
ウルフアロンの俳句に梅沢富美男がツッコミ「パッと見たら幽霊みたい」
今回は「冬の信号待ち」をお題に、ランキング戦にウルフアロン、こがけん(おいでやすこが)、島崎遥香、YOUが登場。東京五輪・柔道金メダリストのウルフアロンは「色鉛筆査定」では"才能アリ"を獲得。俳句でも頂点に立つのか注目されたが...。
<凡人3位>
信号待ち見えぬ相手に息白し
ウルフアロン
「柔道家として立ち止まっていると打ち込みがしたくなっちゃう。寒い信号待ちで、対戦相手の事を想像しながら、ちょっと足払いしたりするんです」

一見するとアスリートらしい良い俳句に見えるが、永世名人の梅沢富美男は「ウルフアロンくんの名前が書いていれば分かるんだけど、パッと見たら幽霊みたいな感じ」と指摘し、スタジオは大爆笑。俳人・夏井いつき先生も「その通りですね。
<添削後>
試合近し信号待ちに息白し
「"試合近し"と書けば、何の試合かは分からないけどアスリートなんだなって状況が分かる。試合が近い人が信号を待っている。息が白いのはランニングだろうかと読者が想像してくれる。しかも"近し"と"白し"で軽く韻も踏める」
しかし、発想は悪くないため先生は「俳句の骨法を少し覚えれば、いっぱい実体験をお持ちでしょうから、俳句はどんどん出来ると思いますよ!」と激励。劇的添削に納得したウルフは「やっぱ上手ですね~」。逆に褒められてしまった先生は苦笑いしていた。
梅沢富美男「これが永世名人の俳句だ!」、句集完成まで残り10句に突入
特待生昇格試験には特待生2級の皆藤愛子、「永世名人への道」に挑む名人10段の藤本敏史(FUJIWARA)、「富美男のお手本」で俳句集出版を目指す永世名人の梅沢富美男が登場。皆藤は「オリオンと重機の湯気と土煙」で1級に"1ランク昇格"。
一方、このところ"ボツ"が続く梅沢は「1月から舞台が始まりますので」としばらく出演できないことを明かすと、MCの浜田雅功が「また逃げるんですか?」「その間に東(東国原英夫)さんが抜きますよ」と挑発。意地を見せたい梅沢は「これが永世名人の俳句だというものを見せてあげよう!」と自信作を披露した。
<掲載決定 残り10句>
冬ざれや交差点蹴る明け烏(からす)
梅沢富美男
「朝方です。カラスが信号が変わると飛び立っていく。"明け烏"というのは男と女が一夜の恋をして、朝パッと別れていくことなんです。永世名人はこういう色っぽい言葉を知っているんだよ」
ドヤ顔でうんちくを語る梅沢にイラついたフジモンは「掲載でもいいですけど、シュレッダーにかけてください!」。しかし、見事に"掲載決定"を勝ち取った梅沢は「ありがとうございます!」「ほら見ろ」と満面の笑み。

夏井先生は「見渡す限り荒れ寂びた冬の景色を"冬ざれ"と言うんです。でも時候の季語で映像は持たない。なんとなく寂しい、寒い、荒れている感じです。そこに"交差点"という場所が出てきて、"蹴る明け烏"。
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さて、次回16日のお題は・・・

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12月16日18:59まで
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