2022年10月にスタートしたTVアニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』は、爆発的なヒットを記録。作中で登場するバンド「結束バンド」による音楽も大ヒットした。
さらにBlu-ray/DVDの発売に先駆けて、2023年11月17日(金)~11月30日(木)の2週間、期間限定で劇場上映されることも決定した。そこで結束バンドのキャスト、後藤ひとり役の青山吉能と喜多郁代役の長谷川育美に、あの熱かったライブを振り返ってもらった。
INTERVIEW & TEXT BY 塚越淳一
ステージから見た“初めての景色”と裏側のエピソード
――率直に、ライブを終えたときはどんな気持ちでしたか?
長谷川育美 もうはるか昔の感じがするし、「夢だったんじゃないの?本当にやったっけ?」みたいな感じもあるんです。
青山吉能 ファンの皆さんが拳だけを突き上げるライブというのがすごく珍しくて(※同ライブではペンライトの使用は控えるようアナウンスされた)。キラキラなサイリウムがあるライブばかりを経験してきたので、バンドのライブに来た!という感じがして、すごく新鮮でした。
長谷川 事前にペンライト禁止と伝えていたわけではなかったので、きっと何本かはあるだろうと思っていたのですが、本当に1本もなかったので、ちょっと感動しました。「手ばっかりだーっ!」みたいな(笑)。ライブのMCでも「手がすごい!」みたいなことは言っていた気がしますけど、今までの声優活動では見たことのない景色でした。あと、お客さんが潰されそうなくらいパンパンに入っていて……。
青山 でも、総じてみんな楽しそうで、逆に羨ましかったです。
長谷川 アニメ好きな方が多かったと思うので、お客さんにとっても、新鮮なライブだったんじゃないかなって思います。
――そのライブがBlu-rayになるだけでなく、期間限定で劇場公開もされるんですよね。
青山 もう最高ですよね!大きなスクリーンで観られる機会なんてないですから。自分たちの顔を大画面で観られることへの不安は置いておいて(笑)。私たちは結束バンドのライブをお客さんとして受け取ったことがなかったので、それを皆さんと同じように受け取れる機会ができて素直に嬉しいです。
長谷川 私も大きいスクリーンに自分自身が映ることに、戸惑いと「大丈夫かな?」っていう気持ちはありますけど、劇場だと家のテレビで観るのとはまた違った音響だし、きっと『ぼっち・ざ・ろっく!』の音楽チームは、それ用のサウンドを用意されると思うので、そういう面でも、劇場ならではの楽しみ方ができるんじゃないかなってワクワクしています!
――セットリスト的には、どんなところに注目してほしいですか?
長谷川 1曲目に何を歌うかは、みんな想像して来ていたと思うんです。そこでイントロがない「ひとりぼっち東京」から始まるというのは、きっと最初の衝撃としてインパクトはあったんじゃないかなと思います。
――長谷川さんの声から始まりましたからね。実際に歌ってみていかがでしたか?
長谷川 ここが私の第一声目だったんですけど、歌い出したら「あ、いける!」って思いました。
青山 かっけー!実際、キマッてたしね。オープニングでバンドの方々がちょっと早めに出て盛り上げる演奏をしたあとで、ステージに向かっていく育美の背中を見て、最初は「頑張れ!頑張れ!」って祈っていたんですけど、あまりにもかっこよすぎて、私たちはみんな目がハート!ガチ恋してました(笑)。
長谷川 最初、ステージ袖で3人(青山、鈴代紗弓、水野 朔)が送り出してくれたんです。
青山 動画も撮っていて、3人の「キャー!」って声が入っている動画があるくらい、超かっこよすぎて、シビれました。
――そんな青山さんはアンコールからの登場だったじゃないですか。
青山 そうなんですよ!待ちが長すぎ!(笑)。育美とか、朔や紗弓が自分の曲を終えて、すっごい清々しい顔をして帰ってくるんですよ。そこで「お疲れ!」とかやっているんですけど、こっちは気が気じゃないっていう。
長谷川 逆に追い詰められていく感じだよね(笑)。
青山 そう!でも、あまりに清々しい顔で帰ってくるので、よほど楽しいんだなと思って、ワクワクする部分もありましたし、それこそ育美が「ひとりぼっち東京」を歌い出した瞬間のお客さんのボルテージの上がり方とか、予期していなかったクラップとか、本番までわからなかったお客さんの反応を袖で感じることができたので、そこで勇気をもらいながら待つことができて。自分にとって良い時間だったなと思います。
――ちなみに、ステージ裏はどんな感じだったのですか?
長谷川 控室は私たち2人が一緒だったんですけど、よっぴー(青山)はずっとギターを持っていて。
青山 持ちながら雑談していました(笑)。もう体の一部というくらい馴染ませておきたくて。
長谷川 逆に私はずっとステージに出ているから裏のエピソードを何も知らないんです。だからライブが終わったあとにやっとスマホを触れて、「X(旧Twitterの)トレンドにめっちゃ上がってるよ!」って興奮して言ったら、「ずっと前から入ってるよ」って言われて。「温度差っ!」みたいな(笑)。
青山 私たちは裏でずっとスマホを見て、ハッシュタグを追ったりしていたから。
――配信で観ている人が、ものすごく多かったですからね。
青山 有料チケットなのに、アニメのリアルタイム実況みたいに盛り上がっていて、「全世界、みんな観てるの?」と思うくらいすごくて。終わったあとにコメントをすべて見返せないくらいたくさんの反応をいただきました。
長谷川 わかる!私も追いきるのは諦めるしかないって思ったから。
――それぞれのパフォーマンスはいかがでしたか?
