歌手、作曲家、作詞家、声優アーティスト――アニメ音楽の歴史に名を刻む偉大なる存在(=巨人)のキャリアと功績を紹介する連載「Anisong Giants -アニメ音楽の巨人たち-」。第11回は、2022年12月6日に惜しくもこの世を去った歌手・水木一郎をフィーチャー。


アニソンデビュー作となった『原始少年リュウ』を皮切りに、『マジンガーZ』『バビル2世』『宇宙の騎士テッカマン』『宇宙海賊キャプテンハーロック』『ルパン三世』『プロゴルファー猿』といったアニメ作品の主題歌、そして「仮面ライダー」シリーズや「ウルトラマン」シリーズなど数多くの特撮ソングを歌い、全世界に向けてその魅力を発信し続けた「アニキ」のジャイアントステップに迫る!

TEXT BY 不破了三

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【連載】Anisong Giants -アニメ音楽の巨人たち-

2022年の暮れも近づく12月6日、アニキの愛称で親しまれたアニメソングの帝王、水木一郎さんが世を去った。日本のTVアニメの黎明期から「主題歌」という番組の顔を担い続けてきたアニメソング歌手の草分けであり、死の直前までそのアニメソング歌手であり続けることを望んだ「生涯現役」の人だった。「ゼーット!」の雄たけびとともに知られる代表曲「マジンガーZ」を筆頭に、数々のアニメ・特撮ソングや、子ども番組・童謡などのキッズソングを歌い続け、1999年には前人未到の「24時間1000曲ライブ」を成功させるなど、生涯にわたって積み重ねた持ち歌は、ゆうに1200曲を超えるという。2022年7月にがん闘病中であることを公表しながらも、病に立ち向かう強い意志を示して生涯を全うした彼の姿に、心を強く動かされた方も多いはず。今回は、そんな水木一郎が自ら切り開き、力強く踏みしめながら歩んできたアニメソングの「道」を振り返ってみたい。


歌手を夢見た少年時代
水木一郎は1948年東京都生まれ。実家がレコード店を経営していたため、幼少期より常に身近に音楽があったという。特に洋楽と触れ合う時期が早く、母親が大切にしていたスタンダードジャズのレコードと、終戦後、洋楽が解禁となったラジオから流れてくる音楽を浴びるように聴いていたのが原体験。5歳の頃にはすでに歌手になりたいと思うようになっていたとのこと。小学生の頃には、ニール・セダカやポール・アンカ、エルヴィス・プレスリーなどアメリカンポップスの時代が到来。「ザ・ヒットパレード」(フジテレビ:1959~1970年)のような音楽番組も始まるが、まだまだ日本製のポップスソングが少なく、番組中も洋楽のカバーが頻繁に歌われていた時期だった。「カバーを歌えてこそ一人前の歌手」……そう信じた水木少年は、あらゆる洋楽歌手の発声、発音、歌い回しを研究し、その歌手になりきって演じて歌うことを心掛けながら歌の腕を磨いていったと、後に語っている。


入り浸っていたジャズ喫茶から生まれた縁で16歳の時にオーディションに出場し、ジョニー・シンバルの「Marshmallow」(邦題「僕のマシュマロちゃん」)を歌ってグランプリを獲得。その優勝をきっかけにレコーディングの話が舞い込み、アメリカのTV西部劇「シェナンドー」のテーマを17歳で初レコーディングしている。しかしこれは販促用ソノシートのため正式なレコードデビューとはならず、1965年、改めて作曲家・和田香苗の門下に入っている。レッスンを受けつつ下積み時代を過ごし、ついに1968年にコロムビアレコードからカンツォーネ風の歌謡曲「君にささげる僕の歌」で念願のデビューを果たしている。水木一郎20歳の夏のことだった。

アニメソングとの出会い
デビューはしたものの、レコードセールスも芳しくなく、子どもの頃から憧れていた洋楽ポップスとは違う歌謡曲の世界に違和感を覚えていたという水木。歌手を引退し、作曲家になろうかと考え始めていた矢先、所属する日本コロムビアからアニメ専門の歌手を育てたいと声がかかり、TVアニメ『原始少年リュウ』(1971年)の主題歌「原始少年リュウが行く」をレコーディング。これがアニメソング歌手・水木一郎の最初の一歩となった。当時アニメは「テレビまんが」と呼ばれ、音楽業界では子ども向けの一段ランクの低い仕事として扱われることも珍しくなかった。しかし、水木は意に介さず、持ち前の洋楽志向に重なる外国映画主題歌のようなかっこよさに惚れ込み、「自分の声にもピッタリ合っていたので本当に気持ちよく歌わせてもらった」と、当時を振り返っている。

