今までリリースしてきたアルバム1枚ずつをコンセプトに、毎月1回、全12回の配信ライブとして全国、全世界、どこにいても体感できる配信ライブ“炎の12ヶ月”。リスアニ!WEBではそんな月イチオンラインライブをレポート!今回は『FLOW THE MAX!!!』!
■LIVE REPORT
毎月26日はFLOWのライブを楽しむ日。
ライブならではのイントロがつけられた「Red Hot Riot」ではステージ前に炎が立ち上る演出が。畳み掛けるようなビートにメロディックなギターが重厚に乗る珠玉のライブユースナンバーだ。情感豊かなKOHSHIのボーカルと慟哭のようなKEIGOの歌声が印象的な1曲を放つと、ここで口火を切ったのはKEIGO。
「“炎の12ヶ月”、8本目! 末広がり!」と笑顔を見せる。普段のライブとは違う場所から見せてきた“炎の12ヶ月”ながら、今回は“いつもの場所”で。ライブハウスで開催することでの、熱を見せたいという。
「こんなに人のいないZeppは初めてです」とKOHSHI。やはり目の前にオーディエンスがいてほしい、という。そこから話は、「なぜ8枚目にして『FLOW THE MAX!!!』なんてタイトルをつけたのか」というテーマでの会話に。途中でデビュー10周年に突入し、そこからさらにツアーを1年以上続けた彼らは、“MAXの向こう側”へと向かったのだとか。今もまだその続きにいるのだ、という。
世は東京と関西とで緊急事態宣言が発令されてしまったけれど、こんな乾杯ならいいよね!とばかりに楽しく歌い上げる仲間たちのパーティチューン「乾杯アワー」で、ライブで繋がるみんなで乾杯!楽しげに演奏するメンバーの表情、そして紡がれる音に自然と心が躍ってしまう。続けて、FLOWで一番速い曲! 全編英語詞で彼らの姿勢がそのままに綴られたような「On my way」。ライブ会場にいるんだ、と実感できるような、音と息づかいとが迫ってくるようなビート感に体が揺れてしまう。エレクトロなイントロに彩られた「君自身BAND」はKOHSHIのハイトーンの歌い出し、そして言葉を差し出すように歌い上げるKEIGOのボーカルに聴き入るメロディアスでドラマチックなナンバー。続いたのは、焚火の音、ステージの上に燃え上がる炎、そして切なさ滲むSEから琴線に触れるメロディアスさを内包する「UMBRELLA」。傘から見る追憶の想いで紡がれる叙情的な1曲は、FLOWがMAX!!!に振り切ったからこそ生まれたのだろうな、と感じさせる。8年を経た今、歌うからこそより情感的に放たれるのかもしれない。
『FLOW THE MAX!!!』のツアー以来だ、という「UMBRELLA」。「やっと届けられた」というKEIGOとKOHSHI。さらにライブ開始前に流れていた動画(Tick Tack)についての説明と、FLOWがTikTokをやる、というニュースが。ここからさらにFLOWが広がっていく! まだまだMAX!!!な曲は残っているぞ、とKEIGO。
「今は我慢の時期ですけれど、絶対に(タオル回して盛り上がれる日が)やってくるんで」とKEIGO。毎月26日にアルバムを思い出しつつライブをさせてもらって、月1回しっかりとライブをして曲を届けられることへの喜びや、配信で繋がるオーディエンスから力をもらっている、と語る。
<セットリスト>
01. ブラックマーケット
02. Red Hot Riot
03. TOY MACHINE
04. Won’t you stay
05. ブレイブルー
06. 乾杯アワー
07. On my way
08. 君自身BAND
09. SE
10. UMBRELLA
11. 休日~連休ver~
12. HERO~希望の唄~
13. CHA-LA HEAD-CHA-LA
14. Celebration
15. NAME
■DISC REVIEW
『FLOW THE MAX!!!』
2013年にリリースされた8thアルバム。アルバムを引っ提げて全国47都道府県を巡り、全国のファンと共に「FLOW THE MAX!!!」と声をあげてきたことも記憶に鮮烈な一枚。アルバムの幕開けはFLOW meets ドラゴンボールZ!映画「ドラゴンボールZ 神と神」の挿入歌として書き下ろされた圧倒的なハイパワーで迫りくるボーカルと神々しいまでに派手なロックンロールが印象的な「HERO~希望の歌~」。続くのは轟き唸るベースとギターのアグレッシヴさが際立つラウドロックナンバー「ブラックマーケット」。思わず拳をあげてしまうような鼓動逸るビートが鮮烈! ガラリと雰囲気を変え、どこまでも広がっていくような伸びやかな音で紡ぐ「君自身BAND」は軽快で爽快ながらほのかに切なさ滲むダンサブルな1曲。
