上松範康×RUCCA×Elements Gardenが贈る、新世代メディアミックスプロジェクト『テクノロイド』。上松といえば、大人気コンテンツ『うたの☆プリンスさまっ♪』シリーズや『戦姫絶唱シンフォギア』シリーズ、最近では『ヴィジュアルプリズン』の生みの親でもある気鋭のクリエイター。
そしてKAT-TUNや嵐、King&Princeの楽曲をはじめ、下野紘蒼井翔太らの曲の作詞でも知られるRUCCA、さらに上松率いるElements Gardenとでタッグを組んで生み出した新たなコンテンツは、切なくも美しい、アンドロイドたちの物語を描くものに。

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今年1月にAPPゲームがリリースされ、ゲーム画面からタイトルが示すようにテクノミュージックが流れ出す。近未来サウンドともいえる楽曲にアンドロイドたちの歌が重なり、心惹かれるユーザー続出中の『テクノロイド』はアニメ化も発表されている。そんな『テクノロイド」を、リスアニ!が徹底解剖!第5回目は、KNoCCの4人を演じる浦 和希(コバルト役)、渋谷 慧(クロム役)、峯田大夢(ケイ役)、kayto(ネオン役)へ、作品や楽曲への想い、彼ら4人のエピソードなどについて話を聞いた。

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KNoCCと4人のキャストの出会い
――KNoCCの皆さんの、オーディションの思い出をお聞かせください。

渋谷 慧 僕の場合は、どのキャラクターで受けるかを選べるオーディションだったんです。KNoCCとSTAND-ALONEの2つのユニットから1人を選んでください、とのことだったのですが、資料を拝見してビビッときたのがクロムだったので、選んで受けました。スタジオオーディションではほかの方も受けていらっしゃるのを見て、なおさら「負けられない」という想いもありつつ、自分の中のクロム像を出すしかないなと思って挑んだら受かったので運命を感じましたね。なによりも「自分で選んで受かった」ということで「この子を選んで良かった」という想いがあります。

浦 和希 僕は逆に事務所から「コバルト役を受けてください」というお話をいただいて、テープオーディション、スタジオオーディション、と進んでいきました。でもコバルト役のスタジオオーディションの人数が多かったらしく、前後の時間にも受ける人がたくさんいて。「これは大変だ!この中で勝ち残らなきゃいけないのか!」という感覚があったんですけど、だからこそ自分の中でコバルト像をしっかり作っていったうえでやろう、と気合いも入っていたんですね。
でも、現場では「自分らしく素直に演じてほしい」という言葉があって。その言葉の意味が最初はわからなかったんです。でも前向きなディレクションだとわかるような優しい伝え方をしてくださって、それもあって肩の力を抜いて「僕らしくやればいい」と思い切ってやれました。色々と考えてはいましたが、逆に作り込みすぎずにやれば良かったんだな、ということはあまりない経験でしたし、受かったときには自分を認めてあげられるような感じもあって嬉しかったです。

kayto 僕は2人とはまた別で、元々は全然違うキャラクターで受けていて、スタジオオーディションのときに「ネオンもやってみてください」ということでネオンに挑戦したのですが……実はオーディション前日にネオンの台本もずっと読んでいたんです。セリフも練習していたので、当日「受けてください」と言われたときには心のどこかで「きた!」と思っていました。そこで自分の思うネオンをそのままぶつけたら、今ではこうしてネオンを演じさせていただいています。深い縁を感じているキャラクターです。

峯田大夢 僕はオーディションを受けたときの印象として特に残っているのが「曲が良い!」という部分でした。KNoCCとSTAND-ALONEの曲が1曲ずつ届いたのですが、僕も浦くんと同じく「ケイで受けてください」と最初から言われていたので、ケイを受けました。ケイを受けるにあたって、実はお兄ちゃんっぽさのある、兄貴分的なキャラクターを演じたことがなかったので、自分としても挑戦でしたし「できるのかな」という想いもありつつ、自分なりに臨んだことが思い出に残っていて。あとはスタジオオーディション当日に、実はもう1キャラ、追加で「読んでください」と言われたのがクロムだったんです。


渋谷kayto へぇ!