水木がアニメソングという新しい道への岐路に立った時、洋楽を聴き込み、カバーし、歌い込んできた子どもの頃からの経験が大いに役立ったのだという。洋楽の場合、オリジナル歌手のイメージを掴めば、ある程度「演じて」歌うことができる。
アニメソングにはオリジナル歌手はいないが「ヒーロー」というお手本がある。主人公になりきり、歌で演じればいいんだ……と悟ったとき、「オレの行く道はコレだ!」と心が決まったと水木は語っている。子どもの頃から慣れ親しんできた「洋楽の歌手をお手本に、演じて歌う」という彼の音楽的なルーツとアニメソングの世界は、運命的な感覚の一致によって祝福されていたのだ。ここから、少年たちの心を掴んで離さない、「アニメソング歌手・水木一郎」の快進撃がスタートする。

「テレビまんが」の時代を築く歌声
その後も、数えきれないほどのヒーローを「歌で演じて」いくことになる水木。そのブレイクスルーとなったのは、冒頭でも紹介したとおり、誰もが知る代表曲でもある『マジンガーZ』(1972年)の主題歌「マジンガーZ」だ。『原始少年リュウ』でのデビューから約1年後に、この大ヒット曲と出会ったことが、水木のアニメソング歌手としての方向性を決定づけたと言っても過言ではないだろう。主題歌「マジンガーZ」の誕生に際しては、すでにレコーディングされていた予定曲が、プロデューサーの「パンチが足りない」の一声で不採用となり、放送に間に合わせるために急遽三日間で作り上げられたというエピソードが残っている。水木一郎不変の代表曲であり、ヨーロッパを中心に世界中の人々が声を合わせて歌う、あの名曲「マジンガーZ」が、急造された代替品だったというのは衝撃的だ。しかし、本当に驚くべきなのは、50年以上にわたって世界で愛される歌をわずか三日間で完成させた、作曲家・渡辺宙明や水木をはじめとする制作スタッフの熱意と対応力、そして一切の妥協を感じない「マジンガーZ」の完成度と歌の持つ力だろう。実際、主題歌「マジンガーZ」は当時約70万枚のセールスを記録。これを1973年の年間オリコンシングルチャートと並べてみると、第4位の売り上げ枚数に相当する。
当時は「テレビまんがの歌手」と冷ややかな目で見られ、不当な扱いを受けることもあったと水木も告白しているが、この頃、テレビまんがの歌はチャート対象外だったため記録には残りにくいものの、実際は歌謡曲やポップスにまったく引けを取らない……どころか、それを凌駕する勢いでレコードを売り上げ、レコード会社を支えていたのだ。「マジンガーZ」の70万枚という実績は、テレビまんがの歌への不当な評価を跳ね返すのに十分な実績であり、彼の歌声が本当に多くの子どもたちの心に届いていたことの、なによりの証拠でもある。

