DJをテーマに、アニメ、ゲーム、ライブなど様々なメディアミックス展開を行うプロジェクト「D4DJ」。そのTVアニメ2期『D4DJ All Mix』が、2023年1月から放送をスタートした。
個性豊かな音楽性と魅力を持った6ユニットの活躍が描かれる本アニメを、リスアニ!では連載企画「Diggin’『D4DJ All Mix』」として徹底特集!

連載第4回では、アニメ第5話で国境や言語という壁を超えて最&高なステージを形にした、大学生ユニット・Merm4id(マーメイド)のキャストより、岡田夢以(水島茉莉花役)、根岸 愛(松山ダリア役)と、同ユニットの音楽プロデューサーを務める都田和志の対談を敢行。第5話で披露された新曲「D.M.F」の話題を含め、これまでの活動を存分に振り返ってもらった。

INTERVIEW & TEXT BY 須永兼次


最&高なライブを続けることで、“アウェー”から受け入れられていった4人
――まずはこれまでの振り返りのお話からお聞きします。都田さんは音楽プロデューサーとして、今に至るまでのMerm4idの変化と成長をどのように感じられていますか?

都田和志 Merm4idは、他のユニットと比べるとサブキャラっぽいところがあると思うんですよ。そもそも最初にいただいたキャラクター設定にも2~3行くらいの記載しかなかったし、『D4DJ First Mix』(TVアニメ第1期)ではほぼ出番がなかった。そういうポジションのユニットだったからこそ、「だったらライブで一番になろう」と考えて集めたのが、この4人だったんです。コンテンツとして引っ込み思案はダメですから。

――その考えが、まさに功を奏したというか。

都田 はい。そこまでは計算通りというか期待通りの部分が大きかったのですが、それを上回った部分もありまして。正直、メンバーにはものすごくしんどいことをやらせていると思うんですよ。毎回ライブはノンストップだし、プロンプターも出さない。
だけどそれはすべて、他のユニットに勝つため。声優としてのスキルも含めて、アウェー感のあるところから自分たちの存在を確立させるためには、台風の目になるしかないんです。

――たしかに。

都田 それに根岸(愛)さんも岡田(夢以)さんも「しんどい」とは言わないですから……平嶋(夏海/瀬戸リカ役)さんは冗談めかして言いますけど(笑)。でも、メンバーも含めて、サブキャラがバーン!と目立っていけばコンテンツ自体の知名度も上がっていくはず……という理論をわかったうえで活動しているので、この4人じゃなかったらこうはなっていなかったはずだし、僕の中ではもう申し分ないですね。しかも、皆さんどんどんきれいになられるし。

岡田夢以 やったー!(笑)。

根岸 愛 ありがとうございます(笑)。

都田 そんななかで一番嬉しいのは、お客さんがMerm4idのことを大事にしてくれていることですよね。しかも最近では他のアーティストやコンテンツからも「Merm4idみたいな曲を」というオファーが増えてきたくらい、反響があるんですよ。

――そんなお話がありましたが、岡田さんと根岸さんはいかがですか?

根岸 私としても以前にアイドルとして活動していた経験上、グループ活動の大変さをわかったうえで、またグループをやることに対する決意がありましたし、他のメンバーも同じようにその大変さをわかっていることが、すごく伝わってくるんですよね。だから私としてもやりやすいし、やりがいのあるメンバーと活動できていることは最初から感じています。


岡田 それにみんな、すごくいい子なんですよ(笑)。そこは私がMerm4idとして活動していくうえでベースになっている、すごく重要なポイントだと、この3年半の活動を通して一番感じているところです。

根岸 それと先ほど都田さんがおっしゃったように、ライブはアゲアゲの楽曲ばかりノンストップで続くので、終わった後は毎回死んだようになるくらい疲れるんですけど(笑)、みんな他のユニットに負けたくない気持ちが強いんです。だから私としても自分にできる最大限のことをやるのが一番楽しいし、お客さんもその方が嬉しいと思うんですよね。

岡田 それプラス、都田さんの楽曲の牽引力みたいなものもあると思っていて。楽曲ごとのコンセプトの面白さや色んな要素が合わさっているなかで、この3年半は楽しい経験をいっぱいさせていただきました。

――そんななかで出会った様々なMerm4idの楽曲について、岡田さんと根岸さんはどんなところに魅力を感じられていますか?