青山 育美は、いい意味で化け物だと思いました!歌が上手い人はたくさんいますけど、歌心があるんですよね。
長谷川 あははは(笑)。そうだった?
青山 アニメで喜多ちゃんがやっていたことを全部拾ってくれるのが嬉しくて。同業者として見ても、「私にあれを求められてもできませんよ!」っていうのは本当に言いたい……あの、私のコメント、全然止まらないんですけど、大丈夫ですか?
長谷川 本当にずっと褒めてくれるんです(笑)。
青山 だってこれが「20年くらいアーティスト活動をやってます!」っていうのであればわかりますけど、育美は1人で長時間ライブをするのが初めてだったので、「おいおい、マジかよ!」と……。そのくらい喉の耐久力やパフォーマンスもすごかったし、向上心もすごく感じて。4月に作品のイベント(「ぼっち・ざ・ろっく!です。」)があって、そこでミニライブもしたんですけど、育美がその出来に対して「悔しい」と言っていたことも知っていたんですね。私としては「何が悔しいんだろう、100点満点なのだが?」って感じだったんですけど、5月では150点満点を出してくれて、この人はどこまでもストイックなんだなって感じたし、しかも頑張ってますよ感を出さないところも尊敬できるし、本当にすごいんです!
――悔いというのは、ライブのMCでもおっしゃられていましたけど、声のペース配分などでしょうか。生バンドも初めてだろうし、思った以上に声が出てしまったところもあったのかなと思ったのですが。
長谷川 いや、生バンドで歌うことに関しては、やりにくさとかは一切なかったんです。それよりもお客さんの熱量に圧倒されてしまったんです。しかも4月のイベントは会場(ヒューリックホール東京)がZeppより小さめだったので、酸素の量もリハと全然違っていて。
青山 そうだよなぁ。
長谷川 そこからものすごい危機感に襲われて、まずは体力をつけることから始めて、ペース配分のこととかも考えて、1カ月でやれることはとにかく全部やろうと思いました。
青山 ジムに行ったりもしていたよね。
長谷川 ジムに行くか、カラオケにこもるか。とにかくこの1カ月は頑張る!って思って、頑張っていました。
――経験は大事ですからね。
長谷川 そうですね。
――それがあって、あの最高のライブになったのですね。では次に、青山さんのパフォーマンスはどうでしたか?
長谷川 さっきすごく褒めてくれましたけど、この人だって十分バケモノじゃないですか?アンコールに出てくるなんて、相当心にきますよ。しかもギターを弾きながら「転がる岩、君に朝が降る」を歌うなんて誰も知らない中で、ギターを抱えてステージに出て行ったら、そりゃあお客さんも「うわーっ!」ってなりますよ。その声援を受けたうえで歌い始めるなんて……私だったらまともに弦が押さえられないと思います。「1回トーク挟ませてもらっていいですか?」ってなる(笑)。そのくらい、会場の空気感がわかっているかどうかって大事で。リハでステージに立っても、お客さんがいない状態なので全然景色が違うから、何が目の前に待っているのかわからない状態で、まだ始めたばかりのギターを持って、しかもギターソロまで弾くなんて、すごい度胸ですよ!本当にすごいと思う!
青山 できて良かった~(笑)。
長谷川 みんなで楽器をやっていたとしたら、同じ仲間がいるし、分かち合える感情もあるじゃないですか。でも私たち(他の結束バンドのキャスト)はやっていないわけですし、一緒にご飯に行くときも、よっぴーだけギターを背負って来たりするんです。だから、頑張っていることはわかっていたし、よっぴーも自分からは大変とか言わないんですよ。そうやって練習をして、本番であのパフォーマンスを見せられるって、やっぱりすごいと思うんです。「人間って、そんなに短期間で、Zeppでギターを持って歌えるようになるの?」って思いました。
――感動的なステージでしたよね。
長谷川 歌も表情も良かった!きっと本人的には悔しいところもあったと思うんです。練習のほうが上手くいっていたこともあると思うし。
青山 音源だけでも差し替えてくれ~って思う。
長谷川 でも、その上手くいかなかった部分も含めて、全部良かったです!表情にも感情が表れていました。
青山 普段は表情と歌と振りを考えていれば済むところに、ギターのことが加わると、表情のことなんて考えられないくらい必死になるんですよね。だから後で配信を観て、「顔、やばっ!」ってなりました(笑)。
長谷川 全然そんなことなかった!いい表情がにじみ出ているのを見て、「勝てないな」って思ったから。
青山 ありがとう!私も表情ってもっと素の感情が出ても良かったりするんだなぁって思いました。
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アニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』と結束バンドへの今後の期待
――続いて、めちゃくちゃテンションが高かった山田リョウ役の水野さんのパフォーマンスはいかがでしたか?
長谷川 最初は緊張しているところもあったけど、私は一緒にカラオケに行ったりもするので、朔は歌がすごく上手いことはわかっていたんです。だから「カラカラ」も後半になるにしたがって乗ってきているのがすごくわかって、こちらもテンションが上がりました。
青山 そうそう。ライブしてる!って感じが一番した!
