アメリカンロックをベースにしたカラフル&ポップな世界観でみんなにワクワクを届ける、声優の村上奈津実と田中ちえ美によるユニット、NACHERRY(ナチェリ)。2021年の結成から快進撃を続ける彼女たちの2ndミニアルバム『Now Loading!!』は、ラップ曲から初の作詞に取り組んだ各自のソロナンバーまで、「冒険」をテーマに様々な挑戦が盛り込まれた一枚に。
NACHERRYの輪を広げるべく、手を取り合ってさらなる高みを目指す2人に話を聞いた。

NACHERRY「Catch me⇄Catch you」Music Video


テーマは「冒険」!2人のアイデアも反映された2ndミニアルバム
――今年1月に1stミニアルバム『CANDY SUNDAY』をリリース、3月には初の有観客ライブイベントを開催されましたが、ファンの反応やリアクションはいかがでしたか?

田中ちえ美 やっぱりライブイベントができたことはすごく大きかったです。これまではファンの方と直接会う機会がなかったので、もちろんツイッターやファンレターを通じていっぱい感想をいただいていたんですけど、実際にイベントで皆さんの反応を見たことで「こんなにたくさんの方が応援してくれているんだ」という実感がさらに湧いて。これからもどんどんNACHERRYの輪を広げていきたいと、改めて強く感じました。

村上奈津実 そのライブイベントでも披露した「HAPPY NACHERRY BIRTHDAY」(『CANDY SUNDAY』収録)というバースデーソングがあるんですけど、誕生日を迎えた方から「この曲を聴いて誕生日をより楽しむことができた」というお便りが届いたり、「この曲を誕生日に聴くのが今から楽しみ」と言ってくださる方もいて。皆さんの日常にもNACHERRYがいることを感じられて、すごく嬉しかったです。

――そして早くも届けられた2ndミニアルバム『Now Loading!!』。前作『CANDY SUNDAY』と比べて、どんな作品になったと感じますか。

村上 前作はNACHERRYの自己紹介というか、「アメリカンロックの方向性でやっていきます!」っていうのを見せる作品だったんですけど、今作はそこからさらにパワーアップして、「冒険」をテーマに前作よりもさらに突き抜けたこと、ラップに挑戦したり、各々が作詞に挑戦したり、色々な冒険を詰め込んだ作品になりました。

田中 前作のときは初めてのミニアルバムということもあり、スタッフの方たちが作り上げたものを私たちが歌っていく形だったのですが、今回は私たちもたくさんアイデアを出させていただきました!なっちゃん(村上)がイベントで「ラップをやりたい!」と言ったことが「ナチェリのWa!!」に繋がったり、私の「かっこいい曲が好きです」という話から「Brave?」が生まれたので、そういった意味でも「冒険」というテーマにピッタリの作品になったと思います。

――なかでも175RのSHOGOさんが作曲したリードトラック「Catch me⇄Catch you」は、これから冒険に向かうときのワクワク感を感じさせる、チップチューン風のパンキッシュなナンバーに仕上がっています。

村上 今回は「冒険」と同時に「ゲーム」というテーマもあって、これはそのリード曲ということで、イントロがゲームの始まる音っぽくなっていたり、歌詞にも“AとB同時に押してエントリー”や“…冒険続けますか?”といったフレーズが入っていて、ゲーム要素満載の曲にしていただきました。
私たちもゲームが大好きで、NACHERRYのYouTubeチャンネルでゲーム実況をさせていただいたこともあるので、歌っていて楽しいしテンションが上がる曲です。

田中 曲の構成も少し変わっていて、「あれ、2番はないの?」みたいになるところが、冒険感があって面白いですし、全体的にキャッチーなのかと思いきや、Dメロでちょっとエモさも醸し出すという。歌詞の中にも、「頑張りたい!」と思えるような前向きな言葉がたくさん出てくるので、聴いてくれる方も元気になれるんじゃないかなと思います。この間のライブイベントで1コーラスだけ初披露したときも、お客さんがノリノリになってくれて。