岡田 まずはMerm4idだからこそ歌える、パンチのある歌詞が大きいと思います。例えば「OMG」はウェディングソングなのに“口説かれるの いつもの事だけど”から始まったり、私たちだけじゃなくてディグラー(※「D4DJ」のファンの呼称)さんもびっくりするような内容の歌詞がすごく魅力的です。

根岸 歌詞については都田さんが「女子大生」というテーマのもと書かれているので、私も知らなかったような流行りの言葉が入れ込まれたりもしていて。そういうワードの面白さもあるから、一見すると何も考えずにライブで騒げるような楽曲に感じるんですよ。でも実は、誰もが自分に置き換えて共感できる内容にもなっていて。そこもまた面白くて、聴けば聴くほど深さを感じます。


――そういう流行りのワードの情報を、都田さんは普段どうやって仕入れられているんですか?

都田 いや、情報というか……申し訳ないんですけど「研究」と言ってもらっていいですか?(笑)。

――すみません、失礼いたしました!

都田 いえいえ。よく「若い人と遊んでるんじゃないか」と言いがかりをつけられるのですが(笑)、そんな暇は全然なくて。じゃあ何が入り口なのかといえば、「若い人が見るようなものを、自然と常に見ている」からなんです。例えば、昔ロックをやっていた人が大人になるとロックから離れていく、みたいなことがあるじゃないですか? でも僕はそこから離れられずにずっと若い気持ちでいるので、ネットも含めて話題になっているものに食いつくし、それが苦ではなくて、面白いんですよ。で、若い人が使う言葉の面白さってあるじゃないですか。

根岸 たしかに、ありますね。

都田 その辺りをピックアップして、歌詞に取り入れているんです。あとMerm4idの場合は、基本はキャラクターをイメージして考えていますが、キャストの4人が割とキャラクターとリンクしているんですよ。だからキャラクターはもちろん、キャストの皆さんの日常も想像して書いていくんですよね。この4人はみんな性格がバラバラなのですが、それがどこかしらキャラクターにも当てはめることが出来たりするので、「こうだろうな」と想像して書いていく。そうすると、しっくりくるんです。
だから、最近ではレコーディングで全部通して歌ってもらわずに、「この歌詞はこの子に歌わせよう」というのがピンポイントでできるようにもなってきて。レコーディングもあっという間ですよね?

根岸 はい。速いです。

都田 大体30分もかからないもんね(笑)。それは手を抜いているわけではなくて、彼女たちが努力して準備してくれているおかげでもあり、こちらも声の出し方や滑舌も含めて特徴をわかっていることでハマりのいい歌詞を書くことができているからで。ちなみに歌詞を書くときも迷いがなくなって、速くなりました。最近は1曲書くのに2時間かからないから。

根岸 えー!?

都田 昨日みんなに送った、俺が仮歌を歌った曲は1時間ちょっとくらい。

岡田 速すぎる……!

都田 ただ「一気に書ける」という自信がついたせいで、歌詞を書く作業は後回しにするようになりました(笑)。逆にメンバー側も「ここは私が歌うパートだろうな」みたいな予想がつくようになったんじゃないかな。「ここは私が歌わないだろうな」っていうところは、練習してきてなさそうだから。

根岸 そんなことないですよ!(笑)。


岡田 全部練習はしますけど、結局「自分が歌うパートかな?」と感じたところが、実際に得意なんですよ。でも、ちゃんと練習はしてます!