長谷川 そうかもね。そもそも「カラカラ」ってめちゃめちゃ難しい曲で、あれを生で歌うのは本当に大変なんです。それを見事に歌っていたからさすがですし、そりゃあ歌い終わったあとはあのテンションにもなるだろうなと(笑)。
青山 やり切ってたよね。そして紗弓も、“生ける(伊地知)虹夏”って感じ。
長谷川 紗弓のあのステージの感じは、他の3人では絶対に出せない空気感なんですよ。天性の“陽”の空気、みたいな。
青山 ステージの色が変わったよね。照明とかではなく。
長谷川 ぱぁ~(キラキラ)ってね。
青山 「なんか花とか咲いた?」ってなるくらい。本人も緊張していたはずなんだけど、それをまったく感じさせなくて。飄々としているとも違う、唯一無二の魅力があったなぁ。
長谷川 ステージの印象がまったく違ったよね。
青山 だから結束バンドはキャラクターもですけど、キャストも全然個性が違うんだなって思いました。
――ちなみに、今だから言えるアクシデントとかはありましたか?
長谷川 私が朝、乗る電車を間違えて遅刻をしたというのは、ラジオ(「ぼっち・ざ・らじお!」)で話しているし……。でも、それで「今日の失敗はこれで終わった!」と思えたので、うまく切り替えられました。まぁ、「あのバンド」で歌詞を間違えたんですけど……(苦笑)。
青山 私は、「転がる岩、君に朝が降る」のAメロでギターの演奏が1フレットずつズレていたんですよ。自分でもそれに気づいていたんですけど、でもAメロはしとしと歌うところだから、「あっ、やばい!」とか動揺したら超かっこ悪いじゃないですか。だから、「もういいや、どこかで直そう!」と思っているのが、どのくらい映像になっているかが気になります(笑)。
長谷川 最初から押さえる位置が違ってたんだ。
青山 ハイポジションでイントロを弾いたあとに、ノールックでローポジションに行ったせいで全部がズレてしまって(笑)。大惨事だなぁって思ったし、本当は前を向きながら歌いたかったけど、サビとかでも結構ギターをガン見してしまって、それがちょっと悔しい。
――下を向いて歌っていたのが、逆にぼっち(後藤ひとり)っぽくはありましたけど。
青山 猫背感があって、内向的な感じは出ていたかもしれないです。
長谷川 ライブは生ものだねぇ。
青山 だから本当はリハのほうが堂々とやれていたところはあります。正直、人の顔がいっぱいで、手もいっぱいで圧倒されました。
長谷川 いや、でもあれはすごいよ!
――ライブをして改めて感じた『ぼっち・ざ・ろっく!』の音楽の魅力は?
青山 生バンドのライブになると、ちょっと音が物足りないなって感じることがあったりするじゃないですか。例えば、音源に入っているシンセの音がライブでは入っていなかったりとか。でも、『ぼっち・ざ・ろっく!』の場合はそれがあまりないんです。だからバンドの生音で勝負できるところは強みだなと思いました。あとボーカルが強い!
――そもそもの音源が、ほぼ4人の楽器の音だけでできているから、というのもあるんでしょうね。
長谷川 喜多ちゃんが歌っているので、キャラソンと言ってしまえばそうなんですけど、いわゆるアニメのキャラソンという枠からは大きく異なると思うんです。自分でステージに立って歌ってみても、『ぼっち・ざ・ろっく!』だけの楽曲の色があると感じましたし、だからこそ楽曲が、作品の間口を広げてくれたんだろうなって思いました。この作品は、楽曲から入ってくださる方も本当にたくさんいたので、それはこういう作り方をしてくださったからなんだろうなって思います。
――本当にロックの音そのものだし、実在するロックバンドっていう感じがすごくしましたからね。では、『ぼっち・ざ・ろっく!』に今後、期待したいことはどんなことですか?
青山 期待と言われると、もうねぇ……。
長谷川 我らは声優ですから。
青山 もっと演じたいです!彼女たちの未来を、もっともっと自分たちで表現できる場があったら嬉しいなと思っています。ただ、来年の劇場総集編も、当たり前のことではないと思うので、まずは作品を愛していただいて、総集編で初めて作品を知った方の反応とかも改めて見てみたいです。まだ観ていなかった人とか、音楽しか聴いたことがなかった人が劇場でアニメを観て、ライブも見たいなって思ってくれたら嬉しいです。私個人としては、結束バンドのライブももっと見たいので、期待しています。
長谷川 私もまったく同じで、アニメの放送開始から1年が経って、ライブも本当に大反響をいただいて、そのライブが劇場で期間限定上映されるという機会までいただき、来年の春と夏には劇場総集編が公開される。それって『ぼっち・ざ・ろっく!』が今後も続いていくために、すごく重要なことでもある気がしているんです。なので、今まで好きだった方には、引き続き熱を持って愛してほしいですし、知らない方には知ってもらいたい。その先にアニメの続きが実現したらすごく嬉しいなと思います。あと、私もライブはやりたいし、『ぼっち・ざ・ろっく!』も結束バンドももっともっと先に行ける気がしているので、可能性がどんどん広がっていってくれたら嬉しいです。
――最後に、「結束バンドLIVE-恒星-」Blu-ray&DVDリリース記念トークイベントが、福岡・札幌・大阪・東京の全4回で実施されるんですよね。初日は12月24日で、4人が福岡に揃います。
青山 やっぱり地方に行くのであれば、その地方ならではの美味しいものが食べられたらいいなって思っています。
長谷川 どれだけスケジュールがタイトだろうと、行ったからには何が何でも美味しいご飯は食べたいし、それをやらなければ帰らない!絶対に(帰りの)飛行機に乗ってやらない(笑)。
――それに、その地域の方と会えるのも楽しみですよね。
青山 そうなんですよ!九州から東京は遠くて行きづらいことはわかっているので(※青山は熊本県出身)、九州のファンの方に会えるのが楽しみです。もちろん、東京から来ていただいても構いません(笑)。そこでしかお会いできない方もたくさんいらっしゃると思うから、改めて、愛を感じられたら嬉しいなって思います。
長谷川 地方の方は、きっと「また都内某所だけかぁ」って残念に思うことが多いと思うんです。行きたくても年齢的に行くのが難しいこともあると思いますし。そういう方たちに、こちらから会いに行けるというのは本当に嬉しいし、楽しみです。
●リリース情報
「結束バンドLIVE-恒星-」Blu-ray&DVD
2023年11月22日(水)リリース
【Blu-ray】
品番:ANZX 10294-10296
価格:¥8,800(税込)
仕様:完全生産限定版 3枚組
【DVD】
品番:ANZB 10294-10296
価格:¥7,700(税込)
仕様:完全生産限定版 3枚組
【DISC 1】
・結束バンドLIVE-恒星-
Zepp Haneda(TOKYO)で開催されたワンマンライブ
音声特典:
・5.1chサラウンド
・オーディオコメンタリー
①青山吉能×鈴代紗弓×水野 朔×長谷川育美
②三井律郎(サウンドプロデューサー)×岡村 弦(音楽ディレクター)×高山幹弘(アソシエイトプロデューサー)
<曲目>
01.ひとりぼっち東京
02.ギターと孤独と蒼い惑星
03.ラブソングが歌えない
04.Distortion!!
