上松範康×RUCCA×Elements Gardenが贈る、新世代メディアミックスプロジェクト『テクノロイド』。上松といえば、大人気コンテンツ『うたの☆プリンスさまっ♪』シリーズや『戦姫絶唱シンフォギア』シリーズ、最近では『ヴィジュアルプリズン』の生みの親でもある気鋭のクリエイター。
そしてKAT-TUNや嵐、King&Princeの楽曲をはじめ、下野紘蒼井翔太らの曲の作詞でも知られるRUCCA、さらに上松率いるElements Gardenとでタッグを組んで生み出した新たなコンテンツは、切なくも美しい、アンドロイドたちの物語を描くものに。

今年1月にAPPゲームがリリースされ、ゲーム画面からタイトルが示すようにテクノミュージックが流れ出す。近未来サウンドともいえる楽曲にアンドロイドたちの歌が重なり、心惹かれるユーザー続出中の『テクノロイド』は、7月にはアニメ化も発表されている。そんな『テクノロイド』を、リスアニ!は徹底解剖!まずは生みの親の1人であるRUCCAに話を聞き、本連載の扉を開く。

人とは違うことがやりたい。飛び込んだ「作詞家」は自分に向いていた。
――まずはRUCCAさんが現在のお仕事をするようになったきっかけを教えてください。

RUCCA 文系の4年制大学を卒業したのですが、僕は就職を選ばなかったんです。なぜ僕がそういう選択をしたかというと、「作詞家になろう」と大学在学中の20歳の頃には決めていたからで。非常に教育熱心な父親の元で育ったのですが、父親が「これをやれ」と言ったことに対してことごとく反対の道を選ぶタイプでもあったんです(笑)。音楽については中学時代のバンドブームに乗って、お小遣いを貯めて買ったギターでコピーバンド活動も齧ったのですが、何年か続けてみると自分に才能があるかないかは自覚していくもので。音楽をやりたいという想いと、自分にそれが向いているかいないかは違うものなんだということに気づいてもいたんです。
だからといって父親が言うように就職をしてひたすら出世を目指すような生き方をして、父親を超えることもできないとも思った……そういう流れがあったうえで、まったく違うことで認められるような職業はなんだろうかと考えたときに、音楽をやるのは楽しかったなと思い、それを突き詰めたところで「作詞家」という夢に出会ったんです。

――「作詞家」になるためにはどんなことをされたのでしょうか。

RUCCA もちろん最初から上手くいくはずもなくて…。大学を卒業した年の6月に音楽制作会社と「作詞家」として契約をしたんです。そこからはコンペを受け続けるという流れだったのですが、フリーターをしながらそれを続けて、100曲くらい出したときに初めて歌詞が採用されました。事務所に所属して1年弱くらいの時期でしたね。とはいえ、それだけで食べられるようになるわけではないですし、続ければ続けるほど「作詞家ってこんなに儲からないのか」という事実を目の当たりにしました。でも自分の周りは社会人として何年も働いているうちにどんどん立派になっていく。そういう人たちと比べながら、自分の生き方についても「これでいいのかな」という迷いは、20代の頃はありました。作詞家という職業自体は、親が「まっとうな会社員になれ」というレールを敷いてくれたことに反して選んだ道ですが、最終的にその「作詞家」が自分に向いていたということに関しては、心底運が良かったなと思っています。