峯田 逆にケイをすでに読んでいたので「これはケイには合わなかったということなのかな」と思っちゃって(笑)。だから結果がくるまでは、どうなるのかとドキドキと不安が降り混ざった気持ちでいましたね。その後ケイで受かったという結果がきてから実感がすごく湧いてきて、「あれで良かったんだ」と受け入れてもらった感覚があって、すごく嬉しかったです。

――ご自身の演じるアンドロイドの「ここが好き」というところや共感するところ、こういう部分を引き出してあげたいと考えている部分を教えてください。

 コバルトはほかのアンドロイドの中でも純粋で物を知らない子。ある意味、人間の小さい子供のようなんですよね。小さい子は「これはなに?」「あれはなに?」って質問をしますが、同じようにアンドロイドとして『kokoro』はあるけれど未発達なだけで。物を知らないからこそ一番見ている人たちが感情移入しやすいだろうし、アンドロイドと人間の差を感じられるキャラクターだと思います。例えばケイなら、周りをお世話してあげるところには共感できると思うし、クロムの知識欲の高さも共感できると思うんです。でもコバルトは、悪いことも悪いことだと理解していない節があるんですよね。「大丈夫じゃない?」って。それはアンドロイドの中の倫理観。
それをより顕著に出せるキャラクターがコバルトだと思うので、『テクノロイド』の世界の中でもそういったアンドロイドと人間との違いを出す装置になれるようにという意識でお芝居を頑張っています。

渋谷 クロムはKNoCCの中でも少しお兄ちゃんみたいな雰囲気ですし、穏やかな性格の敬語キャラなんですが、知識を得ることが好きなんですよね。僕がもらったデータには「特技:うんちく」って書いてあって。これを特技って書くの!?と驚くくらい、自分の蓄えた知識を披露することに楽しみを感じているんだと思うんです。アンドロイドですから、多分自分の中で知識を蓄えていくことで満足してしまう節もあって。知識と現実に起こることの差がまだあまり区別できていないんですね。知識では今の気温は35度だけど、実際に外に出て「これが35度というものか」と理解する。ただまだそれほど理解はしていないんですよね。知識として蓄えているけれど実際の現場のことをあまり知らないからこそ、ストーリーでも『kokoro』を動かされたり、遊園地で楽しんだりする場面もありますが、そうやって経験することでより楽しめる。そういう部分に対してはすごく純粋な子なんです。あとは終始穏やかな敬語キャラですが、僕自身敬語キャラは結構好きで、演じやすいなと思ってもいるんです。だからこそいつかクロムがブチ切れるシーンがあったら、すごく面白そうだなって思っています(笑)。
ブチ切れるシーンを想像はできないけれど、もしもその機会があれば思いっきりやりたいなと思っています。

峯田 ケイはクロムと同様にお兄ちゃんポジションではあるんですけれども、なんだかんだ、やいのやいのみんなに……特にコバルトに言われたり、言い返したりもしていますが、それに付き合ってあげている懐の深さがあるキャラクターでもあるので、僕自身もKNoCCの中でケイほどではなくともそんなふうになれたらいいなぁ、と思いながらKNoCCの活動や収録に臨んでいるところです。僕は演じるキャラクターは全部、体験できることは体験してキャラクターに落とし込んでいくというタイプなので、KNoCCでもそれをできるようにいたいと思っていますし、そうはいっても勝手にゲームの彼らような関係性になってもいるんですけど(笑)。

kayto 不思議となっているよね。

峯田 ね。その経験を基にみんなを支えられるような立場で、優しく寄り添っていけるように、アニメにも落とし込んでいけるといいなぁと思っています。

――ではネオンについてはいかがですか?彼の場合は動と静の性格の、二面を出さなければいけないところもありますが。

kayto KNoCCの中では末っ子ポジションで。自分の好きなように、マイペースに行動する子で、常に眠そうにしているキャラクターではあるんですけど、実はアーティスト気質な面もあるんですよね。そういう面があるということは人一倍感受性が高くて、周りのことに敏感でもあると思うんです。アンドロイドで感情や『kokoro』は未発達ですが、それでも細かいところに気づく面がその性質を物語っていると思うので、彼の「表には出さないけれど内側に感じているもの」が普段のときにも滲み出るように、彼の本当の良さみたいなところを表現できるように芝居をしたいなと思っています。

「テクノロイド」の音楽の魅力とは
――この「テクノロイド」の原案、そして音楽の総監督でもある上松範康さん。
そんな上松さんとElements Gardenの音楽についてはご存知でしたか?


峯田 僕は知っていました。

 僕は音楽にあまり詳しいほうではないのですが、それでも上松さんのことは別作品で存じ上げていたので、「すごい方だ」という気持ちでお会いしました。実際、自分たち……KNoCCに対して曲を提供していただいたことで、歌唱するうえでそのすごさをより肌で感じました。

渋谷 僕は、高校生のときに『うたプリ」や『神姫絶唱シンフォギア』がとても流行っていたこともあって、そこでどっぷりElements Gardenさんの音楽に触れていましたから、お会いしたときには「この人が神か」という想いがありました。

kayto 「神」!なるほど!