05.ひみつ基地
06.カラカラ
07.あのバンド
08.小さな海
09.なにが悪い
10.青い春と西の空
11.忘れてやらない
12.星座になれたら
13.フラッシュバッカー
アンコール
01.転がる岩、君に朝が降る
02.光の中へ
03.青春コンプレックス
【DISC 2】
・ぼっち・ざ・ろっく!です。(2023年4月23日開催イベント)
【DISC 3】
・Making of -恒星-
・ギターヒーローへの道 番外編
<完全生産限定版特典>
オフィシャルフォトブック(全24P)
「光の中へ」リリックビデオ ポストカード2種
※仕様・収録内容は変更になる場合がございます。
「結束バンド LIVE-恒星-」Blu-ray&DVD リリースイベントツアー詳細はこちら
https://bocchi.rocks/special/kousei_talkevent/
「結束バンド LIVE-恒星-」Blu-ray&DVD 店舗別特典詳細はこちら
https://bocchi.rocks/bddvd/kousei.html
●イベント情報
「結束バンド LIVE-恒星-」期間限定劇場上映
【劇場一覧】
札幌シネマフロンティア
MOVIX仙台
新宿バルト9
TOHOシネマズ新宿
TOHOシネマズ池袋
TOHOシネマズ上野
109シネマズ二子玉川
TOHOシネマズ錦糸町
立川シネマシティ
横浜ブルク13
川崎チネチッタ
TOHOシネマズ海老名
109シネマズ湘南
京成ローザ10
T・ジョイ蘇我
TOHOシネマズららぽーと船橋
TOHOシネマズ流山おおたかの森
MOVIXさいたま
ユナイテッド・シネマわかば
イオンシネマ越谷レイクタウン
ユナイテッド・シネマ水戸
MOVIX宇都宮
ユナイテッド・シネマ前橋
T・ジョイ新潟万代
シネシティザート
ミッドランドスクエアシネマ
109シネマズ名古屋
イオンシネマ大高
MOVIX三好
イオンシネマ白山
T・ジョイ梅田
TOHOシネマズ梅田
TOHOシネマズなんば
TOHOシネマズ鳳
イオンシネマ大日
T・ジョイ京都
OSシネマズ神戸ハーバーランド
TOHOシネマズ西宮OS
広島バルト11
T・ジョイ博多
T・ジョイリバーウォーク北九州
鹿児島ミッテ10
https://bocchi.rocks/special/kousei_screeningevent/
●「結束バンド LIVE-恒星-」劇場上映記念舞台挨拶 ライブビューイング
11月19日(日)15:50 の回上映後
実施劇場:「結束バンド LIVE-恒星-」上映劇場にて実施いたします
チケット料金: 2,000円(一律)
登壇者(予定):青山吉能、鈴代紗弓、水野 朔、長谷川育美
※登壇者は予告なく変更となる場合がございます
※チケット販売スケジュールは、各劇場のHPをご確認ください。
©はまじあき/芳文社・アニプレックス
関連リンク
アニメ「ぼっち・ざ・ろっく!」公式サイト
https://bocchi.rocks/
そして2023年5月21日には、結束バンドのキャスト陣が生バンドの演奏をバックに歌うライブイベント「結束バンドLIVE-恒星-」が Zepp Haneda (TOKYO)にて開催。多くのファンを熱狂させた。その模様を収めたBlu-ray/DVDが11月22日に発売される。
さらにBlu-ray/DVDの発売に先駆けて、2023年11月17日(金)~11月30日(木)の2週間、期間限定で劇場上映されることも決定した。そこで結束バンドのキャスト、後藤ひとり役の青山吉能と喜多郁代役の長谷川育美に、あの熱かったライブを振り返ってもらった。
INTERVIEW & TEXT BY 塚越淳一
ステージから見た“初めての景色”と裏側のエピソード
――率直に、ライブを終えたときはどんな気持ちでしたか?