――作詞家になられてから数多くの歌詞を書かれていらっしゃいますが、そんなRUCCAさんの歌詞のカラーを教えてください。

RUCCA 作詞家になった経緯からもわかっていただけると思いますが、僕、ちょっと変わり者で(笑)。
ほかの人が書けない歌詞を書きたい、というのが大前提にあります。そもそも作詞家を選んだのも、「ほかの人ができないような仕事をしたい」という前提がありましたし、元々父親の言葉の逆をやろうとしていたという性格が大元にあるので、それを作詞に落とし込んだときにどうしていたかと言うと、ほかの人が書かないような切り口で書き始めないと、と。コンペのときに「こういう方向性で書いてくれ」という依頼が発注書にあるんです。その要望通りにコンペの参加者の多くは書くんですけど、野球に例えるとストライクゾーンの中心に近い場所に速い球を投げた人が勝ってしまう。みんな、同じ球を投げますから。でも新人には、どうやってもそんな豪速球を投げることなんてできない。でもこの発注書に書かれている文言の示すストライクゾーンって、本当はもうちょっと広いんじゃないかって、疑っていて(笑)。それで、ほかの人が投げないような角度で、ストライクゾーンのめちゃめちゃギリギリの場所に投げてみようと思って書いていたんです。これは仮定ですが、当時の僕がたまたまド真ん中に投げられたとしても、ほかの人に決まったときのド真ん中・豪速球と比べたら、大した印象が残らなかったと思うんです。歌詞の内容も作詞者としての名前も。でも捻くれた場所に投げた歌詞で決まった場合は「変な奴がいたな」ってことで名前や歌詞も印象として残っていって、それが続くことで「あの変化球を投げてきた奴に」と決め打ち(指名での作詞依頼)で話がくるようになるんじゃないかって企んで、最初から狙って作っていたんです。結果、今ではコンペは年間でも数パーセントで、ほとんどを決め打ちでやらせてもらっています。
15年くらい前に考えた作戦ではありましたが、そこには意味があったと思いますね。以前、J-POPにありがちな表現というのが出たことがありましたよね、「翼広げすぎ」「心震えすぎ」みたいな(笑)。そういうフレーズを書く必要性というのは時としてあるんですが、やはり全体の切り口としては新しさがないといけない。その人だからこそ書ける言葉でなくては、という意味を持たせたいとやってきましたし、今もそう心がけてやっていますね。

音楽シーンに深く繋がっていくきっかけと『テクノロイド』への道筋。
――ご自身の中で印象深かった楽曲はありますか?

RUCCA 少し前ですが、「アイドリング!!!」というアイドルがいたんです。当時はAKB48とアイドリング!!!、どっちが売れるか!?というくらいのときで。そのときに彼女たちの2ndシングル「Snow celebration」の歌詞を書かせていただきました。まだアニソンやゲーム楽曲しか書いた経験がない頃だったのですが、その際に楽曲を作っていたのがDo As Infinityの元メンバーで浜崎あゆみさんの楽曲も多く手がけられていたD・A・Iさんで。まだ作詞家として駆け出しの頃の僕は公私にわたってD・A・Iさんにお世話になりまして、特に僕の書く歌詞に対して、「こういう要素が足りないんじゃないか」などアドバイスくださったことがすごく意義深かったです。あるときD・A・Iさんが知り合いの作家限定で作詞コンペをやる、ということで呼んでくださって、D・A・Iさんの周囲にいるすごい作詞家さんたちに混じって当時25歳くらいの僕の歌詞が奇跡的に決まりました。当時のアイドリング!!!もこれからという時期で、それが作詞家初期の名刺代わりの曲になりました。
あとはアニメ『名探偵コナン』のED曲「Hello Mr. my yesterday」を手がけたのですが、その曲が10ヵ月くらい放送されて、当時の放送最長記録の主題歌になったんです。アイドリング!!!を経て『名探偵コナン』の主題歌に歌詞提供したことで、父親もようやく僕の「作詞家」という職業を認めてくれるようになりました(笑)。