渋谷 それも相まってこういうコンテンツに関わって、まさか自分がElements Gardenさんのコンテンツに関われると思っていなかったので、とても光栄だし、頑張りたいという想いがありました。

峯田 上松さんとお会いしたときに、みんなで自己紹介をしていったんです。僕が趣味のところでアクションや殺陣をやることをお話したときに、とても興味を持ってくださったのが印象的で、どうやら上松さんはアクション映画や特撮もお好きだということで親近感が湧きました。

 たしかに僕らからすれば殿上人くらいの印象だったから、共通点を見つけると嬉しいよね。

kayto 僕は事務所(株式会社S/Elements Gardenが所属するアリア・エンターテインメントのグループ会社)に入ってから、音楽を含めてElements Gardenに触れていくなかで「この人は本当にすごい人なんだ」ということを実感してきたんです。それまではアニメやゲームについての知識がそれほど深いところまではなかったですし、人間の部分から知っていった感覚なので、どこかでお父さんのような感覚が強かったのですが、作品に触れていくなかで圧倒的なものを感じるようになって。やっと自分が、その人が手がけている作品の中に参加できていることが堪らなく嬉しいです。感謝の想いがありますし、幸せです。


――ではこのコンテンツの生みの親であるRUCCAさんについてはどんな印象をお持ちですか?

kayto 本当に良い人!

 わかる!

峯田 本当にそう。

 ちょこちょこ、ご飯に行ったりするんです。一緒に。

渋谷 僕たち+RUCCAさんとかね。

 それこそ上松さんは「大先生」という立ち位置で見ているところがあるのですが、RUCCAさんは原作の方として、アンドロイドたちに対してお話をしてくださる機会も多いので、ご一緒することも多くて。親近感がすごくある方です。もちろん上松さんと同じように尊敬していますし、偉大な方ですが、僕らにすごく寄り添ってくださるのを感じ取れて、僕らも嬉しくなる存在です。

渋谷 まず優しい。物腰も柔らかですし、KNoCCとしての4人を見守ってくださるんです。KNoCCって、『テクノロイド』の中でも新世代ユニットみたいな立ち位置でやっていってほしいと言われているのですが、だからこそ親のような目線で見守ってくださっているんだなと感じます。RUCCAさんが描く歌詞でも、それぞれのキャラクターのことを理解した内容になっていますし、楽曲のこともすごく考えて作ってくださっているので、僕たちもそんなRUCCAさんの描くKNoCCの深いところまで大事にしながら表現して、応えていきたいと思っています。

峯田 本業が作詞家さんなので、みんなが考えつかないような言葉選びだったり、耳で聴いて心地良い感じはもちろん、実際に文字で見たときの表記での言葉遊びもたくさんあって、そういう部分での発見があるたびに「RUCCAさんの頭の中は一体どうなっているんだろう」って思います。ご本人にも実際に聞いたこともあるほどです、「どんなことを考えながら言葉を出していくんですか?」って。そうしたら「なんか、出てきちゃいます」っておっしゃるんです。「とりあえずお酒を飲んだら出てきます」って(笑)。本当に気さくに僕らとお話をしてくださる方です。

kayto 話していて感じるのは、どこまでも嘘のない人。こちらに投げかけてくれる言葉の1つ1つに含みがないんです。あれだけ歌詞に色々な含みを持たせているのに!

 たしかかに、複雑に作り込まれているのに!

kayto それなのに僕らに掛けてくれる言葉はすごく真っ直ぐで。そういう面では不思議な人だな、という印象も同時に持っています。

――こうして生まれたKNoCCの音楽。キャラクターで歌う際に最も意識していることを教えてください。

 最初に楽曲をいただいて、家やカラオケで練習しているときには、それこそコバルト全開で。コバルトらしさをひたすら求めていたんですけど、実際に4人の歌声で合わせていったときに4人のバランスが大切だということをディレクションでいただいたんです。例えば、コバルトがコバルトらしさ全開でやれば良い歌になるのかと言うとそうではなくて。KNoCCの一員のコバルトとして歌うのが正解なんですね。だから「コバルトならきっとこの曲ではこういうふうに歌うな」ということをひたすら考えています。コバルト全開の歌から一段階、二段階、と表現の熱量を下げながら、ほかのメンバーの声を想像して歌うようにしています。そうやって僕が提案していく歌声の中で、ディレクターさんが親和性の高いものを選ばれることが多くて。それは4人でやっているからこそ。ソロではないところが如実に出ていて、楽しいなぁって思います。

――シナリオを開いていきながら楽曲が解放されていく『テクノロイド』なので、『kokoro』が成長した過程での歌なのかとも感じますが、その辺りについてのディレクションはあるのでしょうか。

 実際にあります。みんなもそうだと思いますが、楽曲もストーリーに合わせてレコーディングをしていくんですね。この曲があるからこそ次の曲がある、といった繋がりも含めて、最初に手配をしてくださっていて。「この話の流れの中の曲なので、こういう感情を乗せてください」といったディレクションをいただきます。でも曲自体のメッセージ性も強いので、それに沿って身を委ねていると自然と出てくる歌声でもあるので、楽曲にすごく助けられています。

――クロム、ケイ、ネオンはいかがですか?

