4月1日から導入「自転車の新ルール」

 4月1日から導入された、自転車の違反運転に対する「青切符」違反行為は計113にのぼり、スマートフォンを使用しながら運転する「ながら運転」「信号無視」なども含みます。

 警察によると、多くの場合、「即・青切符」ではなく注意を促す「指導警告」が原則。

ただし、場合によっては「即・青切符」の場合もあるようです。さらに、“解釈の余地”のある違反も…

 一体、何が交通違反にあたるのか?反則金は?知らないでは済まされない『自転車の新ルール』について、MBS米澤飛鳥解説委員がお伝えします。

「年間で約7万件」減らない自転車事故…踏み切った「青切符」導入

【どんなときに反則金?】自転車の“青切符”違反行為は113種...の画像はこちら >>

 4月1日から導入された自転車の違反運転に対する「青切符」。従来の「赤切符」に加え、“比較的軽微な違反行為”についても反則金が科されるようになります。

 ▼赤切符(14歳以上)
  ・酒酔い運転など「重大な違反」
  ・裁判で有罪となれば懲役・罰金などの「刑事罰」
 ▼青切符(16歳以上)
  ・比較的軽微な違反行為
  ・反則金を支払う(前科なし)
 ▼指導警告

 自転車事故がなかなか減らないことが、「青切符」導入の背景にあるようです。

 (MBS米澤飛鳥解説委員)
 「自転車の事故は年間で約7万件で、事故全体に占める割合は増加している。また、自転車関係の死亡・重傷事故のうち、自転車側のルール違反があるケースが非常に多い。『赤切符』ではないルール違反はたくさんある中で、事故を減らすために実効性が高い『青切符』の導入に踏み切った

ながら運転・イヤホン着用…違反行為は「113種類」

【どんなときに反則金?】自転車の“青切符”違反行為は113種類…「傘さし運転」など“解釈の余地”あるケースも 取締り強化時間は午前8時・午後5時頃 新ルールを徹底解説
MBS

 「青切符」に該当する“比較的軽微な違反行為”は113種類。例えば、スマホの“ながら運転”イヤホン着用など多岐にわたります。

 <主な違反行為と反則金>
 ▼スマホなどの“ながら運転”
  →1万2000円
 ▼放置駐車(駐車禁止場所)
  →9000円
 ▼遮断踏切立ち入り
  →7000円
 ▼信号無視・車道の右側通行など
  →6000円
 ▼無灯火・一時不停止・イヤホン着用など
  →5000円
 ▼2人乗り・並走・抱っこ運転など
  →3000円

「傘さし運転」「歩道通行」“解釈”に幅があるケースも

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 「傘さし運転」については、反則金5000円。“傘スタンド”に取り付けた場合は該当しませんが、場合によっては以下にあたる可能性もあるそうです(大阪府警による)。

▼「軽車両の積載物」違反3000円
▼「安全運転義務」違反6000円

 (MBS米澤飛鳥解説委員)
 「例えば、傘が強風であおられてグラグラして運転が危険な状態になると、『安全運転義務』違反に当たる可能性がある。また、傘が一定の幅・高さを超えてしまうと、『軽車両の積載物』違反になる可能性があります」

 また、「歩道通行」については、反則金6000円。ただし、通ってOKな場合もあります。

 <歩道通行が可能なケース>
 ▼13歳未満・70歳以上
 ▼体が不自由な人
 ▼「自転車通行可」の標識がある場合
 ▼車道が危険な場合

スマホ使用→1万2000円 「即・反則金」のケースは?

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 “比較的軽微な違反行為”については、基本的に「指導警告」扱いですが、「即・反則金」となる場合もあります。具体的には次のようなケースです。

 <重大な事故につながるおそれ>
  ▼スマホ使用    1万2000円
  ▼遮断踏切立ち入り 7000円
  ▼ブレーキなし   5000円
 <交通や事故の危険が高まっている>
  ▼歩行者や他の車両の回避措置を引き起こす
  ▼同時に複数の違反
 <指導警告に応じない>

 ただし、「指導警告」が続いた場合は「青切符」となる可能性もあるということです。

 (MBS米澤飛鳥解説委員)
 「1日に取材した神戸・中央区では6人が『指導警告』の黄色いカードを渡されていて、そのとき警察は身分や連絡先を確認していた。仮に同じ人が『指導警告』を繰り返し受けた場合、『青切符』になりうると警察は言っていました」

取締り強化の時間帯は「午前8時」「午後5時」ごろ

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 取締りを強化する時間帯は「午前8時」「午後5時」付近。この時間帯の事故が多いというデータもあります。

 <時間帯別自転車関連死亡・重傷事故件数>
 ▼午前8時 3458件
 ▼午後5時 2878件
 (2020年~2024年の合計)※警察庁

 また、取締りを強化するエリアも明らかにされています。

 <自転車指導啓発重点地区・路線>
  ▼大阪  159
  ▼京都  81
  ▼兵庫  45
  ▼奈良  38
  ▼和歌山 20
  ▼滋賀  19
  ▼徳島  27
 ※各都道府県警がHPなどで公開

「通学時間の朝7時~8時台」中高生が事故に遭うケースも多い

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 また、中高生が通学時間帯に事故に遭うケースも多いということです。

 (MBS米澤飛鳥解説委員)
 「15歳~19歳の中高生が自転車事故によく遭っているというデータもあります。事故が多いのが通学時間の朝7時~8時台。そして、少し暗くなってきて周囲が見えにくくなる夕方5時~6時

 自転車に乗る人も乗らない人も、改めて警察HPなどで自転車の新ルールを確認してみてください。

 (2026年4月1日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」より)

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