――RUCCAさんは小説の執筆もされていますよね?そちらはどのような経緯だったのでしょうか。

RUCCA ポニーキャニオンでアニメ原作に繋がる作品を出版したい、という企画が立ち上がって、書ける可能性のある人に打診をお願いします、というお話がエージェントから回ってきて、企画提案をしてみたところ、OKが出て書かせていただくことになりました。当時はメディアミックスの走りでもありましたし、手探りではありました。お客さんの盛り上がりを織り交ぜていくこともなかなか難しくて、その作品自体は正直売れなかったんですが(笑)。当時、すでにElements Garden(以下、エレガ)と何曲か一緒にお仕事をしていて、「こういうものを出版しました」とその小説をお渡ししていたのが、上松(範康)さんにも伝わっていたそうで。数年を経て「小説を出したりもしていたよね」と上松さんからお話が出たんです。エレガは『うたプリ』も『シンフォギア』も成功していて、制作を継続しているなかで「新しいものをやってほしい」と依頼がどんどんくるから、一緒に新しいコンテンツをゼロから作ってみませんか、と。それが『テクノロイド』の入口となりました。

『テクノロイド』の世界から発信しているものとは
――『テクノロイド』の制作に携わられることとなったRUCCAさんですが、どのような部分を担っていらっしゃるのでしょうか。

RUCCA 一言でいうと、作品の根幹はほぼ僕が作りました。


――なんと!!

RUCCA エレガとご一緒したお仕事も200曲くらいやっていたときでしたし、上松さんは僕の作風をよく知ってくださっていて、「ほかの人と違うものを作ってくれると思っているからお願いしました」と言っていただいて。あとは音楽にまつわる世界観で作品を作ることがエレガの信条だから、そこは宿題として出したいです、と。そのうえで「やりたいと思ったことをそのまま提案して欲しい」と言われたんです。『うたプリ』でもたくさん歌詞を書かせてもらっていますが、そのヒット後の同ジャンルのコンテンツはプロデューサーとアーティスト、アイドル、という関係性や芸能界で成長していく姿を描くものが本当に多いなという印象が強かったんです。自分なら一体どういう世界を構築しようか、と根本的な世界観設定をまったく変えたくて、近未来という舞台を選びました。元々僕は手塚治虫作品のファンで、ロボットの倫理や描写が好きだったんです。舞台を近未来にして、アンドロイドが歌うとなったときに音楽のジャンルも見えるかな、というのもありましたし、上松さんも「テクノはエレガで本格的にはやったことがないのでいいのではないか」と言ってくださって、その設定をベースに進めていこう、と作ってきたのが『テクノロイド』の世界観です。そのうえで、キャラクターや世界設定という大元も僕が担うことになりました。

――そんな『テクノロイド』の世界は非常に暑い世界。これはどうしてそのような設定にされたのですか?

RUCCA 太陽肥大化による温暖化で、『テクノロイド』の世界は気温が50度くらいあるのですが、どうして夏にしたかというと、僕が夏のアニメが好きだからなんです(笑)。『新世紀エヴァンゲリオン』然り。ひと夏だけを切り取った感じって、青春感が出るじゃないですか。
エモーショナルな部分があるかな、とも思って、元々の自分の趣味嗜好が働いてのあの季節感ではあります。でも物語の中でアンドロイドの人権についても描きたいと思うと、人間の人口が減るほどのことが起きた世界でないとならない。その意味では、太陽肥大化による常夏であることにも必然性はあるんです。また、そういう世界の中でアニメとゲームを通じて、物語の根っこにある「差別問題」を描きたいと思ったのは、人間同士でさえ他者を尊重して認められるかが恒久的な問題の現代で、こういった題材が色々な人の心へ響くのではないかな、と考えたからでもあります。

――その世界観を構築する際に最も意識したのはどんなことですか?