「キッズソング」のパイオニアという一面
「マジンガーZ」に続く数々のアニメソング・特撮ソングにより、1970年代は、テレビから水木一郎の声が流れない日はないほどの活躍が続いていく。アニメソングデビューから最初の4年間で、約150曲の主題歌・挿入歌を発表し、レコード売上は平均約10万枚、累計では約600万枚に達したという。そんな忙しい毎日ではあるが、水木はまた1つの新たな道に挑み始める。1976年4月から3年間、NHKの子ども番組「おかあさんといっしょ」において、二代目「うたのおにいさん」を務めたのだ。「そうだったらいいのにな」「ねんねこうたうねこのうた」「シッポのちぎれたメダカ」「ちょんまげマーチ」、そして「ゴロンタ音頭」など、数々の新童謡をテレビを通じて子どもたちの耳に届けていった。しかし水木のキッズソングは「おかあさんといっしょ」の3年間に留まらず、NHK「みんなのうた」、日本テレビ「おはよう!こどもショー」(1965~1980年)、東京12チャンネル「ワイワイ軍団900」(1976~1977年)、NHK「むしむしQ」(1995~1998年)、「あにまるQ」(1996~1998年)、関西テレビ「デコボコーン!」(2012~2013年)などの番組でも披露されている。また、所属する日本コロムビアのアニメソング担当部署は、そもそも童謡や行進曲、体操、運動会、お遊戯などの子ども用教材レコードを担当する部署でもあり、専属歌手だった水木が歌った「テレビで流れていないキッズソング」も無数に存在している。これらの楽曲は、2011年から発売されたCD『水木一郎 キッズ ソング・ベスト!』シリーズ(※別掲のディスクガイド参照)として、2枚組CD×3セット、総計161曲にもおよぶ大ボリュームでまとめられている。キッズソングシンガーとして関わった番組も多岐にわたり、かつ、活動歴も長大であるため、ある意味、アニメソング歌手としての水木に馴染みがなくとも、子どもの頃、知らず知らずのうちに彼が歌うキッズソングに触れていた人たちは、さらに多く、さらに広い世代にわたっているはずである。「熱いヒーローソング歌手のアニキ」のイメージが強い水木だが、子どもたちのために歌い続けた、永遠の「うたのおにいさん」でもあったという一面は、どうか覚えておいていただきたい。


不撓不屈のアニソン魂
80年代に入ると、アニメソング界は大きな変革を余儀なくされる。水木の所属する日本コロムビア一強に近い状態だったアニソン業界地図に、新たなレコード会社が次々と参入。各社が推す新たなアニソン歌手が登場してくるだけでなく、J-POPアーティストやアイドルとのタイアップが増えていくなど、アニメソングが新しいビジネスフィールドとして注目されはじめるのだ。当時、30代後半を迎えていた水木も、徐々に番組主題歌を担当することが減り、思い悩む日々が続いていたと後に語っている。「テレビまんがの歌」から「アニメソング」の時代への橋渡しの役割を務めた功労者の水木にも、不遇の時期があったということになるだろう。

しかし、80年代の終わり頃、小堺一機・関根勤のラジオ番組「コサキン無理矢理100%」(TBSラジオ)が彼の歌に注目、それを受けて水木の人気がにわかに高まっていく。そもそもは「ゼーット!」のような雄たけびを面白がったり、替え歌にしたりという「ネタ」としての扱いに近いものだったが、雄たけびを自身の持ち味としてさらに強調したり、赤いマフラーを首にまく衣装など、ステレオタイプなアニメソング歌手の姿を自ら背負うことで、水木はこれをチャンスに変えていった。この盛り上がりは初のベストCD『OTAKEBI参上! 吠える男 水木一郎ベスト』(1989年)や、代表的なアニメ・特撮ソング17曲をメドレー化したニューシングル「懐かしくってヒーロー」(1990年)、それまでの作品の集大成となるCD『水木一郎大全集』シリーズ(1990~1992年)の発売へとつながっていく。洋楽歌手、ヒーローと、「演じて歌う」ことを自らの歌の必殺技としてキャリアを築いてきた水木は、ついに「世間が求める水木一郎像」を自ら演じて歌うという境地に到達する。現在、私たちがよく知る「ゼーット!」の水木一郎は、この時期に生まれたものなのだ。

次世代にアニソンを歌い継ぐために
1997年、古巣の日本コロムビアとの専属契約を解き、水木はフリーの歌手となる。さらなる飛躍のための独立だったが、水木はまたしてもここで好機を掴む。
ゲーム「スーパーロボット大戦」シリーズによるスパロボブームの到来だ。『マジンガーZ』を始めとする過去のロボットアニメやヒーロー作品がゲームに登場したことで、水木の歌が再度注目を集めていくことになる。この流れは旧作の再評価だけに留まらず、「スーパーロボット大戦F」(1997年)イメージソング「熱き血が勇気に」「マジンカイザー」を皮切りに、「スーパーロボットスピリッツ」(1998年)CMソング「鋼の魂」、OVA『真ゲッターロボ 世界最後の日』(1998年)主題歌「今がその時だ」、「スーパーヒーロー作戦』(1999年)主題歌「スーパーヒーロー作戦!」「輝け!!スーパーヒーロー」など、ゲームを超えた新作アニメや、そのための新曲・新録の歌が続々誕生する展開に至っていく。