長谷川育美 もうはるか昔の感じがするし、「夢だったんじゃないの?本当にやったっけ?」みたいな感じもあるんです。
青山吉能 ファンの皆さんが拳だけを突き上げるライブというのがすごく珍しくて(※同ライブではペンライトの使用は控えるようアナウンスされた)。キラキラなサイリウムがあるライブばかりを経験してきたので、バンドのライブに来た!という感じがして、すごく新鮮でした。
長谷川 事前にペンライト禁止と伝えていたわけではなかったので、きっと何本かはあるだろうと思っていたのですが、本当に1本もなかったので、ちょっと感動しました。「手ばっかりだーっ!」みたいな(笑)。ライブのMCでも「手がすごい!」みたいなことは言っていた気がしますけど、今までの声優活動では見たことのない景色でした。あと、お客さんが潰されそうなくらいパンパンに入っていて……。
青山 でも、総じてみんな楽しそうで、逆に羨ましかったです。
長谷川 アニメ好きな方が多かったと思うので、お客さんにとっても、新鮮なライブだったんじゃないかなって思います。
――そのライブがBlu-rayになるだけでなく、期間限定で劇場公開もされるんですよね。
青山 もう最高ですよね!大きなスクリーンで観られる機会なんてないですから。自分たちの顔を大画面で観られることへの不安は置いておいて(笑)。私たちは結束バンドのライブをお客さんとして受け取ったことがなかったので、それを皆さんと同じように受け取れる機会ができて素直に嬉しいです。
長谷川 私も大きいスクリーンに自分自身が映ることに、戸惑いと「大丈夫かな?」っていう気持ちはありますけど、劇場だと家のテレビで観るのとはまた違った音響だし、きっと『ぼっち・ざ・ろっく!』の音楽チームは、それ用のサウンドを用意されると思うので、そういう面でも、劇場ならではの楽しみ方ができるんじゃないかなってワクワクしています!
――セットリスト的には、どんなところに注目してほしいですか?
長谷川 1曲目に何を歌うかは、みんな想像して来ていたと思うんです。そこでイントロがない「ひとりぼっち東京」から始まるというのは、きっと最初の衝撃としてインパクトはあったんじゃないかなと思います。
――長谷川さんの声から始まりましたからね。実際に歌ってみていかがでしたか?
長谷川 ここが私の第一声目だったんですけど、歌い出したら「あ、いける!」って思いました。
青山 かっけー!実際、キマッてたしね。オープニングでバンドの方々がちょっと早めに出て盛り上げる演奏をしたあとで、ステージに向かっていく育美の背中を見て、最初は「頑張れ!頑張れ!」って祈っていたんですけど、あまりにもかっこよすぎて、私たちはみんな目がハート!ガチ恋してました(笑)。
長谷川 最初、ステージ袖で3人(青山、鈴代紗弓、水野 朔)が送り出してくれたんです。
青山 動画も撮っていて、3人の「キャー!」って声が入っている動画があるくらい、超かっこよすぎて、シビれました。
――そんな青山さんはアンコールからの登場だったじゃないですか。
青山 そうなんですよ!待ちが長すぎ!(笑)。育美とか、朔や紗弓が自分の曲を終えて、すっごい清々しい顔をして帰ってくるんですよ。そこで「お疲れ!」とかやっているんですけど、こっちは気が気じゃないっていう。
長谷川 逆に追い詰められていく感じだよね(笑)。
青山 そう!でも、あまりに清々しい顔で帰ってくるので、よほど楽しいんだなと思って、ワクワクする部分もありましたし、それこそ育美が「ひとりぼっち東京」を歌い出した瞬間のお客さんのボルテージの上がり方とか、予期していなかったクラップとか、本番までわからなかったお客さんの反応を袖で感じることができたので、そこで勇気をもらいながら待つことができて。自分にとって良い時間だったなと思います。
――ちなみに、ステージ裏はどんな感じだったのですか?
長谷川 控室は私たち2人が一緒だったんですけど、よっぴー(青山)はずっとギターを持っていて。
青山 持ちながら雑談していました(笑)。もう体の一部というくらい馴染ませておきたくて。
ピックを落としたらどうしようとか、起こりうるアクシデントを考えるんですけど、ギター経験がなさすぎて、それすらわからないんです。だからとりあえず馴染ませとこう!と思って。私以外のメンバーだと、朔は全然楽屋にいなくて、袖で一生ステージに釘付けになってたり、紗弓はそわそわ、行ったり来たりしていて……。
長谷川 逆に私はずっとステージに出ているから裏のエピソードを何も知らないんです。だからライブが終わったあとにやっとスマホを触れて、「X(旧Twitterの)トレンドにめっちゃ上がってるよ!」って興奮して言ったら、「ずっと前から入ってるよ」って言われて。「温度差っ!」みたいな(笑)。
青山 私たちは裏でずっとスマホを見て、ハッシュタグを追ったりしていたから。
――配信で観ている人が、ものすごく多かったですからね。
青山 有料チケットなのに、アニメのリアルタイム実況みたいに盛り上がっていて、「全世界、みんな観てるの?」と思うくらいすごくて。終わったあとにコメントをすべて見返せないくらいたくさんの反応をいただきました。
長谷川 わかる!私も追いきるのは諦めるしかないって思ったから。
――それぞれのパフォーマンスはいかがでしたか?
