奥津マリリ、佐藤まりあ、日向ハル、十束おとはの四人からなるアイドルグループ・フィロソフィーのダンス。ソウル/ファンクやR&Bの要素を取り入れたサウンドと、個性豊かなメンバーが一丸になって生み出すエネルギッシュなパフォーマンスで支持を集める彼女たちが、初のアニメタイアップとなるニューシングル「ダブル・スタンダード」をリリースする。
TVアニメ『魔法科高校の優等生』のEDテーマとして、どのような想いの元、この情熱的なダンスナンバーは制作されたのか。メンバー四人に話を聞いた。

個性はバラバラだけど集まればベスト・フォー!フィロのスの魅力
――フィロソフィーのダンス(以下、フィロのス)の皆さんは今回がリスアニ!初登場なので、まずは簡単な自己紹介とご自身のアピールポイントを教えてください。奥津さんからどうぞ。

奥津マリリ 私はグループ内ではセクシーお姉さん担当で、母性が溢れ出て止まらないので、ファンの方からは“お母さん”や“ママ”と呼ばれることもあります(笑)。それと、元々シンガーソングライター活動をしていたので弾き語りができます!あとはお料理やお酒が好きで、去年からサウナにもハマり始めたんですけど、ハマりすぎて「サウナ・スパ健康アドバイザー」という資格を取得しました。その認定証を見せると割引になる銭湯やスパがあるので、いつも持ち歩いてサウナ生活を満喫しています(笑)。

――続いて、佐藤さんお願いします。

佐藤まりあ (フィロのスは)アイドルグループなんですけど、私はその中での正統派アイドル担当をさせていただいています(笑)。個人としては、今年でアイドル活動10年目になりますね。チャームポイントは、この見た目で腹筋がバキバキに割れているところで、腹筋に関するお仕事も多々やらせていただいています。

――どうして腹筋を鍛え始めたのですか?

佐藤 キャラに迷走していたのが理由です(笑)。
(フィロのスの)メンバーはみんな個性的なので、一緒に活動していくうえで自分のキャラを確立するためにはどうすればいいか考えた結果、ファンの方が「腹筋が割れてるね」ということをSNSに書いてくれたのを見て、「これを自分のキャラにしよう」と思って鍛え始めました。食事制限をしたり色々と努力しているので、お仕事に繋がって良かったです(笑)。

――アイドル活動において自分のキャラ付けは大切なんですね。

佐藤 すごく大事だなって、このグループに入ってさらに思いました。こんなに個性がある人がこの世の中にいるんだなと思って……。

奥津 あれ、これは褒められてるの?(笑)。

佐藤 いや、良い意味だから(笑)。なので今は毎日が刺激的です。

――続いて日向さん、お願いします。

日向ハル 私はグループの歌担当で、「THE カラオケ☆バトル」などのテレビ番組に個人で出演させていただいたり、ほかの方たちの作品にもコーラスやフィーチャリングで参加させていただいたり、歌の面で(グループを)引っ張っていく意識で活動しています。パワフル系の歌声なので“ゴリゴリの歌声”というところから“ゴリゴリのゴリ”というキャッチフレーズを自分でつけたんですけど、それが意外と定着してテレビに出るときも「日向ハルは“ゴリゴリのゴリ”と形容される歌声を持ち……」と紹介されます(笑)。

――“ゴリゴリのゴリ”ってすごい言葉ですね(笑)。


日向 今思えば自分でもなんで付けたんだろう?と思うんですけど、結構浸透しているのでもう引き返せないなと思いながら使っています(笑)。なかには私がゴリラに似ているから“ゴリゴリのゴリ”と言われていると勘違いしている人が結構いて(笑)。だからたまにファンの方が「ハルちゃん、全然ゴリラに似てないよ」と言ってくれるんですけど、「いや、元々そう思ってないし、そういうことじゃないから!」って(笑)。

――最後に十束さん、どうぞ。

十束おとは 私はオタク担当で、アニメ、ゲーム、マンガ、映画、サブカルチャー全般が大好きです。リスアニ!さんのこともよく知っていて、実は日本武道館でやっている“リスアニ!LIVE”にもプライベートで行ったことがありまして。なので今日は取材をして頂けて本当に嬉しいです、ありがとうございます!

