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温泉地をモチーフにした地域活性化プロジェクト『温泉むすめ』のライブ「温泉むすめ 5th LIVE Five 温☆Sparkle!!!!!!!!!」が、2025年12月28日に東京・ところざわサクラタウンで開催される。
本ライブは、約6年ぶりにメンバーが揃うSPRiNGSやそのライバルユニットであり、7年ぶりに集結するAKATSUKIなど、20名のキャストが出演するというのが大きな見どころ。
VUCCAは6名の温泉むすめからなるユニットで、ライブにはうち5名の玉名満美役の青木陽菜さん、福地珊瑚役の反田葉月さん、稲取ひなめ役の鈴木杏奈さん、別所愛染役の立石凛さん、鹿教湯万美役の瀬戸桃子さんが出演する。今回は彼女たちの楽曲を制作した6人のクリエイターに、担当作にまつわるメールインタビューを行った。楽曲をプロデュースした吉村尚紀さんからのメッセージも併せて、ライブに臨む人はもちろん、『温泉むすめ』を愛するぽか旦那、ぽか女将は楽曲がどんな思いを込めて作られているかチェックしてほしい。
VUCCAプロデューサー・吉村尚紀より
VUCCAのユニット構想が生まれた2024年秋、まず総合プロデューサーの橋本竜さんと話した「アニソンっぽさがない新鮮な印象を作る」「既成概念にないユニット」ということを念頭に考えたひとつの軸が、「人数可変型ユニット」というスタイルです。加えて、わたしのなかではアニソンシーンで活躍している方“ではない人”との創作で新たな印象を生み出すこと、さらにこれまでの「温泉むすめ」楽曲群に埋もれない“後世にも残る”“コンテンツを越えて曲が独り歩きをする曲”を作るという点を重要視し、楽曲制作を構想しました。
そんな挑戦的な構想があるなか、長年「温泉むすめ」の音楽を好きでいてくれた方とも喜びを分かち合うため、原点回帰要素を考え、「新ユニット創出時の作詞者としてふさわしい人……それは唐沢美帆さんだ!」と答えを出し参加してもらうことを決めます。
一方、曲を作るクリエイターについては、木村カエラさんや坂本真綾さん、ばってん少女隊さんなどをプロデュースし、そのアーティストたちの“新しい印象”を作り出してきた渡邊忍(ASPRAGUS)さんに「新ユニットのユニット曲を一緒に作らないか」と相談しました。
あいにく、彼のタイミングは合わず作曲いただくことは叶わなかったものの、「掲げる構想を叶えてくれそうな信頼のおけるクリエイターを紹介してほしい」と話し、今回のクリエイター陣(一部)へのご依頼につながりました。今回紹介する全7曲のうち、5曲の楽曲制作は3月15日の都心ライブ「FUSION☆FUSION」で披露されています。そのライブに向けて、2024年11月後半からわずか3ヶ月ほどで仕上げることがマストという、怒涛かつタイトな創作期間をクリエイター陣と共にし、楽曲を完成させました。
上記の前置きを前提に各クリエイターを紹介させていただきます。
Yuzuru Kusugo(VUCCA「オーバーフロー!」「ユメハナビ」作曲/編曲)
――『温泉むすめ』から今回のオファーが届いた際の第一印象を教えてください。
ご紹介いただいた時に「温泉を人格化する」という発想が本当に面白いな、と感じました。
――「オーバーフロー!」と「ユメハナビ」は、それぞれどんな風に着想を得て、そしてそれを膨らませて制作されましたか?
ライブでお披露目、ということでしたので、初めて聴いたかたにもすぐ楽しんでもらえるような曲になればと思って制作しました。そしてVUCCAとして最初の楽曲なので“まずはど真ん中をしっかり狙う”という意識を大切にしました。
――VUCCAというユニットのことをどう考えて、楽曲に落とし込みましたか?