村上 ね。「あれ?みんなこの曲、知ってたの?」みたいな感じで(笑)。なのでライブでフルで歌ったら絶対に盛り上がる自信があります。

――今、田中さんからDメロの話題が出ましたが、村上さんもこの曲のDメロが大好きらしいですね。

村上 大好きです!この部分の歌詞を、自分の人生に置き換えて考えてしまうんですよね。“間違えて最初からやり直し でも見て 強くなってるよ”って、ゲームで例えるなら「ゲームオーバーになったとしてもレベルは上がっている」ということですけど、それは人生も同じで、もしくじけるようなことがあったとしても、ちゃんと前に進んでるよっていうことだと思っていて。自分の経験とも重ね合わせられる歌詞なので、すごく好きです。

――なおかつ「Catch me⇄Catch you」という曲名を含め、“君”と“僕”で一緒に冒険に出る内容になっているので、お二人の関係性はもちろん、NACHERRYとファンにも置き換えて聴くことができますよね。


田中 そうですね。歌詞でも“一緒に行こう おいで”と言っているので、みんなと一緒にこのゲームの世界を楽しんでいこうよ、NACHERRYの輪を広げていこうよ、というメッセージが伝わると思います。

村上 “絶対君にも見せたいから まわり廻って会いたいから”のところも、まだ見ぬ人たちにもNACHERRYを知ってもらいたい気持ちが重ねられて。

田中 たしかに!この曲を通して、更にたくさんの方に知ってもらえたら嬉しいですね。

――レコーディングでこだわったポイントは?

村上 サビ終わりの箇所でビブラートを効かせて歌っているんですけど、そこは私たちのサウンドプロデューサーでこの曲の編曲もしてくださったROCK’A’TRENCHの山森(大輔)さんに指導してもらいながら頑張りました。お腹を押してみたり、飛び跳ねてみたり、色々なことを試してみて。元々ビブラートは苦手だったんですけど、おかげで少し成長できました。

田中 私は“Catch me”と“Catch you”のところを語尾にビックリマークをつける感じで歌いました。ここは曲名に入っている言葉でもあるので、「皆さん、覚えて帰ってね!」くらいの気合いを入れて、聴いてくれた人がこの曲に惹き込まれる感じになればいいなあと思って。

村上 最後の“Catch me! Catch you!”っていう掛け声の田中、すごくかわいい。

田中 ありがとう!この曲はそれぞれのソロバージョンもあるので、2人の歌い方や解釈の違いを聴き比べるのも面白いと思います。

村上 でも、やっぱり2人で歌ったバージョンが好きだけどね。


田中 お互いのいいとこ取りをしてくれていて、補い合えている感じがするもんね。




凛々しさ満点のロックナンバーから初挑戦のラップ曲まで!
――2曲目の「Brave?」は、田中さんの「かっこいい曲」というリクエストに応えて作られたとのことですが、実際にすごく勇ましい楽曲になっていますね。

田中 そうなんですよ。私はバンド系のかっこいい曲が大好きなので、この曲のデモをいただいたときは「キター!」と思って(笑)。難しい曲調なのでレコーティングは苦戦しましたが、こういう曲を歌える環境自体がすごく嬉しくて、気合いが入りましたね。今まで積み上げてきたものを経て、「さあ、戦うぜ!」っていう感じの歌詞も自分たちに重なるなと。

村上 NACHERRYは口角を上げて笑顔で歌う曲が多いんですけど、この曲に関しては、目つきがキリッとなるような歌い方が合うんだろうなと思ったんですよ。でも、逆に力み過ぎたみたいで、ディレクションで「もう少し力を抜いて、優しげにふわっと歌ってもいいよ」と言っていただけて。私は口角を上げる系のほうが得意なので苦戦しましたけど、すごくかっこいい曲になりました。この曲は田中の声がバチバチにハマっていて。歌割りも田中から始まるので、世界観を作り上げてくれていて、拍手したい。

田中 嬉しい!歌い方にもメリハリを付けていて。
Aメロのところは少し抑えめで、そこからサビで一気に熱くなる感じは、少年マンガ系の主題歌みたいで「好きだわー!」ってなります(笑)。

――この曲を作曲・編曲した山田貴洋さんは、それこそASIAN KUNG-FU GENERATIONとして数々のアニメ作品にも関わってきたわけですからね。一方で岡田マリアさんによる歌詞は、自分自身を鼓舞してくれるような内容になっていて。