――こちらこそありがとうございます!

十束 そのライブにも出演されていた藍井エイルさんとは今、「魚群」というプロゲーミングチームで一緒に活動させていただいているのですが、憧れの方と一緒にお仕事しているという現実にいまだに実感が湧かなくて(笑)。リスアニ!を見ている方とは勝手に仲間だと思っています(笑)。

――ということはアニソンもよく聴くのですか?

十束 アニソンも大好きですし、声優さんのことも大好きで。一番好きなのは田村ゆかりさんで、いつもは王国民(田村ゆかりのファンの呼称)として姫の活動を見守っています(笑)。あとはアニメ、ゲーム、マンガ、全部好きなので、今回も好きな作品のEDテーマを歌えることがとても嬉しいです!

――お話を聞いていると皆さん本当に個性的ですね。そんな四人が集まったグループとしての魅力は、どんなところにあると思いますか?

十束 音楽の面で言うと、すごくキャラソンみが強いグループだと思っていて。
歌声もそれぞれ個性的なので、誰が歌っているかがわかりやすいし、私も普段キャラソンを聴いたあとに自分たちの曲を聴くと、キャラクターが立っていて良い曲だなって感じるので、アニソン好きな方はそういう部分にも注目して聴いてほしいです。

奥津 メンバー全員属性が違うもんね(笑)。

十束 そう、しかもライブだとダンスもしますしさらに個性が出るので、メンバーの一人ずつがキャラクターっぽくて、絶対に推しが見つかるコンテンツだと思います!

奥津 それに重ねて私も!そのバラバラの個性をもつキャラクター四人が、ライブになると「バンッ!四人で1つ!」って感じで一致団結して立ち向かうところがあるので、私たちのステージを見たら、多分ヒーロー戦隊的なパワーを感じると思うんですよ。その四人だからこそ出る強さが発揮されるところが、私たちの良いところだと思います。

佐藤 あとは四人とも常に元気です!(笑)ファンの皆さんにも辛いときや弱音を吐きたくなることがあると思うんですけど、その元気が伝わることが応援してくれている理由の1つだと思っています。

日向 それとやっぱりベースには楽曲があると思っていて。それぞれキャラが立った歌声を持っていて、王道のアイドルさんとはちょっと違った個性的なダンスがあるんですよね。楽曲もR&Bやソウル/ファンクにずっとこだわってやってきたところにみんなの個性的な歌声が乗ることでパッションが溢れるし、私たちは愛を大事にしていて、(ライブに)来てくれた人にいつも愛をぶつけているんです。だからみんなが好きでいてくれるんだと思います。

「魔法科」シリーズへの深い愛と理解が生んだ、深雪の心情を描いたEDテーマ
――皆さんは『魔法科高校の優等生』のEDテーマとしてオンエア中の新曲「ダブル・スタンダード」で、初のアニメタイアップを担当しています。お話をいただいたときの感想はいかがでしたか?

十束 私は電撃文庫への愛を叫ぶオーディションに受かったことが芸能界入りしたきっかけだったので、お話を知ったときは本当にびっくりしました。そのオーディションは、電撃文庫とセガさんが制作した格闘ゲーム(「電撃文庫 FIGHTING CLIMAX」)の応援団を決めるもので(2014年に開催された「電撃 FIGHTING ガールズ」メンバー募集オーディション)、応募条件が「電撃文庫への愛が深い人」だったんです。
当時の私は本当に裸一貫のオタク状態だったんですけど(笑)、ただ好きな気持ちだけで受けたら合格して。

――電撃文庫への愛が認められたわけですね。

十束 相当の愛で、気持ち悪かったレベルだと思います(笑)。そこから巡り巡って、(フィロのスとして)四人で頑張っていたところ、電撃文庫にゆかりのある作品の楽曲を担当できることになって……だから本当に嬉しかったですし、当時の関係者の方やゲームのファンの方も、お祭りみたいに喜んでくれました(笑)。「魔法科」シリーズもずっと好きな作品に挙げていたので、ここまで頑張ってきて本当に良かったです。

――ほかの皆さんは普段アニメをご覧になったりするのですか?

