DJをテーマに、アニメ、ゲーム、ライブなど様々なメディアミックス展開を行うプロジェクト「D4DJ」。そのTVアニメ2期『D4DJ All Mix』が、2023年1月から放送をスタートした。
個性豊かな音楽性と魅力を持った6ユニットの活躍が描かれる本アニメを、リスアニ!では連載企画「Diggin’『D4DJ All Mix』」として徹底特集!

連載最終回となる第8回では、西尾夕香(愛本りんく役)、愛美(山手響子役)、紡木吏佐(出雲咲姫役)、平嶋夏海(瀬戸リカ役)、加藤里保菜(青柳 椿役)の5人へのインタビューを敢行。ここ3ヵ月の「D4DJ」にまつわる活動の振り返りや、6ユニットの合同曲となった『All Mix』EDテーマ「Around and Around」についてじっくり語ってもらった。そして最後に語られた、5人が抱く「D4DJ」の未来への期待とは――。

INTERVIEW & TEXT BY 須永兼次


『All Mix』に声出しワンマン――超濃密!な2023年の「D4DJ」
――2023年に入ってから、TVアニメ『All Mix』の放送や、ユニットによってはワンマンライブを開催するなど、今まで以上に「D4DJ」の動きが活発になりました。そのなかで、特に思い出深かったことからお聞きしたいのですが。

西尾夕香 ハピアラ(Happy Around!)は前回の取材ではアニメについてお話しさせていただいたので、3月5日に開催した4th LIVE“Happy Presentation!”についてのお話でいいですか?

――はい、ぜひ!

西尾 ワンマンライブは約1年ぶりでしたし、3rd LIVEで披露できていない曲がたくさんあったので、「本当にお待たせしたなぁ……」という気持ちがまずありまして。同時に、声出しもできるようになったので……「ライブって、本来こんな感じだったなぁ」というのを思い出して、いつも以上に楽しかった記憶があります。

――前回のインタビューの際はまだライブ開催前で、「ハピアラの楽曲は声出しできると2倍3倍面白い」といったお話もされていましたが、実際楽しさは倍増していましたか?

西尾 はい。しかもその声が、想像以上のもので。イヤモニを突き抜けるくらいの喜びの声や、色んなコールをいただくことができたんです! こちらとしても、コール&レスポンスが1分近くある「Help me, ERINNNNNN!!」のように、声出しできるからこそセットリストに入れた曲もありましたし、しかも皆さんがそのコールを完璧に返してくださったことがすごく嬉しかったです。

愛美 逆にPeaky P-keyは、今まさに初めてのワンマンライブ“All Time High”の準備が佳境でして(※インタビューは3月25日に行われた同ライブの前に実施)。みんなで集まれる時間が少なくて手探りな部分もあるのですが、ピキピキ(Peaky P-key)のパフォーマンスは、余裕のある表情や堂々とした姿がキモなんです。
それを形にするためにはかなり踊り込まなくてはいけないので、各々が個人練習をしっかりとやったうえで、4人揃う時間が短いなかでいかに集中して仕上げられるか……ということで、今は頭がいっぱいです(笑)。

――ちなみにPeaky P-keyは連載第1回の登場だったので、アニメについてのお話をあまりお聞きできていないのですが、愛美さんがアニメの中で印象に残っていることは何ですか?

愛美 今回、ピキピキは「みんなで作る“招き猫作戦”に力を貸せたら」という形で頑張っているんですけど……なぜか筋トレのシーンが多いんですよ(笑)。リアルの私たちもライブに向けてかなりトレーニングをしているタイミングでもあるので、期間的にリンクしていたという意味で、ちょっと印象深いシーンの1つだったかもしれません(笑)。

紡木吏佐 私がアニメの中で特に印象深かったことは、『All Mix』で七木(奏音)さんの演じる(新島)衣舞紀ちゃんが本格的に初登場したことですね。衣舞紀ちゃんのことを好きだったお客さんたちが新しい衣舞紀ちゃんに出会うわけなので、皆さん期待と不安を持ちながら、すごくドキドキして観られていたと思うんですけど……期待通りの衣舞紀ちゃんでした。それと、実は前回のリスアニ!さんのインタビューのときが、初めて七木さんを含めたPhoton Maidenのメンバー4人が揃った機会だったんですよ。

――あのときが初めてだったんですね!

