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2025年9月13日。あの日から約1年が経った。
昨年開催された “ナガノアニエラフェスタ2024”からのこの日を迎えるまでの間、それは多くの人たちが長きにわたってさまざまな想いを抱えてきた日々だったに違いない。昨年‟アニエラフェスタ”で起こった、アニソンあるいはポップミュージックのイベントにおいて決してあってはならない痛ましい事件は多くの人々に暗い影を、深い傷を残した。
‟アニエラフェスタ”運営をはじめ、あの日ステージに立つはずだったアーティスト、それを楽しみにしていたオーディエンス。ひいてはアニソンを愛する多くの人たちが、辛い感情を共有しながら、同時に“アニエラ“の復活を心から願っていた。昨年のイベント後の10月18日には“ナガノアニエラフェスタ2024”の損害補填と来年以降の開催費を支援するためのクラウドファンディングを開催。目標金額を大幅に上回る12,261,680円という総支援額は、多くの‟願い”が結実したものだ。
それを受けて、今年に入って運営により“ナガノアニエラフェスタ2025”の開催が発表。今年も多くのアーティストが長野県佐久市の会場である駒場公園へと集まることとなった。
2025年9月13日。あの日から1年。
長きにわたる悲しみの果てに、運営とアーティスト、そしてオーディエンスといった多くの人たちの願いが開花する瞬間が訪れた。野外アニソンフェスの最高峰にして、もっとも自由で平和で、楽しいアニソンイベント。
TEXT BY 澄川龍一
【9月13日(土)DAY1】
いよいよ開催当日を迎えた“ナガノアニエラフェスタ2025”初日。開場直前に駒場公園に到着すると、すでに観客がゲート付近の広場に詰めかけ、その多くは開場に向けて列を形成していた。入退場に必要なリストバンドを受け取る際には持ち込み制限の物品の周知などがスタッフから告知されている。こうしたオペレーションも含めて入場までのプロセスは実にスムーズだ。そこから入場ゲートを通過すると、そこにも金属探知機といったセキュリティーチェックは十分であると感じさせる。また開場から開演までの時間もしっかりとったことから、入場への混雑さもそこまでないように見えた。ここは運営の丁寧な備えの賜物でもあるが、同時に来場者もまた事前に気を配って入場に臨んだからこそのスムーズさでもあるだろう。すべての人たちがこのイベントを成功に導きたい、そんな強い思いが開演前から感じられた一幕だった。
会場ゲートを潜るとすぐに左手側には最初のステージであるPHANTOM STAGEがある。それを横目に道なりに進んでいくと、ほどなくして視界が開けてメインステージのTEMPEST STAGEにたどり着く。普段は野球などに使用する広大なグラウンドが、この日は多くの人が集まるライブ空間になっていた。規模としては昨年あったステージへのゲートがなくなり、より広いフロアを確保した印象だ。
野外フェスらしい開放感のあるムードのなか、フロアは開演前の穏やかな、しかしふつふつとした熱気に包まれて定刻を迎えると、軽快なBGMとともにステージ脇のLEDモニターには最初のアーティストを紹介するアタック映像が流れた。フェスの始まりにしては、いわゆる大掛かりなオープニングムービーなどのないシンプルな幕開けだった。しかし、対してオーディエンスは待ってましたとばかりに大きな歓声を送る。まさに、止まっていた時が動き出すかのように、会場は一気に熱気を帯びていった。いよいよ、‟アニエラ”の開幕だ。
そんな“ナガノアニエラフェスタ2025”のトップバッターを飾ったのは、シンガー・halcaだ。その第一声となったのは「恋愛ミリフィルム」のゆったりとした、それでいてハッピーなムードの滑り出しだ。
〈セットリスト/halca〉
01. 恋愛ミリフィルム
02. 告白バンジージャンプ
03. センチメンタルクライシス
04. キミがいたしるし
05. ウィークエンドロール
06. 誰彼スクランブル
halcaがステージを去ったあと、ほどなくして次のアーティストのアタック映像が流れる。会場がこのうえなく温まった状態で登場したのは、その熱量をさらに上昇させるであるアクト・ASCAだ。