都田 それとレコーディング順も大体決まってきていて。根岸さんは縁の下の力持ちタイプで、キャラクターの性質上、声が低いこともあるので、最初にレコーディングしてベースを作ってもらうんです。で、その次に平嶋さん、あとは楽曲によって(葉月)ひまり(日高さおり役)か岡田さんの順番になってきています。

岡田 あと、最近は「うふーん」とか「きゃー!」みたいな声を使った表現を含めて、Merm4idだから使える効果音みたいなものがあるのも魅力だと思います。それがダンス映えするテンポの楽曲に乗ることで、照明とかも華のある感じに作れるんだと思うんです。

根岸 サウンド自体もすごくかっこいいので、音源を聴いていても日々疲れているときには元気をもらえますし、ものすごくライブ映えするんですよ。

サウンドの由来は意外なルーツ!物語に紐づいた新曲「D.M.F」を語る
――さて、ここからはTVアニメ第2期『D4DJ All Mix』についてお聞かせください。第5話ではMerm4idの新曲「D.M.F」もオンエアされましたが、まずはアフレコでの印象的なエピソードを、岡田さんと根岸さんからお話しいただきたいのですが。

根岸 まずは、動いているキャラクターに声を吹き込める感動がありました。それと、やっぱりMerm4idはセクシーなユニットなので、登場シーンが水着の撮影シーンだったりサウナのシーンだったりと、お色気な部分も多くて(笑)。第5話はそれとはまたガラッと雰囲気が変わりましたけど、基本的にMerm4idは楽しいシーンの担当なんですよね。
メンバーみんなでアフレコする機会も多かったので、本当に普段会話しているような安心感や、Merm4idの絆みたいなものを感じながらアフレコできました。

岡田 私は、基本愛ちゃんとアフレコが一緒だったんですよ。

根岸 そうだ、一緒だったね。

岡田 第5話は私と愛ちゃんのペア、ひまりちゃんとなっちゃん(平嶋)のペアに分かれて収録したんですけど、この回はさおりちゃんとリカちゃんのセリフの比重が多めだったうえに、ひまりちゃんは英語の発音を教わりながらの収録だったみたいで、向こうの2人は「時間がかかったんだよ~」って言っていました。

根岸 そうだったんだ。

岡田 あと、愛ちゃんのアフレコを聞いていると、ダリアちゃんはテンション的にはローでいなきゃいけないけど、「ローの中でもハイな感じ」みたいなさじ加減も表現できていて、「愛ちゃん上手だなぁ!」と思いながら、横で聞いていました。

根岸 ありがとう(笑)。

――都田さんは、『All Mix』でのMerm4idについてはどう感じられていますか?

都田 僕は基本ユーザーの皆さんと同じタイミングでアニメを観ているので、まだ第5話は観ていなくて……現時点だと「Merm4idもちょっとは出てきたかな」っていう感じ(笑)。いや、歌詞を通じて僕が定義付けしてきたMerm4idのキャラクター像が『Double Mix』に続いてアニメに反映されていること自体はとても嬉しいんですよ? でも「もうちょっと出してもらってもいいんじゃないの?」とも思います(笑)。

一同 (笑)。

都田 そんななかで、「D4DJ Groovy Mix」のストーリーでは新ユニットも出てきたので「また出番が少なくなっちゃうんじゃないの?」という怖さもありますよね。でもやっぱり、Merm4idはライブではどのユニットにも負けないですから。僕は元々クラブ出身者なので、“D4 FES.”みたいな大きなライブはもちろん「D4DJ」でやっているどんなイベントでも、絶対誰にも負けないという自信はあります。

――ただ、今回の新曲「D.M.F」は“逆輸入”とは違い、物語に則した“ザ・アニソン”のような印象がありました。

都田 歌詞の面でテーマにしたのは、道を外していく仲間の子に対して、「シンクロするだけじゃなくて諭すのが本当の友達だよね?」というもので。女の子は成長過程において急に性格や態度が変わったりすることがあるじゃないですか?でも、男の友情と違って女性の友情って諦めないし、割とズバズバ言ったりする関係値だったりするから、説教ではなく友達としてちゃんと伝えたい。Merm4idの子たちも女子大生だから、そういうことも少しは経験しているはずだと思ったんです。それを水島(精二)さんが、アニメの中で上手に演出してくれました。だから「Merm4idのことも考えてくれてありがとう!」と思いましたし(笑)、「D.M.F」が出来上がったあと、初めて2人で食事に行きました。

――お二人だけでは、そのときが初めて。

都田 そのときに今後の「D4DJ」についての話も少しさせてもらって、水島さんが考えていることもよりいっそう理解できました。もちろん監督なので全体のバランスを大事にされてはいますけど、でも、やっぱりPhoton Maidenの話をしていると嬉しそうなのは面白かったです(笑)。

一同 (笑)。

――一方、サウンドについてはどう作られていったんですか?