RUCCA 先ほどもお話をしましたが、ほかのアイドルアニメコンテンツとは違う意味を持った歌にしたいと思いました。このコンテンツの始まりでは、アンドロイド達の『kokoro」は外郭しかないような状態なんですよね。それが怒りや喜びといった感情を、音楽を通して学んでいく。そこはある意味では、幼い子供の成長を見守る感覚に近いのかなとも思って。それをお客さんも楽しんでもらえるといいなと思って作っています。


キャラクター誕生の瞬間とは
――キャラクターを作る際にはどのようなことに比重を置かれたのでしょうか。

RUCCA 最初から元素記号を頭に入れていたかは定かではないのですが、名前にルールが欲しいなと思ったんです。例えば『うたプリ』も『アイドリッシュセブン』も名前に数字が入っていたりしますよね。そんなふうに覚えやすくて、法則性を持っているものにしたいと考えたときに元素記号で統一しようと思った記憶があります。

――そんな彼らの音楽を制作するにあたって、上松さん、そして作曲を担当される菊田大介(Elements Garden)さんともお話をされていると思いますが、音楽制作で目指したのはどんなところですか?

RUCCA エレガが生音ではなく、機械音だけで新しいものを一貫して提示していくことを大事にしよう、という話が最初に出ました。上松さんから言われたのは「曲から入りすぎちゃうと新しいアイディアが浮かばなくなるかもしれない」ということでした。全グループが同じようなテクノをやるつもりはもちろんなかったので、ラップを乗せるグループもいたり、テクノ+α、という音楽でやっていこう、ということでしたね。例えば「KNoCC(ノックス)」だったら王道ポップ感とか。「STAND-ALONE」はちょっとしたK-POP感のある尖ったポップスにしよう、とか。「フランキー♡ノット」はかわいいテクノポップで、「D.M.A.」はゴリゴリのB系のようなラップも入れていこうという話になって。「機関紳士(からくりしんし)」はジャズっぽい、良い意味でアダルティなものにしようってことになったんです。ジャンルから逆算してキャラクターを作っていった部分もありました。実は最後の最後まで決まらなかったのが「メカニカメタリカ」で。菊田くんともいっぱい打合せをしたんですが、歌詞の方向性やグループ名を作ってから設定を作る手法ではもうアイディアが枯渇していて(笑)。ただ、「なんでもあり」というような、ボカロ的なグループもあったら面白いんじゃないかというところまでは決まった状態でした。それくらい大雑把な状態から曲作りに着手してもらって、そのメロディを聞き込んで歌詞を練って、完成と同時に決まったユニット名がメカニカメタリカだったんです。結構、反復するようなメロディで印象的な曲を作ってもらえたので、そういうところはボカロにも通じるし、シルバ、アウル、ラナ、ジンというメンバーの名前も決まっていたので、そのメタリック感から派生して、このユニットが生まれました。今、振り返ると、こういうグループを作りたいなら、どんなキャラクターがいるかなと想像して、だんだんと肉付けしていった感覚がありましたね。

――上松さん、菊田さんとお話をされてきて、印象的だったことを教えてください。

RUCCA 「作品全体を一番知っているRUCCAちゃんが、この作品とこの音楽たちがどれだけ魅力的なのかを継続的に発信していったほうがいいよ」という、上松さんからのご助言は特に印象深いです。「プロデューサーさんに事前にOKをもらっちゃえば大丈夫だから」という安心材料をいただいたこともあり、僕のTwitterでの「#一日一テクノロイド」という投稿へと繋がっています。菊田くんとは、同年代で、作曲・作詞とそれぞれ役回りは違いますが、同じ時代に戦ってきた同士のような感覚があります。楽曲の方向性などについては、よくMTG時に意見を出させてもらって、アイディアを汲んでいただいています。とは言え、最終的に僕から言うセリフは決まっていて。「良い曲なら、良い歌詞は確実に作れるから、思い切りお願いします!」というもので。愛のある無茶ぶり(笑)ですが、いつも最高のカタチで応えてもらっています。エレガの音楽は、一聴して「エレガだ」とわかるようなカラーもありますが、そのエレガが作ったテクノが『テクノロイド』。リスナーに「これはエレガのテクノだ」と伝わるものを一貫して作っていこう、というのが音楽チーム全体としてのテーマですね。