渋谷 クロム自身は、彼の気質的に楽譜に書かれているものに忠実だと思うんです。楽譜に書かれている音程に一致する音を出すことを意識するキャラクターだと思っているので、最初は音符位置に合わせて歌うことが第一だったんですけど、ストーリーが進むにつれてkokoroが発達していく、となったときに音符通りなだけではないんだって知っていくと思うんです。楽譜を追うだけでは『kokoro』は伝えきれない、という面が絶対に出てくる。「KNOCKIN’ON×LOCKIN’ON」が最初だったと思いますが、それはまず『kokoro』が発達していない状態だったので、彼の歌い方としてもピッチ感やリズムを意識して歌ったのですが、どんどんストーリーや楽曲が進むにつれてピッチだけじゃない表現を増やすようにしています。ただ最初のストーリーだと、ライブで負けちゃうんですよね。負けも積み重ねていくなかでの表現も考えました。あとはクロムとしてはほかのキャラクターの声を邪魔するような歌い方はしないんじゃないかなと思いまして。溶け込むような、支えるような歌声を念頭に置いて歌っています。

峯田 全般的に意識していたことは、コバルトとは別の形で先陣を切っていく勢いと圧ですね。みんなが言っている通り、ストーリーが進んでいくと『kokoro』が成長して曲ごとに込める感情も変わっていくので、その感情に合わせた表現の仕方で歌っていくのですが、終盤になるにつれて『kokoro』が育ってきて、人間らしさが出てくるんです。「人間らしさ」を意識して、完璧すぎないピッチ感だけどそこにちゃんと辿り着くような人間らしいちょっとした「揺らぎ」みたいなところは意識してきたことかなと思います。

kayto ネオンの歌声は結構苦戦しました。アーティスト気質な人って、勝手なイメージではあるんですが喋り声と歌が違っていて……歌うときには“歌声”になると思っているんです。それならどう作っていこうか、と考えていったのですが、そこにkokoroの成長もリンクしていって、成長するなかでKNoCCの4人の中での彼の立ち位置もきっと独特なところにあるんだろうと思ったんです。向いている方向は3人と一緒なんですけど、立っている位置が1人だけ個性的な位置にいるようなイメージで作っていったり、曲によってはガチっと1つになるようにしたり、歌声での遊びもアーティスティックに作っていけたらいいなと思って。そして曲のストーリーや『kokoro』の成長があって、また3人の歌声がこう混ざってくるんだろうと想像しながら歌いました。大体僕はレコーディングがトップバッターでみんなの歌声がない状態から作っていくので、「それならここにいよう」みたいな想いで立ち位置を決めて歌っていました。そうやってネオンの歌を録っていった気がします。

――だとするとKNoCCの曲は、ネオンの歌声が指針を作っているんですね。

 そうですね。それは間違いないと思います。

――そのお話を伺ったうえで楽曲を聴くと、聴き方も変わりそうです。ここまで歌ってこられた楽曲の中で、会心の歌唱ができた、苦戦したなど、特に思い入れの強いご自身の中でのベストチューンをレコメンドしてください。

kayto 僕、個人として一番好きな曲は「IDempty」です。全員が同じ道ではなく、それぞれのパートを1つになって突き進む感じがすごくKNoCCっぽいなと思っていて。パートとしてはメイン寄りの部分をネオンが歌っているということもめちゃくちゃプレッシャーもありました。「僕がしっかりやらなきゃ!」というところで録り始めたんですが、完成したときにこの4人だからこそこの迫力とこのエネルギーになったと思えたので、すごく好きです。でも、ネオンとしては最新イベント曲の「エクサペタサマー」ですね。仲の良さや表情が一番出ている楽曲だなと。KNoCCの僕ら自身が仲良くなっているからこそ「こういう表情で録っているんだろうな」というのが見える気がしたんです。レコーディング時のキャッチボールもあったんだろうなというイメージもできて……すみません!2曲出しちゃいました!

峯田 僕も「IDempty」は結構思い入れがあるんです。ゲームの中でも最初のほうに実装された曲でもあるし、なんだったら歌うのが一番難しいんじゃないかってくらいの曲ですし……最初のほうに収録した曲だからこそ苦労した思い出もあります。みんながそれぞれの道をいっているので、その歌声が合わさったときの衝撃も大きくて。僕も完成版を聴いたときには「うぉー!」となりましたね。四声、4人別々のパートを歌うのか!と驚きましたし、そういった曲を歌ったことがなかったので。今後「IDempty」を歌う機会があれば、それぞれのタイミングによって「IDempty」の色って変わってくるんだろうなって思うと楽しみな気持ちも含めて、この曲を推したいと思います。

――Elements Gardenさんの作品はライブがありますしね。

峯田 でもあの曲はすごく難しい!誰かにつられないようにしなきゃいけないですから。

 しかも大部分が4線だしね。

kayto それにキーも高い。クロムに関しては一番高いところから一番低いところまである。

渋谷 頑張らないと出ないところですよね。

――楽しみですね。では渋谷さんはいかがですか?

