DJをテーマにしたメディアミックスコンテンツ「D4DJ」。その中で登場する大学生ユニット・Merm4id(マーメイド)の1st アルバム『V.I.P LAGOON』が、4月27日(水)にリリース。
初ステージから約3年の間に誕生した数々の楽曲に加え、新たな側面を見せる新曲「I will never die」も収録した充実の1枚に仕上がった。本稿ではリリースにあたって、メンバーへのインタビューを敢行。新曲への取り組みやお薦めの1曲などについて、じっくり語ってもらった。

Merm4id 1st アルバム『V.I.P LAGOON』インタビュー


この3年間を振り返って、今改めて感じる感謝と自身の成長
――「D4DJ」プロジェクト初のライブ「D4DJ 1st LIVE」を千葉・幕張メッセで開催してから、今年の7月で約3年 となります。となります。皆さんにとってはこの3年間の活動、どのようなものでしたか?

平嶋夏海 最初は、こんなに大きなプロジェクトに関わらせてもらうということ自体に驚きでした。でも、コロナ禍でなかなか想定通りにイベントやライブができなかった時期もあったなかで、それまで私がしていなかった新たなお仕事もさせていただけて。私たち自身もさらに成長させてもらえたことに、感謝の大きい3年間だったなと思っています。

岡田夢以 こういうご時世ではありつつも、3月の時点で3rdワンマンライブまで開催できたりと、ありがたいことに思っていたよりも定期的にライブをたくさんやらせていただいているなって、Merm4id的には最近すごくよく感じていて。しかもそのたびに、来てくださるお客様も配信で観てくださるお客様もどんどん増えていっているんですよ。なので「D4DJ」やMerm4idというものの輪が、皆さんのお力も貸していただきながら広がっていくのを感じられる3年ではありましたね。

葉月ひまり 私は、アイドル活動をされてきたほかの3人とは違って「D4DJ」が芸能活動のスタートだったので、最初は本当に右も左もわからなくて。
それこそ最初のステージはいきなり幕張メッセ(“D4DJ 1st LIVE”)だったんですけど、映像を観返したら今と比べて全然笑えていなかったんです。でも、メンバー3人やMerm4idの音楽プロデューサー・都田(和志)さんのお力もあって、ライブや写真集、カレンダーなど本当に色んな経験をさせてもらって……おかげで自分自身でもすごく成長できたのを感じていますし、メンバーにもプロデューサーにも感謝の3年間でした。それに、この情勢のなかでも「Merm4id、良いね」ってついてきてくださるお客様が、予想以上にたくさんいて。本当に、幸せな3年間でした。

平嶋 ……終わっちゃったじゃん(笑)。

岡田 解散するみたい(笑)

葉月 しないしないしない!

平嶋 過去形にしないで(笑)。

葉月 幸せ“です!”(笑)。

根岸 愛 それに「D4DJ」って、アニメやゲーム、ライブなどなど色んな方面からお客さんを楽しませることのできるコンテンツなんですよ。だからコロナ禍でも配信だけのライブができたりもしましたし、それこそゲームやアニメを通じてでも何かを届けられるというところで……エンタメの素晴らしさが詰まったコンテンツだなと感じます。

――「D4DJ」としては、毎週金曜日に「#D4DJ_DJTIME」としてDJプレイも配信していますし。

根岸 そうですね。それに私自身も、歌って踊るだけじゃなくてゲームの中で声だったり、色んな表現ができることがすごく楽しくて。
あっという間の3年間だったなと感じています。

――そんな様々な側面の1つであるライブ活動も皆さん重ねられてきました。そのなかで、ユニットやご自身の変化や成長を感じられた部分はありましたか?