やはりライブでの盛り上がりを軸に考えました。キャラクターも表情豊かなので、その性格や雰囲気が歌の中に自然と滲むように意識しました。一方で、キャラクターが多く、声も個性的なだけに、キーやメロディの高さによって表情が崩れないようにするのは難しい部分もありました。でも、歌ってくださったみなさんのパフォーマンスのおかげで、とてもよい形に仕上がったと思います。
――「オーバーフロー!」と「ユメハナビ」で、じっくり聴いてほしい、特にこだわりのある部分を教えてください。
ライブで盛り上がれるのはもちろんですが、イヤホンで聴いたときに元気になれたり、景色が少し彩られて世界に浸れるような音作りを意識しました。「来た!」と思える瞬間や、「あれ?今の音って…?」と感じていただけるような仕掛けも入れています。どちらもソロバージョンがありますので、キャラクター一人ひとりの表情や歌のニュアンスをたっぷり味わっていただけたら嬉しいです。
――最終的な仕上がりを聞いての感想を教えてください。
今回はミックスからマスタリングまで担当させていただいたので、最初から最後まで“純度の高い状態”で作品と向き合えたのが本当に幸せでした。何より、VUCCAのみなさんの歌のパフォーマンスがあってこそ生まれた楽曲だと思います。その一端を担えたことを、心から光栄に感じています。
――温泉に関する思い出/エピソードをひとつ教えてください。
地元が三重なので、家族で湯の山温泉に行ってゆっくり過ごすのが小さな贅沢でした。今はなかなか帰省できませんが、戻った際にはぜひ湯の山温泉の“温泉むすめ”を探したいと思います。
――吉村尚紀より
渡邊忍さんから「細やかなオーダーにも応えてくれるはず」と太鼓判を押されたYuzuruさんのすごさは、何と言っても変幻自在の楽曲創作幅! UVERworldさんなどのJ-ROCKシーンからK-ROCKシーンまで活躍幅も広い創作力に期待し、VUCCAのイメージを決定づける最初の2曲はカラーのまったく違うものをオーダー。さらに多人数で歌唱する曲、ということ難題にもきっちり応えていただきました。
「オーバーフロー!」は温泉が湧出するような“はじまり感・爆誕感・大放出感”を希望したところ、爽快感ばっちりの正統派ロックで、新ユニット幕開けにふさわしい曲となっています。
「ユメハナビ」は現代的な魅力がある曲にしたく、4つ打ちリズムを土台に、憂いを感じられるメロディをかけ合わせたい、とオーダーして生まれた楽曲です。「水滴音」がデモ段階から入っており、憂いを感じるメロディとビートが効いたオケを融合させることが叶いました。
そのデモを受けて唐沢さんにオーダーしたのは「温泉で楽しい時間を過ごしたあと、後ろ髪を惹かれながらその地を後にする様子」「楽しかったけどちょっと寂しいな、でも楽しかったからまた来たいなという気持ち」。その情景に上手く「恋心」を織り交ぜた歌詞に仕上がっています。
Yuzuru Kusugoプロフィール
三重のコンビナートとスモッグの街四日市市に生まれ、3歳からエレクトーンを始める。2015年に初めて作曲とアレンジの仕事を頂き、アルバムがオリコン3位になったのを機会に都内に転居。今もバンドをやりつつ、元々好きなPunkとHiphop、Houseを基盤に、洋楽的メロディーとアレンジを強みとした創作活動を行っている。
<担当作品>
ano…「KILL LOVE(Single「呪いをかけて、まぼろしをといて」M1)編曲/ディレクション
UVERworld…「Eye’s Sentry」(アニメ「青の祓魔師 島根啓明結社篇」OP テーマ )作曲 など
その他、CNBLUE、井上苑子、Half time Old、劇伴などの作曲/アレンジ/サウンドプロデュース
ミト(クラムボン)(玉名満美「わたしのベスト!」作詞/作曲/編曲)
――ミトさんは数々のコンテンツに楽曲を提供されていますが、『温泉むすめ』というプロジェクトにはどんな印象を抱きましたか?