田中 私は勇者が1人で旅している姿が浮かんで。

村上 1人なんだ。私はパーティを組んでいるイメージだった。

田中 そう、私の友達も試聴動画でこの曲を聴いてくれたとき、仲間たちと一緒にいる感じだって言ってた。でも、私は1人で雨に打たれながら特訓したり、泣く日もあるけど「でもやってやるぜ!」みたいな、孤高の戦士のイメージなんだよね。

村上 私は勇者と一緒にパーティを組んでいて、勇者に追いつきたくて頑張っている存在だと思ってた。勇者に負けないほど強くなってきたけど「私はどう?Brave?」みたいな。

田中 なるほどね。私は勇者として歌っていたかもしれない。
なっちゃんは客観的に、私は主観的に歌っている違いみたいな。

――でも、それなら勇者とその仲間が揃うので、ちょうどいいじゃないですか。

村上 たしかに!それいいかも。(田中に向けて)サポートします。

田中 ありがとう(笑)。色んな解釈ができる歌なので、皆さんはどう捉えるのか、感想を聞いてみたいです。

――続く「MY FIRST DAY」は、THE BAWDIESのTAXMANさんが作編曲したジャングリーなギターポップ(編曲は山森大輔との共作)。

村上 すごくノリやすくて、一度聴くと頭から離れなくなるくらいキャッチーな曲です。歌詞もストレートで、人はいつでも変われるし、「最初の日」になるんだっていうことを歌っていて。「私の居場所はここじゃないのかも」っていう思春期の気持ちも思い出させる歌詞なので、きっと色んな人の共感を得られるんじゃないかと思います。

田中 「Catch me⇄Catch you」はテンション上げたいとき、「Brave?」は気合を入れたいとき、「ナチェリのWa!!」はノリノリになりたいときに合うと思うんですけど、「MY FIRST DAY」は家で洗濯や料理をしているときにふと聴きたくなるような、皆さんの日常に寄り添う曲になればいいなと思っていて。私もメイクをしているときにこの曲を流すと「今日は楽しくなりそう」って思うし、「よし、行くぞ!」というよりかは「なんか行けそう」っていう気持ちにさせてくれる曲なので、常日頃から聴いてもらえたら嬉しいです。


――日々に潤いを与えてくれるような歌ですよね。歌詞もリラックスした雰囲気がありますし。

田中 “365日のMY FIRST DAY”と歌っているので、365日、常に隣にいてくれるような存在の曲になってほしくて。つい鼻歌で歌ってしまう、みたいな。

――コーラスやハモリもたくさん入っていて、歌後自体がすごく気持ちいいです。

村上 レコーティング当日に追加で歌ったパートが多かったので、完成品を聴いたときは「こんな感じになったんだ!」って感動しました。私はラスサビの追っかけみたいなところ、声がどんどん重なっていくところがすごく好きです。

田中 2人だからこそできる歌い方を、今後もどんどんやっていきたいよね。

――そして村上さんの「ラップをやりたい」という希望を受けて作られたのが、HOME MADE 家族のMICROさんが詞曲で関わったロックなラップ曲「ナチェリのWa!!」。

村上 最初にデモを聴いたときは、「こういうのがやりたかった!」と思って本当にブチ上がりました(笑)。もう何回も聴き込んで、歌詞を見なくても歌えるようになって。

田中 ラッパーのハートあるよね。

――一方、田中さんはラップに苦手意識があったとか。

田中 そうですね。だから最初は「マジか……」と思って(苦笑)。

村上 たしかにそういう顔してた(笑)。

田中 ラップには今まで全然触れてこなかったので、自分がラップを歌っているビジョンが全然見えなくて。そもそも技術的にできるかどうかもわからなかったし、もしライブでこの曲をやるとしても体の動かし方がわからないっていう。デモ音源も歌詞はNACHERRYの世界観だけど、仮歌の声がMICROさんだったので、私の頭の中でゲシュタルト崩壊してしまって……(苦笑)。

村上 素晴らしい仮歌でした!

