「オーバーロード」の初放送から7年。OxT結成から7年。今、思うこと。
――第1期放送が2015年。OxTとしては「Clattanoia」以降、多くの楽曲で共に歩んできたアニメ『オーバーロード』ですね。
オーイシマサヨシ OxT結成の年でしたよね。
Tom-H@ck そうだよね。時間が経つのは早いね。
オーイシマサヨシ でも4期まで来たのはすごいことですよね。原作が長く続いているからと言って、おいそれと長期のアニメ化は出来ないわけでしょうし、確固たるオバロ人気が日本国内のみならず海外でも熱気を帯びているからこそなんでしょうね。今回の新曲「HOLLOW HUNGER」の、第4期のノンテロップ映像が公開されたとき、海外からのコメントも多くて。英語だけではなくスぺイン語とか、ほかの言語もめちゃくちゃ多かったので、全世界から愛されている作品なんだなぁ、と改めて思いました。
――それこそ7年という時間を、1つの作品と共に歩むこともなかなかない機会ではありますよね。楽曲を作る立場としては、こうして長く関わる作品に対してはどのような想いがありますか?
オーイシマサヨシ 僕はアニメタイアップをする際のポリシーとして「その作品のファンになる」というものがあるんです。その敷居を跨いでからじゃないと曲も書かないし歌もうたわないと決めているので、一度ファンになっている作品ですから毎回お声がけをいただくと光栄ですし、長く続く作品だと「ファンになるまで」という1つの作業をパスできますから、気持ち的にはほかの作品に比べるとすぐに作品に没入できる感覚はあります。
Tom-H@ck 作品ごとに感覚は違うかなと思うんです。大きいとか小さいとかってことではなくて、作品によっての色や匂いは違うと思っていて。その作品と関わった当時の自分がどんな生活をしていて、制作する環境がどうなっていたかによっても如実に作品への皮膚感覚みたいなものって変わると思うんですね。それは1期、2期というシーズンによっても変化していくと思うんですけど、『オーバーロード』に関しては個人的には“自然体でずっと傍にいてくれる作品”という感覚があって。OxTの「Clattanoia」を、『オーバーロード』で出させてもらい、その大きな器を最初にもらったような気がしていて。
オーイシマサヨシ 「家族」と呼ぶにはダークファンタジーすぎますよ(笑)。
Tom-H@ck ガイコツだし、大きいし(笑)。
オーイシマサヨシ でもたしかにね。OxTにとっては最初に作っていましたからね。やっぱり同じ作品の主題歌を何期も担当する場合って、ネタ切れになることだってあるんですよね。同じ世界観ですから、トリミングする場所や抽出する要素が枯渇してくることもなきにしもあらずなのですが、オバロについてはそういうことがないんですよね。
Tom-H@ck たしかに。
オーイシマサヨシ アプリゲームや映画も含めれば、主題歌系は6曲くらいやっているんですけど、それでも「抽出する要素がないわ」と思うことがないですし、今回も新しいチャレンジが出来たなと思っているんです。
――アウトプットしすぎてアイディアがなくなることがないくらいに、常に刺激や影響が供給されているということでしょうか。
オーイシマサヨシ そうですね。それに毎年、原作も新刊が出ますし。そういう意味でもずっとing(現在進行形)でいてくれる作品なこともあると思います。
「オーバーロード」がOxTに及ぼしたもの。
――先ほど「Clattanoia」のお話が出ましたが、『オーバーロード』との出会いとなったこの曲は、ある意味OxTの指針にもなりました?
オーイシマサヨシ 指針というか、OxTを組むときに1つのスローガンとしてあげていたのが「カラフル」なんです。作品に合わせて色んな色彩を放っていこう、と。2人とも音楽業界が長いですし、ある種の器用さもテクニックも持っている2人だし、1人じゃできないことも補いあって色んな色彩感を出せるんじゃないかってことでパレットを広げたときだったんです。そういう意味では「オバロに合わせた俺たちなりの色彩を出そうぜ」という曲でもあったので、たしかに指針にはなっていますし、「俺たち、できるじゃん!」という自信にもなったかと思います。
――タイアップではそれこそ様々なタイプの楽曲を要求されるかと思いますが、スランプはあったりするんですか?