平嶋 メンバー間でも、そこにプロデューサーを交えても、「もう1回行きたい!」と思ってもらえるような締め括り方をするライブにしたいね……という話をするようになりました。全力を出したうえで、「今日来られて満足」だけじゃなくて「次も!」という気持ちになってもらえるように、ライブ後半にかけての盛り上がりをしっかりと作っていけるような見せ方は意識するようになってきている気がします。

――終盤を尻上がりにすることで、次への期待をもたせるというか。

平嶋 そうですね。あとは……最後のMCで喋りすぎない、とか(笑)。

葉月 あー!言われるね。

平嶋 ライブに向けて頑張ってきたし達成感もあるから、どうしても感動して喋りたいことってたくさんあるんですよ。でも、そこであえて喋りすぎないように意識しよう……みたいには、ライブ前にみんな言われて。

葉月 「それは、ここぞというときに取っておいて」って。

平嶋 そうそう。
MCやお知らせのパートも含めて、ステージを降りるまでが全部ライブなんだ……ということが、1stライブに比べたら意識できるようになってきたのかな、と思っています。

葉月 MCで言うと、私はDJとしてのMCに自信が持てるようにもなってきました。正直、1stライブのときは全然任せてもらえていなくて、「なっちゃん(平嶋)、カバーよろしく」みたいなところも多かったんです。

平嶋 あはは(笑)。

葉月 でも、ライブを重ねていくにつれて「ここで前の3人が水飲むから、ひまりが喋ってつないで」みたいなことが増えてきたなかで、なんだかんだで上手くできるようになってきて。これも、回数を重ねてきたからこその成長なのかなと思うんです。それは「もし間違えちゃっても3人が支えてくれるから大丈夫」っていう信頼の積み重ねと……あとは「お客さんはMerm4idのことが好きで来てくれているはずだから、温かい目で見てくれるだろう」という気持ちもあるからこそ、自信を持ってステージに立てているんでしょうね。

根岸 私もメンバー1人1人のことがすごく信頼できるので、逆に自分のことだけを頑張ることができるんですよね。1stのときはまだみんなのこともキャラクター同士の関係値もあまりわかっていなかったので、その時点での大成功ではあったとは思うんですけど、今振り返るとやっぱりいっぱいいっぱいなところはあったんです。でもライブを重ねていくことで、キャラクター同士の関係値はもちろん、私たち自身の関係も出来上がってきて。ライブを重ねるたびにそれもお客さんに伝わっているのを感じています。

岡田 メンバー間だと、何も言わなくても伝わることも増えたよね。
合わせる前に「この子、ここでこういうこと言うかな?」とか、想像だけで景色が見えるようになってきたというか。そういう阿吽の呼吸みたいなものは、ステージ上やリハ、あと色んな配信でも最近すごく感じますね。

平嶋 テレパシーかな?(笑)

岡田 わかんない(笑)。でもそういう以心伝心が、最近できるようになってきたなって思う。これもやっぱり、ライブをたくさんしてきたからなのかもしれません。

根岸 あと、ライブでは毎回全力で全部を出し切るので、毎回終わったあとはみんな死にかけてるくらいの状態になるんですよ(笑)。そういうふうに毎回燃え尽きるような経験を今でもすることができることも、すごく貴重だなとも思うし。それだけまだまだ伸びしろがあると考えたら、それもすごく楽しいですよね。この先のライブもどうなってしまうんだろう?っていう、ワクワクと、ドキドキがあります(笑)。

ユニット・各メンバーそれぞれの新たな面が垣間見える新曲「I will never die」
――さて、ここからは『V.I.P LAGOON』自体のお話をお聞きしていきます。まさに3年間の皆さんの活動を凝縮した本作、皆さんとしては全体像を見てどのように感じられましたか?

葉月 まずは、最初は持ち曲が「Floor Killer」しかなかった私たちが、この3年でアルバムができるくらいまで曲が増えたということがすごく嬉しいです。私たちの3年間の詰め合わせが入った1枚になっていると思います!