実はお誘いを受ける前から知ってはいました。よく旅行に行くのですが、道の駅などに寄るとコンテンツの看板があったりして、面白いコラボレーションだなと思っていました。
――「わたしのベスト!」はどんな風に着想を得て、そしてそれを膨らませて制作されましたか?
玉名市には仕事の合間に立ち寄ったこともあって、その時の景色をうっすら覚えていました。大きな夏雲が眼前に迫ってくる空を見上げた時のことを思い出して、そこにまっすぐな笑顔で走っている玉名さんをイメージしてリリックを書いた感じです。
――じっくり聴いてほしい、特にこだわりのある部分を教えてください。
歌ってくださった青木陽菜さん、今回初めてだったのですがボーカル力が凄すぎてびっくりしました。結構難解なハモを作ったのですが、基本ほぼほぼ一発ですらっと歌い、ブースにいたみなさんを驚かせていたのが印象的です。しっかりキャラクターの個性も引き出していて、久々にすごいタレントさんに出会った気がしました。
――「わたしのベスト!」のギターは元JUDY AND MARYのTAKUYAさんが担当されています。どんなリクエストをされましたか? また感想を教えてください。
TAKUYAさんのギターはもう何を弾いてもTAKUYAさんなので、逆に「好きに弾いてください」とお願いしました。エレキも12弦ギターもとにかくいい音でした。
――最終的な仕上がりを聞いての感想を教えてください。
玉名さんの明るくてまっすぐなイメージを表現できたと思っています。
――温泉に関する思い出/エピソードをひとつ教えてください。
小淵沢にスタジオがあった時はほとんど毎日温泉に入ってました。その中でも長野の原村にあるもみの湯が大好きで、とにかく泉質が素晴らしく、今でもたまに伺います。おすすめです。
――吉村尚紀より
ミトさんのイメージは「とても多彩な曲を作れる人」だったため、玉名満美との相性がばっちりだと思ってお話したところ、ミトさん自身も玉名でのエピソードがあったようで好マッチング! 熊本・玉名の地でも有名な「マラソン」を、玉名満美が走っているような情景を曲で表現してくれました。
ギターはJUDY AND MARYのTAKUYAさんのようなリズムギターで刻みたいと話していたところ実際に曲を弾いてくれることになり! 曲の魅力をより高めていただきました。ベタ褒めされた青木陽菜さんの歌唱力をもって録音した、難解なハモりも楽しんでもらいたく、コーラスラインも大きめにミックスしたのできっと耳に届くはず。満美ちゃんが大好きな(玉名)ラーメンの要素も歌詞に盛り込んでいるので探してみてください! ご推薦・ご縁は渡邊忍さんです。
ミト(クラムボン)プロフィール
東京都生まれ。1995年に原田郁子、伊藤大助とクラムボンを結成し、1999年にメジャーデビュー。バンド活動のみならず他のアーティストへの楽曲提供、映画やアニメ音楽制作、プロデュースなど多岐にわたる活動で高い評価を得ている。
木下めろん(福地珊瑚「気分はストレンジャー」作詞/作曲)
――「気分はストレンジャー」はどんな風に着想を得て、そしてそれを膨らませて制作されましたか?
この楽曲で珊瑚さんのすべてが伝わるよう、また、泥んこになりながら化石を探している珊瑚さんと、地中の奥深くに眠るさまざまな歴史をイメージしながら制作しました。
――中毒性が高くかわいらしい楽曲ですが、「ぐるぐる」の多用、そしてほかにどんな楽曲面のこだわりが詰め込まれているか教えてください。
おっとりとしたイメージの珊瑚さんとは相反する形で、言葉数を増やして詰めたスピード感のあるメロディーにより、キュートでポップな楽曲に仕上ったと思います。
――歌詞では「ぐるぐる」が目立ちますが、ほかの部分では福地珊瑚らしい化石関連の言葉が詰め込まれているのもユニークです。普段はあまり使わないボキャブラリーかと思いますが、その点で苦労はされましたか?