オーイシマサヨシ ソロではスランプ経験があるんですけど、OxTはないです。
Tom-H@ck 同じく僕もないです。表現として合っているかわからないけど、「恋人」と「結婚」みたいな感じで、一番好きな人と結婚しちゃいけないような感じと一緒というか(笑)。自分がめちゃめちゃ力を入れているものって、少しのズレも許せなくなっちゃうようなところがあると思うんです。でもそれがOxTになると、いい意味で「遊び場」みたいな余白や空間がたくさんできるんです。人間はそういう空間の中では詰まることもないですから、全然すんなりいくんです。こだわりがない、というネガティヴなものではなく、束縛のない大きなフィールドがそもそもOxTにはあるので、2人共悩むことがないんじゃないかなっていう気がします。
――Tom-H@ckさんはOxTとしてもMYTH & ROIDとしても『オーバーロード』の楽曲を作っていらっしゃいます。ボーカルは違いますが、モチーフは同じ。そこでの表現について意識的に違いを持たせているのでしょうか。
Tom-H@ck 一番の違いはボーカルですよね。
――オーイシさんの声と『オーバーロード』の親和性についてはどのようにお考えですか?
Tom-H@ck 「Clattanoia」のときにはまだ2人ともそのことがわかっていなかったんじゃないかと思います。この作品でオーイシさんがどう歌えばみんなが好んでくれる、大衆性を持った歌になるのかな、ということがわからなかった。そのときは落とし込み方についても紆余曲折があったのですが、今となるとオーイシさんのストレートなエネルギーみたいなもの、器用で複雑に浮くこともできればもっと感情的にもできるし、スマートに歌うこともできるけれど、オーイシさんは根に持っているストレートな部分がすごく声に出ていると思っているんです。それがロックや勢いのあるサウンドに乗ったときに、ものすごくパワーを宿す。それがオバロの曲にオーイシさんの声が乗ったときの良さなのかなと思います。特に「HOLLOW HUNGER」も複雑なことをやったり、すごくテクニックを使ったりもしているんですけど、元のストレートの音の太さが生かされているとも思うので、それはオーイシさんの一番の良きところなのかなと思います。
――ここまでOxTの楽曲を歌ってきて、ご自身の声の表現力の変遷を感じることはありますか?
オーイシマサヨシ コンテンツによってボーカルは使い分けているつもりではあります。たとえばOxTであれば「SSSS.GRIDMAN」の曲はオバロとは全く違う喉の使い方をしていますし、もっと言えばソロで歌っているような、最近で言えば『恋は世界征服のあとで』のOPテーマ「恋はエクスプロージョン feat.田村ゆかり」の歌い方とも全然一線を画して、チャンネルを切り替えているつもりなんですね。なんなら同じボーカルなのかなとか、同じ作曲者なのかがわからないくらい大きくチャンネルを切り替えていると思うんですが、その技術は元々あったものではないと思うんです。OxTの活動を通じて、そして『オーバーロード』というフィルターを通して僕自身が成長したからだと思うんです。さっきTomくんが話してくれたように「Clattanoia」のときには暗中模索感があったんです。どういうボーカルにしようかとか、僕の記憶するところでは、声がストレートすぎるからもう少し外連味のあるボーカルにして欲しい、というメーカーさんからのオーダーもありましたし、「Clattanoia」は初めての英語詞曲だったので、外国の方が聴いても発音がわかるようにネイティブスピーカーの先生を立てて発音指導もしていただいて、そういうスキルも学びつつボーカルに生かしていった経緯もあったので、成長させてもらっているし、学びのあるコンテンツだと思います。
オバロ第4期のオープニング曲に込めた想い。
――その『オーバーロード』との最新のコラボ曲「HOLLOW HUNGER」。オファーがあったときには印象的なキーワードなどはありましたか?
