2019年に結成した声優ユニット・DIALOGUE+が、待望の1stフルアルバム『DIALOGUE+1(読み:ダイアローグワン)』を9月1日(水)にリリース。既発シングル曲や新曲に加え、ライブでは披露済の未音源化曲やデビューシングルの再レコーディング版「はじめてのかくめい!2021」からなる、盛りだくさんの作品だ。
リスアニ!WEBでは本作のリリースを記念し、メンバーと結成当初からDIALOGUE+のプロデュースを手がける田淵智也の対談インタビューを、4回にわたってお届け。

第3弾は守屋亨香・緒方佑奈の二人が登場し、この2年間を振り返りつつ、アルバムへの取り組みや聴きどころについても語ってもらった。

今改めて田淵が感じる、二人の成長と変化とは?
――最初に顔合わせされたのは「はじめてのかくめい!」のレコーディングのときだったとのことですが、そのときのことやお互いの印象について、皆さん覚えていますか?

守屋亨香 ちょうど昨日、一部のメンバーとそのお話をしたんですけど、私本当に記憶がなくて……。

緒方佑奈 (笑)。

守屋 でも、色々なアドバイスやお話をしてくださったりと想像よりもすごく優しくて、「こんなにお話してくれるんだ」と思ったのは覚えています。

田淵智也 守屋さんは、最初からすごく練習熱心な印象でした。というかこれは八人みんなそうだったんですけど、「事前に一生懸命練習したんだろうな」という跡をすごく感じたんですよ。歌のクオリティ的には上手とはまだ言い切れない時期ではあったんですけど、一生懸命準備してくれたことに対しては「たくさん練習してきてくれて嬉しい」と伝えました。

守屋 あ、覚えてます!それ!

田淵 デビュー時は一生懸命ちゃんと練習してくるということがとても大事なことなので、これはほかの子にも伝えていましたね。忙しくなると、おさらいをサラッとしかやらずに来てもレコーディングできちゃう……みたいなキャリアになるときがくるから、若い頃から「ちゃんと予習をしてくれるのってめちゃくちゃ嬉しいよ」って伝えておこうと思ったんです。

緒方 私はまず、「はじめてのかくめい!」を田淵さんが作ってくださるということにすごく驚きました。それこそ「オリオンをなぞる」や「シュガーソングとビターステップ」など学生時代に友達と歌っていた曲を作った方が、今度は私たちの曲を……!?ってびっくりしたし、「死ぬ気で練習していかなきゃ!」みたいに思って。


田淵 死ぬ気で(笑)。

緒方 でも、そのときは本当に歌に自信がなくて。現場でも、当日メロディラインが少しだけ変わったところがあって何度も教えてくださったのに、なかなか上手く歌えず悔しい思いをしたんです。そんなとき田淵さんは、「できるまでやる?」とおっしゃってくれたので、「こんなにヘタクソなのに、できるまで付き合ってくださるんだ……!」と思って。すごく優しくサポートしてくださったことを覚えています。

田淵 恐縮です……。でもたしかに、緒方さんは歌に自信ない感がめちゃ出ていたし、ド緊張していたのも強烈に覚えています。だから、「上手くなりましたね」という感動の象徴というか。自信がつけば顔つきも変わってくるということを、緒方さんを見ているとすごく感じるし、そういう瞬間がこの2年間で何回もピンポイントであった。そのたびに「緒方さん自身が、初日の転びまくってる感じの嫌な記憶だけでユニット活動を終えなくて良かった……」と思います。

緒方 (笑)。

田淵 そこにちゃんと食らいついてきてくれたことも、そのあと努力を止めずにちゃんと向き合ってくれたことも嬉しい。
だからちゃんと成長できたし、お客さんもみんな喜んでくれているわけだから、一緒に頑張って良かったなとすごく思っています。とはいえ緒方さんは、毎回毎回目覚ましい成長を遂げているタイプではなくて。努力の方向がわかった瞬間にえげつなく伸びて、なんとなく落ち着いてから、また目指す先が決まるとすごく伸びて……というタイプの人なんです。だから僕も心配しながら見ているときもあったけど、そのぶん努力が実を結んだときの感動もでかかった。守屋さんも結構そういうタイプな印象があります。

――守屋さんについてもこの2年間で、印象変わった部分は結構ありましたか?