珊瑚さんの趣味や好きなものがパキッとしてイメージしやすかったので、歌詞の制作で苦労はなかったです。太古の化石や天皇伝説などを深く掘り下げながら、迷わず制作できました。
――最終的な仕上がりを聞いての感想を教えてください。
素敵なアレンジのおかげで、珊瑚さんをまるごとぎゅぎゅっと詰め込んだ、濃度の高い楽曲に仕上がって嬉しいです。
――温泉に関する思い出/エピソードをひとつ教えてください。
バンド時代にツアーで長野県に行った際、開演前に時間を忘れて温泉でのんびりし過ぎてしまい、準備する時間がなくなって、ボッサボサの髪で出演することになってしまった思い出があります。
――吉村尚紀より
バンド・フーバーオーバーの岩沢正美さんとして活動しているころから「強み」は知っていたので、「その強みを存分に活かしてほしい」と伝えて生まれた歌詞とメロディです。リズミカルなメロディに福地温泉の歴史などを盛り込み、詰め込みまくった歌詞は秀逸! さらに一度聴いたら気になってしまうぐるぐる~な歌詞を入れ込む発想も期待通りで、今やみんな大好きなサビになっており、さすがすぎました!
木下めろんプロフィール
POP’N ROCKバンド フーバーオーバーでVo&Gを担当。全楽曲の作詞/作曲を手がける。バンド解散後、作家として活動中。
陽澄リョウ(福地珊瑚「気分はストレンジャー」編曲)
――ご自身のところに届いた「気分はストレンジャー」はどんな状態のものだったでしょうか。またその印象と、そこからどんな方向性でアレンジしようと考えたか教えてください。
とってもキャッチーな曲でワクワクするような印象の楽曲でした。また、シンプルな構成だったので、そこに踊りたくなるようなグルーヴを加えて、ライブでも盛り上がる感じのアレンジにしようと思いました。
――じっくり聴いてほしい、特にこだわりのある部分を教えてください。
反田葉月さん演じる福地珊瑚ちゃんの歌を楽しんでもらって、その上でぐるぐると踊ってもらえたら嬉しいです。
――最終的な仕上がりを聞いての感想を教えてください。
とっても素敵なミックスと仕上がりでした!『温泉むすめ』はいつも面白く楽曲もいいのでこれからも楽しみです。
――温泉に関する思い出/エピソードをひとつ教えてください。
いつも行くジムに温泉がついているので毎週1回は温泉に浸かっています笑。ねっとりと肌を守ってくれるような泉質が好きです!
――吉村尚紀より
PICK 2 HANDやKELUNといったバンド時代から交流があり、サウンドクリエイターとして歩むなか、「温泉むすめ」ドラマCDなどの音作りも一緒にやってきたマルチな才能があるクリエイターです。楽曲をどんなジャンルにも生まれ変わらせる能力を、この曲においても発揮していただきました!ほのぼのした温かさがある原曲が、デジタルで、ポップで、ノリノリなアレンジに変貌したのは陽澄リョウさんのおかげ!
陽澄リョウ プロフィール
アニメ『銀魂』ED「SIGNAL」と『BLEACH』OP「CHU-BURA」を作詞/作曲し歌ったサウンドクリエイター。バンド活動を経てメジャーデビュー後、数多くのアニメ/ゲーム音楽を手がけ、ボカロP陽澄リョウとしても幅広く活動している。
ナノウ(稲取ひなめ「まつりごと」、別所愛染「雨の雫」作詞/作曲/編曲)
――『温泉むすめ』から今回のオファーが届いた際の第一印象を教えてください。
ファンのみなさんに愛されているプロジェクトに関わることができてとても光栄な気持ちと、「しっかりいい曲を作らなければ!」という責任を感じました。
――「まつりごと」と「雨の雫」は、それぞれどんな風に着想を得て、そしてそれを膨らませて制作されましたか?