田中 そう、完成されていたので、私はどう歌えばいいのかわからなくなってしまったんです。なのでレコーディングはなっちゃんに先にやってもらって、それを聴いてようやくNACHERRYのラップのイメージが見えてきたんです。

村上 でも、私も結構直したんですよ。最初はMICROさんの仮歌のコピーをやってしまっていたので、MICROさんに「もう少し村上さん自身で大丈夫ですよ」と言っていただいて。それと「かっこよさ」だけでなく「かわいさ」もほしいということで、すごく戸惑ったんですけど、最終的にはNACHERRYらしいラップをすることができました。

田中 なっちゃんが「かわいさ」を表現してくれたおかげで、この曲ではラップに初挑戦する私たちが頑張って歌っている姿を見せたいんだ、ということがだんだんわかってきて。MICROさんも現場で色々アドバイスしてくださったんですけど、すごく優しい方で、とにかく肯定してくれるんです。なので最初はすごく不安だったけど、「私、出来てるんだ!」と思えてきて。もしかしたら一番楽しいレコーディングだったかも。ラップは楽しいっていうことに気づけました。

村上 嬉しい!歌い終わったあとにすごく達成感がある曲だったよね。

――ラップだけでなく合いの手も、しっかりとNACHERRY流になっていて良かったです。「ブルン!ブルン!」とか。

村上 そこもライブではどうしようね。

田中 恥ずかしくて、まだそこの殻は破れないかもしれない(笑)。


作詞&作曲にもチャレンジ!お互いの気持ちがリンクしたソロ曲
――さらに今回は「なっちゃん盤(通常盤A)」と「ちぇみー盤(通常盤B)」のそれぞれにお二人のソロ曲を収録。村上さんのソロ曲「Let’s Roll」では、作詞だけでなく作曲にも挑戦していますね(作詞は岡田マリア、作曲は山森大輔との共作)。

村上 最初は作詞だけのつもりだったんですけど、テーマがないと漠然として上手く書けなかったので、「じゃあお互いのことを思って書けばいいんじゃない?」ということで、田中に焦点を合わせて歌詞を書くことにして。ただ、楽曲はまだ無い状態だったので、1番を書き終わった時点で、1番の尺に合わせて2番の歌詞を書こうにも、ちゃんと音にハマるのかわからなくて難しかったんです。なので鼻歌で仮メロディをつけて最後まで書いたら、そのメロディを結構使っていただけて、結果、作曲のクレジットに私の名前が入ることになりました。もっとアレンジされると思っていたんですけど、割と残してくださって。

――村上さんは学生時代にバンド活動をしていた経験もあるそうですが、これまで作曲したことは?

村上 たしかにバンドはやっていましたけど、作詞や作曲はしたことがなくて……あっ!でも、小学生のときによく自分で曲を作っていました。「かゆい歌」とか。(その場で歌い始める)「かゆい、かゆい、かゆすぎる~、かゆかゆパラダイス~♪」っていう(笑)。

――かわいらしい曲ですね(笑)。

村上 ほかにも「クレンザーの歌」とか、お友だちの誕生日をお祝いする歌とか。子供向けの童謡みたいなのをよく作っていたので、メロディを考えるのは好きだったのかもしれないです。

――歌詞は2人でゴールに向かって突き進む気持ちが描かれていますが、これは田中さんのことをイメージして書いたわけですよね。

村上 そうなんですけど、難しかったです。1番と2番で同じことを言っていたり、同じ言葉ばかり使ってしまって……“私達”って何回言うねん!みたいな(苦笑)。岡田さんには、私が日本語で“君の涙”って書いていたところを“君のtears”にしてくださったり、すごく助けてもらいました。

――その“思い出すよ 君のtears”の部分は気になっていたんですよね。これは田中さんが流した涙のこと?

村上 そうです。過去に泣いている田中を見たときのことを思い浮かべながら書きました。本当は“君の悔し涙”にしたかったんですけど。

――そばで見てきた村上さんだからこそ書けた歌詞でもあると。田中さんはこの曲を聴いていかがでしたか?

田中 まず、この清涼飲料水のCMソングにできそうな爽やかな曲調がすごく好きで、青春ロックというテーマが頭に浮かびました。歌詞もこれまでを振り返られるような内容にもなっているし、現実に起こった出来事をイメージすることができて。“最初は何もなかった 夢はそれぞれのものだった”で始まりますけど、本当にそうだったんです。でも、そんな私たちが作品で一緒になって、そのときには思いもしていなかった2人でアーティストデビューすることになって、今は同じ目標を持ちながら活動している。しかも“坂上り満月のサイン”も“靴紐ぎゅっと 君となら”も実際にあったわけではないんですけど、まるでMVを観ているみたいに情景がはっきりと浮かんで。「MY FIRST DAY」と同じで、この曲も常に隣りに置いておきたいし、本当にありがとうの気持ちでいっぱいです。