田淵 そうですね。僕、最初守屋さんは声の個性でどんどん飛び抜けていくような感じなんだろうなぁ……という印象だったんです。でも今は、パフォーマンスのアベレージが八人の中でも相当クレバーに取れるようになってきているので、立ち位置も変わってきたし可能性も無限に広がってきた。守屋さんの個性をフィーチャーすることもできるし、逆にほかのメンバーを支える側にも回れる。ポイントごとに、頼る分野が変わってきている印象ですね。それに、事前の準備も嫌じゃない人だとも思うので、課題を出せば出すほどそこに追いついて成長しているな……とも感じます。

守屋 それは、私が昔から「本番は失敗しないようにやるのが当たり前」というタイプだからかもしれないです。
失敗すると、すごくショックを受けて帰るので……。逆に私は、この2年で田淵さんのことを「ときに厳しく」というところもある方だな、と感じるようになりました。

田淵 「怖いな」って思った?

守屋 怖いと思ったことはないですし、八人みんなで一緒に成長していくことを考えると、褒めるだけじゃなくて厳しく言ってくれる人がプロデューサーなのはすごく心強いです。そういう意味で私たちも結構切羽詰まって成長しているときもありますし、そのための課題や試練を与えてくださるのもすごく印象的で。そういうふうにいつも動いてくれることも、私は嬉しく思っています。

田淵 僕としても、歳が離れた子に何かを教えることって日々勉強なんですよ。色々なことを試しながらだから、「この人、いつも態度が変わるな」と思われているかもしれないけど(笑)。ほかのメンバーにも言いましたけど、特に今は何かを具体的に教えるんじゃなくて自分で考えて成長軸を見つけていかないと成長に繋がらない時期。だから厳しく見えるのかもしれないけど、それも大事なことだという気持ちで向き合っています。

練習を重ね、リード曲で取り組んだ守屋の“挑戦”
――そうやって見守られている成長が『DIALOGUE+1』の中で1つ形になったのが、「はじめてのかくめい!2021」だと思います。今回デビュー曲を歌い直されて、いかがでしたか?

緒方 私は最初の「はじめてのかくめい!」のレコーディングのときに、まずサビが一発で全部歌えなくて……。

守屋 うんうん。


緒方 息継ぎがすごく大変で、あのときは切って切ってなんとか録った曲だったんです。なので「あっ、今の私は普通にツルツルっと、サビを全部一人で歌えるようになったんだ!」ということにまず感動しました。あと2番のAメロでソロで歌わせていただいている“毎日何かしらはトラブル”という部分は、初期は歌うことだけで精一杯だったのに、今回は「あ、大変!」みたいな気持ちも乗せられるようになりまして。田淵さんもそれを聴いて「もっとやっていいよ」みたいに言ってくださって、ディレクションの内容が変わったこともすごく嬉しかったです。

田淵 緒方さんは、最初の「はじめてのかくめい!」のレコーディングから比べると抜群に別人になった。だからやっぱり、録っていて感動しましたね。僕、一緒に音楽をやる人に音楽嫌いになられるのが一番嫌で。でもその理由ってこういう仕事の中だといくらでも転がってるんですよ。だから「そうならないといいな」と思いながらできるアドバイスをしてきましたけど、おかげさまで現時点では二人とも、音楽を嫌いにならずに、色んな引き出しも増えている。それが僕的には嬉しいし、声表現にも圧倒的に出ていたんです。だから「緒方さんのこの2年」みたいなものを、噛み締めながら聴いていた気がします。

緒方 わー、嬉しいです……ふふ(笑)。


田淵 特に守屋さんと緒方さんは、トップクラスに変わったと思いますよ。

――守屋さんはセリフの部分もあるので、ああいう部分の感情の幅の変化もわかりやすく感じた部分でした。

守屋 私も「歌う」ということにあまり触れてきていなかったので、苦手意識も強かったんです。だから歌うことに手一杯で、多分感情を乗せたり歌詞の意味を考えて歌いきることができていなかったんですけど、今回はそこに感情を少しは乗せられるように成長できていたかなと思います。あと私、高音しか出なくて低音が圧倒的に歌えなかったんです。でも時を経て歌ってみると「出るようになったな」と感じるところもあって……それも嬉しかったですね。もう、一生低い音が出せないと思っていたから。

田淵 そうだ、「はじめてのかくめい!」の一番低いところが出なかったんだよね。すごく覚えてる。ある時レコーディングでそれと同じくらい低い音が難なく出るようになっていて、感動したのを覚えています。

守屋 ソロの部分でも、出ないところが結構あったんですよ。でも2番の頭のソロも、最近はライブでも出せるようになりました。


――その「はじめてのかくめい!2021」の直前に置かれているのが、リード曲の「透明できれい」です。こちらの曲を最初に受け取ったときには、どんな印象を持たれましたか?