「まつりごと」は、祭りの日の当日、これから楽しいことが始まる! というワクワクや嬉しさ、いつか終わってしまう祭りだからこそ、今この瞬間を楽しみたい! という雰囲気を表現したいと考えていました。「雨の雫」は、雨降りの時の静かな風景や、それを穏やかな気持ちで見ているような、聴いていて落ち着くような曲にしたいと思い制作しました。
――「まつりごと」で和楽器の音色を多用されての感想を教えてください。
空気感の異なる楽器をひとつの曲に共存させるのは難しいことでもありましたが、やり甲斐のあることでもありました。音楽や楽器の音色を聴いていると高揚感を感じたり、鼓舞されたりするような感覚は洋の東西を問わず共通することでもあるので、その感覚を頼りに制作していました。
――「雨の雫」はCメロからの構成が非常にドラマチックに感じました。どんなイメージであの展開を作られましたか?
別所愛染さんが持つ、優しさだけではない「守りたい」という想いを表現するためにドラマチックな展開を作りました。
――じっくり聴いてほしい、特にこだわりのある部分を教えてください。
「まつりごと」はワクワク感や嬉しさ、楽しさを、「雨の雫」は前半の静けさから後半の盛り上がりを感じていただけたらうれしいです。
――温泉に関する思い出/エピソードをひとつ教えてください。
子供の頃、両親によく旅行で温泉宿に連れていってもらいました。そこで入った温泉や食べた料理の美味しさが今でも記憶に残っていて、温泉=楽しくて癒されるところ、というイメージをずっと持っています。
――吉村尚紀より
わずか3ヶ月ほどの期間で「2曲やれないか」と持ちかけたところ、カラーがまったく違う曲作りをやってのけてくれました! CIVILIANのコヤマヒデカズとしての顔、ボカロPのナノウとしての顔。どちらの顔でも魅力を発揮しまくっていたなか、今回はナノウとしてのカラーを表現してもらいました。
「雨の雫」は“朝焼け、君の唄。”という、ニコニコ動画で弾幕が起きるラストサビ前の盛り上がりがある曲があるのですが、それに匹敵するぐらいのダイナミクスを求めました。美しいイントロから神秘的なオケとメロディの世界、そしてその景色が昇華するダイナミクスが詰まった曲になりました。
「まつりごと」はキャラクターイラストでも表現されている和のテイストとキラキラした表情を盛り込み、「楽しい時間が始まる!」というワクワク感を届けたかった曲です。イントロなどで印象的なギターのリードフレーズは、「これは曲を引っ張ってくれる」と感じました。そのため美しいハモりメロディとともにミックス作業で少し大きめに出したので、意識して聴いていただけたら嬉しいです。
ナノウ プロフィール
ロックバンド「CIVILIAN」でボーカルとギターを担当しつつ、ボカロP「ナノウ」としてVOCALOID楽曲を制作。自身の活動だけでなく、楽曲提供やライブサポートなど活動の幅を広げている。
三島想平(鹿教湯万美「SET-YU FREE」作詞/作曲/編曲)
――『温泉むすめ』から今回のオファーが届いた際の第一印象を教えてください。
大変ありがたいお話でした! 『温泉むすめ』のコンセプトも大変面白く、僕も所属するバンドで地元(岐阜)に貢献できるようにイベントを続けているのですが、そういった点でも共鳴する部分があると思い、嬉しかったです。
――「SET-YU FREE」の歌詞、曲はどんな風に着想を得て、そしてそれを膨らませて制作されましたか?
鹿教湯万美のキャラクターとCVの瀬戸桃子さんの声の印象をもとに、「リスナーを元気づけられるもの」「疾走感があり、テンションが上がるもの」「とはいえあまりにもエモーショナルにはなりすぎず、リスナーの心に寄り添えるようなもの」を目指して作っていきました。
――歌詞にある「21の物語」とは「鹿教湯二十一番名所めぐり」からのイメージでしょうか?