紡木 そうなんです。なので、これからアニメやライブを通じてさらに仲を深めていきたいですし、最近声出しOKでライブをされるユニットさんたちを見て、「Photon Maidenも早く、みんなの歓声を浴びながらライブをしたいな」と常日頃思っております。

平嶋夏海 Merm4idはまず、(2022年8月に放送されたアニメ特別編の)『D4DJ Double Mix』以降、アニメにガッツリ登場させていただけたことを、4人とも本当に喜んでいまして。特にMerm4idはキャラクターとキャストの雰囲気がとても似通ったユニットだと思うので、スタッフさんたちがそういうところまで考えて脚本を作ってくださっていることも嬉しいです。(日高)さおりの成長を見ることができた『All Mix』のMerm4id回(第5話「ネガ/ポジ」)も、さおりが英語でたどたどしくしているシーンでは、一緒にアフレコしたさおり役の葉月ひまりちゃんが、水島(精二)総監督から「それはキャラクターではなく自分の素でやってる?」と言われるくらい(笑)、お芝居を含めてすごくリアルなものでしたから。あとライブの面では、Merm4idは今年のゴールデンウィークに行われる舞台“有栖川学院文化祭 LIVE STAGE”にLyrical Lilyさんと出させていただく予定でして。
そこでライブパートもあるので、一緒に盛り上がれるのが楽しみです。

加藤里保菜 燐舞曲は2月に“3rd LIVE -Maria-”を開催しまして。2021年10月以来、すごく久しぶりのワンマンだったので、改めて、気を引き締めて臨んだライブだったんです。今回は矢野緋彩役のもものはるなさんが出演できなかったので不安もあったのですが、当日はもものさんからの動画メッセージなどもあって。4人でステージに立ってはいなかったけど、もものさんのパワーも感じながらライブを行うことができて、思い出に残る公演になりました。

――そのときの観客の盛り上がりは、どのように感じられました?

加藤 先ほどハピアラのお話のなかで、お客さんとの掛け合いのある楽曲についての話題がありましたけど、燐舞曲にはそういう楽曲があまりないので、今後はもっと皆さんと一緒にライブを作っていけたらいいなと思いました。

――さて、第11話「セイナルヨルニ」でハピアラとピキピキによる「Peaky Around!!」が披露されたことで、『Double Mix』も含めると6ユニット全てがコラボソングを歌われたことになります。そこで、皆さんが歌われたコラボソングについて、改めてお薦めしたいポイントなどをお教えいただきたいのですが。

平嶋 楽曲が公開された順番は『Double Mix』での「FAKE OFF」が最初なので、私からお話させていただくと……まず、燐舞曲とのコラボということに驚きました。

加藤 私も。「D4DJ」のプロジェクトが始まった頃にキャラクターの絵を見たとき、燐舞曲とMerm4idはタイプが真逆のユニットだと感じていたので、まさか合同楽曲やライブができるとは思っていませんでした。

平嶋 でも「FAKE OFF」は、A・BメロでMerm4idが盛り上げて、サビで(青柳)椿がしっかりと聴かせてくれる構成とバランスがすごくいいですよね。
しかも、椿の歌声も普段とは違うものになっていましたし、(三宅)葵依(CV:つんこ)の歌を結構長めに聴けたところも私的には新鮮に映りました。ほかには、大サビで(瀬戸)リカがハモの下側を歌わせてもらっているところも印象深いですね。普段はメインに立つことの多いリカが、椿のことを下から支えている姿に、実はリカって引っ張るだけじゃなくて背中を押してあげるような子でもある、という一面も表れているように感じて。そこはファンの方からも「すごく新鮮だった」という言葉をいただきました。



加藤 私は、もう1曲のコラボ曲「天使と悪魔」が特に好きなんです。この曲ではMerm4idの(水島)茉莉花(CV:岡田夢以)と(松山)ダリア(CV:根岸 愛)がラップパートを担当していまして、燐舞曲チームの作った楽曲の中でいつもと違ったクールなラップを聴かせてくれるんですよ。ラップの指導の方がレコーディングに来てくださったというのも知っていたので、完成版が楽しみだったのですが、その部分の完成度の高さには驚きましたし、新鮮さもすごく感じました。

五者五様!?  6ユニット合同のEDテーマに込めた狙い
――楽曲の発表順でいくと、続いてはPhoton MaidenとLyrical Lilyによる「妙なる星と」ですが。