アニメ縛りのライブで青一色に染まるフロアが記憶に鮮やかな「ブレイブルー」は、アニメ「エウレカセブンAO」のオープニング。空を駆けるような美麗な音が疾走する珠玉チューンである。切なさがありながらも激しくエモーショナルなロックナンバーの「Red Hot Riot」は唸るギターと駆けるエレクトロ、そして激情のラップが胸に刺さる。クラップと共に頭を振って楽しんでしまうパーティロック「TOY MACHINE」はファニーでありながらもグルーヴ感たっぷりな1曲だ。ギラギラと発色するエレクトロサウンドと生音の圧倒的なパワーとのミクスチャーで紡がれたFLOWの“ヲタ芸”チューンの「Won’t you stay」の駆けるサウンド感はまさに“MAX!!!”感に満ちている。FLOWのバラードの決定版!と制作当時から驚きと新鮮さと共に多くのリスナーの心に刻まれているであろうバラード「UMBRELLA」の叙情的で情感たっぷりな歌は、若さとは相反する哀愁が滲み、デビュー10年目だからこそできた表現だと感じる。10周年のタイミングで過去最速の1曲を作りたかった、と話していた「On my way」。
ライブ感もあるこのアルバムながら、この位置に“打ち上げソング”!? まさに飲み会での、仲間との幸せな瞬間が宿る「乾杯アワー」は、バンドの音のみならずホーンの音が賑やかに響き、FLOW全員での歌唱に笑顔が滲む。メジャー24thシングル「ブレイブルー」のカップリングに収録されていた、真っ直ぐなメッセージソングがアルバム収録に際してパワーアップしたバージョンで収録された「休日 ~連休Ver.~」は、ステップを踏んでライブで楽しんでいる姿が自然と浮かぶアッパーチューン。ライブでのコール&レスポンスが楽曲の中に織り込まれた「Celebration」はライブ会場で完成する1曲。共に歌い、万歳し、三三七拍子をして、ライブを共に作っていると感じたい。イントロからドラマティックな世界観ある開放的な1曲。広い空間をどこまでも伸びていくようなミディアムロックは「NAME」のタイトル通りに、それぞれの大切な名前を想うメッセージソング。FLOWと「ドラゴンボールZ」のコラボレーションが極まった1曲。「ドラゴンボールZ」の代名詞とも言える森 雪之丞作詞、清岡千穂作曲で影山ヒロノブが歌う「CHA-LA HEAD-CHA-LA」をカバー。凄まじいプレッシャーだったと語っていたメンバ-だったが、FLOW節でのアレンジがパワフルに開花した。
TEXT BY えびさわなち
『FLOW THE MAX!!!』
2013年3月27日発売
【初回生産限定盤(CD+DVD)】
品番:KSCL-2217~2218
価格:¥3,353(税込)
【通常盤(CD)】
品番:KSCL-2219
価格:¥3,204(税込)
<CD>
01. HERO ~希望の歌~
02. ブラックマーケット
03. 君自身BAND
04. ブレイブルー
05. Red Hot Riot
06. TOY MACHINE
07. Won’t you stay
08. UMBRELLA
09. On my way
10. 乾杯アワー
11. 休日 ~連休~
12. Celebration
13. NAME
14. CHA-LA HEAD-CHA-LA
<DVD>
01. ブレイブルー(Music Video)
02. HERO ~希望の歌~(Music Video)
03. CHA-LA HEAD-CHA-LA (Music Video)
04. GO!!!(Live) 2012.4.14 Ki/oon20Years and days at LIQUIDROOM ebisu
●公演情報
FLOW SPECIAL ONLINE LIVE 全アルバム網羅 炎の12ヶ月
Vol.8「FLOW THE MAX!!!」
4月26日(金)配信
●リリース情報
TVアニメ『シャドウバース』OPテーマ
「新世界」
発売中
【通常盤(CD)】
品番:VVCL-1679
価格:¥1,200+税
【初回生産限定盤(CD+Blu-ray+グッズ)】
品番:VVCL-1676~1678
価格:¥3,000+税
CD購入はこちら
DL&ST配信はこちら
TVアニメ『バック・アロウ』2ndクールEDテーマ
「United Sparrows」
5月26日発売
【初回生産限定盤(CD+Blu-ray)】
品番:VVCL-1872~1873
価格:¥1,700+税
【初回仕様限定盤(CD)】
品番:VVCL-1874
価格:¥1,200+税
<CD/初回生産限定盤>
01. United Sparrows
02. TickTaku
03. United Sparrows -instrumental-
04. United Sparrows -TV ver.-
<CD/初回仕様限定盤>
01. United Sparrows
02. TickTaku
03. United Sparrows -instrumental-
04. TickTaku -instrumental-
<Blu-ray>
01. 「United Sparrows」Music Video
02. 「United Sparrows」Music Video Making
「United Sparrows」配信はこちら
関連リンク
■LIVE REPORT
毎月26日はFLOWのライブを楽しむ日。
