになっているか楽しみにしております(笑)。さて、繰り返しになりますが本作は皆さんの新たな一面を感じられるものになっているので、今後またどんな新しいものが見られるのかにも期待が高まります。そこで最後に「今のi☆Risでこういうことをやったら面白いのでは?」と思うことを挙げていただきたいのですが。
久保田 ちょっとズレちゃうかもしれないんですけど……今、昔の曲を再レコーディングしたら全然雰囲気が違うんだろうなぁとは思います。最近“TITLE MATCH”のリハをやっているのもあって、歌詞とかを覚えるためにi☆Risちゃんの曲を聴き返しているんですけど、「わー、声若い!」みたいに感じるんですね。だから昔の曲をレコーディングし直したら同じ曲でも新鮮味を感じられるような気がするんですよ。
――たしかに、初期曲だと10年以上前だったりもしますからね。
久保田 はい。特に「Color」と「らむねサンセット」なんて再レコーディングしたら全然違う雰囲気になりそうだから、今ならではの良さも感じられるうえに、あの頃だからこその良さもよりはっきり見えてくる気がして。色んな楽しみ方ができて面白そうだなって思います。
茜屋 私、最近個人的に合唱部歌いにハマってまして。最近“TITLE MATCH”のリハのなかで、セトリにある「HERO」を歌う時になぜか合唱っぽくなっちゃったのをきっかけに、「絶対違う曲を合唱部風に歌う」というくだらない遊びをしているんですけど……(笑)。そういう「合唱リミックス」みたいなものといいますか。
――演奏もグランドピアノだけ、のような?
茜屋 はい。実現は難しいとは思うんですけど、なかなか日の目を見ない曲も多いから、そういう曲を合唱リミックスにして歌ってみたら面白いかも!と思って。合唱に限らなくても色んなアレンジで歌ってみたら面白いんじゃないでしょうか?
山北 私、全く同じことを言おうかと思ってた(笑)。
茜屋 ありがとう(笑)。
山北 その合唱部歌いの悪ノリをしているのはだいたいこの2人なので(笑)。でもi☆Risってラジオの企画で劇団i☆Risをやったりコントをやったりと色んなことをしているからi☆Ris合唱部があってもいいでしょうし……。それにi☆Risに普通にアカペラの曲があってもよくないですか? 私は昔、東方神起さんが好きだったんですけど、ライブで自分たちの歌声だけでハーモニーを響かせていたのを見て「本当に素晴らしいな!」と感銘を受けたんです。それってうまいグループにしかできないことだと思うので、今ならゴスペルi☆Risが1曲ぐらいあっても良いような気はしますね。
――それはまさに今だからこそできること。
山北 はい。もうすぐクリスマスですけど、もう10年以上歌われていない「もしも毎日がクリスマスだったら」も今ならゴスペルスタイルで歌えそうですし。そういう意味でも拾われていない曲がまだまだたくさんあるので、何かしらの形で披露する機会を作りたいです!
●リリース情報
「夢へのヒトカケラ」
11月19日発売
【CD+Blu‐ray】
品番:EYCA-14866/B
価格:¥2,970(税込)
【CD+DVD】
品番:EYCA-14865/B
価格:¥2,750(税込)
【CD only】
品番:EYCA-14867
価格:¥1,870(税込)
<CD>
M-1. 夢へのヒトカケラ
M-2. Romantic Showdown
M-3. 夢へのヒトカケラ -instrumental-
M-4. Romantic Showdown -instrumental-
M-5. 夢へのヒトカケラ -Off Main Vocal-
M-6. Romantic Showdown -Off Main Vocal-
初回封入特典:トレーディングカード (全15種類から1枚ランダム封入/数量限定でホログラム仕様入り!!)
<BD/DVD>
夢へのヒトカケラ -Music Video-
夢へのヒトカケラ -Off shot Movie-
●作品情報
TVアニメ『嘆きの亡霊は引退したい』第2クール
10月よりTOKYO MX、BS日テレ、サンテレビ、AT-X、MBSにて放送決定
TVアニメ第1クールがTOKYO MXにて毎週月曜日19:00~より放送中
関連リンク
i☆Risオフィシャルサイト
https://iris.dive2ent.com/
TVアニメ『嘆きの亡霊は引退したい』公式サイト
https://nageki-anime.com
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