〈セットリスト/ASCA〉
01. 明日世界が終わるとしても
02. 天秤-Libra-
03. CHAIN
04. Fighter!!
05. Howling
昼下がりのTEMPEST STAGEは開演前よりも気温が上昇した印象で、加えてこれまでのステージの影響もあり、より暑いと感じさせる雰囲気。
〈セットリスト/芹澤 優〉
01. 最悪な日でもあなたが好き。
02. 神×太陽×サマーパーティ
03. Make it!(i☆Ris)
04. JUNGLE FIRE feat.MOTSU
05. ROCK ME KISS ME feat.MOTSU
06. EVERYBODY! EVERYBODY!
晴れ間が見えてきたTEMPEST STAGE、続いてのアクトはMachicoだ。夏を思わせるキュートでトロピカルな出立ちのMachicoがステージに現れ、「Growing Up」が歌われると、太陽がさんさんと降り注ぐまさに夏といった雰囲気に変貌。アッパーでワクワク感いっぱいのサウンドに彼女の真っ直ぐで晴れやかなボーカルが気持ちいい。そこからの清涼感溢れる「コレカラ」の歌声もまた、肌に心地よく触れていく。そして続いてのブロックでは、「Viva! Spark! トロピカル~ジュ!プリキュア」のトロピカルなサウンドが鳴らされれば、紛れもなくこの場は夏である。このあとのタイムテーブルではプリキュアシンガーズも控えているが、『プリキュア』目当てであろう小さいオーディエンスも親と一緒に楽しんでいる様子が印象的だった。そこからダンサブルな「ミラクルっと♥Link Ring!」とプリキュア楽曲を続けて披露したあとは、一転してロッキンな「STAY FREE」を聴かせ、ぐっとステージを締めたかと思えば直後には代表曲「fantastic dreamer」を披露。これには観客も待ってました!とばかりコールにクラップなど、伸びやかなMachicoの歌唱に合わせて打つ。華やかなクライマックスを迎えたあとには、ダメ押しとばかりにアッパーチューンの「TOMORROW」がドロップ。さらなる盛り上がりを加えてTEMPEST STAGE前半を締め括った。
〈セットリスト/Machico〉
01. Growing Up
02. コレカラ
03. Viva! Spark! トロピカル~ジュ!プリキュア
04. ミラクルっと♥Link Ring!
05. STAY FREE
06. fantastic dreamer
07. TOMORROW
MachicoのステージのあとのTEMPEST STAGEは、30分ほど空けて後半戦となる。その間に観客はもう1つのステージであるPHANTOM STAGEやキッチンカーなどに向かうなどして思い思いの時間を過ごしている。ちなみにPHANTOM STAGEでは田中有紀が登場し、やや小雨の中で持ち前のハイパーなサウンドとともにエネルギッシュなステージを見せていた。こうした回遊型のフェスならではの時間を過ぎたあとにTEMPEST STAGEでは14時30分頃から後半戦が開幕した。日本全国からアニソンファンが集まるこのフェスは、一方で地元からの観客も来場しており、その年齢層も実に幅広い。そのなかでも昨年同様に子供たちの観客が多く見られていたが、そんなキッズたちが楽しみにしていたアーティストの1つがこのプリキュアシンガーズだろう。あきらかに多くのキッズたちの姿が見られるようになった会場でまず鳴らされたのは、最新シリーズ『キミとアイドルプリキュア♪』から「キミとアイドルプリキュア♪ Light Up!」。石井あみ、熊田茜音、吉武千颯による軽やかなマイクリレーも賑やかな、まさにオープニングナンバーに相応しい一曲のあとには、歴代「プリキュア」のオープニング主題歌のメドレーが続いていく。吉武による「わんだふるぷりきゅあ!evolution!!」から石井が「ひろがるスカイ!プリキュア ~Hero Girls~」へと続き、ここでMachicoが登場して「Cheers!デリシャスパーティ♡プリキュア」と1コーラスで繋いでいく。近作からの楽曲中心ながら、OP主題歌が連発されるとそれでも歴史を感じさせるものがある。これには子供たちだけではなく、大人のオーディエンスも大熱狂だ。そこから吉武が加わってMachicoとふたりで『キミとアイドルプリキュア♪』後期主題歌シングルのカップリング曲「Shiny Shiny IDOL」へと流れる構成はお見事。そしてMC挟んで石井、熊田、吉武によるキュートな「いざ!アイドル」が鳴らされたあとは、石井とMachicoによる「For “F”」、4人による「Daybreak song」とロッキンな楽曲が続く。そして最後にはピースフルなムードの「Wonder Flowers プリキュア」で締め括った。4人のボーカリストによって「プリキュア」音楽の、そしてそれを支持するファン層の幅広さがありありと伝わる奥深く、そして何より楽しいステージだった。
〈セットリスト/プリキュアシンガーズ〉
01. キミとアイドルプリキュア♪ Light Up!