――そんなエレガサウンドを歌うアンドロイドたち。彼らを演じる声優さんを選ぶときにはどんなことを大切にされたのでしょうか。

RUCCA 歌唱力はもちろん大事にしました。本当にたくさんの方にオーディションを受けていただいたのですが、多いキャラクターで、50人くらいの声優さんに受けてもらいましたね。このご時世ですから、テープオーディションがメインだったのですが、KNoCCとSTAND-ALONEはスタジオでオーディションをさせていただきました。実際にライブをしてもらうことも想定されていたので、やはり生で拝見したくて。

リリースした今の気持ち
――その『テクノロイド ユニゾンハート』は今年1月にリリースに。今のお気持ちをお聞かせください。

RUCCA 約5年前の「ゼロから音楽作品を一緒に作りましょう」とチャンスをいただいたタイミングまで遡ると、最初の1年は「どうしよう」と考えるばかりでしたが、チームができて3年くらい経過もして……そんななかで「本当にリリースできるのかな」と思っていた時期もありました。それが制作発表の際には、生放送で大々的な記者会見のような番組を企画すると聞いて、「それ、本当にやるんですか!?」とびっくりしたことも記憶に新しいです(笑)。本当にたくさんの方のお力を借りて『テクノロイド』が動いていますし、そのうえで僕にできることは全体の監修と歌詞を書き続けることくらいではありますが、ほかの人にはできないものを今後も目指して作っていきたいと、改めて思っています。

――このインタビューを読んでゲームを始める方もいらっしゃるかと思います。どんなふうに楽しんでもらいたいですか?

RUCCA 音楽ゲームはリズムゲームのものが多いですが、『テクノロイド』は音楽ゲームが苦手な方でも楽しめるようなパズルゲームなんです。音楽が流れるなかでパズルをする。タイミングを焦らせるようなこともないですし、ゲームのハードルは高くないけれど、キャラクターを育てる感覚はすごく楽しめるものになっています。あとは脚本家の関根アユミさん、九岡望さんに入っていただいた繊細で濃厚なストーリーがより深く伝わるように、楽曲も歌詞も物語に絡めて一生懸命制作していますので、皆さんに楽しくプレイしていただけたらと思います。

INTERVIEW & TEXT BY えびさわなち

●作品情報
TVアニメ『テクノロイド オーバーマインド』
2022年7月からテレビ東京他にて放送開始

【スタッフ(アニメ)】
原案:上松範康×RUCCA×Elements Garden
原作:芝浦アンドロイド研究室
監督:イムガヒ
スーパーバイザー:吉村 愛
シリーズ構成:関根アユミ
キャラクター原案:LAM
キャラクターデザイン:﨑口さおり
音楽:Elements Garden×RUCCA
音響監督:長崎行男
タイトル&ロゴ制作:雷雷公社
CG制作:LOGIC&MAGIC
アニメーション制作:動画工房

【キャスト】
KNoCC (ノックス)
– コバルト CV:浦和希
– クロム  CV:渋谷慧
– ケイ   CV:峯田大夢
– ネオン  CV:kayto

STAND-ALONE(スタンドアローン)
– カイト CV:古川慎
– ライト CV:萩谷慧悟
– ナイト CV:梶原岳人

【ストーリー】
たとえそれがプログラムでも、
確かに感じる、
人(きみ)と同じ胸の疼き――。

異常気象による急激な気温上昇の影響で、地上の大部分が水没してしまった未来。
世界はWorld Government《世界統治機構》によって管理され、気温上昇により過酷になった労働をロボットやアンドロイドに担わせることが推奨されていた。

太陽の歓びを失った人々が見出した新たな希望……それは様々な娯楽が集約された世界最大級の遊技場、エンターテインメントタワー『バベル』。
中でも歌とダンスで頂点を目指すクライムステージは世界を熱狂の渦に巻き込んでいた。