都田 最初にいただいたテーマは、実は「シティポップ」という話だったんです。それは今みたいにシティポップが流行りだす少し前の時期だったのですが、ただシティポップは定義することが難しいジャンルだし、TikTokとかで流行っているものはライトで聴き触りが良いので、そのなかでMerm4idらしさを出すのはかなり難しくて……要は想像がつかなかったんです。

岡田 そうだったんですね。

都田 それで水島さんに「もう少し具体的に」というお話をしたら、僕は小室(哲哉)さんが創業したRojam Entertainment出身なのもあってか、「小室さんの楽曲をオマージュするようなもの」というオーダーがあったんです。でも小室さんの作品でシティポップ系となるとTM NETWORK時代のユーロビートとかになっちゃうので、そこも少しハマりが悪い。それで色々考えた結果、自分も関わっていた「BE TOGETHER」の鈴木あみさんがカバーしたバージョンみたいな感じが合うんじゃないかと。そのエッセンスにMerm4idらしさを足すことも大事なので、あまりメジャーコードは使わずマイナー感を出す感じにした結果、転調が続く難しいコード進行の曲になりました。

根岸 私も事前に「今までとは違う感じの曲になるよ」と聞いてはいましたけど、最初に聴いたときには本当に全然違うなと思いましたね。歌詞が友情に特化したというのもありますし、メロディも極端に明るいわけではないけど、今までとはガラッと違うことを感じましたね。

岡田 これは言い方が難しいんですけど……いつもはぶっ飛んだ楽曲が多いので、「初めてまともな曲がきた!」って思いました(笑)。

根岸 あははは(笑)。

都田 岡田さん、それ、ディスってるよ(笑)。

岡田 違います!しかも、エモさ全開なんですよね。今までは歌詞に面白さがありながらも、本質を突いてくる……みたいな曲が多かったんですけど、「D.M.F」は全体的に本質を突いてくるように感じました。

根岸 エモいうえにストレートだよね。だから、他のユニットと比べると歌詞に皮肉が多かった今までのMerm4idの曲とは、全然違った一面を感じられました。

岡田 だけどラップの部分に差しかかると、「いつものMerm4id」の感じもするんですよね。いい意味で歌い方もバラけているから、キャラクターの個性も出ているし。いつもとは違うコンセプトが曲の中にありつつも、Merm4idのキャラの良さを立たせていただいているのは、すごく新鮮で嬉しかったです。

根岸 そのぶん歌うときには難しさも感じましたけど、今回も都田さんにアドバイスを受けつつ歌っていきました。

――レコーディングの際には、どんなことを大事にされましたか?

根岸 やっぱり4人のキャラが全然違うので、キャラクターとしての自分の役割をちゃんと意識するところですね。特にセリフやラップがある曲はそうなんですけど、「たぶん他の子はこういう感じだから、私はこうアプローチしていこうかな?」みたいなことを考えながら歌っていくので。

岡田 茉莉花ちゃんはいつもラブリーなので、「キュート&セクシー」みたいな感じで歌っているんですけど、今回は特にサビの音がちょっと高い感じがしたので、歌うときにはいつも以上に頑張りました(笑)。でも結局4人で1つの楽曲だし、特にこの曲にはみんなで歌い繋ぐ感じがあるとエモいだろうなぁと思ったので、次のパートの人に受け渡すような気持ちで歌っていましたね。

実現目前の新曲も!? 今後Merm4idとして歌いたい・作りたい楽曲
――さて、ここからは皆さんがMerm4idとして歌ってみたい曲や、都田さんが作ってみたい楽曲についてお聞きしたいのですが。