――やはり村上さんの書いた言葉だからこそ刺さる部分があったわけですね。

田中 “がむしゃらだけじゃないゴールへ”とか“君と一緒だから嬉しくて”とか、難しい言葉じゃなくストレートに伝えてくれるのがなっちゃんらしいなと思って。

村上 難しい言葉は思いつかなくて(笑)。

田中 “ふたりにしか描けないさくらんぼロード”もね。

村上 ここは多分NACHERRYの2人じゃないと出てこない歌詞だから。

――そして「ちぇみー盤」に収録されるのが、田中さんのソロ曲「We Fly We Sing」。これは田中さんが村上さんのことを思って歌詞を書いたんですよね?(作詞は岡田マリアとの共作)。

田中 そうです。私は最初からメロディがないと(歌詞を)書けないとプロデューサーに伝えていたので、まず音源を作っていただいたんです。それこそなっちゃんは前作の「パールを落としたマーメイド」という曲が好きなので、バラードというわけではないけれど、歌詞もどちらかと言うと語りかけるような内容にしたくて。「元気出して、2人なら大丈夫」みたいなニュアンスと言うか。なっちゃんのストレートにぶつけてくれる歌詞とは逆で、私はふんわり語りっていう感じですかね。

――2人で手を取り合ってどこまでも飛んで行くようなイメージが浮かぶ、素敵な歌詞です。

田中 “風を切って あの小さな光に沿って”とか“私達のステージほら 見えてきたよ”とか、改めて見ると結構ロマンチックな歌詞だし、なんかプロポーズみたいになってしまったので、なっちゃんに聴かせるまですごく恥ずかしかったです(笑)。しかも、お互いどんな歌詞を書いているのかは知らなかったので、なっちゃんに「私、ちょっとプロポーズみたいになっちゃったんだけど」って話したら、「私は別にそんなことないかも」って言われて、「あれ、そこは違うんだ?」っていう(笑)。でも、歌詞をよく読むと、言っていることは似てるんだよね。

村上 そうなの。伝えたいことは一緒なんだなと思って。

田中 「2人なら大丈夫」とか「これから高みを目指していこうよ」とかね。

――村上さんはこの曲を最初に聴いたとき、どう感じましたか?

村上 本当にプロポーズされたような気持ちになりました(笑)。なんか告白されたような感じで、ドキドキしちゃって……。

田中 なんなら私たち、もう結婚しているんで(笑)。プロポーズ成功してますから!

村上 OKしました(笑)。でも“月”とか共通する単語が出てくるのは驚いたし、歌詞やメロディに宇宙感があるのも良くて。私が一番好きなのは“下を向くことも ここなら悪くないね”のところですね。ここは私たちだけじゃなくてNACHERRYチームのことを思い出せる歌詞でいいなと思いました。NACHERRYの現場はネガティブなことも前向きな考えにしていけるので。大好きな曲です。

――さて、この秋にはバックバンドを率いて1stライブの開催も決定しました。最後に初ワンマンへの意気込みをいただけますか。

田中 NACHERRYを応援してくださっている方には、まずはこのライブでNACHERRYのことをもっと好きになってもらって、その人たちからNACHERRYの良さを色んな人に伝えてもらって、NACHERRYの輪が広がっていけばいいなと思っています。観てくれる人に何かしらが刺さるライブにしたいです!

村上 この間のライブイベントでも、みんなとの魂のぶつかり合いを感じることができたので、フルライブは絶対にそれよりも楽しい時間になる確信があります。私たちも楽しみだし、みんなをNACHERRYの輪に巻き込んで、さらに大きくできたらいいなと思っていて。来てくれた皆さんが楽しんで、最高の記憶に残る一日にしたいです!

INTERVIEW & TEXT BY 北野 創(リスアニ!)