青山 育美は、いい意味で化け物だと思いました!歌が上手い人はたくさんいますけど、歌心があるんですよね。
上手いだけでは収まらない何かが1曲1曲、すべてに詰まっていて、かつ、ちゃんと喜多(郁代)ちゃんとしての歌でもあるんです。喜多ちゃんであり育美である、みたいなハイブリッドなライブが見られたし、「ここで手を伸ばしてくれたらいいな」って思うところも、全部やってくれる!
長谷川 あははは(笑)。そうだった?
青山 アニメで喜多ちゃんがやっていたことを全部拾ってくれるのが嬉しくて。同業者として見ても、「私にあれを求められてもできませんよ!」っていうのは本当に言いたい……あの、私のコメント、全然止まらないんですけど、大丈夫ですか?
長谷川 本当にずっと褒めてくれるんです(笑)。
青山 だってこれが「20年くらいアーティスト活動をやってます!」っていうのであればわかりますけど、育美は1人で長時間ライブをするのが初めてだったので、「おいおい、マジかよ!」と……。そのくらい喉の耐久力やパフォーマンスもすごかったし、向上心もすごく感じて。4月に作品のイベント(「ぼっち・ざ・ろっく!です。」)があって、そこでミニライブもしたんですけど、育美がその出来に対して「悔しい」と言っていたことも知っていたんですね。私としては「何が悔しいんだろう、100点満点なのだが?」って感じだったんですけど、5月では150点満点を出してくれて、この人はどこまでもストイックなんだなって感じたし、しかも頑張ってますよ感を出さないところも尊敬できるし、本当にすごいんです!
――悔いというのは、ライブのMCでもおっしゃられていましたけど、声のペース配分などでしょうか。生バンドも初めてだろうし、思った以上に声が出てしまったところもあったのかなと思ったのですが。
長谷川 いや、生バンドで歌うことに関しては、やりにくさとかは一切なかったんです。それよりもお客さんの熱量に圧倒されてしまったんです。しかも4月のイベントは会場(ヒューリックホール東京)がZeppより小さめだったので、酸素の量もリハと全然違っていて。
お客さんの声の大きさもすごくて、自分も想定以上に声を出してしまったから、酸素が足りなくなってしまった。今まで1人で歌ったことがないからこそ、そういう状況になることがわからなかったんです。そこに上手く対応できずに、圧倒されたまま終わっちゃったなぁと思って。そこから、これはヤバい!と。その日は2曲だったんですけど、2曲でこれだったら、13曲なんて歌えないじゃん!と思って。
青山 そうだよなぁ。
長谷川 そこからものすごい危機感に襲われて、まずは体力をつけることから始めて、ペース配分のこととかも考えて、1カ月でやれることはとにかく全部やろうと思いました。
青山 ジムに行ったりもしていたよね。
長谷川 ジムに行くか、カラオケにこもるか。とにかくこの1カ月は頑張る!って思って、頑張っていました。
――経験は大事ですからね。
長谷川 そうですね。
4月はライブのことがまだ全然わからなかったので。それに、お客さんに圧倒されたので、次のライブは絶対に負けない!と。盛り上げるのはこっち側の役目なので、「主導権は私です!」くらいの気持ちで臨みました。メンタルも絶対に大事だと思ったので。
――それがあって、あの最高のライブになったのですね。では次に、青山さんのパフォーマンスはどうでしたか?
長谷川 さっきすごく褒めてくれましたけど、この人だって十分バケモノじゃないですか?アンコールに出てくるなんて、相当心にきますよ。しかもギターを弾きながら「転がる岩、君に朝が降る」を歌うなんて誰も知らない中で、ギターを抱えてステージに出て行ったら、そりゃあお客さんも「うわーっ!」ってなりますよ。その声援を受けたうえで歌い始めるなんて……私だったらまともに弦が押さえられないと思います。「1回トーク挟ませてもらっていいですか?」ってなる(笑)。そのくらい、会場の空気感がわかっているかどうかって大事で。リハでステージに立っても、お客さんがいない状態なので全然景色が違うから、何が目の前に待っているのかわからない状態で、まだ始めたばかりのギターを持って、しかもギターソロまで弾くなんて、すごい度胸ですよ!本当にすごいと思う!
青山 できて良かった~(笑)。
長谷川 みんなで楽器をやっていたとしたら、同じ仲間がいるし、分かち合える感情もあるじゃないですか。でも私たち(他の結束バンドのキャスト)はやっていないわけですし、一緒にご飯に行くときも、よっぴーだけギターを背負って来たりするんです。だから、頑張っていることはわかっていたし、よっぴーも自分からは大変とか言わないんですよ。そうやって練習をして、本番であのパフォーマンスを見せられるって、やっぱりすごいと思うんです。「人間って、そんなに短期間で、Zeppでギターを持って歌えるようになるの?」って思いました。
――感動的なステージでしたよね。
長谷川 歌も表情も良かった!きっと本人的には悔しいところもあったと思うんです。練習のほうが上手くいっていたこともあると思うし。
青山 音源だけでも差し替えてくれ~って思う。
長谷川 でも、その上手くいかなかった部分も含めて、全部良かったです!表情にも感情が表れていました。
青山 普段は表情と歌と振りを考えていれば済むところに、ギターのことが加わると、表情のことなんて考えられないくらい必死になるんですよね。だから後で配信を観て、「顔、やばっ!」ってなりました(笑)。
長谷川 全然そんなことなかった!いい表情がにじみ出ているのを見て、「勝てないな」って思ったから。
青山 ありがとう!私も表情ってもっと素の感情が出ても良かったりするんだなぁって思いました。
次ページ:アニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』と結束バンドへの今後の期待
アニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』と結束バンドへの今後の期待
――続いて、めちゃくちゃテンションが高かった山田リョウ役の水野さんのパフォーマンスはいかがでしたか?