オーイシマサヨシ 特になかったです(笑)。むしろここまで一緒にやってきたOxTなので、今回は好きに作ってみようか、くらいの感じでしたね。そういうことで好きに作ってみました。でも世の中の流れというか、世界的なスケールでいくと、割と最近はバンドサウンドが少なくなってきているので、奇を衒うわけではないですが今までのOxTのデジロックバンド的なサウンド感じゃないところを狙いたい、という想いが自分にはあったので、そこで自分たち的に進化が見せられたらいいなと思いながら筆を執りました。ダークなところと、今まで通りにゴスペルの入ったゴシックな感じや物々しい雰囲気はもちろん曲中に入れたいなと思ったんですが、新しい要素としては今回、スパニッシュな感じというか。情熱的で思わず踊りたくなるような、狂気に狂って踊ってしまうようなところが4期のシナリオとも合ってくるのかなと思って、僕主導で曲を作りはじめました。たまたま、僕もそういう音楽が好きなので、引き出しを開けてみようかなという感じがありました。
――デジロックじゃない、という方向性からラテンミュージックの要素へと繋がっていったのはどうしてだったのでしょう。
オーイシマサヨシ 今までは一貫して「激しいラウドロックを」というオファーが多かったので、「自由にやっていいよ」と言われたときに、開けたい引き出しがたくさんあったという感じだったんですよね。あとはいい意味でのアニソンっぽさ。メロディアスな感じや音が押し寄せるようなイメージをうまく出せたらいいなと思って作りました。あとはOxTではあまりやっていなかったのですが、Aメロで囁き声のようなウィスパーを使う部分もあるんですけど、ああいう部分も自分たち的には挑戦だったなと思います。
――Tomさんはいかがでしたか?今回の楽曲の制作については。
Tom-H@ck 当時、オーイシさんから1、2回連絡をもらって「どういうものにしましょうか」という打合せをしたのですが、そのときにK-POPや昨今のいわゆる日本国外の音楽は音を削りに削って構成していっているイメージがあって。今回オーイシさんからのご提案としては、バスドラだけが大きくなっていて、それに対してのスパニッシュな感じとの融合が絶妙で。音数は少ないけれど、勢いがあってドライブしている感じを作りたいんだけど、どう思う?っていうものだったんです。「それはいいですね」ということで進めましょう、ということだったんです。最初はもう1曲、スパニッシュ要素ではない別の方向性のものも含めて2パターンの楽曲を作ってみるというお話だったんですが、仕上がってきたのは今の形で届いたんです。サウンド感的にも現代的なものとアニソンのちょうど融合の部分が今、できている状態だなと思っています。OxTにしてはテンポが速いのに音数が少ないという特殊な形になっていますし、ノンクレジットの映像も今までにないくらいの最速での再生回数の伸びを見せていますから。それって繰り返し聴いてくれている人も多いことを感じるんです。何回も何回も聴いています、というコメントも見かけましたが、何度でも聴きたくなるような力がシンプルに備わっているんだろうとも思っています。僕的にはオーイシさんの歌い方も今までの楽曲の中で一番いいんじゃないかなって思っていて。
オーイシマサヨシ え。嬉しい。
Tom-H@ck 「君じゃなきゃダメみたい」を初めて聴いたときにも近いというか。ニュアンスとか遊び心がすごく散りばめられていて、楽しく歌っている姿が浮かぶなと思ったのを覚えています。そういうパワーを感じているからこそ、多くの人に見ていただくことに繋がっているんだろうなって思います。
――hotaruさんの歌詞はいかがですか?
オーイシマサヨシ 実は僕、仮歌詞をつけて提出していたんですよ。そのときにはサビの「踊りましょう」とか、キーになるような歌詞は既にあてこまれていて。なんだったら「ここ残していいですか」とhotaruくんと綿密な会話しながら作詞をしてもらっていたので、出来上がったときには口馴染みがいいというか。仮歌でのでたらめな英語も拾ってくれたりもして、上手にオバロの世界観に落とし込んでくれていたので、非常に歌いやすかったです。だからこそ今、Tomくんが言っていたように気持ち良く歌うことができたんでしょうね。器がちゃんとしているからこそ、という印象でしょうか。
――レコーディングの思い出を教えてください。
オーイシマサヨシ 初めての挑戦もあったんですよね。例えばふんだんにダブルボイスを使っていまして。普通なら歌は真ん中から聴こえてくるものですが、LRからASMR的な感じでこしょこしょ耳を攻められている感じがするという、音響効果的なものを使っているんです。普段から「こういう技術を使えたらいいな」って思っていたものを、今回は実験的に当て込むことができたので、そのあたりは自分的にもいい試金石になれたなと思いますし、いい化学反応になっているなと思います。ボーカルの位置が今回はすごく面白くて。真ん中にいなかったりもするんです。本当は一番真ん中に鎮座しなければいけないのに左右にいたり、大サビのところはボーカルが右にいって、左にガットギターが行くというシチュエーションがあって。そこが僕的にはすごく好きなところなんです。
Tom-H@ck ビートルズみたいだよね。
オーイシマサヨシ そうそうそう。場面を切り替えたくて。要は真ん中で歌っていて、その周囲にギターがいたのが、視点をぐるっと変えるように聴覚のところでうまく演出できたらいいなって思ったので、それは面白かったです。コード進行が云々、メロディが云々というフェーズではなく音として気持ちがいいというものをやれたらいいなって思って。僕はシンガーソングライターあがりなので、本来はコード進行やメロディの気持ち良さを追求していたのですが、どちらかというとTomくんがこれまで追求していたようなことに最近自分も着眼点を持ってやっていたりするので、そのあたりをOxTの現場で僕から提案できたのがよかったです。
――先ほどからお話にも出ているノンクレジットのOP映像。今回のOP映像をご覧になっていかがでしたか?