奥津 プライベートでは結構観るんですけど、ここまで強いオタクが同じグループ内にいるので、普段はそれに関する発言をあまりしていなくて(笑)。私は今回のタイアップのお話を頂いてから「魔法科」シリーズを観始めたんですけど、キャラクターが個性的で可愛くて、とても楽しめました。まさに個性的な私たちにぴったりの作品なんじゃないかとわくわくしたのを覚えています。(EDテーマの候補曲を)何曲か作って提出したなかで、一番攻めていてかっこいい曲を(アニメ制作サイドが)選んでくださったので、私たちの良さも汲み取ったうえで採用してくださったことが嬉しかったです。

佐藤 私は元々アニメを沢山見ている方ではなかったのですが、最近は『鬼滅の刃』や『呪術廻戦』を観てめちゃめちゃハマりました。アニメのテーマソングは作品と一緒にずっと愛されているものが多いので、自分たちの楽曲もそうなればいいなと思いましたし、アニメファンの方に私たちの楽曲を届ける機会は結成してからの過去6年間なかったので、また新しい方に知ってもらえる喜びが大きかったです。

日向 私も元々アニメやマンガにあまり詳しくないタイプだったのですが、十束から熱い解説を受けながら「魔法科」シリーズを見たので一気にアニメの世界観を落とし込めました(笑)。
今回は主人公が女の子(司波深雪)だったり、私たちと通ずるところがたくさんあると感じましたね。

――楽曲全体の印象としては、ディスコやハウスの要素を取り入れたアッパーなダンスチューンですが、作品とはどのように寄り添えたと感じますか?

十束 「魔法科高校」シリーズのアニメは、たくさんの名曲を生み出していますし、作品内のBGMもお洒落でかっこいいものばかりなんですよね。なので良いものを作らなくては!というプレッシャーは結構感じていました。今回のエンディングは深雪が悩まし気に寝ているシーンなので、疾走感の中に揺れ動く想いを表現した楽曲とマッチしたなと感じました。あと、歌詞は作詞家のSHOWさんメンバーと一緒に、深雪の内面をちゃんと表現しようという会議のもと、丁寧に作っていったので、オタクとして自信があります(笑)。

――たしかに深雪の達也に対する想い、兄妹ゆえの複雑な関係性を越えた情熱的な愛が伝わってくる内容です。

十束 語尾や言葉の細かい表現の部分まで、かなりこだわっています。例えば“利他主義者(アルトゥリスト)も利己主義者(エゴイスト)に”のところも、漢字にカタカナでルビをふって読ませる歌詞は、オタクとして絶対に入れたかったのでお願いしました(笑)。

――十束さんの熱量がすごいですね。

十束 (歌詞の内容に)相違があってはならないので、原作(「魔法科高校の劣等生」)の小説を全部読み直しました(笑)。だってこんな機会は一生に一度かもしれないじゃないですか。好きなアニメのタイアップを歌えるなんて、選ばれしオタクの仕事なので、「俺は全オタクを裏切らない!」っていう気持ちで頑張りました。


――過去の『劣等生』のEDテーマも深雪の心情に寄り添ったものが多かったので、この楽曲はその流れをしっかりと継承していると感じましたし、なおかつ今までのEDテーマはバラード調が多かったのに対し、今回はダンスチューンでそれを表現していることに、深雪の想いの強さがより伝わってきて『優等生』らしさを感じました。

十束 すごい!(拍手)。オタク成仏できそうです(笑)。私は深雪が主人公のこの作品(『優等生』)で、達也からの想いに応えさせてあげたい!とずっと思っていて。

――いやあ、わかりみがすごいです(笑)。ほかの皆さんは、深雪視点も意識して書かれたこの歌詞に共感できる部分などありましたか?

