実際、加藤氏が起訴された問題の朴槿恵の密会記事も、実は朝鮮日報のコラムを引用して、それに憶測を書き連ねただけのものにすぎなかった。
そんな記事を書き散らかしているような人間が内調の朝鮮半島担当になっても、せいぜい現地のいい加減な記事を右派マスコミに横流しして、嫌韓をいたずらに煽るくらいしかできないのではないか。
もっとも、“日本のCIA”などという触れ込みの一方で、実際は「マスコミ報道をチェックしているだけ」「メディアやネットで政権に有利な謀略情報を流しているだけ」とも言われている内調。加藤氏の抜擢はある意味、ふさわしい人事と言えなくもない。