渋谷 「IDempty」についてはすべてを言ってくれたので、僕は「KNOCKIN’ON×LOCKIN’ON」をあげたいです。この曲はオーディションのときに歌った曲で、始まりの曲でもあるのでずっと聴いていましたし、音楽が流れてくると気持ちもノってくるんですよね。「ここから始まったんだな」っていう想いがすごくあるので。サビに入る前のタメの部分が長い曲なんですが、そのタメのところで「逃さない」ってセリフがあってサビへと突入していくんです。あそこがすごくかっこ良くて好きです。歌うときにも「ここ!ここ!」ってテンションがアガりますね。

峯田 出だしもしっかりキメたいよね。

 「We are KNoCC!」ってね。

渋谷 コンテンツを象徴するような曲ですし、歌うのも楽しいし聴くのも楽しい曲です。

――浦さんはいかがでしょうか。

 僕も「KNOCKIN’ON×LOCKIN’ON」です。僕達にとって特別な曲なんですよね。オーディションでも歌わせてもらった曲ですし、僕は歌う経験がそれまでほとんどなかったこともあって思い入れが強いくて。いわゆる歌モノコンテンツをあまりやってこなかったので、これまでオーディションで歌を録ることもほぼなかったんです。だからまずは自分がスタジオに行って、どうすればいいのかを悩んだ記憶もすごくあって。正直、付け焼き刃で歌が上手くなるわけでもないしテクニックがあがるわけでもないから、ひたすら楽曲を覚えていこうと思ったんです。覚えることこそが僕なりの誠意の見せ方だなと思いましたから。実際にスタジオオーディションでこの曲を歌うときに「自分のパート以外も歌っていいですよ」と言われて、全部を覚えていたので「よっしゃ!きた!気持ちだけでも見せよう!」と思いましたね。歌の出来については正直合格点ではないだろうという気持ちはあるのんですが、良い曲ですし、歌詞もすっと入ってくる感覚があったので、歌っていてすごく楽しかったんです。そして実際にオーディションに受かって、自分が歌わせてもらうことになったときには今までにない嬉しさがありました。努力したぶんだけ報われた経験になって。それもあって「KNOCKIN’ON×LOCKIN’ON」は自分の中でも一生離れないだろうなっていうくらいに大好きな曲です。

「テクノロイド」を彩るほかユニットの存在
――そんな「テクノロイド」にはKNoCCを含めて6ユニットと「月の恵み」の3人がいます。他ユニットで気になる存在を教えてください。

 ぶっちゃけ優劣つけられないくらい、全部が良いんですよ。でも、コバルトとしては「STAND-ALONE」は名前を出さざるを得ないです。目指す場所でもあり、関係性もありますし、なにより楽曲とプラスしてお三方の歌がとんでもなくお上手で。KNoCCはどちらかというと成長曲線を見せる側面があるので、その面を歌では表現しているのんですが、STAND-ALONEは最初から完成されていて……。楽曲それぞれに違う顔を見せてくれるところにも「なんだこのファンサービスは!」と毎回思ってしまいますし、そういう意味での完成されたとんでもないかっこよさを感じたいのならSTAND-ALONE一択だなって思います。ぜひ聴いてほしいです。

渋谷 「月の恵み」の月光院コヨミ、サク、ミツキの歌う「月徒陰陽開心」という曲があるのですが、これが本当にかっこいいんですよね。聴いた瞬間に「こういう音楽も『テクノロイド』には出て来くのか!」という驚きがありました。しかもあの3人については出自が特殊でもありますし、ストーリーにも結構関わってくるんですよね。そしてユニットではないものの歌が出てくる特別感が「いいなぁ」と思います。コヨミについてはストーリーでも関わりがありますし、KNoCCが関わるからこそ「どんな気持ちで歌っているんだろう」と彼らの気持ちを考えてしまったりもしますね。今後どうなるんだろう、ということがすごく楽しみな3人です。

峯田 僕は「機関紳士」ですね。RUCCAさんもおっしゃっていたのですが、唯一エロスを追求している楽曲やkokoroの成長度合い、そして謎が多すぎるところもすごく魅力的です。なによりもノーベルの謎が多すぎて、「気になる」しかないんです。登場してからずっと「えー!?」って言っていましたし、この先もきっと「えー!?」って言い続ける予感しかないです。そういうのも含めて底が知れない感じがいいなぁ、と思って。そんな謎めいたところに僕はどっぷり堕ちてしまっています。

kayto 僕は「フランキー♡ノット」です。一見「カワイイ」がピックアップされがちなんですけど、彼らの楽曲って実は歌詞にメッセージ性が強くて、すごく真っ直ぐで力強いんですよね。しかもそれがフランちゃんの独りよがりではなく、ちゃんと2人が同じ熱量でついてきていることを各パートの歌から感じられる。実は一番エモいグループなんじゃないかなと思っています。そのフランの強さが僕にはすごく刺さっています。かわいいだけじゃなくかっこいい。

――読者の皆さんに、ほか2ユニットもご紹介いただきたいです。まずは「メカニカメタリカ」をお願いします。

 楽しい!