02. わんだふるぷりきゅあ!evolution!!/ひろがるスカイ!プリキュア ~Hero Girls~/Cheers!デリシャスパーティ♡プリキュア(メドレー)
03. Shiny Shiny IDOL
04. いざ!アイドル
05. For “F”
06. Daybreak song
07. Wonder Flowers プリキュア
この日の出演者およびタイムテーブルには“??????”という事前に好評されていない、いわゆるシークレットアーティストの存在があった。それについては開催前からさまざまな考察がなされていたが、その時間を迎えてステージに現れたのは、シンガーの愛内里菜だった。思えば今年公開された劇場版『名探偵コナン 隻眼の残像』の舞台は長野県。それもあって『コナン』にゆかりのある愛内、ということであったようだ。そして披露する楽曲はもちろん、『名探偵コナン』TVシリーズOPテーマ「I can’t stop my love for you♥
」である。2002年リリースの楽曲ながら(あるいはこの日のオーディエンスの多くが小さい頃に聴いていた楽曲だからか)、聴き覚えのあるダンサブルなサウンドに多くのオーディエンスはどよめきとともにステージに引き寄せられていく。それにしても愛内のボーカルの迫力たるや。まさに多くの観客があの頃聴いていた歌声がそのまま届いているかのようだった。続いては劇場版『名探偵コナン 紺碧の棺』から三枝夕夏とのコラボ楽曲だった「七つの海を渡るように」を披露したかと思えば、小松未保の「謎」のカバーなど、この日のセットのほとんど(「FULL JUMP」を除く)は『コナン』の楽曲というものだった。そして最後はもちろん、彼女の代表曲といえるだろう「恋はスリル、ショック、サスペンス」だ。会場を見渡すと、アニメのOP映像のコナンと同様にパラパラを見せる観客もいる。改めてこのアニソンの影響力を感じさせるひと幕だった。
〈セットリスト/愛内里菜〉
01. I can’t stop my love for you♥
02. 七つの海を渡るように
03. 謎(カバー)
04. Dream×Dream
05. FULL JUMP
06. 恋はスリル、ショック、サスペンス
愛内のステージのあとは、少々時間を置いてアニソンシンガー・亜咲花のステージへと続く。世代を超えての実力派シンガーのリレーというのも胸が熱くなるが、ここでの亜咲花が見せたパフォーマンスはまたすごいものがあった。まずは清涼感たっぷりな「Eternal Star」からスタートしたセットだが、いい意味で肩の力の抜けた軽やかな歌唱が、熱っぽいフロアに心地よく響く。この安定感抜群なところはキャリア10年を迎えようとする彼女の現在のポジションを表しているようだ。続くMCでもテンション高く、“アニエラ”のステージを楽しそうに、そして熱っぽく語るあたりも彼女らしい。そこからドシっとしたリフの「GIVE & TAKE」、ダークなムードの「I believe what you said」とアグレッシブな楽曲が続く。このあたりでのオーディエンスのレスポンスも熱気がすごい。そして「夏夢ノイジー」に至るとそれがハレーションを起こしたような大爆発を見せた。亜咲花もさらに歌唱のギアを上げながら、さらには「まだまだこんなもんじゃないでしょ?」と観客を煽る。まさに圧巻のパフォーマンスだ。そんな鬼気迫るセットのあとは代表曲「SHINY DAYS」へと続く。曇り空の中で、しかしハッピーなムードのなか歌われる、まさに野外にぴったりな一曲のあとは、ポップな「わやわやわー!」を披露して、自身の強みをフェスで存分に発揮したステージを終えた。
〈セットリスト/亜咲花〉
01. Eternal Star
02. GIVE & TAKE
03. I believe what you said
04. 夏夢ノイジー
05. SHINY DAYS
06. わやわやわー!
徐々に日が傾きつつある16時40分。ここからはTEMPEST STAGEもいよいよクライマックスへと向かっていく。しかし、この頃になると空模様も徐々に怪しくなり、やや大粒の雨が降るようになっていった。これもまた野外フェス、そして長野の天候あるあるではあるが、そうしたなかで蒼井翔太のステージがスタート。そうした悪天候の中で鳴らされた「FALL」がまた絶品で、アグレッシブなバンドサウンドに蒼井のボーカルが美しく響き渡る。この暴虐と美が交錯する、うっとりとするような音像の中で、雨すらもその演出の1つとすら思わせる。そこから引き続きアグレッシブかつエレガントな「EVOLVE」が鳴らされると、空からはさらに大粒の雨が。まるで雨がカーテンのように視界を遮る中で、蒼井翔太の熱唱がまたドラマティックさを増したとすら感じさせる。そして直後のMCでは「やっと、やっとこのステージで歌うことができました!」と思いを爆発させる。彼もまた、昨年のアニエラのDay2に出演を予定していながら、直前でイベントが中止になってしまった。そうした複雑な心中は自身のSNSなどに綴っていたが、こうして1年ぶりにステージに立てた。そうした思いも含めた熱量の高いパフォーマンスとなっていた。しかしそのあとの「ハイドアンドシーク」では、雨足が収まりかけていたところ、曲が始まるやいなや再び大粒の雨が襲うという、自身曰く「僕、雨男なんです」というのを証明した格好となった。しかしそれすらもエネルギーにするように、「BAD END」「絶世スターゲイト」と激しくメロディアスな楽曲を連発。そのパワーで悪天候を押し返していくようだった。最後のMCでは「雨、あがったね」と言って、夕暮れが覗く空を見つめる蒼井。最後は「Eclipse」で改めてアグレッシブに、そして2年越しの“アニエラ”を最高のかたちで締め括った。
〈セットリスト/蒼井翔太〉
01. FALL
02. EVOLVE