平嶋 そんなふうに今までの集大成も込めつつ、キャラクターの衣装が一新されて2つ目の衣装になったというところも含めて、「第2章が始まるな」と感じられるものが完成したようにも思います。


岡田 うん。Merm4idを全部詰め込んだ、新しい名刺みたいなアルバムになったよね。今回のジャケ写はA ver.がキャラクター絵でB ver.が実写なので、もしお薦めしたいときには2枚セットで渡していただけたら(笑)、曲はもちろん誰がどのキャラをやっているのかもわかるようになっているんです。

根岸 それに、1枚のアルバムに曲がまとまったことで、「これを聴いてくれればバッチリ!」って言えるのも良いですよね。友達から「どの曲が一番良いの?」とか「どれ聴けばいいの?」って聞かれたときの答えが、結構悩みどころではあったので。あとMerm4idの楽曲って、皆さんからよく“治安が悪い”と言われるんですけど……(笑)。

――もはや合言葉みたいになっていますよね(笑)。

根岸 でも歌詞を読むと、結構乙女だったりするんですよ。しかも、それぞれゲームのイベントごとのテーマに沿ったものにもなっているので、アルバムを機に歌詞と一緒にフルサイズをじっくり聴いていただけるのも、また楽しみですね。

――そして今回のアルバムには、先日開催の3rdワンマンライブでも披露された新曲「I will never die」も収録されています。

平嶋 この曲は「こんな混沌とした世の中、自分1人じゃ何も変えられない」という葛藤と、「それでもみんなの力を合わせれば打破できるんじゃないか?」という強い気持ちが凝縮された曲になっていまして。Merm4idにしては珍しくジャンプをしたり手を挙げたりするような曲ではないので、今までとは違った姿を見せられる曲になっていると思います。


――ライブでも実際、そういった意識の元パフォーマンスを?

平嶋 そうですね。Merm4idの力強さとその眼差しを魅せられたら……という気持ちで、ライブでもパフォーマンスしていきました。

根岸 それに、ユニットとしてだけじゃなくて、それぞれのメンバーも今までとは違う顔が見える曲になっているんですよ。例えば私が演じる松山ダリアちゃんは結構声も低めなので、今までは歌でも結構低音担当だったんです。でも今回の曲は、コーラスや最後のセリフで高音のパートを担当させていただいていて。なのでライブでも「どう表現したらいいんだろう?」という葛藤もすごくあったんですけど、だからこそ今までとは違う顔が見える曲になっているように思います。

岡田 私が演じる水島茉莉花ちゃんも、普段はふわふわした感じの子なんですけど、この曲ではかっこいい路線ド真ん中のラップを担当しているんですよ。だから最初は、そのラップのテンション感と茉莉花ちゃんのイメージを擦り合わせるのが、結構難しくて。レコーディングでもプロデューサーと「茉莉花ちゃんのままで、いかに伝えるか?」というところを、「もっと!もっといける!」みたいにディレクションをいただきつつ、話し合いながら追求していったんです。

平嶋 その「もっといける!」っていうのは、かっこいいほうにってこと?

岡田 うん。「もっとかっこ良く、ダークに寄ってほしい」って言われて、最初は「茉莉花ちゃんでダークかぁ……難しいなぁ……」って思ったんだけど(笑)。でも茉莉花ちゃんは芸能の仕事をしているのもあって、計算というか(笑)、物事の把握が得意な子だったりもするんですよね。なので、「ワルいところを見せる」と振り切った“ワル茉莉花ちゃん”みたいな姿をイメージしながら歌っていきましたし、ライブでも茉莉花ちゃんなりのかっこ良さを見せられるように意識しています。

平嶋 逆に私はレコーディング順が3番目だったので、先に歌った2人の声が当てはまるところを踏まえたうえで、「なっちゃんはここかな?」と都田さんに思われていたところも多かったんです。……でも、都田さんに「一応歌わせてください!」とは言いました(笑)。

岡田 聴いてみないとわかんないもんね(笑)。

平嶋 そう!「私のAメロと、ラップも聴いてくださいよ!1回だけでいいんで!」って言って歌わせてもらって……1回しか歌わせてくれなかったし、結局変更にもならなかった(笑)。

一同 (笑)。

岡田 でも私は逆に、A・Bメロを特に頑張って準備していったのにラップになったから「ヤバい!」ってなった(笑)。「ここ、ダリアさんじゃないんだ!」とも思ったし。

葉月 あー!たしかにダリアだと思った!

根岸 最近さ、デモを聴いて予想したパート割が外れること、結構多いよね?