オーイシマサヨシ 毎度アニメの映像はオンエアと同時に見るんです。要はアニメファンの皆さんと同じタイミングで見ることが多いんですけど、やっぱりドキドキするんですよね。どういう感じで音に嵌めてくれているかな、とか。期待もあるし、ちょっとしたドキドキもあるしっていうので、今回も見ていたのですが、めっちゃくちゃ素晴らしかったです。特に最初の部分での、アインズ様の目の炎にいくまでのところのシルエットが、モモンガのギルドメンバーが並んでいるんですよね。それって初めての演出だと思うのですが、僕もすごく胸が熱くなりましたし、アインズ様が当時の仲間とオープニング映像とは言え一緒に並んでいる姿に目頭が熱くなる想いでした。あとは生粋のオバロファンは世界中に増えたなぁ、とも思いました。
2022年。OxTが音楽シーンで発信したいこと。
――そして今回のシングルのカップリングには「CHAOS PHANTASM」が収録されていますが、OxTのカップリング曲についてはどういった視点でセレクトされているのでしょうか。
オーイシマサヨシ 音楽の聴き方が激変しているのにも関わらず、カップリングというのは1990年代のフォーマットなんですよね。だからこそカップリングの意味合いとしてはタグのついているものがいいなって思っています。それこそ「CHAOS PHANTASM」も『オーバーロード』を強く意識した楽曲ですが、例えばWタイアップとか、A面もB面もなにかしらかのタイアップがついているというシングルの出し方が主流になってもいますし、どんどんシングルも1曲単位になっているとも思いますし。
Tom-H@ck OxTについてはカップリングは「無名の曲」ではないよね。タグがついている、という意味でも。
オーイシマサヨシ 作り手としてオバロ色を忍び込ませているから、ファンの人にとっても「こんな楽曲があったのか」という気づきもあるでしょうし。
Tom-H@ck 意味を持たせることは「聴いてもらう」ことにも繋がりますし。同じくシングルのタイトル曲ではない、という意味ではアルバム曲もありますが、それはまた違った意味がある楽曲群だとも思っていて。アルバムは1枚でファンへのプレゼントという意味がありますよね。受け取る側の気持ちも僕は味わってきていますが、シングルのカップリングは例えばSMAPさんの 「オレンジ」のような、「知る人ぞ知るいい曲、それを自分は知っているのっていいよね」みたいなところが昔からあったなという気がしていて。自分たちのカップリング曲は、聴いてもらう意味を持たせたいと思っています。
オーイシマサヨシ でも今はカップリング伝説は生まれ辛いですからね。そこにどう立ち向かうかはアーティストの意識ですよね。
――また、本日もたくさんお話に出てきた「Clattanoia」ですが、MYTH & ROIDがニューシングルのカップリング曲でカバーをされています。オーイシさんがこちらを聴かれた感想を伺いたいです。
Tom-H@ck バラードにして、全部英語詞にしたものをキーを変えずにKIHOWちゃんが歌っています。
オーイシマサヨシ これを僕もカバーする。
Tom-H@ck 逆に!(笑)。
オーイシマサヨシ かっこいいですよね。もうこれ、KIHOWちゃんの曲でいいと思います。
Tom-H@ck 最早(笑)。原曲は7年前の曲ですし、今、改めてのカバーです。
オーイシマサヨシ それにしてもいい曲だね。
Tom-H@ck いい曲ですよ。バラードでもこんなにいい曲。
オーイシマサヨシ 作ってよかった。僕ね、作った曲を何度も擦るのって「もっとやれ!」って思うんです。こういう機会があると作曲者本人としても嬉しいですし、日の目を浴びている感覚もありますし。どうしても時代的に楽曲がインスタントになりがちですし、忘れられているのではないかと感じてしまうこともあるのですが、こうやって何度も擦ってもらえると、その曲にも深みが出ますし、いろんな「Clattanoia」があってもいいとも思いますし。……ナイスカバー!