そして――ここはある『空き家』。
人々から忘れ去れたこの場所には、持ち主のいないアンドロイド・コバルト、クロム、ケイ、ネオンの4人が暮らしていた。
何のために作られたのか、なぜここにいるのかも分からないまま、同じ毎日を繰り返す4人…。
―そんな彼らと、1人の『少年』の偶然の『出会い』。
それは後に、人も、アンドロイドも、世界をも動かす運命の始まりだった。

「大丈夫。きっとまた会えるよ。たとえどんな困難がおとずれたとしても
――運命を、手に入れるために」

胸に込み上げた名も知らぬプログラムを頼りに、
王者<STAND-ALONE>が君臨するバベルの頂点を目指す4人。
彼らはどうして生まれたのか? 彼らの胸に込み上げたものとは?
熾烈なエンターテイメントバトルの裏で、世界の秘密が今、明かされようとしている――。

©芝浦アンドロイド研究室/TECHNO-OM Project

●ゲーム情報
スマホアニメ『テクノロイド ユニゾンハート』

App Store
https://apps.apple.com/jp/app/id1599225996?mt=8
Google Play
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.cyberagent.technoroiduh

【スタッフ(アニメ)】
原案:上松範康×RUCCA×Elements Garden
原作:芝浦アンドロイド研究室
監督:イムガヒ
スーパーバイザー:吉村 愛
シリーズ構成:関根アユミ
キャラクター原案:LAM
キャラクターデザイン:﨑口さおり
音楽:Elements Garden×RUCCA
音響監督:長崎行男
タイトル&ロゴ制作:雷雷公社
CG制作:LOGIC&MAGIC
ゲーム開発・運営:ワンダープラネット
ゲームシナリオ:九岡望

【キャスト】
KNoCC (ノックス)
– コバルト CV:浦和希
– クロム  CV:渋谷慧
– ケイ   CV:峯田大夢
– ネオン  CV:kayto

STAND-ALONE(スタンドアローン)
– カイト CV:古川慎
– ライト CV:萩谷慧悟
– ナイト CV:梶原岳人

メカニカメタリカ
– シルバ CV:榎木淳弥
– アウル CV:大塚剛央
– ラナ CV:杉林晟人
– ジン CV:仲村宗悟

フランキー♡ノット
– フラン CV:小林大紀
– ハイド CV:重松千晴
– リム CV:草野太一

D.M.A.
– ボーラ CV:濱野大輝
– キオ CV:塩口量平
– ロージー CV:小林竜之

機関紳士(からくりしんし)
– ノーベル CV:野島健児
– ルゥマ CV:土岐隼一
– アインザッツ CV:熊谷健太郎

【ストーリー】
異常気象による急激な気温上昇の影響で、地上の大部分が水没してしまった未来。

世界は World Government《世界統治機構》によって管理され、『人間』と、機械に感情を芽生させる『kokoro プログラム』を搭載した『アンドロイド』の共存す る社会が築かれていた。

そして――ここはエンターテイメントタワー『バベル』。
ロボット工学の世界的権威・芝浦エソラの一番弟子である『あなた』は、なぜか機能停止したまま放置されていた4体のアンドロイドと出会う。

何のために作られたのか、なぜ眠らされているのかも分からないまま静かに時を止めている4体……。

――そんな彼らを『あなた』は偶然にも目覚めさせてしまう。
「わから、ない……」
「オレたちは……バベルに……!」

彼らの『バベル』への挑戦、そして『あなた』との出逢いが、運命を大きく動かしていく。

「音楽は人間の心だけでなく、アンドロイドの kokoro も動かすのか。――更には両者の運命さえも」

関連リンク
『テクノロイド」公式サイト
https://techno-roid.com/

アニメ公式サイト
https://techno-roid.com/anime

ゲーム公式サイト
https://techno-roid.com/game

プロジェクトTwitter
https://twitter.com/TECHNOROID_info

ゲームTwitter
https://twitter.com/technoroid_game

『テクノロイド』公式サポーターズクラブ「TECH-LOVE」
https://www.tech-love.jp/
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