守屋 泣きました……。私は昔からあまり喜怒哀楽を表に出さない人間だったんですけど、ユニット活動を始めていつも一緒にいて支えてくれるメンバーや、色んな人に出会えて……私はDIALOGUE+チームの人たちをよく“家族”というふうに表しているんですけど、そういうのも含めて今までやってきたことと重ね合わせると、すごくぐっとくるものがありました。

緒方 私はイメージの話になっちゃうんですけど、最初「物語みたいな曲だな」という印象でした。「はじめてのかくめい!」とか「大冒険をよろしく」みたいに「DIALOGUE+といえば!」という曲って、最高・最高である瞬間を歌っているなと感じることが多かったんですよ。でもこの曲は一人でいる状態から、八人になってそれがもっと大勢になって、最後また八人がいる……みたいな、1つの物語を読んでいるように感じたのを覚えています。

――それを歌として表現するうえで、一番大事にしようと思われたことは?

緒方 そのイメージを持ってレコーディングに行ったら、現場で田淵さんから「ステージ上でスポットライトが当たっている状態を最初の舞台として頭に入れておいて」と言われて。ステージ上に立っているということは、自分の中だけでこの気持ちを完結させちゃダメで、「伝えなきゃいけないな」と気づいたんです。それで、私は強くパンッ!と出すことはまだできないけど、1つ1つの文字の表現をつけることは少しずつできるようになったかなと思ったので……文字1つ1つに対する表現を高められるように、丁寧に歌っていきました。……思い出して、今泣きそうになっちゃった(笑)。

田淵 この曲は全編歌ってもらって合いそうなところを振っていく、という感じでレコーディングを進めていったんですけど、一文字の表現に対する機微の出し方みたいなところってまさに緒方さんの武器というか。緒方さんって歌がただ上手くなっただけじゃなくて、そういうほかの人が真似できないような武器を持って成長してくれたんです。なので「じゃあその武器を出せる場所は、この曲ではどこかな?」とディレクションしたり歌割りを決めていったので、そこにちゃんと食らいついて色々試しながらやってくれたことが記憶に残っています。

――守屋さんは、この曲を歌う際にはどんな点に力を入れられましたか?

守屋 最初に受けた印象から、メンバーをはじめファンの人や、田淵さんのようにいつもDIALOGUE+を支えてくださってる方々に向けて想いを伝えたくて。そういう意味で、成長も見せなきゃなと思ったのもあって、今回初めて裏声とかウィスパーに挑戦したんですよ。普段高い音はよく出るので裏声は使わないし、難しいから「ある程度歌える人がやるもの」だと思っていたんです。でも今回は初のフルアルバムなので、技術的な面も研究して練習も重ねていって、レコーディングに臨みました。

緒方 落ちサビのところ、すごく好きだった。みんな言ってたよ。

田淵 実はそこ、2テイク目の歌声なんですよ。

守屋 そうなんですか!?

田淵 そう。早かった。それも守屋さんに決めた一因でした。守屋さんは裏声というか……具体的に言うと子音の“h”の表現が、「はぁっ」っていう歌い方が結構独特で。これまたほかの人が真似しようとして簡単にできるものではないんです。なのでほかの曲でも、そういうところを歌ってもらうことが実はちょこちょこあるんですけど。そういう武器が出た瞬間って、自信を持っていいと思っているポイントで。実はほかの人がなかなかできないことをやってますよー……という気持ちで、最近は聴いています。

――さて、『DIALOGUE+1』にはそのほかにも新曲や、ライブ披露済の初音源化曲もたくさんあります。そんななかからお二人が、あえて1曲だけお気に入りを挙げるなら?

緒方 ……すごく悩むね、そう言われると(笑)。

守屋 うん、めちゃめちゃ悩ましい(笑)。

緒方 そうだなぁ……私、「プライベイト」が印象に残っています。ちょうどこの曲みたいに、「ラップみたいなものが入った曲をやりたい」と思っていたんですよ。しかも、元気な女の子というよりは少し大人びた女の子が歌っている曲のようなイメージも浮かんだし素の自分に近い状態で歌えるのかな……と感じたのもあって、お気に入りの1曲になりました。

――レコーディングのときや披露されるときには、比較的素に近い感じで歌えましたか?