03. ハイドアンドシーク
04. BAD END
05. 絶世スターゲイト
06. Eclipse
蒼井翔太のステージが終わると空はすっかり落ち着きを取り戻し、美しい夕焼けが見られる光景となった。そんななか、強烈な晴れ女であるatsukoを含むangelaがトリ前のステージを飾った。バンドによる爆音のかきまわしの中で、「やってきました!1年ぶりであり2年ぶりでもある“アニエラフェスタ”!全力“ナガノアニエラフェスタ”!」とatsukoが号令をかけると、始まったのは「全力☆Summer!」だ。いきなりコミカルかつトリッキーな楽曲からスタートして、フロアの楽しい雰囲気にジャックするatsukoとKATSU。一方でこの曲の中盤ではお馴染みとなった、観客を二分してのコール&レスポンスのパートでは、片方を「アニエラ」、片方を「ただいま」とコールさせる。矢継ぎ早におとずれる「アニエラ」「ただいま」というレスポンスに対してatsukoも「おかえり~!」と喜びを表現した……かと思えば延々と続く歓喜のコール&レスポンスに、続くパートに詰まってしまう。ハッピーな楽曲ながらatsukoが感極まるというシーンだったが、angelaもまた蒼井翔太と同様に昨年出番を控えていたなかで、出演が叶わなかったアーティストだった。昨年のイベント直後には“アニエラ”への思いを、配信ライブなどで発信していたangelaが、念願叶ってアニエラに「ただいま!」と言える瞬間だったのだ。そこから絶対的アンセムの「Shangri-La」を放ったあとには、新曲となる「不器用なI love you」を本邦初披露。ここでのコール&レスポンスも、(実は直前の公開リハーサルで練習していたものの)初披露とは思えないほどの一体感を見せる。そして「晴れのちハレルヤ!」では先ほどまで熱演をした蒼井翔太とのコラボレーションを実現し、「KINGS」「シドニア」とこれもまた熱量の高いangelaらしいアグレッシブなパフォーマンスを見せる。そして息を整えながらatsukoが「本当は『シドニア』で終わろうと思ったんですけど、1曲短い曲なので聴いてください」と口にした。昨年の事件で抱えた思い、運営たちへの思いを話したあとに「僕等の歌」を披露。穏やかなサウンドの中でパフォーマンスされたそのメロディはどこまでも優しく、日の落ちた野外に響いた。さまざまな思いを抱えて無事ここに辿り着けた喜びと、運営、オーディエンスを優しく包み込む歌と共にangelaのセットは幕を閉じたのだった。
〈セットリスト/angela〉
01. 全力☆Summer!
02. Shangri-La
03. 不器用なI love you
04. 晴れのちハレルヤ!
05. KINGS
06. シドニア
07. 僕等の歌
そして“ナガノアニエラフェスタ2025”初日、TEMPEST STAGEのトリを飾ったのは、昨年のパフォーマンスも記憶に新しい岸田教団&THE明星ロケッツだ。いつもどおりザ・リーサルウェポンズ「あいさつメタル」を出囃子に登場したあとは、のっけから「ストレイ」で夜の駒場公園を盛り上げる。もちろん観客は火がついたように大きな盛り上がりを見せた。そして曲の終わりで「Day1最高に締めていくぞ!」とichigoが発したあとには、「天鏡のアルデラミン」「転生したら剣でした」と続ける。どちらも岸田教団のオハコでもあるシンガロングパートを持つ曲。もちろん観客は拳を突き上げて叫ぶ。この日残った体力をすべて使い尽くすかのような観客と一体になったパフォーマンスは圧巻の一言。そこから間を置かず、さらに加速して「Blood on the EDGE」へと繋げていく。そしてそのまま「nameless story」へ……といったように、バンドのほうもトリという大役にとにかくアニソンを詰め込んでいるといった印象だ。そんなスリリングなセットのなかで、バンドの音はとにかく爆音。ichigoのボーカルも実に伸びやかに耳に体に飛び込んでくる。そしてそれらが同時に空に抜けていくような開放感もあって、野外のロックサウンドの醍醐味をとことん味わえた。そしてそこからまたMCを挟まずに「HIGHSCHOOL OF THE DEAD」のリフが弾かれ、「みんな、暴れちまえよ~!」とichigoが絶叫すればフロアのボルテージはさらに上昇。そこからようやく最初のMCのあとには、当時はリリース前であった新曲「レベルを上げて物理で殴る」を披露。岸田教団では珍しいメタリックなリフと共に聴かれるヘビーな音像に、未聴のオーディエンスの多くもヘッドバンギングで応戦。そして代表曲の1つである「星空ロジック」では、昨年の“アニエラ”のハイライトにもなった観客のスマホのライトが星のように瞬く、感動的なシーンの再現となった。そして最後にはベースの岸田が「次が最後の曲ですけど、“アニエラ”は明日も続きます。皆さんの声で明日を呼びたいと思います」と言って「GATE~それは暁のように~」を披露。観客からこの日最大のシンガロングが鳴り響き、まさに岸田の言葉通り明日へと続く盛り上がりのなかで、“ナガノアニエラフェスタ2025”の初日は幕を下ろした。
〈セットリスト/岸田教団&THE明星ロケッツ〉
01. ストレイ
02. 天鏡のアルデラミン
03. 転生したら剣でした
04. Blood on the EDGE
05. nameless story
06. HIGHSCHOOL OF THE DEAD
07. レベルを上げて物理で殴る
08. 星空ロジック
09. GATE~それは暁のように~
次ページ:【9月14日(日)DAY2】レポート
【9月14日(日)DAY2】