●リリース情報
NACHERRY 2ndミニアルバム
『Now Loading!!』
6月29日発売

【NACHERRY盤(初回限定盤、CD+Blu-ray)】

価格:¥3,520(税込)
品番:LACA-35976
フォトブック、スリーブ付
初回生産特典:ナチェリわくわく絵合わせカード(全16種よりランダム1枚封入)
2022年秋開催NACHERRY1stライブチケット最速先行抽選申込券

<CD>
01.Catch me⇄Catch you
作詞:岡田マリア / 作曲:SHOGO / 編曲:山森大輔
02.Brave?
作詞:岡田マリア / 作曲・編曲:山田貴洋
03.MY FIRST DAY
作詞:岡田マリア / 作曲:TAXMAN / 編曲:TAXMAN、山森大輔
04. ナチェリのWa!!
作詞:MICRO、岡田マリア / 作曲・編曲:山森大輔、MICRO

<Blu-ray>
01.「Catch me⇄Catch you」Music Video
02.Music Video Making

【なっちゃん盤(通常盤A、CD)】

価格:¥2,420(税込)
品番:LACA-15976

初回生産特典:ナチェリわくわく絵合わせカード(全16種よりランダム1枚封入)
2022年秋開催NACHERRY1stライブチケット最速先行抽選申込券

<CD>
01.Catch me⇄Catch you
作詞:岡田マリア / 作曲:SHOGO / 編曲:山森大輔
02.Brave?
作詞:岡田マリア / 作曲・編曲:山田貴洋
03.MY FIRST DAY
作詞:岡田マリア / 作曲:TAXMAN / 編曲:TAXMAN、山森大輔
04. ナチェリのWa!!
作詞:MICRO、岡田マリア / 作曲・編曲:山森大輔、MICRO
05.Let’s Roll/歌:村上奈津実
作詞:村上奈津実、岡田マリア / 作曲:村上奈津実、山森大輔 / 編曲:山森大輔
06.Catch me⇄Catch you(なっちゃんver.)/歌:村上奈津実
作詞:岡田マリア / 作曲:SHOGO / 編曲:山森大輔

【ちぇみー盤 (通常盤B、CD)】

価格:¥2,420(税込)
品番:LACA-15977
仕様:CD1枚
初回生産特典:ナチェリわくわく絵合わせカード(全16種よりランダム1枚封入)
2022年秋開催NACHERRY1stライブチケット最速先行抽選申込券

<CD>
01.Catch me⇄Catch you
作詞:岡田マリア / 作曲:SHOGO / 編曲:山森大輔
02.Brave?
作詞:岡田マリア / 作曲・編曲:山田貴洋
03.MY FIRST DAY
作詞:岡田マリア / 作曲:TAXMAN / 編曲:TAXMAN、山森大輔
04. ナチェリのWa!!
作詞:MICRO、岡田マリア / 作曲・編曲:山森大輔、MICRO
05.We Fly We Sing/歌:田中ちえ美
作詞:田中ちえ美、岡田マリア / 作曲・編曲:山森大輔
06.Catch me⇄Catch you(ちぇみーver.)/歌:田中ちえ美
作詞:岡田マリア / 作曲:SHOGO / 編曲:山森大輔

<PROFILE>
NACHERRY(ナチェリ)
声優として活躍中の村上奈津実と田中ちえ美がユニットを結成し、Lantisよりアーティストデビュー。ユニット名「NACHERRY(読み:ナチェリ)」は、自身の名前「奈津実」と「ちえ美」をかけ合わせ、“さくらんぼのように2人でひとつ。楽しいことは2倍楽しんで、足りないところは補い合おう!”という想いで、2人が名付けた。NACHERRYは、『好きなものに真っ直ぐな、遊び心を忘れない少女のように。ずっとずっと、ワクワクする。』というコンセプトのもと活動する。カラフルでポップな2人が、ポジティブで力強いアメリカンロックを歌い、ワクワクを届ける。

村上奈津実(MURAKAMI NATSUMI)
所属:ゆーりんプロ
誕生日:9月7日
出身地:東京都
趣味:釣り、ゲーム
特技:ドラム、絵画
出演作品:
「ミュークルドリーミー」日向ゆめ
ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」宮下愛
「アイカツスターズ!」早乙女あこ

田中ちえ美(TANAKA CHIEMI)
所属:ステイラック
誕生日:10月6日
出身地:静岡県
趣味:サウナ
特技:歌
出演作品:
「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」天王寺璃奈
サクラクエスト」織部凛々子
「三者三葉」辻小芽

関連リンク
NACHERRYオフィシャルサイト
https://nacherry.jp
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