緒方 そう……ですね。若干美化した素ですけど(笑)。ただ、勢いのある曲を歌うときに入れる元気スイッチみたいなものを無理に入れなくても、スッと入れる曲ではありました。

田淵 この曲では落ちサビのソロを緒方さんに振っていまして。それは曲調もさることながら、緒方さんが成長曲線に入った瞬間だと感じたので、「今すごく歌えるようになっている実感がありそうだから、頑張ってね」と期待してそこを振ったんです。そこはこだわってたくさん歌ってもらったおかげで、とても良いテイクになったと思っています。

守屋 私は1曲選ぶとしたら、村上まなつちゃんと一緒にセンターボーカルをやらせていただいている「20xxMUEの光」です。

田淵 この曲のレコーディング、面白かったね(笑)。

守屋 そうなんです。この曲はまず私が先に録りまして。そのあとに来たまなつの歌をちょっと聴いてから帰ろう……と思っていたら、まなつが結構遊んできたんですよ。

田淵 「そういう壊し方もあるか!」っていうものを、色々持ってきたんだよね(笑)。

守屋 そうなんです。それで「自分もここをこうしたほうが、二人の息が合うんだろうな」とか「こうやって歌いたいな」という欲が出てきて。結局そのあと録り直しをしながら、二人で一緒に歌うことができたんです。

田淵 最初に録ったときも、そのときの一番良いものを作ったつもりではあったんですけど、今思うと僕が割と模範解答っぽいものを目指しちゃっていたんですよね。でも守屋さんから「私、もうちょっと色々やったほうがいいですか?」と言ってくれたおかげで、「時間あるなら、やろう!」って言って(笑)。

守屋 ギリギリまでやらせていただきました。ソロの部分もまなつとのバランスを見ながら、まるっと歌声を変えたりもして……そういうふうに一緒に録ったことも初めてだったし、センターボーカルをやる子と二人で作り上げて歌うことができたことがすごく嬉しかったんですよ。一緒にやれたからこそ足せた遊びもあるので、そういうところもぜひ音源で聴いていただきたいです。

田淵 そのほかの曲でも、実は彼女たちのパフォーマンスを聴いて楽曲の解釈が変わることって結構あるんですよ。そういうふうに音楽での発見があることは僕もとても楽しいし、DIALOGUE+をやらせてもらうなかで僕も一緒に勉強させてもらっているような感じがしています。

行けるところまで駆け抜け続けていきたい――緒方の持つ、ユニットの未来への想い
――では最後に、今後お二人に田淵さんが、DIALOGUE+の中で期待することをお聞かせいただけますか?

田淵 守屋さんに関しては、さっき「失敗するとすごくショックを受ける」と言っていましたけど、僕は自分で考えて「失敗してもいいからやろう」と色々やっていってほしいんです。それは、自分で考える力が備わってくると、守屋さんの輝き方って抜群に変わってくる予感がしているから。守屋さんってライブ中にすごく良い表情をしているので、次は「お客さんが“つい見ちゃう”表情になる」ことに期待しているんです。ただ、ここは結構大きいハードルで。それを超えるためには多分、自分で考えてオリジナルのものを発明しないといけない気がしています。だから、もちろんこれからも「反発しないでほしいなぁ」と思いながら指示はしますけど……(笑)。

守屋緒方 (笑)。

田淵 でもそのときに「もしかして、こう?」みたいなサムシング・ニューが出てくることに期待したいです。「失敗してもいいからやれ」といっぱい言ったら守屋さんから何が出てくるのか(笑)、楽しみにしています。

守屋 そのお話にも繋がるんですけど……私、アイドルがすごく好きで。アイドルの方のライブ映像を観ていると、「気づいたら、この子見ちゃってるな」とか、「推しは違う人だけど、この人のパフォーマンスはすごく刺さる」という子がいて。そういう存在ってすごく羨ましいし、自分もそういうふうになりたいとも思うんです。だからそれは、今後の目標にしていきたいですね。

――ちなみに、ユニットとしての理想像のようなものは、今頭の中にありますか?

守屋 ユニットって今すごくたくさんの方々がいて、特に声優ユニットも増えてきているなかで、やっぱりDIALOGUE+は面白いこととかすごいことっていうのをやっているんだ!という自信を持って私たちは活動していて。そういうものを提供してくださっている周りの方々に感謝しながら、私たち自身もそれを全力で楽しんで応えて、これからもどんどんファンの人を楽しませていきたいです。あとは、ファンの人がずっと見ていて飽きない、「毎日、DIALOGUE+がいるから頑張れるな」というユニットになっていきたいです。昔ゆりにゃ(=内山悠里菜)が言っていた「愛し愛されるユニットになりたいです」という言葉がすごく好きで、私もそれを目標にして活動していって、そういうユニットになれたらなと思っています。

――緒方さんについてはいかがですか?