前を向く日。共に熱い気持ちを刻む日。そんな“炎の12ヶ月”が今月もやってきた。MVやライブシーンをコラージュして近未来を感じさせるオープニングのSE&MovieからIWASAKIのドラムのカウントが入って始まったのはラウドに轟くアグレッシブな「ブラックマーケット」。今回の会場はZepp Tokyo。広いステージから圧倒的なパワーを宿すボーカルが放たれ、画面の向こうもライブの熱気を帯びているに違いないと思わされる、そんな力強さが疾走する幕開けとなった。
ライブならではのイントロがつけられた「Red Hot Riot」ではステージ前に炎が立ち上る演出が。畳み掛けるようなビートにメロディックなギターが重厚に乗る珠玉のライブユースナンバーだ。情感豊かなKOHSHIのボーカルと慟哭のようなKEIGOの歌声が印象的な1曲を放つと、ここで口火を切ったのはKEIGO。
「“炎の12ヶ月”、8本目! 末広がり!」と笑顔を見せる。普段のライブとは違う場所から見せてきた“炎の12ヶ月”ながら、今回は“いつもの場所”で。ライブハウスで開催することでの、熱を見せたいという。
8年前の『FLOW THE MAX!!!』のツアーは全都道府県を廻った。そのときの掛け声を、改めて。ステージと観客、全員で「FLOW THE MAX!!!」とポーズを決めたところで、ダンサブルなエレクトロロックチューン「TOY MACHINE」へ。デライトフルでカラフルなナンバーが軽やかに響けば、会場はダンスフロアと化す(もちろん配信で繋がるファンのいる各会場も!)続く「Won’t you stay」は情景描写が巧みなエモーショナルロック。KEIGOとKOHSHIのユニゾン、そしてバンド一体のコーラスが感情豊かに響く。ステージが青く染まる――放たれたのはどこまでも青い1曲、「ブレイブルー」。TVアニメ『エウレカセブンAO』の後期OPテーマとして、多くの人の心に刻まれた、深くて美しい青が今、改めて胸に刺さる。
「こんなに人のいないZeppは初めてです」とKOHSHI。やはり目の前にオーディエンスがいてほしい、という。そこから話は、「なぜ8枚目にして『FLOW THE MAX!!!』なんてタイトルをつけたのか」というテーマでの会話に。途中でデビュー10周年に突入し、そこからさらにツアーを1年以上続けた彼らは、“MAXの向こう側”へと向かったのだとか。今もまだその続きにいるのだ、という。
そこからアルバムにまつわる思い出話を。
世は東京と関西とで緊急事態宣言が発令されてしまったけれど、こんな乾杯ならいいよね!とばかりに楽しく歌い上げる仲間たちのパーティチューン「乾杯アワー」で、ライブで繋がるみんなで乾杯!楽しげに演奏するメンバーの表情、そして紡がれる音に自然と心が躍ってしまう。続けて、FLOWで一番速い曲! 全編英語詞で彼らの姿勢がそのままに綴られたような「On my way」。ライブ会場にいるんだ、と実感できるような、音と息づかいとが迫ってくるようなビート感に体が揺れてしまう。エレクトロなイントロに彩られた「君自身BAND」はKOHSHIのハイトーンの歌い出し、そして言葉を差し出すように歌い上げるKEIGOのボーカルに聴き入るメロディアスでドラマチックなナンバー。続いたのは、焚火の音、ステージの上に燃え上がる炎、そして切なさ滲むSEから琴線に触れるメロディアスさを内包する「UMBRELLA」。傘から見る追憶の想いで紡がれる叙情的な1曲は、FLOWがMAX!!!に振り切ったからこそ生まれたのだろうな、と感じさせる。8年を経た今、歌うからこそより情感的に放たれるのかもしれない。
『FLOW THE MAX!!!』のツアー以来だ、という「UMBRELLA」。「やっと届けられた」というKEIGOとKOHSHI。さらにライブ開始前に流れていた動画(Tick Tack)についての説明と、FLOWがTikTokをやる、というニュースが。ここからさらにFLOWが広がっていく! まだまだMAX!!!な曲は残っているぞ、とKEIGO。
「まだまだMAX!!!できますかー!?」。それぞれの場所で繋がっていくぞ、と鳴り出したのは「休日~連休Ver~」。ゴールデンウィークに突入するタイミングにピッタリなご機嫌アッパーチューンだ。そしてTAKEが雄叫びのようなイントロを掻き鳴らして「HERO~希望の唄~」へ。炎がメラメラと燃え上がるステージ上が熱気で占められていることが映像からも伝わってくる。「熱い!」叫ぶKOHSHI。画面からその熱が届く。映画「ドラゴンボールZ 神と神」の挿入歌であり、ヘビーに轟きながらも美麗な旋律にヒーローたる姿が浮かぶパワーロック。この曲がきたなら、やはり続くのはこの曲しかない……! 稀代の名アニソンとFLOWが邂逅した「CHA-LA HEAD-CHA-LA」で、スパーキンするFLOWの情熱! 轟く音が、モヤモヤとする昨今の情勢をも吹き飛ばすような、そんな力強さを感じさせるポジティブさに満ちたステージだ。GOT’Sのベースから幕を開ける“おめでとう”ソング「Celebration」では画面にポップな文字が浮かび、それはまるでオーディエンスの歓声のように映る。もちろん画面の向こうで、観客はみんなタオルを回し、三三拍子で盛り上がっていたはず!
