
夏井先生の劇的添削に和田アキ子が感動しまくり「オカンの仕草まで思い出せる」
今回は「実家の柱」をお題に、ランキング戦に和田アキ子、貴島明日香、かまいたち(山内健司、 濱家隆一)、初登場の村上佳菜子の5人が参戦。

今回はお題的に身長170センチの貴島、174センチの和田、187センチの濱家ら背の高い顔ぶれがどんな句を詠むか注目される中、まず濱家が惜しくも"凡人2位"にランクイン。続いて"凡人3位"の発表に。
<凡人3位>
今年酒我が膝さする小さき母
和田アキ子
「実家のリビングに大きな丸い柱があるんですよ。母親が生きていた時は実家に帰ると、柱越しに庭の花を見ながら、オカンが私が寝るまでずっとお酒に付き合ってくれたんです。その時、よく私の膝をさすりながら『頑張りや』『元気でね』って言ってくれたんです」

"今年酒"は、その年の秋に収穫された米で醸造したお酒を意味する季語。名人のKis-My-Ft2・横尾渉は「季語が素敵。
俳人・夏井いつき先生は「お母さんとの思い出を率直に書こうとしているのはとても良い」と褒めつつ、「ただ惜しいのは"我が膝さする"が、ひょっとしてお母さん自身の膝を『痛い、痛い』とさすっているのかもと引っ掛かる」と指摘。
<添削後>
吾の膝をさする母の手今年酒
「作者の膝をお母さんがさすっていると分かるように、ちょっとだけ微調整すればいいんです。"吾(あ)"も同じ私という意味なんです。"吾の膝"とすれば、明らかに私の膝なんです。ここで"母の手"とすれば、膝をさすってくれる母の手、お酒を注いでくれて一緒に盃を持つ手のクローズアップになる。この方法を覚えると、"才能アリ"がコンスタントに手に入るようになります」
先生の劇的添削を受け、和田は「もう思い出しますね。オカンの仕草までが思い出せる」と感動しまくり。
東国原英夫が無傷の3連勝で梅沢富美男に宣戦布告「もう御大を抜きましょう!」
特待生昇格試験には名人7段のKis-My-Ft2・横尾渉、「永世名人への道」に挑む10段のフルーツポンチ・村上健志、「永世名人のお手本」で句集完成を目指す永世名人の東国原英夫が登場。横尾は「父からの返球身に入(し)む黄昏」、村上も「車庫入れの誘導は父秋日和」で惜しくも"現状維持"に。一方、梅沢富美男と50句の句集完成を競う東国原は「きょうは御大(梅沢)が出ていないから、ちょっとでも近づくチャンス!」といつも以上に気合十分。

<掲載決定 残り20句>
秋暑し柱は饐(す)えた父の臭い
東国原英夫
「30~40年経った実家の柱の臭いって嗅いだことあります? 酸っぱい臭いがするんですよ。加齢臭みたいな、腐ったような。夏の暑さを越えると、その臭いが際立つんですね。それが親父の労働の後のような。父は30~40年も大黒柱として家族を支えてきた。柱は家を支えてきた。これをシンクロさせて表現してみました」
夏井先生は「どこにも"実家"とは書いていないけど、実家の柱であると否応なく分かる。柱の臭いを"饐えた"と強烈な言い方をするけど、それが老いた父の臭いとイコールであるという実感も非常に生々しい。
さらに「今日は名人3人とも"父"を詠み、映像を持たない時候の季語を取り合わせている。その中で季語を立てることができていたのが、この一句。さすが永世名人!」とお褒めの言葉が止まらず。これで東国原は無傷の3連続で"掲載決定"を勝ち取り、句集完成まで残り20句。残り13句の梅沢にじわりと迫り、「もう(梅沢を)抜きましょう!」と宣言。勢いを増していた。
◇
さて、次回のプレバトは、いよいよ秋の俳句タイトル戦「金秋戦」が開幕!
予選A・Bブロックの激戦を勝ち上がるのは誰!?
【Aブロック】中田喜子(5段)、森口瑤子(初段)、岩永徹也(1級)、パックン(2級)、春風亭昇吉(5級)
【Bブロック】藤本敏史(FUJIWARA/10段)、立川志らく(4段)、三遊亭円楽(初段)、筒井真理子(3級)、向井慧(パンサー/)
次回の俳句のお題は・・・
【Aブロック俳句のお題】

【Bブロック俳句のお題】

9日(木)よる7時から お楽しみに~! 【動画はこちら】
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