田淵 緒方さんは今自分の武器がすごくはっきりしてきてる頃だろうから……歌に関しては、自分の得意なところと頑張っても勝てないところがわかってきていると思うんです。そのなかで、まずはどうやったら舐められないところまでいけるか。舐められないところまでいけば、あとは自分の武器だけを磨けばいいはずだから、そこの努力だけは怠らなければいいなと思っています。あと、緒方さんってお客さんの気持ちにリンクするのがすごく上手な人だと感じているんですよ。お客さんが泣いていれば緒方さんも泣くし、共感性みたいなものが高い子だという印象なんですね。そういう人に期待したいことといえば、「色んな人の考え方があるんだな」って知る、というか……。

緒方 あははは(笑)。

田淵 ごめんね、本当に抽象的な話で(笑)。すでにちゃんとお客さんの気持ちがわかる人だから、より大多数の人の気持ちがわかるように色々な人の考えを幅広く受け入れていって、自分の中でお客さんに伝えるべきことを考えてトライ&エラーを積み重ねてほしい。そうすると緒方さんって、たくさんのお客さんの代表みたいになりそうな気がしているし、お客さんによりぐっとくる言葉をかけられるようになるはず。しかも、DIALOGUE+が今後より多くの人たちの前に立つときに、すごく参考になることを言ってくれそうな気がするんです。そんな存在になれるために、「色んな人がこう考えている、こんな見え方もある」というのをどこかで培ってくれたらいいなと思ってます……って、なんか試練みたいになっちゃってるけど(笑)。

緒方 あはは(笑)。ありがとうございます。

――緒方さんからも、ご自身が今後成長したいと思われている部分や、DIALOGUE+の理想像のようなものをそれぞれお伺いしたいのですが。

緒方 私は、個人としてはやっぱり歌をもっともっと頑張りたいです。もちろん昔より成長した部分はありますけど、まだ自分の思った通りに100%出せるわけじゃないので、思ったように歌える人になりたいというのが個人の目標ですね。あとユニットとしての理想なんですけど、そもそもこんなにライブをさせてもらったり、MVを作れたりアルバムを出せるなんて全然想像してなかったんですよ!だからもう、ゴールをつけるのがもったいないと思っていて……どこまでも行きたいな、という感じです。

守屋 うんうん。

田淵 「声優ユニットといえばDIALOGUE+!」と、すぐパッと出てくるようなユニットになりたいな……という目標はあるんですけど、それもあくまでも通過点として、行けるところまで駆け抜け続けていきたいです!

INTERVIEW & TEXT BY 須永兼次

●リリース情報
DIALOGUE+ 1stアルバム
『DIALOGUE+1』
9月1日(水)発売

【きゃにめ限定盤(CD+Blu-ray+Instrumental CD)】

品番:SCCG-81
価格:¥7,700(税込)

【初回限定盤(CD+Blu-ray)】

品番:PCCG-2052
価格:¥6,050(税込)

【通常盤(CD)】

品番:PCCG-2053
価格:¥3,300(税込)

<きゃにめ限定盤特典>
Instrumental CD
・アルバム楽曲のインストゥルメンタル 13曲
・「走れ!君と曖昧な光のあとで」BGM 6曲(作曲:eba/広川恵一)
・DIALOGUE+ONLINE アイキャッチ4曲(作曲:eba)
・YouTube DIALOGUE+Official Channel BGM 2曲(作曲:Akki)

初回限定盤・きゃにめ限定盤 共通特典
フルカラーブックレット(32P)

<Blu-ray>
・ミュージックビデオ・メイキング(新曲3曲)
・ミュージックビデオ
「はじめてのかくめい!」「人生イージー?」「あやふわアスタリスク」
「夏の花火と君と青」「おもいでしりとり」
・ライブ映像
DIALOGUE+新曲発表公演「走れ!君と曖昧な光のあとで」(ダイジェスト)
DIALOGUE+PARTY 2021「ぼくたちの現在地」全曲パフォーマンス編
[収録内容](※収録順ではございません)
・はじめてのかくめい!2021
・人生イージー?
・あやふわアスタリスク
・おもいでしりとり
・夏の花火と君と青
・謎解きはキスのあとで
・I my me mind
・20xxMUEの光
・プライベイト
ほか新曲4曲

関連リンク
DIALOGUE+オフィシャルサイト
https://dialogue-music.jp

DIALOGUE+オフィシャルTwitter
https://twitter.com/DIALOGUE_staff

DIALOGUE+ Official YouTube Channel
https://www.youtube.com/channel/UCHds7LkFqXgM7s2usAyzi7g
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