“ナガノアニエラフェスタ2025”Day2、この日のTEMPEST STAGEのトップバッターは、昨年も初日トップバッターを飾ったTRUE。アコギを手にして「フローズン」で幕を開けた。昼下がりの野外にぴったりな軽快な滑り出しのなか、少し小雨が降るロケーションもまた印象的だった。そんな天候に対して、MCでは「雨に日和ってる奴いる?」と観客に問いかけると、客席から「いねえよなあ!」のレスポンスもあり、TRUEもまた縁の深い長野という場所を楽しんでいるようだった。そこから、すっかり“アニエラ”での定番となった「BUTTERFLY EFFECTOR」で観客のテンションに火をつけ、一気にフロアをカオスな様相に変えると、「S.O.S」へと続ける。そして、続いての楽曲は、TRUEが歌詞を提供した(唐沢美穂名義)、TVアニメ『アイカツスターズ!』から「スタートライン!」をカバー。これには不意打ちを食らったように観客も動揺と共にさらなる熱狂を見せる。最後は「サウンドスケープ」で長野の空に届かんばかりの歌声を聴かせ、今年も素晴らしいステージを終えたのだった。
〈セットリスト/TRUE〉
01. フローズン
02. BUTTERFLY EFFECTOR
03. S.O.S
04. スタートライン!(カバー)
05. サウンドスケープ
続いてのアーティストは初出場となる声優・岡咲美保。そのパーソナリティも含むキラキラした存在感は冒頭の「ペタルズ」とともにのっけから明るく弾ける。続く「アンビリバボーアンセム」も同様に、ステージ上で飛び跳ねるような高いテンションを見せる岡咲に対して、それが伝播した観客も楽しそうに彼女のエナジーを全身で浴びているようだった。テンションの高いMCを挟んでの「ALRIGHT!」では観客とともにタオルを振り回してロッキンなパフォーマンスを見せる。やはりこうして多くのタオルが舞う光景は圧巻だ。曲の終わりに「ありがと~!」と高い声でお礼を述べたかと思えば、直後のバンドサウンド一転してシリアスな表情を見せての「ブリキノダンス」と低い声でタイトルコール。トリッキーなサウンドの中でさすがの表現力を見せ、アーティスト・岡咲美保の多彩な引き出しをステージ上からも見せつけていた。そこから強度を増して「月の季節」へと続けていくと、最後のMCでは長野県立科町でMV撮影されたと語るメロディアスな「スターフラワー」で幕を閉じた。ポップでキラキラしていて、一方でダークな表現も見せるなど、声優アーティストらしいバラエティに富んだ魅力を存分に見せたステージとなった。
〈セットリスト/岡咲美保〉
01. ペタルズ
02. アンビリーバボーアンセム
03. ALRIGHT!
04. ブリキノダンス
05. 月の季節
06. スターフラワー
TEMPEST STAGEの続いてのアーティストは、声優・富田美憂。「Broken Sky」でアッパーな開幕を見せるなか、アグレッシブだけどどこか幻想的な、独特のムードが会場を包み込む。そこからのアコースティカルな「ベンチ」では、穏やかな声の魅力が聴かれ、ピースフルな雰囲気が広がっていく。それに富田も「最高です」とにこやかな表情を見せた。そしてMCを挟んでの「la la lai」ではロッキンなサウンドに合わせて、「みんな明日筋肉痛になる覚悟でいてください」と言いながらタオルを用いて観客と共にエネルギッシュなパフォーマンスを見せる。「皆さんはしゃげていますか?野外フェスだからね、はしゃごうね」と観客に話しつつ、「エモい気持ちになっていただきたい」と自身が作詞した「Stellar」へと繋ぐ。ここでの瑞々しい富田のボーカルが絶品で、涼しげな野外にマッチした空間が作られていった。そして最後は、再びアグレッシブに振ってシンフォニックな「OveR」へ。観客に「飛べ飛べ!」と煽りながら、熱量の高いパフォーマンスを見せていった。昨年出演を予定していたところで叶わなかったことから、本編でも「去年果たせなかったぶん、今日いっぱいリベンジしましょう」という発言をしていた富田。そんな彼女の思いが、リベンジとして結実した瞬間だった。
〈セットリスト/富田美憂〉
01. Broken Sky
02. ベンチ
03. la la lai
04. Stellar
05. OveR
Day2のTEMPEST STAGE序盤ブロックの最後を飾ったのが愛美。「“アニエラ”の皆さん、はじめまして!」と言ってスタートしたのは「キャンセルさせて人生」。のっけから客席に「声聴かせてください!」と煽りながらトリッキーなサウンドで凛々しい歌声を聴かせていく。こちらを1コーラスで終えたあとは、観客の大歓声の中で「今日はフェスっぽい曲を持ってきたので、皆さん好き勝手暴れちゃってください!」とギターをかき鳴らしながら「AthisCode」のアグレッシブなバンドサウンドを鳴らしていく。かと思えばエレクトロニックな「メリトクラシー」でダンサブルにフロアを盛り上げる。まさに変幻自在な表現を見せつけていくなかで、続く「MAGICAL DESTROYER」では再びアグレッシブなバンドサウンドへ。ノイズの中でキュートとシリアスが交錯する歌唱とコール&レスポンスといったカオティックな様相を呈しいていく。さらにここではギターを電動水鉄砲に持ち替えて、客席に向かって水を放射。実に独特な盛り上がりを見せていった。そしてここでも観客にタオルを用意するように促し、ジュリアや香澄といった自身が演じるキャラクターの名前も見られるタオルを眺めながら「What’s up FIRE!」へ。タオルが舞うさらなるカオスに傾れ込んだあと、最後はロッキンな「ドレス」で自身のセットを締め括った。しかしこれで終わりかと思いきや、ここでなんと、このあとPHANTOM STAGEでのライブが控えている相羽あいながステージ登場。2人でRoseliaの「BLACK SHOUT」をコラボレートするというサプライズ。ソロでの野外のフェスは初と言っていたが、そこで自身の音楽性を存分に発揮するとともに、スペシャルなプログラムも用意するという、その存在感をこれでもかと見せつけたステージとなった。