長谷川 最初は緊張しているところもあったけど、私は一緒にカラオケに行ったりもするので、朔は歌がすごく上手いことはわかっていたんです。だから「カラカラ」も後半になるにしたがって乗ってきているのがすごくわかって、こちらもテンションが上がりました。
青山 そうそう。ライブしてる!って感じが一番した!
長谷川 そうかもね。そもそも「カラカラ」ってめちゃめちゃ難しい曲で、あれを生で歌うのは本当に大変なんです。それを見事に歌っていたからさすがですし、そりゃあ歌い終わったあとはあのテンションにもなるだろうなと(笑)。
青山 やり切ってたよね。そして紗弓も、“生ける(伊地知)虹夏”って感じ。
長谷川 紗弓のあのステージの感じは、他の3人では絶対に出せない空気感なんですよ。天性の“陽”の空気、みたいな。
青山 ステージの色が変わったよね。照明とかではなく。
長谷川 ぱぁ~(キラキラ)ってね。
青山 「なんか花とか咲いた?」ってなるくらい。本人も緊張していたはずなんだけど、それをまったく感じさせなくて。飄々としているとも違う、唯一無二の魅力があったなぁ。
長谷川 ステージの印象がまったく違ったよね。
青山 だから結束バンドはキャラクターもですけど、キャストも全然個性が違うんだなって思いました。
――ちなみに、今だから言えるアクシデントとかはありましたか?
長谷川 私が朝、乗る電車を間違えて遅刻をしたというのは、ラジオ(「ぼっち・ざ・らじお!」)で話しているし……。でも、それで「今日の失敗はこれで終わった!」と思えたので、うまく切り替えられました。まぁ、「あのバンド」で歌詞を間違えたんですけど……(苦笑)。
青山 私は、「転がる岩、君に朝が降る」のAメロでギターの演奏が1フレットずつズレていたんですよ。自分でもそれに気づいていたんですけど、でもAメロはしとしと歌うところだから、「あっ、やばい!」とか動揺したら超かっこ悪いじゃないですか。だから、「もういいや、どこかで直そう!」と思っているのが、どのくらい映像になっているかが気になります(笑)。
長谷川 最初から押さえる位置が違ってたんだ。
青山 ハイポジションでイントロを弾いたあとに、ノールックでローポジションに行ったせいで全部がズレてしまって(笑)。大惨事だなぁって思ったし、本当は前を向きながら歌いたかったけど、サビとかでも結構ギターをガン見してしまって、それがちょっと悔しい。
――下を向いて歌っていたのが、逆にぼっち(後藤ひとり)っぽくはありましたけど。
青山 猫背感があって、内向的な感じは出ていたかもしれないです。
長谷川 ライブは生ものだねぇ。
青山 だから本当はリハのほうが堂々とやれていたところはあります。正直、人の顔がいっぱいで、手もいっぱいで圧倒されました。
長谷川 いや、でもあれはすごいよ!
――ライブをして改めて感じた『ぼっち・ざ・ろっく!』の音楽の魅力は?
青山 生バンドのライブになると、ちょっと音が物足りないなって感じることがあったりするじゃないですか。例えば、音源に入っているシンセの音がライブでは入っていなかったりとか。でも、『ぼっち・ざ・ろっく!』の場合はそれがあまりないんです。だからバンドの生音で勝負できるところは強みだなと思いました。あとボーカルが強い!
――そもそもの音源が、ほぼ4人の楽器の音だけでできているから、というのもあるんでしょうね。
長谷川 喜多ちゃんが歌っているので、キャラソンと言ってしまえばそうなんですけど、いわゆるアニメのキャラソンという枠からは大きく異なると思うんです。自分でステージに立って歌ってみても、『ぼっち・ざ・ろっく!』だけの楽曲の色があると感じましたし、だからこそ楽曲が、作品の間口を広げてくれたんだろうなって思いました。この作品は、楽曲から入ってくださる方も本当にたくさんいたので、それはこういう作り方をしてくださったからなんだろうなって思います。
――本当にロックの音そのものだし、実在するロックバンドっていう感じがすごくしましたからね。では、『ぼっち・ざ・ろっく!』に今後、期待したいことはどんなことですか?