奥津 私は“この気持ち愛以外ありえない!”という歌詞がすごく好きで。ここはいつもは優等生なのに、そうじゃいられない深雪の気持ちに寄り添った部分でもあるんですけど、すごくかわいくないですか?(笑)。私たちも、自分自身に深雪を重ねたからこそ素直に歌えるような部分があって……私の中の乙女心がうずくフレーズなんですよね。

佐藤 私はアニメの本編が終わってエンディングが流れ始めたときに、映像と合わさって改めて曲が完成した感じがしました。『優等生』は『劣等生』のときよりも、さらに強く深雪の気持ちが表れていると思うので、アニメを観終わったあとにこの曲を聴くとちょっと切ない気持ちになるんですよね。

奥津 わかる。『優等生』のアニメでは深雪が妄想を膨らませたり、止められない気持ちみたいなものが強いもんね。

佐藤 「ダブル・スタンダード」の歌詞は結構自己主張が激しくて、“好き”の言葉1つとっても力強い印象があるんですけど、『優等生』の深雪かなり愛が強めで(笑)。放送の度に深雪の愛があふれ出るシーンを楽しみにしている自分がいます。

奥津 前は(達也への想いを)ちょっと隠していたのに、今はダダ漏れだもんね(笑)。

日向 普段冷静な子が恋に振り回されている感じがすごくかわいくて、その冷静じゃいられなくなっている感じは歌詞にも表現されていますし、世の中にもそういう人は多いと思うんですよね。だから「あの子、恋愛になると急にこうなるよね」みたいな部分で共感できると思うし、そういうギャップのかわいさがこの曲の好きなところです。

――歌唱面でも、パンチの効いた日向さん、センシュアルな奥津さん、真っ直ぐな佐藤さん、かわいらしい十束さんと、それぞれの個性が出ていますが、特にこだわったポイントはありますか?

奥津 私が歌ったイントロの“All my love for you”のところは、真っ直ぐな想いだからこそ、余計なことをせずにスーッと伸ばして歌うことを意識したんですけど、私は声に結構揺らぎがあるタイプなので苦労しました。それと“振り回す 狂わす 忍ばす 匂わす”の同じメロディを繰り返すところは、1つ1つの歌い方のニュアンスを変えるように歌ったのがこだわりポイントです。テンポが速い曲で短いフレーズなので苦戦しましたけど、“脳トロボイス”と言われている私のくねくねした歌声で1つ1つ大事に表情をつけました。あと、サビ前の“Yes”という囁きも、息だけとか色んなフレーズを試したなかで、一番ドキッとするものを採用しました。

――エンディングでも、あの囁きに合わせて深雪が息を吐くシーンがあって、すごく良いですよね。

日向 私も最初観たとき「わあ!」って思いました(笑)。私が今回歌でこだわったのは、Dメロのブロックの後半部分です。そこで曲の展開が少し変わって落ちサビに向けて1回グイっと上げる役目をしているので、駆け上がっていく感じを出したくて。実際に走ったときみたいに肩を上げて、息切れしているみたいな浅い息にして歌うことで疾走感を表現しました。何回も色んな歌い方を試してこだわった部分なので、注目して聴いてほしいです。

イッツ・マイ・ターン!どこまでも踊り続けるフィロのスの今後の野望
――シングルのカップリングには、前作のシングル収録曲「テレフォニズム」のNight Tempoによるリミックスを含む3曲を収録。そのうち「ウェイク・アップ・ダンス」は、ビッグバンド風のゴージャスかつエネルギッシュなサウンドが印象的なナンバーです。