根岸 私、ずっと「タオル曲が欲しい」と言っていまして。Merm4idは夏が似合うユニットなのに、扇子を振れる曲(「Princess advent」)はあるんですけど、タオルを振る曲がまだないんです。それこそ野外も似合いそうなユニットでもあるので、タオルを回せるような曲があったらより一体感が増すかなぁと思うんですけど。

都田 それなぁ……俺、あんまり好きじゃないんだよね。

根岸 えー!(笑)。

都田 でも、それにはちゃんと理屈があって。自分の中で「D4DJ」は“DJコンテンツ”で、しかもMerm4idは「クラブにいそうな女の子たち」というイメージで楽曲を作っているので、サウンド的にも日本のクラブで一番ブイブイいわせてる音のイメージなんですよ。そう考えたときに、クラブのお客さんはアガッているときにタオルを回さないだろうな……という考えがあって(笑)。

根岸 あはは(笑)。

都田 クラブはタオルとかペンライトみたいに何か物を持って盛り上がることはあまりないし、ライブというより「みんなで踊りにきたよ」というのがコンセプトだったりするんだよね。それにパリピって、聴く側にも自由に楽しんでほしい気持ちがあるから……もしタオル曲を作るとしたら、どこか一発勝負をかけるタイミングがいいと思ってる。例えば“D4 Fes.”みたいにまた野外で大きなライブがあるときくらいじゃない?

根岸 はい!勉強になりました(笑)。

岡田 じゃあ、みんなで大合唱できるような曲はどうですか?

都田 岡田さんねぇ、それは今言っちゃダメよ。

岡田 なんでですか!?(笑)。

都田 さっき話した、昨日送った俺の仮歌入りのデモが、実は声出しソング用に作ったやつだから。

岡田 そっか!

根岸 そういえば、合いの手とか、曲の最後のほうにも……。

都田 あ、根岸さん、それ以上のネタバレはストップ!(笑)。

――やはりそれは、ライブでの観客の声出し解禁に合わせてですか?

都田 そうですね。僕はユーザーファーストを一番大事にしているんですよ。もちろんクリエイティブでも妥協はしませんが、それはサウンド面でもお客さんに喜んでもらうため。これは僕の考えですが、今後「声出しOK」となっていったら、そのニーズに応えて存分に声出しができるような楽曲を作っていくべきなんですよ。その新曲のデモ音源は僕しか仮歌を歌っていないのでわかりにくいかもしれないけど、ガヤもいっぱい入れるし、みんなで大合唱しやすいようにテンポをいつもより落としているんです。たぶん完成したら、みんなが理解できるはずですよ。

――都田さん自身は、Merm4idにどんな曲を作ってみたいですか?

都田 Awichやちゃんみなじゃないですけど、もうちょっとゆったりしたヒップホップっぽい曲ですね。そう考えている一番の理由は、Merm4idのセリフを聴いてもらえる機会をもっと増やしたいから。彼女たちの演技力って素晴らしいんですよ。みんな舞台にも出ているし、レッスンにも通ったりしていて、いつでも何かできるように、ずっと努力しているんです。だから僕としては、もっとキャラクターの声を届けたい。となると、ヒップホップ寄りの少しスローな曲調で、そこにキャラクターとしての心情を感じられるようなニュアンスをつけた、目を閉じていると完全にキャラクターが見えてくるような曲を作りたいんです。そういう楽曲はメッセージ性もすごく強いものになるので、そのメッセージがストーリーとして届くようなサウンドを作ってみたい気持ちが、今は強いですね。

――では最後にキャストのお二人から、ディグラーの皆さんにメッセージをお願いします。

岡田 アニメを観てくださっている皆様、「D4DJ」を応援してくださりいつもありがとうございます。『All Mix』ではMerm4idもチラホラ登場してきましたし、5話では本格的に掘り下げていただけたことで、私たちも知らなかったキャラクターたちの性格や表情を活き活きとして観られることがキャストである私自身もすごく嬉しいです。そうやってMerm4idをフィーチャーしていただけるのも皆さんのおかげだと思っていますので、これからも皆さんに最&高な、ハッピーな時間をお届けできるようMerm4idとして頑張っていきます!