峯田 最初にそれですよね。楽しさが詰まっています。

kayto あそこまで中毒性が高いグループはいないですよね。気づいたら頭の中が全部メカメタに浸食されているというか。

渋谷 しかもメカメタって赤、青、黄、緑でユニットとして素晴らしいバランスなんですよね。それにシルバの「みんなを笑わせてやる」という信条も相まって、すごくキャッチーだし、とっつきやすいユニットじゃないかとも思います。

 たしかに。ある種の主人公感というか。KNoCCが主人公だけど、別視点や別世界ならきっと主人公なんだろうなぁ、というすごくバランスの取れた人たちです。なんだったらスピンオフが作れそう。

峯田 みんなを巻き込むのが一番上手い感じもするよね。その場にいる人たちも。

 本当に魅力的なユニットです。

――続いて「D.M.A.」はいかがですか?

峯田 治安が悪い感じが良いですよね。

 最高!

峯田 まさにDopeな世界の感じが音楽から伝わってきますし、「Don’t Mess Around」はめちゃくちゃ歌いたくなる曲です。濱野大輝さんの最初の低音での英詞がかっこ良すぎますし、真似したくなります。

kayto あの治安の悪さで、ラップの掛け合いをするんだけどまったくぶつからない。歌声とラップの中にメンバー間でのリスペクトを感じるユニットなんです。それがたまらなくかっこいいですし、説得力を感じます。

渋谷 文字数が詰まっているって言っていたよね。1曲作るのに3曲分のエネルギーを使う曲だってRUCCAさんも言っていました。


素顔の4人はそのままでも「KNoCC」!
――色々とお話を伺ってきましたが、KNoCCの4人は普段から非常に仲が良いのだな、と感じさせてもらっています。皆さんの思い出話をお聞かせください。

峯田 KNoCCはすごく仲が良くて、変な集団に見えるくらいだと思うんですけど、一番まともに見える人が一番変わり者だってことが最近判明したんです。

渋谷 なんでよ!

kayto あははは(笑)。

峯田 (浦とkaytoは)変なテンションに見えて、実はすごくまともなんですよ。

 そうですよ。

kayto でも(渋谷は)……。

渋谷 あのときでしょ?リリースイベントの前にみんなでお揃いの衣装を買おうって出かけた日。あの日は4人で服を探し回ったんですが、「あれじゃない、これじゃない」ってなっているうちに時間も経っていて、遅くなったからご飯を食べようかって話になったんです。でも僕は、そのとき歯の矯正をしていたけれど歯ブラシを持ってきていなかったので、「みんな、ご飯食べてきてよ。俺はゲーセンにでも行って時間潰してくるから」って言ったんです。

 そんなの「え!?」ってなるじゃないですか。しかも歯ブラシを忘れたって、その日(の渋谷は)は集合したときから財布と水しか持ってきてないんです。この日に買い物に行こうねって前から計画をしていて、なんだったら僕は前日から荷物を色々と用意もしていたし、夕方近くに集まって買い物だからきっとそのあとにご飯に行くんだろう、とウキウキしていたんですね。そうしたら急にゲーセンに行くとか言い出して。「ちょっと待ってよ!」ってなったんですよ!

峯田 だったら歯ブラシを買ったらいいじゃんって言っても「専用のじゃないと」って。

kayto でも一歩引いた視点でそのやり取りを見ていたんですが、そこに対して大夢くんも浦くんもグイグイに突っ込むんですね。その絵を見ていて「僕らって本当に仲が良いんだな」って思いました(笑)。だって本当に仲が良くなかったら、そういうツッコミもできないですから。遠慮が出ちゃったりするだろうし。「そっか。じゃあ、今回はご飯はやめよう」「ばいば~い」ってなりそうなものを、全然引く気がない。「なんでだよ!」「行くぞ!」って。

――結果?

 行かなかったです(笑)。

峯田 本当にお揃いのTシャツだけ買って解散です。

渋谷 一言言わわせて?ごめん!

kayto 4人じゃなかったらご飯に行かないっていうのもKNoCCっぽいなって思いました。

峯田 それでリリイベのあとは、みんな頑張ったから寿司でも食おうってことになって。近くにあったリーズナブルな寿司屋に入って、たらふく食べて「じゃあ、帰ろうか」ってなったら、急に浦くんが「ここは俺が払うから」って。

kayto そう!