はい、その通りです。ほかにもトレイルランやランニングなどが盛んなので「走り出せ」という直接的なワードであったり、ワインが名産なので「熟成されるんだ」など、関連する要素を細かく散りばめてあります。
――じっくり聴いてほしい、特にこだわりのある部分を教えてください。
サビのメロディ/歌詞は非常に聴き心地のよい、雰囲気に合ったものにできたと思います。何度聴いてもグッときます。感想のストリングスソロもダイナミックで感情を揺さぶるものになりました。
――最終的な仕上がりを聞いての感想を教えてください。
瀬戸さんやエンジニアさんのお力で、脳内で鳴っていた段階から100倍くらいかっこよくなったと感じます。非常に嬉しいです。
――温泉に関する思い出/エピソードをひとつ教えてください。
大分の別府にライブしに行った時、地元出身の友人の家に泊めてもらったのですが、別府の一部地域ではなんと各家庭に温泉が沸いているらしく、入らせてもらいました。ただメチャクチャ熱く、軽く火傷をしてしまいました。
――吉村尚紀より
ミトさんと同じくご縁は渡邊忍さん! もちろん、デビュー当時から名前は知っていたcinema staffというバンドを、曲作りでも引っ張る三島さん。彼らはデビューした残響レコードらしい陰のある世界観が印象的で、アニメ「進撃の巨人」ED曲でも魅力がバチバチにありインパクトを感じていました。
鹿教湯万美のソロ曲には「ロック」を強みに活かせる曲を求めていたので、マッチすると思いお話しを進めることに。鹿教湯の開湯伝説や温泉地の歴史を盛り込んだ歌詞が散りばめられており、彼女の力強さを届けられる曲に仕上がりました。
三島想平プロフィール
バンド/cinema staffのベーシスト。バンド活動と並行して楽曲提供/ソロ活動/サポート演奏/録音/BGM製作等多岐に渡って活動中。
――吉村尚紀より
最後に、おもに各キャラクターのソロ曲のミックス作業をしてくれた平田博信さん(Swinging Popsicle)にも多大な敬意を持っております! 自身がクリエイターとして活躍するなか、ミックスというポジションで支えていただき、いろんな細やかなオーダーに応えていただき楽曲が仕上がっています。そんなプロのミックス作業が“完成した楽曲”に詰まっています。
2025年に生まれたこの7曲は、今後の「温泉むすめ」楽曲を強くリードしてくれるはずなのでお楽しみに! 引き続き“「温泉むすめ」の音楽展開”へのご期待と、“「温泉むすめ」プロジェクト”への大きなご声援をよろしくお願いします!
© ONSEN MUSUME PROJECT
関連リンク
Yuzuru Kusugo
https://x.com/Yuzuru_Kusugo
ミト (クラムボン)
https://x.com/micromicrophone
陽澄リョウ
https://x.com/juvenilesongs
ナノウ/コヤマヒデカズ
https://x.com/koyama_nanou
三島想平
https://x.com/mishimasouhei
平田博信
https://x.com/hirata_hironobu
吉村尚紀
https://x.com/noriStand_
「温泉むすめ」 オフィシャル
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楽曲URLリンク
VUCCA「Volatility」
https://nex-tone.link/A00200381
福地珊瑚 (CV:反田葉月) 「気分はストレンジャー」
https://nex-tone.link/A00198205
稲取ひなめ(CV:鈴木杏奈) 「まつりごと」
https://nex-tone.link/A00198206
別所愛染 (CV:立石 凛) 「雨の雫」
https://nex-tone.link/A00198204
玉名満美(CV:青木陽菜) 「わたしのベスト!」
https://nex-tone.link/A00207428
鹿教湯万美(CV:瀬戸桃子) 「SET-YU FREE」
https://nex-tone.link/A00207429
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