奥津 この曲はデモの段階から、ライブのオープニングで歌ったら素敵なイメージがあったので、先日のツアー(7月に開催された“Philosophy no Dance Dance with Me TOUR 2021”)の1曲目で披露するのに合わせて歌詞を考えて作った曲です。なかなかライブが今までのようにできない中での一年半ぶりの有観客ワンマンツアーに向けて、「とにかくライブを楽しもうよ」っていう想いが込められていて。とにかくゴキゲンだし、ライブには欠かせない楽曲になりました。

――ライブでのお客さんの反応はいかがでしたか?

日向 最高でした!ファンのみんなも初披露とは思えないくらい手拍子で盛り上がってくれて。今回のツアーのテーマが、「ダブル・スタンダード」の歌詞にもある“Dance with Me”、「みんなで一緒に踊ろうよ!」というもので、ミュージカルっぽい演出をしたいという裏テーマもあったので、この曲で初めてイスを使った振付にも挑戦しています。でも、あんさん(佐藤)はおしりの皮が薄いみたいで、イスと仲良くなるまで大変だったみたいです。

佐藤 お風呂に入ってなんかしみるなあと思ったら、傷だらけでした(笑)。でも本番はすごく盛り上がったので良かったです。

――もう1曲の「サマー・イズ・オーバー」は、夏にぴったりの爽快なナンバー。でも、歌詞には切ない雰囲気がありますよね。

日向 実は「テレフォニズム」の続編にあたる曲で、そこで描かれていた春の夜の恋の予感から二人がたどった物語を描いています。まあ歌詞を読む限り上手くいかなかったんだと思いますけど(笑)、その切なさと夏の終わりのエモい感じが掛け合わさっていて。今回リリースが8月なので、収録することになりました。

――歌詞はシンガーソングライターの山崎あおいさんが提供されています。

日向 あおいさんはグループのことを好きでいてくださって、「フィロのス亭」(テレビ朝日で放送中のフィロソフィーのダンスの冠番組)のジングル制作にも関わっていただいていたんですけど、楽曲の作詞に関わっていただくのは今回が初めてで。おかげで夏の終わりの胸がきゅっと締め付けられるような感覚が表現された曲になりました。

――充実の4曲になりましたね。最後に、今作はタイアップ作品との結びつきを含めアニメ音楽ファンにもアピールできるシングルになりましたが、もしまたアニメタイアップを歌える機会があるとしたら、どんな作品の楽曲を歌ってみたいですか?

奥津 私はバトル系が好きで、最近だと『出会って5秒でバトル』とかを観ていて、王道の『ONE PIECE』や『NARUTO -ナルト-』からアニメを好きになったので、そういう戦う系の作品のテーマ曲を歌いたいです!私たち自身も可憐というよりもパワータイプで、アイドルさんのなかでは戦闘力は高いほうだと思うので(笑)、私たちも戦っている気持ちで歌えるような、戦闘力高めの楽曲で勝負したいです。そのときはゴリゴリのゴリさんに先頭に立っていただいて(笑)。

日向 「ウィーアー!」みたいな曲を歌いたいね(笑)。

佐藤 私は老若男女に親しまれるグループになって、みんなが口ずさんでくれるようなアニソンを歌ってみたいです。

日向 私が唯一通ってきたマンガが、矢沢あいさんの作品なんですよ。「NANA」が一番好きで、それでバンドへの憧れが生まれてバンド活動していたところもあるので、いつか矢沢あいさんの作品に何らかの形で関わりたい夢があります。それと、これは大真面目なんですけど、もしうんちのアニメをやることがあったら歌いたくて。

――それはどういうことですか(笑)。

日向 私はうんちが大好きなんです。なので教育番組や幼児向けのアニメでそういう曲が必要だったら本気で歌いたいと思っています!使えるかはわかりませんがお伝えしておきます。

――こちらは載せても大丈夫ですけど、逆に大丈夫なんですか?