〈セットリスト/愛美〉
01. キャンセルさせて人生
02. AthisCode
03. メリトクラシー
04. MAGICAL DESTROYER
05. What’s up FIRE!
06. ドレス
07. BLACK SHOUT with 相羽あいな(Roselia)
今年の“ナガノアニエラフェスタ”の出演者には、昨年ラインナップされながらステージに立つことのなかったアーティストが多くいた。Day1の蒼井翔太やangela、Day2では富田美憂がそうであったが、このアイドルマスター シャイニーカラーズもまたそれにあたる。しかもシャニマスは昨年の2日目、間もなく出番というところで中止のアナウンスがなされたこともあり、ひと際強い思いで今年を迎えた、そんなプロデューサー=ファンも多かっただろう。ゆえにシャニマスのステージが迫る14時30分頃には、TEMPEST STAGEに集まったオーディエンスの熱気たるや、独特の緊張感をまとっているようにも感じられた。そこからアタック映像が映し出されると、会場には耳をつんざくような歓声が響き渡る。そのなかでゴシックなイントロダクションとともに、アンティーカ「バベルシティ・グレイス」が流れる。その瞬間、歓声はさらに爆発的な大きさで降り注ぐ。ドコドコとしたキックに乗せたゴシックメタル調のサウンドと共に、礒部花凜(月岡恋鐘役)、菅沼千紗(田中摩美々役)、八巻アンナ(白瀬咲耶役)、結名美月(幽谷霧子役)というこの日ステージに立った4人は力強い歌声を聴かせ、同時に客席の熱狂をさらに煽る。もちろん観客は絶叫のような“アンティーカ!”のレスポンスを返す。“そうそして「今日」時が来たよ”という歌詞のとおり、ついにシャニマスと“アニエラ”が出会った瞬間を迎えたのだった。続く、これもまたシンガロングがたっぷりな「革命進化論」でも会場を熱くさせたあとは、コメティックにバトンタッチ。スタートは「泥濘鳴鳴」で、ハイスパートなエレクトロニックサウンドだが、この会場の異様な雰囲気も相まってベースがズンズンと効いた実にレイヴィーな仕様に聴こえる。観客も“パニパニ”や“泥濘 鳴鳴”とシンガロングを返す。そんなカオティックな様相に「ハナムケのハナタバ」の爽やかなメロディが響き渡る。川口莉奈(斑鳩ルカ役)、三川華月(鈴木羽那役)、小澤麗那(郁田はるき役)というコメティック3人のそれぞれの歌唱とラップ、そしてダンスが冴え渡る一曲だ。そこから一転して、アンティーカが戻ってくると「時限式狂騒ワンダーランド」でステージは再び激化。複雑にテンポチェンジを重ねるメタルナンバーに観客もヘッドバンギングで応戦。その流れのままに今度はコメティックが「似セ者」でトリッキーなロックサウンドを聴かせる。この繋ぎはとてつもない。そして最後には全員が揃っての「星の声」としっとり美しい締めくくり。その後には自然発生的に起きた「アイマス最高!」のチャントと共に、シャニマスのリベンジは完遂となった。
〈セットリスト/アイドルマスター シャイニーカラーズ〉
01. バベルシティ・グレイス
02. 革命進化論
03. 泥濘鳴鳴
04. ハナムケのハナタバ
05. 時限式狂騒ワンダーランド
06. 似セ者
07. 星の声
続いてのアーティストはZAQ。変幻自在のシンガー/クリエイターがアニエラの地に何を持ってきたのか。その冒頭はジャジーなトラックに乗せて、ZAQの口笛が長野の空に突き抜ける「ソラノネ」だ。アッパーなサウンドにZAQもコシのある歌声を響かせていく。途中「最後までかっ飛ばしていきます!」と、この日のセットは野外フェス仕様であることを宣言。続いた「VOICE」では「長野、跳べ!」と観客を跳ばせると、さらにギアを上げて「カタラレズトモ」と人気曲を連発。そこから「Philosophy of Dear World」で盛り上げてからの「Alteration」で大歓声を誘う。ここまでほとんど間を置かずにテンションをグイグイ上げていくセットはいわばDJ的であり、緊張と興奮が途切れないなかでZAQも終始観客の熱気を得てさらにハイパーなパフォーマンスを見せていき、その表情は鬼気迫るものがあった。まさに音と場を熟知した実にZAQらしいステージだ。そして最後にはそのテンションが頂点に達した瞬間に「Serendipity」をドロップ。MCを挟まずにまるで一本の、同時にとても太くピンと張った糸のように歌とパフォーマンスで見せつけるZAQの狂乱のステージとなった。