さらにこの気運はライブイベント“ROBONATION SUPER LIVE”~“スーパーロボット魂”を経て、戦隊、アニソン、ヒーローソングなどに派生し、現在も続く“ANIME JAPAN FES”シリーズなどに受け継がれていく。「アニソンを“コンサート”ではなく、大規模な“ライブ”で盛り上がって楽しむ」という、今では当たり前となったカルチャーを最初に仕掛けていったのも、水木一郎とその仲間たちなのだ。1999年にはフジテレビの音楽番組「快進撃TVうたえモン」の企画により、「24時間1000曲ライブ」が実現。河口湖ステラシアターに集った5000人のファンと共に、これまでの足跡を振り返るかのように持ち歌を歌い続け、見事、1000曲の歌唱を完遂し、ライブを成功させている。アニメソングを集めた歌番組がゴールデンタイムに成立することを世に示し、水木自身の存在も広く世間に浸透することとなった。さらに、「21世紀へ古き良きアニソン魂を残したい」と呼びかけ、アニメソング歌手グループ「JAM Project」を結成。アニメソング界を担っていく次世代のために、新たなプラットホームを築くことも忘れていなかった。

アニソンを世界に誇るポップカルチャーに
その後もアニメ・特撮ソングはもとより、ドラマ、映画の主題歌・挿入歌、テレビバラエティ、ラジオ番組、ゲーム、地方創生、ご当地キャラクターソングに至るまで、世の中が求める限り、彼は「水木一郎」として歌い続けた。2000年代以降は、フランス、中国、韓国、シンガポール、タイ、インドネシア、コスタリカ、ベトナム、台湾、サウジアラビアなど、海外でのアニメソング公演を次々と成功させている。
アニメソングが国を跨ぎ、言語を超えた理解と共感を呼ぶことができること、国際交流手段として極めて有効であることを世界に示したのだ。このことは、ネット百科事典Wikipediaの「水木一郎」のページが、日本人最多レベルの約90言語で掲載されていることにも現れていると言えるだろう。2015年には、小学3年生向け道徳副読本「3年生のどうとく」に、水木を描いた読み物が掲載。道徳の指導内容の一つ「個性伸長」の題材として、アニメソングとともに彼が歩んできた道が紹介されている。アニメソングやキッズソングとならび、「教科書の水木一郎」で育った世代も誕生しつつあるのだ。

水木一郎が、「アニメソング歌手の草分け」なだけの人物ではないことが伝わっただろうか? 彼がアニメソングのための道を作り、その先頭を歩いていたのは、黄金時代の70年代だけの話ではないのだ。水木一郎が自ら歩き、狭い道を切り拓き、緩んだ土を踏み固めながらアニメソングの進むべき方向を示し、世間への認知を広げ、メディアに露出し、時にネタにされながらも、「アニメソングここにあり」と全世界に向けて叫び続けたからこそ、今がある。2023年の現在、アニメソングは日本独自のポップカルチャーとして世界中からリスペクトを集める存在となった。そこに通じるすべての「道」に、水木一郎の足跡が記されていることを、どうか忘れないでほしい。

■コラム「ディスクガイド:水木一郎を知るための11枚」はこちらから

●リリース情報
水木一郎『アニソンデビュー50周年記念ベスト 絶唱 -Z Show-』
2023年1月18日(水)発売

品番:COCX-41910-1(CD2枚組)
価格:¥3,300(税込)