根岸 私も『All Mix』をなるべくリアルタイムで視聴して、いちディグラーとしても、この「D4DJ」を一緒に楽しんでいます。だからこそキャラクターが動く姿を観ていただけることが本当に嬉しいですし、みんなの感想もすごく力になるので、これからもたくさん「D4DJ」で楽しんでいただきたいです。Merm4idはライブで絶対に一番楽しませる自信があります。アニメを楽しんでいただければ、次のライブの機会でもっと楽しんでいただけると思うので、ぜひそのときは会いに来ていただけたら嬉しいです。よろしくお願いします!

●作品情報
『D4DJ All Mix』

TOKYO MX:1月13日(金) 23:00~23:30
BS日テレ:1月13日(金) 23:00~23:30
KBS京都:1月13日(金) 25:00~25:30
サンテレビ:1月14日(土) 22:30~23:00
AT-X:1月13日(金) 23:00~23:30

配信情報
DMMTV:1月8日(日)~ 毎週日曜 23:00
Hulu:1月13日(金)~ 毎週金曜 23:00
Amazon Prime Video:1月13日(金)~ 毎週金曜 23:00
U-NEXT:1月13日(金)~ 毎週金曜 23:00
dアニメストア:1月13日(金)~ 毎週金曜 23:00
ひかりTV:1月13日(金)~ 毎週金曜 23:00
アニメタイムズ:1月13日(金)~ 毎週金曜 23:00
GooglePlay:1月13日(金)~ 毎週金曜 23:00
バンダイチャンネル:1月13日(金)~ 毎週金曜 23:00

HAPPY!動画:1月14日(土)~ 毎週土曜 12:00
ビデックス:1月14日(土)~ 毎週土曜 12:00

TELASA:1月16日(月)~ 毎週月曜 24:00
J:COMオンデマンド: 1月16日(月)~ 毎週月曜 24:00
milplus(みるプラス): 1月16日(月)~ 毎週月曜 24:00
auスマートパスプレミアム: 1月16日(月)~ 毎週月曜 24:00

※放送日時・内容は予告なく変更される場合があります。予めご了承ください。

【あらすじ】
奉仕の心を理念とする伝統ある有栖川学院に通う、桜田美夢、春日春奈、白鳥胡桃、竹下みいこは、
みんなを笑顔にする奉仕の一つとしてDJユニット「Lyrical Lily」としての活動を認められていた。

ある日、春奈が商工会に呼ばれ、新年から一年を通して地域活性化イベントの依頼を受けることになる。
自分たちだけで実現出来るか不安になるが、思い浮かんだのは初めてのライブを一緒に成功させた面々、そして来場者の笑顔だった。

奉仕の心、Lyrical Lilyの想いは、DJの祭典《D4 FES.》で共に称えあった各ユニットに次々と繋がり、
ついに新年に相応しい新しいステージが幕を開ける―――

【STAFF】
原作:ブシロード
ストーリー原案:中村 航
キャラクター原案:やちぇ
総監督:水島精二
監督:鈴木大介
シリーズ構成:雑破業
アニメーションキャラクターデザイン:茶之原拓也、八森優香
モデリングディレクター :原岡大輔、髙岡真也、横山貴央
リギングディレクター:矢代 奈津子
色彩設計:松山 愛子 (颱風グラフィックス)
撮影監督:小林俊介
美術監督:池田裕輔
美術設定:綱頭瑛子
編集:榎田美咲
音響監督:長崎行男
音楽:佐高陵平、グシミヤギ ヒデユキ
アニメーション制作統括:松浦裕暁
アニメーション制作:サンジゲン

関連リンク
TVアニメ「D4DJ All Mix」公式サイト
https://anime.d4dj-pj.com/all-mix/

D4DJ公式サイト
https://d4dj-pj.com/
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