「今は我慢の時期ですけれど、絶対に(タオル回して盛り上がれる日が)やってくるんで」とKEIGO。毎月26日にアルバムを思い出しつつライブをさせてもらって、月1回しっかりとライブをして曲を届けられることへの喜びや、配信で繋がるオーディエンスから力をもらっている、と語る。
FLOWというバンドを理解して、地に足をつけてライブができるようになったのがこの『FLOW THE MAX!!!』だったのだそう。自分たちがバンドで伝えたいこと、みんなで歌いたいことはいい意味で変わらずにやれているのだと確認している“炎の12ヶ月”なのだ、と感謝の想いを届けた。「下向くのやめよう。コロナに負けるのやめよう。みんなとライブを作っていきます。これからもよろしくお願いします!」と口にすると、ラストナンバー「NAME」が鳴り響く。8年前に綴った言葉。あのときの想い。でも今も変わらないのだ、とばかりに想いを込めたボーカル二人の歌が心臓をノックするように響いていく。名は体を表す。常に流れる川の水は腐らない、というFLOWの語源のままに、いつも新鮮でありながら流れ続ける彼らの熱と想いが宿る1曲で初夏へと向かう時期の、日本が困難に向き合っている瞬間に、歌で前向きな光を届けた“炎の12ヶ月”は幕を閉じた……かに思ったところで、映像トラブルがあった「ブレイブルー」をもう一度演奏。最後の最後に一体感を作ると、ラストはみんなで「FLOW THE MAX!!!」ポーズで締め括った。
そして“炎の12ヶ月”は次回『26 a Go Go!!!』へ!
<セットリスト>
01. ブラックマーケット
02. Red Hot Riot
03. TOY MACHINE
04. Won’t you stay
05. ブレイブルー
06. 乾杯アワー
07. On my way
08. 君自身BAND
09. SE
10. UMBRELLA
11. 休日~連休ver~
12. HERO~希望の唄~
13. CHA-LA HEAD-CHA-LA
14. Celebration
15. NAME
■DISC REVIEW
『FLOW THE MAX!!!』
2013年にリリースされた8thアルバム。アルバムを引っ提げて全国47都道府県を巡り、全国のファンと共に「FLOW THE MAX!!!」と声をあげてきたことも記憶に鮮烈な一枚。アルバムの幕開けはFLOW meets ドラゴンボールZ!映画「ドラゴンボールZ 神と神」の挿入歌として書き下ろされた圧倒的なハイパワーで迫りくるボーカルと神々しいまでに派手なロックンロールが印象的な「HERO~希望の歌~」。続くのは轟き唸るベースとギターのアグレッシヴさが際立つラウドロックナンバー「ブラックマーケット」。思わず拳をあげてしまうような鼓動逸るビートが鮮烈! ガラリと雰囲気を変え、どこまでも広がっていくような伸びやかな音で紡ぐ「君自身BAND」は軽快で爽快ながらほのかに切なさ滲むダンサブルな1曲。
アニメ縛りのライブで青一色に染まるフロアが記憶に鮮やかな「ブレイブルー」は、アニメ「エウレカセブンAO」のオープニング。空を駆けるような美麗な音が疾走する珠玉チューンである。切なさがありながらも激しくエモーショナルなロックナンバーの「Red Hot Riot」は唸るギターと駆けるエレクトロ、そして激情のラップが胸に刺さる。クラップと共に頭を振って楽しんでしまうパーティロック「TOY MACHINE」はファニーでありながらもグルーヴ感たっぷりな1曲だ。ギラギラと発色するエレクトロサウンドと生音の圧倒的なパワーとのミクスチャーで紡がれたFLOWの“ヲタ芸”チューンの「Won’t you stay」の駆けるサウンド感はまさに“MAX!!!”感に満ちている。FLOWのバラードの決定版!と制作当時から驚きと新鮮さと共に多くのリスナーの心に刻まれているであろうバラード「UMBRELLA」の叙情的で情感たっぷりな歌は、若さとは相反する哀愁が滲み、デビュー10年目だからこそできた表現だと感じる。10周年のタイミングで過去最速の1曲を作りたかった、と話していた「On my way」。
英語詞ながらバンドの姿勢やこれまでの想いが宿る、モッシュ&ダイブ必至な1曲である。