日向 あ、こちらも大丈夫です(笑)。

――では最後に、一番こだわりがありそうな十束さん、どうぞ。

十束 具体的な夢はたくさんありますけど、言霊的な意味で言っておくと、『僕のヒーローアカデミア』の曲が絶対に歌いたくて。私たちも一人ずつ、自分の個性を武器にして、四人のチームワークで戦っていくグループなので、絶対に合うと思うんですよ。クラスメイトとしても馴染めそうだし(笑)。言ったら叶うかもしれないので、ここで言っておきます(笑)。

奥津 言っておこう。『ヒロアカ』歌いた~い!

十束 それとフィロのスは「ペルソナ」シリーズのお洒落な感じにも合うかもと、いちオタクとして思っていて。あとは今回EDテーマを歌わせていただいたので、OPテーマも絶対に歌いたいですし、劇場版の主題歌はもちろんですが、挿入歌も歌いたくて。だって挿入歌はオタクの心に一番残り続けるものじゃないですか。だからオープニング・エンディングだけじゃなく挿入歌も任せられるアイドルになりたいと私は思っていて。

――その発想自体が本気ですね(笑)。

十束 あと、個人的には萌え系の作品のOPテーマもいつかみんなで歌いたいです!私たちは色んなことができることをもっとたくさんの方に知っていただきたいので、お仕事待っています!

INTERVIER & TEXT BY 北野 創(リスアニ!)

●配信情報
TVアニメ「魔法科高校の優等生」EDテーマ
「ダブル・スタンダード」
先行配信中

配信リンクはこちら

●リリース情報
フィロソフィーのダンス 3rd シングル
「ダブル・スタンダード」
8月18日(水)発売

【初回生産限定盤(CD+BD)】

価格:¥6,500(税込)
品番:SRCL-11858~11859

<BD>
・Online Live“Cup Ramen Night”2021.05.01
01:ドント・ストップ・ザ・ダンス
02:アイドル・フィロソフィー
03:好感度あげたい!
04:バイタル・テンプテーション
05:テレフォニズム
06:なんで?
07:カップラーメン・プログラム
08:フォーカス
09:オプティミスティック・ラブ
10:ダンス・ファウンダー
・「テレフォニズム」Online Live“Cup Ramen Night”推しカメラver.
・「ダブル・スタンダード」Music Video Making Movie
※スペシャルボックス仕様
※副音声にメンバーによるオーディオコメンタリー収録
※オリジナル・ステッカー封入
※撮りおろし写真で構成された豪華フォトブック付き

【通常盤(CD)】

価格:¥1,250(税込)
品番:SRCL-11860

【期間生産限定盤(CD+BD)】

価格:¥1,980(税込)
品番:SRCL-11861~11862

<BD>
・「ダブル・スタンダード」Music Video
・TVアニメ「魔法科高校の優等生」ノンクレジットエンディングムービー
※アニメ盤・デジパック仕様

<CD>※全形態共通
01:「ダブル・スタンダード」
02:「ウェイク・アップ・ダンス」
03:「サマー・イズ・オーバー」
04:「テレフォニズム (Night Tempo Melting Groove Mix)」

●作品情報
TVアニメ『魔法科高校の優等生』
現在放送中

TOKYO MX:毎週土曜23:30~
BS11:毎週土曜23:30~
群馬テレビ:毎週土曜23:30~
とちぎテレビ:毎週土曜23:30~
AT-X:毎週土曜23:30~
※リピート放送 毎週火曜29:30~ 毎週土曜8:30~
MBS:毎週土曜27:08~
テレビ愛知:毎週日曜26:05~

関連リンク
フィロソフィーのダンス 公式サイト
https://danceforphilosophy.com/

フィロソフィーのダンス 公式Twitter
https://twitter.com/DFP_2015

TVアニメ「魔法科高校の優等生」公式サイト
https://mahouka-yuutousei.jp/
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