 今までやったことないのに、リリイベハイになっていたのか。

渋谷 テンションもアガっていたし。

 気持ち良くなりすぎちゃって。俺がいく!って。

峯田 奢ってくれたんです。

 財布にもそのつもりでお金を入れてきたし、座長だし、ここは俺が!と思ったんです。

kayto これが僕らのリーダーでございます。

――素敵なお話を聞かせていただきました。では最後に、今後もどんどん進化していく「テクノロイド」。読者の皆さんにはどんなことに期待してもらいたいかお聞かせください。

kayto 物語が続いていく以上、そこで生まれてくる楽曲があるはずです。そこで見えてくる1つ1つの表情や感情が、これまで見たことのないKNoCCの表情や印象、もちろんKNoCCに限らずほかのユニットでも未知の表情や感情に出会えると思うんです。そこに物語や楽曲が付随していく、ということも起こっていくでしょうし、終わりがない物語と音楽でどこまでも魅了してくれると思います。それを楽しみにしていてもらいたいですし、その期待に我々も応えられるように頑張ります。

峯田 この作品は、楽曲はもちろん物語も底が知れないもので、深く深く作り込まれていて、皆さんの心の何かを刺激してくる作品だと思います。本当にたくさんの人たちの知恵が集まって作っている熱い作品なので、僕たちもKNoCCとして稼働しながら熱を持ちつつ、先陣を切りながら皆さんに魅力を届けながら、僕ら自身も応援してもらえるように頑張りますので、これからも期待して待っていてくれたら嬉しいです。

渋谷 『テクノロイド』という作品は今後、ゲームもアニメも楽しみに、そしてライブもやれたらいいな、と僕らも期待しているので、皆さんにも熱い気持ちで今後の展開を待っていてもらいたいなと思っています。プロデューサーの田中さんとお話をしていても、「『テクノロイド』を多くの人に愛される作品にしていこう」という熱意を感じるんですね。それはほかにも色んな方が口にしている言葉でもありますし、ユーザーの皆さんがいてくれてこそ動いていくことのできるコンテンツでもあるので、僕らも皆さんに愛してもらえるような作品にしていくべく尽力していきます。純粋に作品やコンテンツにハマって楽しんでもらうことが一番だと思いますので、今後も楽しみながら触れていただけたらなと思います。

 『テクノロイド』はシナリオもそうですが、読めば読むほど感想や印象が変わっていく作品だと思っています。今、1周目を終えた人には2周目を読んでもらいたいですし、さらに重ねていってもらいたいです。その印象からさらに展開していく物語やアニメもありますし、アプリでもシナリオが追加されていきますので、そちらも楽しみにしていただきたいです。この『テクノロイド』は「切なくも美しいアンドロイドの物語」というキャッチコピーがありますが、それを本当に体感していただける展開がこの先にも待っていると思いますので、楽しみにしていてください。僕たちも『kokoro』を叩けるように、誠心誠意頑張りますので、ぜひよろしくお願いします!

INTERVIEW & TEXT BY えびさわなち
PHOTOGRAPHY BY 堀内彩香

【ギャラリー(9枚)】

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●イベント情報
「TECH-LOVE」
https://www.tech-love.jp/posts/news/tkklvy

【⼤阪公演】
開催⽇:2022年7⽉30⽇(⼟)
場所:⽇本橋Pollux Theater(〒556-0005 ⼤阪市浪速区⽇本橋4-14-3 池⽥ビル南館)
昼の部:13時30分開場 14時開演
夜の部:17時開場 17時30分開演

出演者:
MC:⽥中宏幸(株式会社サイバーエージェント アニメ事業本部 ゼネラルプロデューサー)
アシスタントMC:塩⼝量平(「D.M.A.」キオ役)
ゲスト:浦和希(「KNoCC」コバルト役)

【東京公演】
開催⽇:2022年8⽉13⽇(⼟)
場所:MsmileBOX 渋⾕(〒150-0002 東京都渋⾕区渋⾕ 2-12-8 中村ビルB1)
時間:
昼の部:14時開場 14時30分開演
夜の部:18時開場 18時30分開演

出演者:
MC:⽥中宏幸(株式会社サイバーエージェント アニメ事業本部 ゼネラルプロデューサー)
アシスタントMC:塩⼝量平(「D.M.A.」キオ役)
ゲスト:
昼の部:渋⾕慧(「KNoCC」クロム役)
夜の部:峯⽥⼤夢(「KNoCC」ケイ役)

●ゲーム情報
スマホアニメ『テクノロイド ユニゾンハート』

App Store
https://apps.apple.com/jp/app/id1599225996?mt=8
Google Play
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.cyberagent.technoroiduh

