「一番自分にとって気楽な真実」桑田佳祐が地元・茅ヶ崎を歌う理由に「本当にカッコいい」の声【日曜日の初耳学】
6月15日の「日曜日の初耳学」は、人気企画<インタビュアー林修>から林修の心に深く残ったトークを厳選して放送。国民的ロックバンド・サザンオールスターズの桑田佳祐が語った“地元を歌い続ける理由”に視聴者から感動の声が上がったほか、米津玄師がヒット曲「Lemon」「パプリカ」の制作秘話を語った場面やMrs. GREEN APPLEの大森元基が打ち明けた活動休止当時の思いにも注目が集まった。


■桑田佳祐はなぜふるさとを歌うのか
「一番自分にとって気楽な真実」桑田佳祐が地元・茅ヶ崎を歌う理由に「本当にカッコいい」の声【日曜日の初耳学】


今年3月にサザンオールスターズとしてリリースした最新アルバム『THANK YOU SO MUCH』がオリコン1位を記録し、史上初めてグループ&ソロ歌手の両方で"5年代連続アルバム1位"という金字塔を打ち立てた桑田。

彼が紡ぐ歌詞には、出身地の茅ヶ崎をはじめ神奈川県の地名や地元の風景が多く登場する。最新アルバムの収録曲「歌えニッポンの空」にも、ふるさと・茅ヶ崎への感謝の気持ちが綴られている。

「歌詞を書くにあたって何を題材にしようかって思うと、昔から地元にあるものとか地元から見えるものとかね、その辺を書く、それしか知識がないといいますか、本当に」と謙虚に語った桑田。横浜歌詞に横浜のデートスポットが出てくる1998年の楽曲「LOVE AFFAIR~秘密のデート~」を作詞した際には、「マネージャーに横浜の観光ガイドブックを何冊か買ってきてもらって(参考にした)」と驚きの裏話も明かした。

「地元愛かもしれないけど、自分の原風景みたいなものがいまだに愛しくて。それを歌にするっていうのが、一番自分にとっては気楽な真実なんだなと思いますね」という桑田の言葉に、地元・茅ヶ崎への素直な想いがにじむ。

自身の楽曲に慣れ親しんだ場所が多く登場する理由を打ち明けた桑田に、視聴者からも今回あらためて「桑田さん、本当にカッコいい」「地元愛から生まれる桑田さんの優しく包み込むような言葉が素敵」「地元への愛をこんなふうに素直に口にできるのっていいな」の声が上がっていた。

■米津玄師が「すごく影響を受けた」存在とは
「一番自分にとって気楽な真実」桑田佳祐が地元・茅ヶ崎を歌う理由に「本当にカッコいい」の声【日曜日の初耳学】


ドラマ「アンナチュラル」の主題歌として発表された「Lemon」(2018年)のMVが今年1月にYouTube再生回数9億回を突破、日本人アーティスト最高記録を更新した米津玄師は、この「日曜日の初耳学」がトーク番組初出演。自身の楽曲制作秘話を語り尽くした。

「Lemon」について「制作中に母方のじいちゃんが亡くなって」と明かした米津。「ドラマ自体が人の死に向き合うっていうドラマだったので、そういうドラマの曲を作っている最中に、自分の身内にも同じようなことが起きるっていうのは、もしかしたら必然なのかなとか、そういうことを思う瞬間もありました」と振り返った。


影響を受けた人物として挙げたのは、ジブリの宮﨑駿監督。「すごく影響を受けましたね。子どもの頃からやっぱりジブリ映画は大好きだったので」としみじみ語った。

ヒット曲「パプリカ」制作時についても振り返った。「子どもが子どもたちに向けて応援ソングを歌うってどういうことなんだろうってわからなくなっちゃって」と制作時を回想し、「宮﨑さんの姿が一番最初に浮かんできて。彼はずっと、子どもたちがこの世に生きていて値すると思えるような映画が作りたいと何度も話し続けてきた人なので。彼のスタンス、そういうところに見習おうという気持ちがまずあって。最終的に、"子どもを舐めないようにしよう"というところがけっこう大きかったです」と打ち明けた。

そんな大ヒット曲の制作秘話に、今回あらためて視聴したファンから「パプリカへの想い、子どもを舐めないようにしようっていう言葉の誠実さに打たれた」「真剣に考えている人の歌は深い」「改めて、稀有なアーティスト」の声が上がった。

■Mrs. GREEN APPLE大森が明かした、活動休止への想い
「一番自分にとって気楽な真実」桑田佳祐が地元・茅ヶ崎を歌う理由に「本当にカッコいい」の声【日曜日の初耳学】


5月に行われた国内最大の音楽賞「MUSIC AWARDS JAPAN 2025」で初代最優秀アーティスト賞を受賞するなど、10周年イヤーにふさわしい活躍を続けるMrs. GREEN APPLE。彼らは、人気が絶頂に達した2020年に突然活動を休止したその背景を、トークで打ち明けていた。

活動休止について「めどはまったく立てずに(活動を)白紙にしましたね」と明かした大森元貴。
休止以前は「それぞれいろんな課題を課して、自分らの中で何かを乗り越えるっていうところにとても重点を置いて活動していた」という。

「それが、ありがたいことに忙しくなって、規模が大きくなってきて、このままいくと自分らが成長するよりもメアにいろんなものが消耗していって、消費されてしまうっていう恐怖心がありまして。これは一度止めて、僕らがちゃんといろんなものを蓄えて走りだせるようにならないと」。そんな当時の思いを打ち明けた。

活動休止期間は、メンバーそれぞれが"インプット"に専念。藤澤滉斗と若井涼架は楽器を封印し、共同生活しながら「ダンサーとして2年過ごした」という。

活動休止で"初心"を取り戻し、2022年に活動再開後、新たな形で快進撃を続ける彼ら。そんな彼らの率直な言葉が聞けたトークが放送されると、視聴者からもあらためて「休憩は必要だと思う。帰ってきてくれてありがとう!」「彼らの納得できる形で活動していってほしい」といったエールが寄せられていた。

(MBSテレビ「日曜日の初耳学」2025年6月15日放送より)

無料見逃し配信はTVerで2025年6月22日(日)まで
林修の心に残った3組のトークを厳選。 トップアーティストの永久保存版インタビューSP!! 編!
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「日曜日の初耳学」はMBS/TBS系で毎週日曜よる10時放送。
公式HPはこちら。


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