〈DISC-1〉
01. 原始少年リュウが行く (『原始少年リュウ』OP)
02. 嵐よ叫べ (『変身忍者嵐』OP)
03. ぼくらのバロム1 (『超人バロム・1』OP)
04. アストロガンガー (『アストロガンガー』OP)
05. マジンガーZ (『マジンガーZ』OP)
06. Zのテーマ (『マジンガーZ』挿入歌)
07. ぼくらのマジンガーZ (『マジンガーZ』ED)
08. バビル2世 (『バビル2世』OP)
09. ロボット刑事 (『ロボット刑事』OP)
10. 侍ジャイアンツ (『侍ジャイアンツ』OP) ※松本茂之名義
11. セタップ!仮面ライダーX (『仮面ライダーX』OP)
12. おれはグレートマジンガー (『グレートマジンガー』OP)
13. 勇者はマジンガー (『グレートマジンガー』ED)
14. がんばれ ロボコン / 水木一郎、山上万智子 (『がんばれ!! ロボコン』OP)
15. 仮面ライダーストロンガーのうた (『仮面ライダーストロンガー』OP)
16. テッカマンの歌 (『宇宙の騎士テッカマン』OP)
17. 鋼鉄ジーグのうた (『鋼鉄ジーグ』OP)
18. 勝利だ!アクマイザー3 (『アクマイザー3』OP)
19. コン・バトラーVのテーマ (『超電磁ロボ コン・バトラーV』OP)
20. 行くぞ!ゴーダム (『ゴワッパー5ゴーダム』OP)
21. ダッシュ!マシンハヤブサ (『マシンハヤブサ』OP)
22. 輝く太陽カゲスター (『ザ・カゲスター』OP)
23. 斗え忍者キャプター / 水木一郎、堀江美都子 (『忍者キャプター』OP)
24. 地獄のズバット (『快傑ズバット』OP)
25. 男はひとり道をゆく (『快傑ズバット』ED)
26. トライアタック!メカンダーロボ (『合身戦隊メカンダーロボ』OP)
27. オー!!大鉄人ワンセブン (『大鉄人17』OP)

〈DISC-2〉
01. 父をもとめて (『超電磁マシーン ボルテスV』ED)
02. 超人戦隊バラタック (『超人戦隊バラタック』OP)
03. グランプリの鷹 (『アローエンブレム グランプリの鷹』OP)
04. キャプテンハーロック (『宇宙海賊キャプテンハーロック』OP)
05. ルパン三世 愛のテーマ (『ルパン三世』ED)
06. 北の狼 南の虎 (『野球狂の詩』OP)
07. 燃えろ!仮面ライダー (『仮面ライダー(スカイライダー)』OP)
08. はるかなる愛にかけて (『仮面ライダー(スカイライダー)』ED)
09. ムーへ飛べ (『ムーの白鯨』OP)
10. ローラーヒーロー・ムテキング (『とんでも戦士ムテキング』OP)
11. 斗え!ゴライオン (『百獣王ゴライオン』OP)
12. タイガーマスク二世 (『タイガーマスク二世』OP)
13. ゲームセンターあらし (『ゲームセンターあらし』OP)
14. おれたちの船出 (『わが青春のアルカディア 無限軌道SSX』OP)
15. 夢を勝ちとろう (『プロゴルファー猿』OP)
16. 時空戦士スピルバン (『時空戦士スピルバン』OP)
17. CROSS FIGHT!/ 水木一郎、堀江美都子 (『破邪大星ダンガイオー』OP)
18. サバンナを越えて (『ジャングル大帝』OP)
19. ゲッターロボ號 (『ゲッターロボ號』OP)
20. セイリング 未来へ (『SUBMARINE SUPER 99』OP)
21. 道 (『獣拳戦隊ゲキレンジャー』ED)
22. オーブの祈り / 水木一郎with ボイジャー (『ウルトラマンオーブ』OP)
23. GO AHEAD~すすめ!ウルトラマンゼロ~ / 水木一郎with ボイジャー (『ウルトラマンゼロ THE CHRONICLE』OP)

関連リンク
水木一郎 公式サイト
https://mizuki-spirits.com/

コラム「ディスクガイド:水木一郎を知るための11枚」
水木一郎 デビュー40周年記念 CD-BOX「道~road~」(2008年/日本コロムビア)

現在入手可能な商品では最大の収録曲数を誇るCDボックス。1968年のデビュー曲「君にささげる僕の歌」から始まり、誰もが知る有名曲からレア曲、ボックス発売当時の最新曲まで全116曲をCD5枚に収録。さらに特典DVDには2008年に渋谷O-EASTで行われた40周年記念ライブのほか、1985年、1994年の懐かしいライブ映像なども収録されている。

水木一郎 アニソンデビュー50周年記念ベスト絶唱 -Z Show-(2023年/日本コロムビア)

生前から準備されていたものの、水木の逝去により、急遽追悼盤となってしまった50周年記念ベストの2枚組CD。アニソンデビュー曲「原始少年リュウが行く」を筆頭に代表曲から厳選された全50曲を収録。2022年7月のがん公表後、中川翔子が水木を激励するために描き下ろした色紙イラストをジャケットに採用したことでも話題となった。