〈セットリスト/ZAQ〉
01. ソラノネ
02. VOICE
03. カタラレズトモ
04. Philosophy of Dear World
05. Alteration
06. Serendipity
“アニエラフェスタ2025”のステージもいよいよ後半戦。そんななかで藍井エイルのステージが迫る頃にはTEMPEST STAGEには多くの観客が詰めかける。今年に入ってライブ活動を再開したのち、国内外のステージを精力的にこなしてきた彼女だが、そんな彼女のライブを心待ちにしていた人は多かっただろう。そんななか、アーティスト紹介のBGMが流れたあと、一瞬の静寂のあとに「INNOCENCE」のピアノの旋律が聴こえると、会場はどよめきと共に大歓声で応える。すぐさまエイルが「跳べー!」と煽って会場全体が跳ね上がるような動きを見せる。そのアクティブな幕開けから続いてはこちらも人気の「ラピスラズリ」。ここでは情念溢れるボーカルを聴かせる。その余韻の中で、エイルが「MEMORIA」のフレーズを歌い始めると、客席からは悲鳴のような歓声が巻き起こった。15年近いキャリアの中で名曲を数々持つエイルだが、こうしたはじめましてのフェスにおいてはそれが存分に発揮される格好となる。感動的なパフォーマンスのあとはMCで「長野久しぶりー!」とご挨拶。一方で初の“アニエラ”、久々の野外を楽しんでいる様子。そして「私も思いっきり楽しみたいんですけど、ついてこれますか!」と観客に聞いたあとは、歓声の中で「IGNITE」がスタート。完全無欠のアンセムの登場に、会場はまさしく火がついたような熱狂をみせる。そこから矢継ぎ早に「流星」と続いて、「青く、青く」とロッキンに駆け抜ける。「私も最高に楽しいです!」とTEMPEST STAGEの観客一人ひとりと交流したあとは、「思い切り跳んでください、思い切り歌ってください!」と言って「シリウス」を披露し、最後まで観客の声とジャンプを煽る。終わってみればまさにパーフェクト。今なお彼女がシーンの最前線にいることを証明する、そんな圧巻のステージだった。
〈セットリスト/藍井エイル〉
01. INNOCENCE
02. ラピスラズリ
03. MEMORIA
04. IGNITE
05. 流星
06. 青く、青く
07. シリウス
TEMPEST STAGEもいよいよクライマックス、あと2ステージを残すのみとなった。昨日に続いて美しい夕焼けも見られるなかで登場したのは、バンドリ!からRAISE A SUILEN。まずは「Apocalypse」でヘビーかつミステリアスな雰囲気のサウンドで観客のシンガロングを煽る。グルーヴィーな開幕に会場も縦に揺れるなか、そのまま各メンバーのソロパートを挟んで「HOWLING AMBITION」へと傾れ込む。そこから紬木吏佐のお馴染みの振り付けレクチャーがあったあとに「灼熱Bonfire!」で会場全隊が手を大きく降る壮観な光景が見られる。さすがこれまで数々のフェスをならしてきたRASらしい盤石のステージだ。そこから一転して倉知玲鳳のピアノプレイからメロディアスな「Beautiful Birthday」を披露し、ここで「Sacred world」のイントロを聴かせると、どよめきとともにさらなる歓声が聴かれる。途中でRaychellの「頭振れ!」とメロディアスかつアグレッシブなステージを展開。そして最後には「全力出せんのか!」とRaychellが煽り「EXPOSE ‘Burn out!!!’」がドロップされる。5人から成る爆音が響き渡るなか、観客も全力のシンガロングを返していく。最後までRASの強度を存分に見せつけたステージとなった。
〈セットリスト/RAISE A SUILEN〉
01. Apocalypse
02. HOWLING AMBITION
03. 灼熱Bonfire!