紡木 この楽曲は、もう想像の範疇を飛び越えていたといいますか……賛美歌でコラボというのもすごく斬新でしたし、しかも8人みんなが交代しながらメインを歌っていくのかと思いきや、フタを開けたらサビでは咲姫ちゃんが1人で主線を歌っているんですよね。(桜田)美夢ちゃん(CV:反田葉月)がハモリで入ってくれていますし、ほかのメンバーは後ろですごく綺麗なハーモニーを奏でて支えてくださっていて……なんだか「咲姫ちゃん、出世したねぇ!」ってすごくびっくりしましたし(笑)、個人的にも思い入れの深い楽曲になりました。

――ほかの7人が支えてくれているなかで、咲姫がメインを歌っているわけですからね。

紡木 そうなんです! 「こんな贅沢な思いをしていいんですか?」と今でも思っているくらいで(笑)、完成品を聴いて本当に感動しました。
でもそれも、皆さんの綺麗なハーモニーがあってこそのものなんですよね。こちらの楽曲は配信されたばかりなので、ぜひぜひ何度でも聴いていただけたら嬉しいです。



――そして、先日の第11話でオンエアされたばかりなのが、Happy Around!とPeaky P-keyの「Peaky Around!!」です。

西尾 二声でお互いに違うメロディラインをハモることって、今までハピアラの楽曲では『First Mix』(TVアニメ第1期)の劇中歌「HONEST -happy a word-」くらいだったんです。だからまたそういうスタイルの曲を歌えたことが嬉しいですし、しかもそれを愛美さんと、(愛本)りんくと(山手)響子ちゃんとして一緒に歌えたことも嬉しかったですね。りんくが響子ちゃんをリスペクトしているのと同じように、私自身も愛美さんをリスペクトしているので。

愛美 ハピアラちゃんが関わってくると、楽曲の世界観がすごく広がるなぁと思っていて。今回も、ピキピキだけでは出せないポジティブな明るさみたいなものが楽曲にすごく乗っているんですよ。おゆちゃん(西尾)とは、「グルミク」(※アプリゲーム「D4DJ Groovy Mix」)でもりんくと響子として「White Macaron」という楽曲をデュエットさせていただきましたが、そのときと同じように世界がすごく暖かく、優しく、包まれる感覚があって、ピキピキ単体では味わえないような楽曲になりましたし、ハモリの部分はすごく好きなポイントになりました!



西尾 レコーディングでは「完成したらどうなるんだろう?」とワクワクドキドキしながら歌っていたのですが、いざ出来上がったらスタッフさんたちからも「声の相性もいいし、すごくいい曲になったね」と言っていただけることが多くて。その反応も含めて「良かった!」って思っています。

愛美 楽曲自体もピキピキチームとハピアラチームが合同で作っていることもあって、まさに2つの世界が素敵に融合した曲になっているしね。「Peaky Around!!」も第11話の放送後から配信が開始しているので、耳を澄ませて誰がどのメロディを歌っているのかを聴きながら楽しんでほしいと思います。


――ここまでコラボソングについてお聞きしてきましたが、続いては6ユニットから1人ずつ代表する形で歌われている『All Mix』のEDテーマ「Around and Around」についても、印象深い部分などをお聞きできますでしょうか?

西尾 まず、一番は曲調ですね。どのユニットもやってこなかったエレクトロスウィングというジャンルの曲なので、最初は「6人曲でこの曲調をやるんだ!」という驚きが強かったんです。すごくかっこいい楽曲になっていますし、それぞれソロパートもあって“どんどん繋いでいる”という感じが「D4DJ」らしいのも素敵ですよね。

加藤 しかも歌っている6人の声の個性が、明るい子からクールな子、かわいい子までまったく違うじゃないですか? なのに完成版を聴いたら、すごく一体感のある楽曲に仕上がっていたので驚きました。

平嶋 私はこの曲、最初は「アイドルの5曲目くらいに出すシングルっぽいなぁ」みたいなイメージがありました。デビューした頃は結構元気でキャッチーな曲が多いですけど、シングルも5作目とかになると大体デビュー3年目に差し掛かるくらいだろうから、みんなの年齢も上がって「ちょっと大人っぽい曲も出してみよっか」みたいになると思うんです(笑)。しかも、一般的にはメジャーな曲ではないけど、ファンの間では超人気曲……みたいなイメージもありましたね。



――そのイメージは、どういうところから湧いてきたんですか?