葉月 そう!意外性があるというか……。

根岸 きっと、色々考えてくださっているんでしょうね。

平嶋 そうだね。毎回毎回、今までとは違った味を出さなきゃいけないから。

葉月 私、「I will never die」はMerm4id初の応援歌だなと思うんです。Merm4idの曲って、一緒に盛り上がる系のものは多いんですけど、励ます曲はないな……って今まで思っていたんですよ。でも、この曲はまさに応援歌だ!と感じたんです。実際私が落ち込んでいたときにこの曲をいただいて、すごく刺さったというのもあったかもしれないんですけど……。

――歌う前にまず、葉月さん自身が曲に込められたエールを受け取っていたんですね。

葉月 はい。だからこの曲をパフォーマンスする側に回ったときは、「私が思ったことを、そのまんまみんなに伝えればそれが正解だ」という気持ちで。「一緒に楽しもうぜ!」と煽ったりするよりも、「誰かに届きますように」と想いを伝えることを念頭に置いたパフォーマンスをすることができました。

根岸 明るい人って、実は裏ですごく頑張っていたり熱い想いを持っていたり……みたいに、別の顔を持っていることも多いですよね。だからMerm4idにこの曲があることで「明るいだけじゃないんだぞ」というところもお見せできますし、そのぶんほかの曲もさらに際立つように思います。

――ちなみにこの曲、初披露された3rdワンマンでの反応はどのようなものでしたか?

平嶋 どうだったっけ?曲自体が声を出して盛り上がるタイプじゃないし、しかも今ってライブで声が出せないから、会場ではなかなかわからなくて……。逆に「どうだったんだろう!?」ってすごく気になったよね?

岡田 そうだね。ライブ中は、やり切るほうを優先に考えてたから。

平嶋 だから多分メンバーもスタッフも、帰り道とか次の日にドキドキしながらTwitterを覗いて、「かっこ良かった」とたくさん言ってもらっていたのを見たんだと思います。

根岸 やっぱり初披露っていつでも緊張するけど、Twitterとかを見た感じ、評判はすごく良かったので。「あぁ、良かったな」って思った(笑)。

平嶋 初披露から曲の雰囲気だけじゃなくて、歌詞の意味もお客さんに伝わっていたら嬉しいよね。Merm4idのライブでは、初披露の曲でも歌詞がちゃんと伝わるように後ろのモニターに歌詞を映していたりもするから。

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改めて今聴いてほしい!メンバーそれぞれのお薦めの1曲とは?
――そんな「I will never die」以外にも、『V.I.P LAGOON』にはたくさんの楽曲が詰め込まれています。もしそのなかからあえて1曲お薦めを挙げるとしたら、それぞれどの曲になりますか?

平嶋 私、A ver.収録の「Princess advent (V.I.P LAGOON Remix)」がすごく好きなんですよ。この曲は、自由奔放な自分が一番だと考えているような女の子がメインだと思わせつつ、実はそれを裏で操っている茉莉花がいる、という設定がありまして(笑)。だから私が真ん中でふわふわ踊っているんですけど、実は……。

岡田 踊らせてるんだよね(笑)。

葉月 持ち上げてる(笑)。

平嶋 そう。そのコンセプトが元々好きだったんですよ。それに、ファンの皆さんがライブにグッズじゃない扇子を持ってきて、この曲で盛り上がってくださったのも印象深くて。そんな方々からの要望もきっとあったでしょうし、メンバーからも「グッズで扇子が欲しい!」と強い要望を出した結果(笑)、実際にグッズ化されまして。私たちもそれを使って踊った……という思い出もあるんです。しかもこのバージョンでは、みんなの「ふわふわ」っていう声がさらにミックスされていて聴くだけでも楽しくなるし、3rdライブでもファンの方が今まで以上に盛り上がってくれていたのを感じたので、お薦めです!

岡田 私は「High tension BPM」をお薦めしたいです。完全に好みになっちゃうんですけど……(笑)。イントロの1音目から、もう大好きで!

葉月 わかる!

根岸 たしかに!