ライブ感もあるこのアルバムながら、この位置に“打ち上げソング”!? まさに飲み会での、仲間との幸せな瞬間が宿る「乾杯アワー」は、バンドの音のみならずホーンの音が賑やかに響き、FLOW全員での歌唱に笑顔が滲む。メジャー24thシングル「ブレイブルー」のカップリングに収録されていた、真っ直ぐなメッセージソングがアルバム収録に際してパワーアップしたバージョンで収録された「休日 ~連休Ver.~」は、ステップを踏んでライブで楽しんでいる姿が自然と浮かぶアッパーチューン。ライブでのコール&レスポンスが楽曲の中に織り込まれた「Celebration」はライブ会場で完成する1曲。共に歌い、万歳し、三三七拍子をして、ライブを共に作っていると感じたい。イントロからドラマティックな世界観ある開放的な1曲。広い空間をどこまでも伸びていくようなミディアムロックは「NAME」のタイトル通りに、それぞれの大切な名前を想うメッセージソング。FLOWと「ドラゴンボールZ」のコラボレーションが極まった1曲。「ドラゴンボールZ」の代名詞とも言える森 雪之丞作詞、清岡千穂作曲で影山ヒロノブが歌う「CHA-LA HEAD-CHA-LA」をカバー。凄まじいプレッシャーだったと語っていたメンバ-だったが、FLOW節でのアレンジがパワフルに開花した。
TEXT BY えびさわなち
『FLOW THE MAX!!!』
2013年3月27日発売
【初回生産限定盤(CD+DVD)】
品番:KSCL-2217~2218
価格:¥3,353(税込)
【通常盤(CD)】
品番:KSCL-2219
価格:¥3,204(税込)
<CD>
01. HERO ~希望の歌~
02. ブラックマーケット
03. 君自身BAND
04. ブレイブルー
05. Red Hot Riot
06. TOY MACHINE
07. Won’t you stay
08. UMBRELLA
09. On my way
10. 乾杯アワー
11. 休日 ~連休~
12. Celebration
13. NAME
14. CHA-LA HEAD-CHA-LA
<DVD>
01. ブレイブルー(Music Video)
02. HERO ~希望の歌~(Music Video)
03. CHA-LA HEAD-CHA-LA (Music Video)
04. GO!!!(Live) 2012.4.14 Ki/oon20Years and days at LIQUIDROOM ebisu
●公演情報
FLOW SPECIAL ONLINE LIVE 全アルバム網羅 炎の12ヶ月
Vol.8「FLOW THE MAX!!!」
4月26日(金)配信
●リリース情報
TVアニメ『シャドウバース』OPテーマ
「新世界」
発売中
【通常盤(CD)】
品番:VVCL-1679
価格:¥1,200+税
【初回生産限定盤(CD+Blu-ray+グッズ)】
品番:VVCL-1676~1678
価格:¥3,000+税
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DL&ST配信はこちら
TVアニメ『バック・アロウ』2ndクールEDテーマ
「United Sparrows」
5月26日発売
【初回生産限定盤(CD+Blu-ray)】
品番:VVCL-1872~1873
価格:¥1,700+税
【初回仕様限定盤(CD)】
品番:VVCL-1874
価格:¥1,200+税
<CD/初回生産限定盤>
01. United Sparrows
02. TickTaku
03. United Sparrows -instrumental-
04. United Sparrows -TV ver.-
<CD/初回仕様限定盤>
01. United Sparrows
02. TickTaku
03. United Sparrows -instrumental-
04. TickTaku -instrumental-
<Blu-ray>
01. 「United Sparrows」Music Video
02. 「United Sparrows」Music Video Making
「United Sparrows」配信はこちら
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