平嶋 「#D4DJ_DJTIME」(※キャストがDJパフォーマンスを行うライブ/配信イベント)で私がこの曲を流そうとしたら「ほかのキャストさんもみんなかけたがっているので、変えられませんか?」みたいに言われてちょっと落ち込んだくらい(笑)、キャストの間で人気曲になっているのを実感したんですよ。それに、ついステップを踏みたくなるような曲調でもあるので、ライブでやったら絶対盛り上がる必要不可欠な楽曲になりそうな予感がしました。

――その他の皆さんも、お気に入りのポイントはありますか?

愛美 私は元々ハモりが大好きなのですが、この曲は冒頭の“Da da la da…”のところからみんな高低に分かれてハモっているので、そこからもう最高に楽しいんですよ。しかも普段の響子はハモることが少ないので、この楽曲はハモりもかなり気合いを入れて歌わせていただきました。

――好きなだけに、よりこだわりたかったというか。


愛美 そうですね。きっと6人それぞれの声質の良さを活かして録っているとは思うのですが、そのなかで「響子にできる役割はなんだろう?」と考えて、ピキピキ単体の楽曲よりもクセや深みのある部分をより強調しようと意識しながら歌っています。

――以前、Peaky P-keyの楽曲「Deja Boon」のレコーディングでも色んなニュアンスをつけた、といったお話もありましたが、それともまた違った感じに?

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愛美 はい。私が歌うときにはすでに何名かレコーディングされていたあとだったので、その歌とのバランスも見ながら「この子はこう歌っているから、私はこう歌おう」みたいな感じで、差別化を図りました。

紡木 今あいみん(愛美)さんが「それぞれの声の良さを活かして録っている」と言ってくださいましたが、私は自分の地声と咲姫ちゃんの声が離れているので、咲姫ちゃんとして歌うことは永遠の課題なんです。しかも全体曲はノリ全開の楽曲が多いので、「咲姫ちゃんの中でMAXの『イエーイ!』とか『フー!』をお願いします」みたいなディレクションに、毎回必死で食らいついていまして(笑)。ただ、今回はアップテンポではありつつ聴かせる部分もある曲ですし、咲姫ちゃんのパートも比較的しっとり歌い上げるような箇所をいただけたので、今回はブレス感を多めに録っていきました。



――Bメロのような高音部のパートでは、咲姫感が出ながらも楽曲にも埋もれず、素敵なバランスの歌声だったように思います。

紡木 良かったです! 咲姫ちゃんらしい上の音域のパートをいただけたので、とても嬉しくて。ほかの皆さまと比べるとパワー感がちょっと落ちちゃったかな……とか考えることは色々ありますけど、出雲咲姫としてのあの歌声が、楽曲の中でいい感じのエッセンスになれていたらいいなと思っています。

西尾 私もレコーディングでは、曲調は気にしつつも、やっぱり6人いるので“りんく感”をどーん!と出していかなくてはと思って。サウンドの中の妖しさも意識しつつ、「パーティでーす!」とか「元気でーす!」みたいな(笑)、跳ねる感じを意識して歌いました。

――おっしゃるようなりんくらしい元気さが、こういった曲調でもはっきり表れていますよね。

西尾 特に、前半を椿ちゃんが歌って後半をりんくが歌う1サビのソロは、それが強く出ていると思います。この2人は、声色はもちろん、歌い方も「歌い上げるタイプ」と「とにかく跳ねて楽しさを出すタイプ」と真逆なので、より個性が際立ってよかったです。

加藤 その部分みたいな跳ね方をする楽曲は、燐舞曲にはあまりないので、「椿として、どう表現しよう?」ということはすごく考えまして。でもそれを突き詰めたことで、この楽曲でもまた新しい椿に出会えたような気持ちになりました。

――そのなかで、今回は特にどんなことを心がけましたか?