岡田 まさにタイトル通りに、どんどんボルテージが上がっていくような感じがするんです。あとこの曲、大体ライブ後半の一番キツいところに置かれる曲なんですけど(笑)、ライブを重ねるなかでそのぶん「頑張るぞ!」って気合いが入り直す曲にもなったんです。それに、Merm4idのオリジナル曲の中で唯一ショートバージョンのキャラMVを作っていただけた曲でもあるので、思い入れも強めなんですよね。

葉月 私は今回フルが初音源化される「HOLY WORRY」です。私、3rd LIVEに初めて大学の友達を呼びまして、ライブ後に「『HOLY WORRY』が一番好きで、めちゃくちゃ刺さった」って言われたんですよ。そのとき理由を聞いたら、その子も「ちょうど周りの友達が彼氏ができたり予定あったりで、この曲みたいにクリスマスぼっちだったから刺さりまくった」って言ってたんです!

根岸 えー!すごい。

平嶋 リアルタイムで?

葉月 うん。リアルタイムだったんだよ。それにMerm4idって、クリスマスをテーマにした曲がクリぼっちの曲だったり、結婚式をテーマにした曲が「OMG」だったりと変化球なものが多いんですよね。なので、刺さる人には刺さりすぎる曲でもあるし、Merm4idらしさも全開の曲ということで、「HOLY WORRY」をお薦めしたいです。

根岸 私は「BOOM-BOOM SHAKE!」です。最初にデモで聴いたときからぶち上がる曲なんだろうなと感じてはいたんですけど、初披露したときから評判も良かったですし、ほかの「D4DJ」のキャストさんもこの曲を好きと言ってくださる方も多くて。アゲアゲなサウンドですし、ライブでやっていて自分もすごく楽しいので、大好きです。

――しかも、根岸さんとしては見せ場もありますし。

根岸 あはは(笑)。サビの直前の“One, two, three let’s go!”ですよね?そこも、結構良いって言ってもらえるんですよ。みんな真似してくれますし(笑)。

――真似してくれるんですか(笑)。

根岸 そう。なんか言いたくなるみたいで、それも嬉しい。やっぱりライブでは外せない曲なんじゃないかなと思っています。

――ライブといえば、『V.I.P LAGOON』のA ver.には1stワンマンの映像も収録されますね。

平嶋 B ver.には「V.I.P LAGOON Non Stop Mix ver.」がついてるんですよね。……Non Stop Mixの話をしていいですか?

――ぜひ!

平嶋 私たちは音楽を作ること自体はしていないので、制作にどれだけ時間がかかるかはよくわかっていなくて。それでこのNon Stop Mixをいただいたときにプロデューサーに「どれくらい制作期間かかったんですか?」と聞いたら、「1ヵ月半かかった」って言われて。「えっ?そんなに!?」って思ったんです。

岡田 ね、びっくりしたよね。

平嶋 やっぱり、BPMが違うものを合わせたり、構成を考えたりするなかで時間がかかったと言っていて。しかも「I will never die」も結構ギリギリまで直しがあったりと、『V.I.P LAGOON』には支えてくれる人たちの気合いもかなり入っていると、メンバーもひしひしと感じているんですよ。ライブで聴いただけだと忘れちゃっているところもあるかもしれないから、改めてその気合いを、このアルバムを聴いて感じてほしいです。

――既存曲も1曲1曲、元々気合いの入ったものなわけですから。

平嶋 そうなんですよ。だからこそ、ライブであんなに盛り上がる曲になってるんでしょうね。私たちの歌を10割増しぐらいでかっこ良く仕上げてくれているので、本当に頭が上がりません。

――さて、今回のリリース後にも5月の“D4DJ D4 FES. LIVE -ALL IN-”をはじめ、アニメ『D4DJ Double Mix』の放送や4thワンマンライブの開催など、ますます展開が続いていきます。それも踏まえつつ、Merm4idとして今後やってみたいこと・挑戦してみたいことは、今ありますか?