青山 期待と言われると、もうねぇ……。
長谷川 我らは声優ですから。
青山 もっと演じたいです!彼女たちの未来を、もっともっと自分たちで表現できる場があったら嬉しいなと思っています。ただ、来年の劇場総集編も、当たり前のことではないと思うので、まずは作品を愛していただいて、総集編で初めて作品を知った方の反応とかも改めて見てみたいです。まだ観ていなかった人とか、音楽しか聴いたことがなかった人が劇場でアニメを観て、ライブも見たいなって思ってくれたら嬉しいです。私個人としては、結束バンドのライブももっと見たいので、期待しています。
長谷川 私もまったく同じで、アニメの放送開始から1年が経って、ライブも本当に大反響をいただいて、そのライブが劇場で期間限定上映されるという機会までいただき、来年の春と夏には劇場総集編が公開される。それって『ぼっち・ざ・ろっく!』が今後も続いていくために、すごく重要なことでもある気がしているんです。なので、今まで好きだった方には、引き続き熱を持って愛してほしいですし、知らない方には知ってもらいたい。その先にアニメの続きが実現したらすごく嬉しいなと思います。あと、私もライブはやりたいし、『ぼっち・ざ・ろっく!』も結束バンドももっともっと先に行ける気がしているので、可能性がどんどん広がっていってくれたら嬉しいです。
――最後に、「結束バンドLIVE-恒星-」Blu-ray&DVDリリース記念トークイベントが、福岡・札幌・大阪・東京の全4回で実施されるんですよね。初日は12月24日で、4人が福岡に揃います。
青山 やっぱり地方に行くのであれば、その地方ならではの美味しいものが食べられたらいいなって思っています。
長谷川 どれだけスケジュールがタイトだろうと、行ったからには何が何でも美味しいご飯は食べたいし、それをやらなければ帰らない!絶対に(帰りの)飛行機に乗ってやらない(笑)。
――それに、その地域の方と会えるのも楽しみですよね。
青山 そうなんですよ!九州から東京は遠くて行きづらいことはわかっているので(※青山は熊本県出身)、九州のファンの方に会えるのが楽しみです。もちろん、東京から来ていただいても構いません(笑)。そこでしかお会いできない方もたくさんいらっしゃると思うから、改めて、愛を感じられたら嬉しいなって思います。
長谷川 地方の方は、きっと「また都内某所だけかぁ」って残念に思うことが多いと思うんです。行きたくても年齢的に行くのが難しいこともあると思いますし。そういう方たちに、こちらから会いに行けるというのは本当に嬉しいし、楽しみです。
●リリース情報
「結束バンドLIVE-恒星-」Blu-ray&DVD
2023年11月22日(水)リリース
【Blu-ray】
品番:ANZX 10294-10296
価格:¥8,800(税込)
仕様:完全生産限定版 3枚組
【DVD】
品番:ANZB 10294-10296
価格:¥7,700(税込)
仕様:完全生産限定版 3枚組
【DISC 1】
・結束バンドLIVE-恒星-
Zepp Haneda(TOKYO)で開催されたワンマンライブ
音声特典:
・5.1chサラウンド
・オーディオコメンタリー
①青山吉能×鈴代紗弓×水野 朔×長谷川育美
②三井律郎(サウンドプロデューサー)×岡村 弦(音楽ディレクター)×高山幹弘(アソシエイトプロデューサー)
<曲目>
01.ひとりぼっち東京
02.ギターと孤独と蒼い惑星
03.ラブソングが歌えない
04.Distortion!!
05.ひみつ基地
06.カラカラ
07.あのバンド
08.小さな海
09.なにが悪い
10.青い春と西の空
11.忘れてやらない
12.星座になれたら
13.フラッシュバッカー
アンコール
01.転がる岩、君に朝が降る
02.光の中へ
03.青春コンプレックス
【DISC 2】
・ぼっち・ざ・ろっく!です。(2023年4月23日開催イベント)
【DISC 3】
・Making of -恒星-
・ギターヒーローへの道 番外編
<完全生産限定版特典>
オフィシャルフォトブック(全24P)
「光の中へ」リリックビデオ ポストカード2種
※仕様・収録内容は変更になる場合がございます。
「結束バンド LIVE-恒星-」Blu-ray&DVD リリースイベントツアー詳細はこちら
https://bocchi.rocks/special/kousei_talkevent/
「結束バンド LIVE-恒星-」Blu-ray&DVD 店舗別特典詳細はこちら
https://bocchi.rocks/bddvd/kousei.html
●イベント情報
「結束バンド LIVE-恒星-」期間限定劇場上映
【劇場一覧】
札幌シネマフロンティア
MOVIX仙台
新宿バルト9
TOHOシネマズ新宿
TOHOシネマズ池袋
TOHOシネマズ上野
109シネマズ二子玉川
TOHOシネマズ錦糸町
立川シネマシティ
横浜ブルク13
川崎チネチッタ
TOHOシネマズ海老名
109シネマズ湘南
京成ローザ10
T・ジョイ蘇我
TOHOシネマズららぽーと船橋
TOHOシネマズ流山おおたかの森
MOVIXさいたま
ユナイテッド・シネマわかば
イオンシネマ越谷レイクタウン
ユナイテッド・シネマ水戸
MOVIX宇都宮
ユナイテッド・シネマ前橋
T・ジョイ新潟万代
シネシティザート
ミッドランドスクエアシネマ
109シネマズ名古屋
イオンシネマ大高
MOVIX三好
イオンシネマ白山
T・ジョイ梅田
TOHOシネマズ梅田
TOHOシネマズなんば
TOHOシネマズ鳳
イオンシネマ大日
T・ジョイ京都
OSシネマズ神戸ハーバーランド
TOHOシネマズ西宮OS
広島バルト11
T・ジョイ博多
T・ジョイリバーウォーク北九州
鹿児島ミッテ10
https://bocchi.rocks/special/kousei_screeningevent/
●「結束バンド LIVE-恒星-」劇場上映記念舞台挨拶 ライブビューイング
11月19日(日)15:50 の回上映後
実施劇場:「結束バンド LIVE-恒星-」上映劇場にて実施いたします
チケット料金: 2,000円(一律)
登壇者(予定):青山吉能、鈴代紗弓、水野 朔、長谷川育美
※登壇者は予告なく変更となる場合がございます
※チケット販売スケジュールは、各劇場のHPをご確認ください。
©はまじあき/芳文社・アニプレックス
関連リンク
アニメ「ぼっち・ざ・ろっく!」公式サイト
https://bocchi.rocks/
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