加藤 歌詞の内容などを踏まえながら、あまり強く歌いすぎないように、「儚さを演出するには、どの部分で声を裏返したほうがいいかな?」ということを、一番意識して歌っていきました。

――そのサビの部分は、以前のインタビューで燐舞曲をプロデュースする中山雅弘さんも絶賛されていましたね。

加藤 そうなんです。ほかにも色んな方に褒めていただけたことが、すごく印象深くて。だからこそ、より嬉しさを感じた楽曲になりました。

平嶋 少ししっとりしているけれども体が自然と動いてしまうような曲調だし、メロディもすぐに頭に入ってきて覚えやすくて。一度聴いたら頭から離れないしクセになる、「もう1回聴きたい!」って思うような楽曲でもありますよね。なので、私はライブでお客さんがこの曲で踊ってくれている光景を想像しながら歌っていきました。

――その光景が現実になることを期待しているディグラー(※「D4DJ」のファンの呼称)さんも、きっと多いと思います。

平嶋 そうですね。この楽曲の6人だけでステージに上がって歌うことは今までなかったので、ぜひ実現してみたいです。

――ちなみにこの楽曲のエンディングアニメを、そこに登場するキャラクターの担当声優陣が再現した「踊ってみた動画」がYouTubeの公式チャンネルにアップされています。紡木さんも、咲姫の部分の担当で出演されていますよね。

紡木 はい。完成した動画を観たとき、自分でも「あれ? 全然咲姫ちゃんっぽくない」と思いましたし、コメントにも「ただの紡木」という声が結構ありまして(苦笑)。でも、キャラクターが存在しつつ、その中の声優さんが表に出てパフォーマンスもできる二面性を持っているところは、「D4DJ」ならではの素敵なところですよね……と言って、逃げておきます(笑)。



――でも咲姫も、内心では楽しいわけで。

紡木 そうなんですよ。実際、咲姫ちゃんには「ステージ上で二面性が出る」という設定があるので、楽しくなっちゃって弾けている一面が出ている……と思っていただければ幸いです(笑)。

キャスト陣の抱く、「D4DJ」への次なる期待とは?
――さて、『All Mix』はいよいよ大詰めを迎えますが、「D4DJ」というプロジェクトはまだまだ広がり続けていきます。そこで皆さんが「D4DJ」の今後の展開に期待することについて、最後にお教えください。

西尾 アニメを通じてコラボ曲もたくさん生まれたことですし、やっぱり全部の楽曲を「生で観たいなぁ」「生で聴きたいなぁ」というのは、ディグラーの皆さんはもちろんキャスト側にも通じる気持ちだと思うんですよ。今年は今のところ“D4 FES.”の開催予定はありませんが、次回、全ユニットが集まったときには全部見られちゃうかもしれないと考えると、とてもワクワクするので……次回の開催、私も期待しています!

加藤 私も、おゆちゃんと同じで、また全ユニットが集まる大きなお祭りみたいなライブやイベントがしたいです。「Around and Around」のような、全ユニットが集まるからこそできる楽曲って、逆に全員集まる機会がなかなかないことで皆さんの前で披露できていないことが多いんです。なので、そういう楽曲をお披露目できるような大きなフェスやイベントが、またできたら嬉しいですね。

紡木 しかも6ユニットだけじゃなくて、UniChØrd(ユニコード)やAbyssmare(アビスメア)といった新しいユニットさんたちも、まだまだ現在進行系で生まれてきているので……アニメ、また制作してほしいですね。新しく増えた仲間たちの活躍する場も増えていったら素敵な話ですし。それにあやかってPhoton Maidenも、アニメやゲーム、ライブなどたくさん活動できたら嬉しいです。

――「グルミク」では、すでに新ユニットと関わり合うストーリーもありますし。

紡木 特に咲姫ちゃんは、UniChØrdの一星ルミナちゃん(CV:高橋花林)と“宇宙シンパシー”を感じているみたいで、そこから派生するストーリーもあったり……やっぱり新しい仲間が増えると新しいストーリーや展開も生まれてくるので、そこから「D4DJ」の世界がもっと広がっていったら幸いでございます。

平嶋 私、まだ『All Mix』の放送も終わってないのに、勝手に「3期はどんなふうになるんだろう?」みたいなことを考えているんです。『All Mix』にMerm4idを出させていただいたことで、なんだか自然と期待してしまって。あと、6ユニットともDJユニットなので、実際にDJとして活躍されている方ともコラボしてみたいですね。そうすることで、もっとたくさんの方に「D4DJ」を受け入れてもらえるんじゃないかな、と思うので。

――また新たな観点から、皆さんの楽曲の良さを引き出してもらえそうですね。

平嶋 そうですよね。私たちは自分たちで歌うオリジナル曲やカバー曲しかライブでは使用していませんけど、実際のDJの方は他にも色んな楽曲をかけられているわけじゃないですか? そういう方たちとコラボをして、一緒にステージに立ってみたいです。

愛美 私は……「D4DJ」のみんなで、海外に行きたい(笑)。すでに何人か海外に行っているキャストの子もいますけど、今度は「D4DJ」ファミリーみんなでドカンと、海外に行ってフェスをやりたいと思っています。

――ちなみに、フェスを開いてみたい国などのイメージはありますか?