岡田 そうですね……Merm4idって、この3年で1回も地方公演をしたことがないんですよね。だから……。

根岸 私も言おうと思ってた(笑)。全国ツアー、してみたいですね。

岡田 やりたいねぇ。そういうタイミングがいつか訪れたらいいなと願っています。まず東名阪は回りたいし……沖縄も北海道も行きたいよね?

平嶋 あー!沖縄良いね!

岡田 特にMerm4id、暖かいところ絶対似合うだろうし。

根岸 たしかに。けどあの衣装で北海道でライブしたらヤバいね。……あ、でも外じゃなければいいのか(笑)。

平嶋 うん。外じゃなければ大丈夫(笑)。寒いところじゃなければ、野外も良いよね。

根岸 たしかに。ちょっと行ってみたいね、地方。

葉月 私は、Merm4idといえば「大学生でオール」みたいなイメージがあるので、夜通しライブやってみたいなぁ……。日付が変わる頃に開演して、始発で帰る……みたいなことをやってみたいです!

根岸 うわー!そっかそっか。

葉月 絶対楽しいと思う。

――コロナ禍前には、そういうライブイベントも結構ありましたけど……。

葉月 そうなんですよ……!だからご時世が落ち着いたら、いつかやらせてほしいです。

平嶋 Merm4idって歌詞の中に唯一お酒が出てくるユニットだし、よくお酒を飲んでいる設定もあるんですよね。だから……テキーラをボトルごとオーダーできるライブ?

一同 (笑)。

葉月 ヤバい!(笑)。

平嶋 「ING」の歌詞の“TequilaボトルごとOrder OK?”っていうフレーズにちなんで、メンバーも乾杯して。

根岸 絶対楽しい(笑)。

葉月 ヤバいねぇ。

平嶋 多分、Merm4idしかできないんじゃない?

根岸 たしかにね。話題にはなりそう(笑)。

平嶋 うん(笑)。お客さんからオーダーがプレゼントできる会場もあるって知ったときに「それ良いな!」と思ったんですよね。だからそういうところで、お客さんが私たちに飲ませたいお酒をオーダーして……。

葉月 いただいたら、私たちがそれ飲むの?

平嶋 そう(笑)。

岡田 うわー、大変だぁ(笑)。

平嶋 でもね、実際ゲームの中だとダリアがバーテンをやっていて、お酒を作ってくれるようなシーンもあるんですよ。

――そういったゲーム内のエピソードを反映するようなものって、皆さんに挙げていただいたもの全部に共通しているように思います。

岡田 たしかに!沖縄と北海道もゲームの中でツアーも回ってましたし……。

平嶋 うん。そういうゲームの中のお話を、現実にも持ってくることができたら、それも面白いかもしれないですね。

INTERVIEW & TEXT BY 須永兼次

●リリース情報
Merm4id 1st アルバム
『V.I.P LAGOON』
2022年4月27日(水)リリース

【A ver.】

価格:¥9,900(税込)
品番:BRMM-10521

【B ver.】

価格:¥4,400(税込)
品番:BRMM-10522
■A ver. 収録内容

【CD】
01. Floor Killer
02. ING
03. round and round
04. 4U
05. BOOM-BOOM SHAKE!
06. High tension BPM
07. S.T.O.P.!
08. NO-NO
09. HOLY WORRY
10. I will never die
11. Princess advent (V.I.P LAGOON Remix)

【Blu-ray】
・「Merm4id 1st LIVE Luv♡4U supported by シンガポール政府観光局」ライブ映像(1公演分)

■B ver. 収録内容

【CD】
<DISC1>
01. Floor Killer
02. ING
03. round and round
04. 4U
05. BOOM-BOOM SHAKE!
06. High tension BPM
07. S.T.O.P.!
08. NO-NO
09. HOLY WORRY
10. I will never die
11. Make some noise! (V.I.P LAGOON Remix)

<DISC2>
・V.I.P LAGOON Non Stop Mix ver.

関連リンク
D4DJ公式サイト
https://d4dj-pj.com/

D4DJ公式Twitter
https://twitter.com/D4DJ_pj

スマートフォン向けリズムゲーム「D4DJ Groovy Mix」公式サイト
https://d4dj.bushimo.jp/
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