水木一郎 デビュー50周年記念アルバム Just My Life(2018年/日本コロムビア)

2018年にデビュー50周年を記念して発売されたCD。幻の初レコーディング曲「シェナンドー」など、水木一郎50年の歩みを彩る重要曲を網羅。堀江美都子ら仲間たち35名からサプライズで贈られた50周年のお祝いソング「ハピネス」を、水木一郎自らの歌唱でレコーディングしたバージョンも収録されている。

水木一郎・堀江美都子 / Dear Friend 2007~ふたりのアニソン~(2007年/日本コロムビア)

共にアニメソング史を築いてきた盟友である堀江美都子とのコンサートシリーズ「ふたりのアニソン」。水木にとっての最後のステージとなり、2人のライフワークでもあったこのステージより、2007年の公演の模様を収録したCD。「CROSS FIGHT!」「戦え!七人ライダー」「ENGAGE!!!ゴーダンナー」などの珠玉のデュエット曲も満載。

水木一郎 レア・グルーヴ・トラックス(2016年/日本コロムビア)

有名無名にこだわらず、レアグルーヴを発掘するかのような視点でグルーヴィ&メロウな楽曲が厳選されているCD。渾身のバンド演奏と水木との鬼気迫るセッションや知られざる名挿入歌など、有名主題歌や熱いヒーローソングを追っているだけではわからない、生身の“人間・水木一郎”の姿が浮かび上がってくる究極の1枚。

ゲーマーANIKI 完全攻略 水木一郎 ゲームソングコレクション(2010年/日本コロムビア)

1990年代後半以降に急増した、水木が歌うゲームソングを集めたコンピレーション盤。おなじみの「太鼓の達人」「スーパーロボット大戦」関連ソングを始め、プレイステーションやゲームボーイアドバンス、DS、Wii用ゲーム曲はもちろん、入手が難しいパチンコやオンラインゲームの楽曲までを網羅している。

水木一郎 キッズ ソング・ベスト!(2011年/日本コロムビア)

本文中でも触れたように、童謡や子ども番組ソングをはじめ、行進曲、体操、運動会、お遊戯などの子ども用教材レコードを含め、水木が日本コロムビアに残したあらゆる子ども向けの歌を集大成した、水木のキッズソングシンガーとしての一面を堪能できる2枚組CD。続編CDも第3作まで発売されている。

水木一郎 ALL OF MAZINGER SONGS(2012年/日本コロムビア)

『マジンガーZ』(1972年)、『グレートマジンガー』(1974年)で水木が歌った全ての主題歌・挿入歌をはじめ、OVA『マジンカイザー』(2001年)、パチンコ「CRマジンガーZ対グレートマジンガー」(2006年)関連楽曲までを含めたマジンガーソングの2枚組コンピレーション。DISC-2には各種ライブ版、新録版、リミックス版なども収録されている。

水木一郎 グレイテスト★ウルトラマンソングス(2016年/日本コロムビア)

2016年の「ウルトラマンオーブ」主題歌「オーブの祈り」を水木一郎 with ボイジャーが担当したことを受けて発売された、水木がこれまでに歌ってきた数々の「ウルトラマン」関連ソングを一堂に集めたCD。劇場用映画で使われた珠玉のバラード曲のほか、ボックスセット商品や企画盤でしか聴けなかったレア曲なども多数収録されている。

BEST Project ~JAM Project BEST COLLECTION~(2002年/ランティス)

水木一郎・、影山ヒロノブ、松本梨香、さかもとえいぞう、遠藤正明がメンバーだった最初期のJAM Projectが2002年に発売した初のベストアルバム。水木は同年の「非常勤宣言」を機にメンバーとしての活動に区切りを付けているので、本アルバムが「水木一郎のいるJAM Project」を聴くのにもっとも適したCDとなる。

スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION ~15th ANNIVERSARY ソングコレクション~(2006年/ベルウッドレコード)

水木自身も企画に加わっているゲーム「スーパーロボット大戦」シリーズ15周年記念オフィシャルアルバム。お馴染みの楽曲の新アレンジや新録、サントラ曲のボーカル化など、様々な試みが行われている。水木が作詞を手がけたスパロボ15周年記念ソング「Heart of steel」には、コーラスにJAM Projectメンバーも参加している。
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