愛美 まずはアメリカ! あとは、クラブ文化の強い韓国でもいいですし、木谷(高明)社長が「D4DJ」のアイデアを閃いたシンガポールというのも面白そうですよね。

――なるほど、聖地でのフェス。

愛美 はい。国によってお客さんの雰囲気も全然違うでしょうし、それを持ち帰ってまた国内でのパフォーマンスにも絶対活かせるでしょうし……あと、純粋に海外で遊びたいです(笑)。

――お仕事とセットでの楽しみみたいなところはありますけど(笑)。

愛美 「D4DJ」ファミリーは本当にみんな仲がいいので、シンプルにみんなで旅をできたら楽しそうだな……とはずっと思っているんです(笑)。そういう意味も含めて、DJで世界を繋ぎながら、これからもみんなで色んなところに行けたら嬉しいですね。

●作品情報
『D4DJ All Mix』

TOKYO MX:1月13日(金) 23:00~23:30
BS日テレ:1月13日(金) 23:00~23:30
KBS京都:1月13日(金) 25:00~25:30
サンテレビ:1月14日(土) 22:30~23:00
AT-X:1月13日(金) 23:00~23:30

配信情報
DMMTV:1月8日(日)~ 毎週日曜 23:00
Hulu:1月13日(金)~ 毎週金曜 23:00
Amazon Prime Video:1月13日(金)~ 毎週金曜 23:00
U-NEXT:1月13日(金)~ 毎週金曜 23:00
dアニメストア:1月13日(金)~ 毎週金曜 23:00
ひかりTV:1月13日(金)~ 毎週金曜 23:00
アニメタイムズ:1月13日(金)~ 毎週金曜 23:00
GooglePlay:1月13日(金)~ 毎週金曜 23:00
バンダイチャンネル:1月13日(金)~ 毎週金曜 23:00

HAPPY!動画:1月14日(土)~ 毎週土曜 12:00
ビデックス:1月14日(土)~ 毎週土曜 12:00

TELASA:1月16日(月)~ 毎週月曜 24:00
J:COMオンデマンド: 1月16日(月)~ 毎週月曜 24:00
milplus(みるプラス): 1月16日(月)~ 毎週月曜 24:00
auスマートパスプレミアム: 1月16日(月)~ 毎週月曜 24:00

※放送日時・内容は予告なく変更される場合があります。予めご了承ください。

【あらすじ】
奉仕の心を理念とする伝統ある有栖川学院に通う、桜田美夢、春日春奈、白鳥胡桃、竹下みいこは、
みんなを笑顔にする奉仕の一つとしてDJユニット「Lyrical Lily」としての活動を認められていた。

ある日、春奈が商工会に呼ばれ、新年から一年を通して地域活性化イベントの依頼を受けることになる。
自分たちだけで実現出来るか不安になるが、思い浮かんだのは初めてのライブを一緒に成功させた面々、そして来場者の笑顔だった。

奉仕の心、Lyrical Lilyの想いは、DJの祭典《D4 FES.》で共に称えあった各ユニットに次々と繋がり、
ついに新年に相応しい新しいステージが幕を開ける―――

【STAFF】
原作:ブシロード
ストーリー原案:中村 航
キャラクター原案:やちぇ
総監督:水島精二
監督:鈴木大介
シリーズ構成:雑破業
アニメーションキャラクターデザイン:茶之原拓也、八森優香
モデリングディレクター :原岡大輔、髙岡真也、横山貴央
リギングディレクター:矢代 奈津子
色彩設計:松山 愛子 (颱風グラフィックス)
撮影監督:小林俊介
美術監督:池田裕輔
美術設定:綱頭瑛子
編集:榎田美咲
音響監督:長崎行男
音楽:佐高陵平、グシミヤギ ヒデユキ
アニメーション制作統括:松浦裕暁
アニメーション制作:サンジゲン

関連リンク
TVアニメ「D4DJ All Mix」公式サイト
https://anime.d4dj-pj.com/all-mix/

D4DJ公式サイト
https://d4dj-pj.com/
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