――そして2022年下半期も進んでまいりました。OxTとしては今年の後半はどんな時間にしていこうと思っていらっしゃいますか?
オーイシマサヨシ 2人で有観客でワンマンをするツアーも楽しみですし、ここからも畳み掛けるように活動をしていきたいです。
――久々のツアーですね。
オーイシマサヨシ 体力勝負ですね。7年前とは年齢も違いますし。御年42歳になりましたので、フィジカルをキープしながらいかに歌えるか。OxTは自分の中ではOxTという名のスポーツでもあるので、アスリート魂を発揮したいです。
Tom-H@ck 何歳まで歌えるか、指針になるかもね(笑)。
オーイシマサヨシ それはあるかも(笑)。でもOxTってどこまでもマイペースなんですよね。お互いが独立したクリエイターでもありますし、アーティストでもあるので。交差する点があれば一緒にやろう、と続けていて、それは大いなる目標のためにやっていることでもあるんですけど、「何歳までできるか」という話も出ましたが、おじいちゃんになっても遣り続けていたいユニットでもありますし、求めてくださるお声に全力で応えていきたいです。2人で紡ぐ音楽が楽しい、という環境をチームで作っていければいいなと思っています。
Tom-H@ck OxTって日記みたいだなってことを今日、お話をしながら思っていたんです。活動してきて7年とか8年とか経過してくると、「あの曲を作ったときにはこんなことをやっていたね」って思い出していると、その頃になにがあったかも蘇ってくるものなんですよね。僕はアーティスト活動としてはOxTが一番長く続けているものなので、捲られるアーティスト活動、という感覚があって。自信を持って届けてきた「今」、「未来」を予想をしながら活動してきた「今」を振り返ったときの面白さや、そこに意味があるからこその「今」があるんだと感じました。ここから先も予想だにしない学びもあるでしょうから、それを体感して、また振り返ったときにどんなことを感じるのかが楽しみになりますし、ツアーでもここから先も長く付き合ってくださるファンの皆さんもいらっしゃるでしょうから、そんな皆さんと一緒の時間を共有したいなと思います。
INTERVIEW & TEXT BY えびさわなち
●リリース情報
OxT
「HOLLOW HUNGER」
7月27日発売
価格:¥1,320(税込)
品番:ZMCZ-15801
<CD>
1. HOLLOW HUNGER(TVアニメ『オーバーロードIV』OPテーマ)
2. CHAOS PHANTASM
3. HOLLOW HUNGER(instrumental)
4. CHAOS PHANTASM(instrumental)
●ライブ情報
OxT『Hello New World 2022』※振替公演
9月9日(金)【大阪】梅田CLUB QUATTRO
OPEN18:15 / START19:00
前売 オールスタンディング5,500円(税込・整理番号付・ドリンク代別)
お問い合わせ:梅田CLUB QUATTRO 06-6311-8111
9月10日(土)【東京】SHIBUYA WWW X
OPEN17:00 / START18:00
前売 オールスタンディング5,500円(税込・整理番号付・ドリンク代別)
お問い合わせ:SHIBUYA WWW X 03-5458-7688
<OxTプロフィール>
オーイシマサヨシ×Tom-H@ck
2015年結成。
作家として「ようこそジャパリパークへ」が大ヒットを記録し、現在はMC業や俳優業にも挑戦するなどマルチな活動をするアニメソングシンガー“オーイシマサヨシ”と、『けいおん!』シリーズほか数々の人気アニメ作品の主題歌や、T.M.Revolution、LiSA、ももいろクローバーZなどアーティスト、アイドルのプロデュース、楽曲提供、映画、アニメ等の劇伴音楽なども手がけ、抜群の実績と知名度を誇るサウンドクリエイター“Tom-H@ck”から成る実力派デジタル・ロック・ユニット。
関連リンク
OxTオフィシャルサイト
http://www.oxt-music.com/
オーイシマサヨシオフィシャルサイト
https://www.014014.jp/
Tom-H@ck 公式Twitter
https://twitter.com/tomoshima_th