04. Beautiful Birthday
05. Sacred world
06. EXPOSE ‘Burn out!!!’
RASのステージが終わる頃には日もすっかり落ちたTEMPEST STAGE。2日間に渡って行われてきた“ナガノアニエラフェスタ2025”もいよいよその終演の時を迎えようとしていた。メインとなったTEMPEST STAGEではここまで多くのアーティストによって熱量の高いパフォーマンスが行われてきたが、一方でもう1つのステージであるPAHNTOM STAGEでも多くのアーティストやDJによってさまざまなパフォーマンスが行われていた。TEMPEST STAGEの合間で観たものに限るが、持ち前のハイパーなサウンドで会場を揺らした田中夕紀や現在最注目のアクトの1人に成長した佐々木李子、どの場所でもダンス&ボーカルで確実にフロアをビルドアップしていくMADKIDと、Day1もTEMPEST STAGEに負けない盛り上がりを見せていた。続くDay2では、“アニエラ”ではお馴染みのライブレボルトから、愛美との共演のあとの自身のステージでもRoselia「R」を含む熱いパフォーマンスを見せた相羽あいなと豪華なアクトが続く。そして3年越しに、地元長野でのステージに立ち、満員の観客からの「おかえり!」に涙した峯田茉優、そしてPHANTOM STAGE大トリとなった、彼女もまた3年越しの“リベンジのリベンジ”を果たした安月名莉子と、ドラマチックな瞬間が数多く訪れたこともここに記しておきたい。
そしてTEMPEST STAGE、そして2日間にわたる“ナガノアニエラフェスタ2025”の大トリを飾ったのは、FLOW。PAHNTOM STAGEの安月名莉子のステージも終わるなかで、実に多くの観客がステージ前に詰めかけた。そこで最初に鳴らされたのは「COLORS」だ。ロッキンだけどどこか切ないメロディは、フィナーレの始まりに相応しい。まるでここまで来た多くの人々を祝福するかのような優しくもあるKOHSHIとKEIGOのボーカルが響くなかでいよいよ今年の“アニエラ”最後のステージが幕を開けた。そこから一気に加速して「CHA-LA HEAD-CHA-LA」へ。これには観客の興奮が早くも頂点に達し、「CHA-LA! HEAD-CHA-LA!!」のシンガロングと共にフロアがうねるような動きを見せる。さらに「愛愛愛に撃たれてバイバイバイ」でその熱狂に拍車がかかるなか、KEIGOが「“アニエラ”、ラストを飾らせていただきますFLOWです」と挨拶したあと、療養中のGOT’Sに代わってベースを担当する三好春奈を紹介し、「“アニエラ”、2年分の思いと、2年分の“楽しむ”を最後までやり切りましょう」と言って「Alright!!!」へ。FLOWもまた、昨年出演が叶わなかったリベンジ組だ。そんな彼らから歌われる“思えばこんなにも遠くまで来たもんだな”という言葉はさまざまな思いが含まれているだろう。それを汲み取ったかのような観客の反応に、KEIGOも「すげえ……やっぱ“アニエラ”は最高っすね」とこぼす。そして「去年ね、残念な結果になっちゃって、本当にみんなも俺らも、スタッフもね、本当に悔しい思いしたと思うんですけど、でも“アニエラ”スタッフ、諦めないでくれましたよ」と“アニエラ”の運営に感謝を述べた。そして「“アニエラ”遊びきったみんなありがとう!」と言いながら「まだいけるでしょ?こんなにさ、最高の場所があるんだ俺たちには。俺たちに今できることは、やりきることだろ!」と言って、そこから最新楽曲の「White Moon」へ。続いて三好のベースリフと共に「Steppin’ out」で沸かせる。そして、完全無欠のアニソンアンセム「GO!!!」へ。これにはフロアも大揺れ、観客もジャンプに大合唱にと強烈な一体感を見せた。途中には藍井エイルとRAISE A SUILENを迎えて、“この仲間たちと、全てを巻き込み、志高く”という言葉通りみんなでシンガロング。そして「この最高の“アニエラ”がこれからも続きますように、俺たちで“アニエラ”作っていこうぜ!」と最後に「GOLD」を披露して、FLOWのステージ、そして“ナガノアニエラフェスタ2025”の幕は閉じた。
〈セットリスト/FLOW〉
01. COLORS
02. CHA-LA HEAD-CHA-LA
03. 愛愛愛に撃たれてバイバイバイ
04. Alright!!!
05. White Moon
06. Steppin’ out
07. GO!!!
08. GOLD
FLOWのステージは終わったあと、観客が帰路につこうとするなか、ステージには“アニエラ”の代表でフェスの実行委員長であるコバヤシリョウ氏が登場し、マイクを握った。「いろいろなことがあって、2年間、イベントを完遂することができなかったんですが、本日皆様のおかげで全公演完遂することができました」と観客、そしてクラウドファンディング支援者に謝辞を述べた。そしてコバヤシの口から、昨年被害に遭われた方がチケットを買って来場したこと、そして「“アニエラフェスタ”を続けてほしい、また遊びにくる」と語っていたことが報告されると、観客から温かい拍手が鳴り響く。コバヤシ氏が「皆さん楽しめましたか?」と問いかけたときに起こった大きな歓声が、この日のフェスの成功を何より物語っているだろう。そしてコバヤシ氏に呼び込まれた副実行委員長の三村洋右氏は、言葉に詰まりながら「最初にこの会場を選んだときに、リョウくんと『このグラウンドがいっぱいになれば』って話していて、それが今日いっぱいになって……」と涙ながら語っていた。彼が言った「フェスはみんな一人ひとりが主役」という言葉こそが“アニエラ”という素晴らしいアニソンフェスそのものを表現していた。そして、その”主役たち”に向けられた大きな拍手と「“アニエラ”最高!」のチャントをもって、“ナガノアニエラフェスタ”の完遂と、復活が達成されたのだった。
関連リンク
「ナガノアニエラフェスタ2025」公式サイト
https://aniera-festa.com
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