【スタッフ】
原案:上松範康×RUCCA×Elements Garden
原作:芝浦アンドロイド研究室
監督:イムガヒ
スーパーバイザー:吉村 愛
シリーズ構成:関根アユミ
キャラクター原案:LAM
キャラクターデザイン:﨑口さおり
音楽:Elements Garden×RUCCA
音響監督:長崎行男
タイトル&ロゴ制作:雷雷公社
CG制作:LOGIC&MAGIC
ゲーム開発・運営:ワンダープラネット
ゲームシナリオ:九岡望

【キャスト】
KNoCC (ノックス)
– コバルト CV:浦和希
– クロム  CV:渋谷慧
– ケイ   CV:峯田大夢
– ネオン  CV:kayto

STAND-ALONE(スタンドアローン)
– カイト CV:古川慎
– ライト CV:萩谷慧悟
– ナイト CV:梶原岳人

メカニカメタリカ
– シルバ CV:榎木淳弥
– アウル CV:大塚剛央
– ラナ CV:杉林晟人
– ジン CV:仲村宗悟

フランキー♡ノット
– フラン CV:小林大紀
– ハイド CV:重松千晴
– リム CV:草野太一

D.M.A.
– ボーラ CV:濱野大輝
– キオ CV:塩口量平
– ロージー CV:小林竜之

機関紳士(からくりしんし)
– ノーベル CV:野島健児
– ルゥマ CV:土岐隼一
– アインザッツ CV:熊谷健太郎

【ストーリー】
異常気象による急激な気温上昇の影響で、地上の大部分が水没してしまった未来。

世界は World Government《世界統治機構》によって管理され、『人間』と、機械に感情を芽生させる『kokoro プログラム』を搭載した『アンドロイド』の共存す る社会が築かれていた。

そして――ここはエンターテイメントタワー『バベル』。
ロボット工学の世界的権威・芝浦エソラの一番弟子である『あなた』は、なぜか機能停止したまま放置されていた4体のアンドロイドと出会う。

何のために作られたのか、なぜ眠らされているのかも分からないまま静かに時を止めている4体……。

――そんな彼らを『あなた』は偶然にも目覚めさせてしまう。
「わから、ない……」
「オレたちは……バベルに……!」

彼らの『バベル』への挑戦、そして『あなた』との出逢いが、運命を大きく動かしていく。

「音楽は人間の心だけでなく、アンドロイドの kokoro も動かすのか。――更には両者の運命さえも」

●作品情報
TVアニメ『テクノロイド オーバーマインド』
2022年放送予定

【スタッフ(アニメ)】
原案:上松範康×RUCCA×Elements Garden
原作:芝浦アンドロイド研究室
監督:イムガヒ
スーパーバイザー:吉村 愛
シリーズ構成:関根アユミ
キャラクター原案:LAM
キャラクターデザイン:﨑口さおり
音楽:Elements Garden×RUCCA
音響監督:長崎行男
タイトル&ロゴ制作:雷雷公社
CG制作:LOGIC&MAGIC
アニメーション制作:動画工房

【キャスト】
KNoCC (ノックス)
– コバルト CV:浦和希
– クロム  CV:渋谷慧
– ケイ   CV:峯田大夢
– ネオン  CV:kayto

STAND-ALONE(スタンドアローン)
– カイト CV:古川慎
– ライト CV:萩谷慧悟
– ナイト CV:梶原岳人

【ストーリー】
たとえそれがプログラムでも、
確かに感じる、
人(きみ)と同じ胸の疼き――。

異常気象による急激な気温上昇の影響で、地上の大部分が水没してしまった未来。
世界はWorld Government《世界統治機構》によって管理され、気温上昇により過酷になった労働をロボットやアンドロイドに担わせることが推奨されていた。

太陽の歓びを失った人々が見出した新たな希望……それは様々な娯楽が集約された世界最大級の遊技場、エンターテインメントタワー『バベル』。
中でも歌とダンスで頂点を目指すクライムステージは世界を熱狂の渦に巻き込んでいた。

そして――ここはある『空き家』。
人々から忘れ去れたこの場所には、持ち主のいないアンドロイド・コバルト、クロム、ケイ、ネオンの4人が暮らしていた。
何のために作られたのか、なぜここにいるのかも分からないまま、同じ毎日を繰り返す4人…。
―そんな彼らと、1人の『少年』の偶然の『出会い』。
それは後に、人も、アンドロイドも、世界をも動かす運命の始まりだった。

「大丈夫。きっとまた会えるよ。たとえどんな困難がおとずれたとしても
――運命を、手に入れるために」

胸に込み上げた名も知らぬプログラムを頼りに、
王者<STAND-ALONE>が君臨するバベルの頂点を目指す4人。
彼らはどうして生まれたのか? 彼らの胸に込み上げたものとは?
熾烈なエンターテイメントバトルの裏で、世界の秘密が今、明かされようとしている――。

©芝浦アンドロイド研究室/TECHNO-OM Project

関連リンク
『テクノロイド」公式サイト
https://techno-roid.com/

アニメ公式サイト
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